オラリオにゲームみたいなダンジョンがあるのは間違っているだろうか? 作:寝心地
装備を受け取ったベルは再びジャガラ族の水源となっている池に足を運んでいた。
「………………………………間違いない、洞窟がある」
ベルはマカズを倒した場所から対岸に目を向けるとそこには確かに洞窟があった。
ベルは直ぐに池の対岸に向かい洞窟に足を踏み入れる。
頭装備である【キャットマンイヤー】のお陰で視界は確保されている。
(何だろう…………進む度に空気が重くなっていく)
そう想いながらもベルは洞窟の奥へと足を進めるとそれを見つける。
『ほぉ、我が隠れ家に足を踏み入れる者がいるとは、中々豪胆な人間だな』
突如声が聞こえベルはマカズの角短剣を構える。洞窟の奥、その終わりに簡素な台座が置かれておりその台座の上には隻眼の獅子が座っていた。
| 獅子王の台座を発見しました |
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| 最速発見ボーナス ステータスポイント+5が贈呈されます |
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| ユニークモンスター:前獅子王スカーフェイス |
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「ユニーク…………モンスター」
ユニークモンスター
各階層に1体のみ存在するその階層には似合わない強さを持つ強力なモンスター |
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(強力なモンスター、階層主みたいなものかな?となると警戒しないと)
『儂を狩りに来た狩人か、これでも嘗て獅子王と呼ばれた存在、この首欲しくば儂の命を奪う他無いぞ』
スカーフェイスはそう言うと台座から下り臨戦態勢をとる。
『グルルルルルルルルル!!』
猫科特有の喉奥から発する唸り声が二人の間に響き2人はほぼ同時に駆け出した。
「ハァ!!」
先手を取ったのはベル、上手くスカーフェイスの懐に入り込みマカズの角短剣を突き刺す、しかし深い毛と硬い毛皮に阻まれわずかな出血のみだった。
「ガアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
今度は此方の番だと言わんばかりにスカーフェイスが爪と牙で襲いかかる。
ベルもその攻撃を避けようとするがそれより早く爪と牙が襲いかかりベルに傷を付けていく。
「クッ!!速いし強い!!」(スキルや戦い方の相性から考えて僕の方が有利のはずなのに!!)
スカーフェイスの強みは至って単純、強く・早く・硬い、身体能力が異常に高いのだ。
「ガアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
| ユニークモンスター:前獅子王スカーフェイスがスキル【獅子王の咆哮・偽】を発動します |
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| 貴方の全能力値が−5されます |
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全ての能力値が下がった事で体が重くなりベルは更に苦戦を強いられる。
(身体能力だけじゃない、こんな力もあるのか、でもやっぱり一番の武器はそのフィジカル、全体で劣るなら特筆する一点だけでも勝負しろ!!)
ベルは最速発見ボーナスの5ポイントを全て速さに回しスカーフェイスに突撃した。