オラリオにゲームみたいなダンジョンがあるのは間違っているだろうか?   作:寝心地

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アイズ・ヴァレンシュタインの冒険 その3

剣を新調したアイズはその足で隣に立つ防具屋に足を運ぶ。

 

『いらっしゃい!!何をお探しで?』

 

現れたのは武器屋の店主とは真逆の若々しい青年。

 

「防具を見たくて、後この素材を使えるかも見てほしくて」

 

アイズはそう言うとインベントリから今まで倒したモンスターのドロップアイテムを取り出す。

 

『ほほぉ、【ラビットファイターの耳】に【ジャイアントバットの皮膜】【キャットマンの眼球】まで、素晴らしいですね』

 

「使えますか?」

 

『ええ勿論、ですがこれらは特殊効果を持つ装備が出来る一方防御力と言う点では課題が残る物が多いんですよ、どうします?』

 

「……………………取り敢えず作ってもらった後普通の装備と比べてみて決めます」

 

『了解しました!!すぐに出来るんで待ってて下さい!!』

 

店主はそう言うと店の奥に引っ込み十分程経った頃手に荷物を一杯持って現れる。

 

『お待たせしました。此方が貴女の持ち込んだ素材で作った装備です』

 

ラビットイヤー

ラビットファイターの耳を使って作った装備、周囲の音を聞き分ける機能を持つ

装備時、スキル【集音】を獲得

防御力+1

 

ジャイアントバットマント

ジャイアントバットの皮膜を使って作った装備、隠密性を上げる機能を持つ

装備時、スキル【気配薄弱】を獲得

防御力+1

 

キャッツアイ

キャットマンの眼球を使って作った装備、秘密を見抜く機能を持つが絶対ではない

装備時、スキル【直感】を獲得

防御力+2

 

『んで、此方が僕が作った装備、その中でも最高の物だ』

 

継ぎ接ぎの革鎧

様々な動物の皮を繋いで作られた革鎧、見た目は悪いが性能は悪くなく変な癖もない

防御力+10

 

青銅鎧

青銅で作られた鎧、少し重い

防御力+15

速さ−2

 

見習いローブ

見習い魔術師のローブ、とても動きやすいが防御力は皆無

防御力+4

素早さ+3

 

『まぁこんな感じだな』

 

「………………………………」

 

アイズは装備を眺め最善の組み合わせを考える。

 

「えっと、取り敢えず【継ぎ接ぎの革鎧】と【キャッツアイ】を貰います」

 

『それだけでいいのか?俺の装備は兎も角マントと耳はアンタが持ち込んだ装備だぜ?』

 

「はい、でも私には使い道が無さそうなので」

 

『そうか、今代金持ってくるから待っててくれ』

 

店主はそう言うと直ぐに奥から金を取り出しアイズに渡した。

 

『売ってくれるマントと耳から革鎧の代金は引いといたから安心しな』

 

50ゴールド手に入れました

 

「ありがとう」

 

アイズは礼を言い店を出ると新調した装備を試す為里の外に出る。

 

早速現れたキャットマンの群れを剣で一掃する。

 

「うん、そろそろ次の階に…………」

 

アイズが次の階に行こうとしたその時、とある一角が気になった。

 

特にこれと言った特徴も無いそこにあるのは一本の木、特に実が成ってるわけでも無いその木にアイズは触れ気付いた。

 

「草原に木?」

 

アイズが触れた瞬間、周りに風が吹きその木は真っ二つに裂ける。

 

秘密の部屋の入口を見つけました

 

「秘密の部屋の入口?」

 

秘密の部屋

各階層に何部屋、何処にあるかも分からない。共通しているのは見つければ凄まじい報酬があると言うことだけ

 

秘密の部屋と言う心躍る名前に惹かれたアイズは折角なのでと別れた木の間を通り秘密の部屋に入る。そこは百獣草原とは異なりレンガに積み上がった殺風景な部屋、その部屋の奥には宝箱が置かれておりその前には百獣草原に居るのとは色の違うキャットマンが立っていた。

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