キングカズマinヒロアカ 作:うさぎ
その為青山くんは、ばれていないです。よかったね^_^
あの日オールマイトがヴィランを倒してから俺の日常が変わった。
具体的に言うと修行がめちゃんこ厳しくなっていた。
いやほんとに笑えなくなってきている。だって俺のルーティン
これだよ?
起床。走る。筋トレ。投げられる。叩かれる。学校。
塾。帰宅。修行。寝る。
これを小学生にやらせるのやばくね?
まあそうこうしているうちに小学校は卒業した。
原作開始まであと3年しかない。それまでに学力を上げる必要があった。武術よりも勉学がやばいのは雄英高校の偏差値が70くらいあるのが問題だと考えられます。
中学校入学。
環境が変わったからといって、俺の日常が大きく変わることはなかった。
朝起きる。走る。筋トレ。学校。
帰宅。万助さんの課題。筋トレ。寝る。
うん。
改めて思うけど中学生とは思えない生活だよね。
だが成果は確実に出ていた。
中学一年生。
身長百七十二センチ。
身体能力は同年代を遥かに超えている。
万助さん直伝の体術もかなり身についてきた。
とはいえ。
まだまだだな。
俺には明確な目標がある。
雄英高校。そしてヒーローになること。
そのためには今のままでは足りない。
そう学力が。
個性頼りにならない技術。
ヒーローとしての判断力。
どれも、もっと必要だ。
学力が。最近は偏差値が60くらいになってはいるが前世の知識といアドバンテージがそろそろ消えそうで鬱である。
そんなある日の昼休み。
俺はいつものように屋上で昼飯を食べていた。
静かだ。風が気持ちいい。
こういう場所は好きだ。
いつも大変だからこういう時はのんびりしたい。よくあるだろう。
俺だけ?
すると。バン!!
勢いよく屋上の扉が開いた。嫌な予感がする。
俺はおそるおそる振り返る。
そこにいたのは。
金髪。
赤い瞳。
いかにも気性の荒そうな顔。
爆豪がいた。
「いたな」
第一印象。怖い。
いや俺も人のこと言えないけど。
少年は俺の前まで歩いてきた。そして。
いきなり言った。
「お前強ぇだろ」
「……」
何だこいつ。
え俺ら初対面だよねやばくね?
すると少年は続けた。
「運動テスト見てた」
ああ。そういうことか。
確かに先日の体力測定では少し目立った。
少しだけ。
五十メートル走で先生がストップウォッチを落としたくらいだ。
たぶん少しである。
「名前は」
「……兎山一真」
「爆豪勝己」
知ってる。
めちゃくちゃ知ってる。前世込みで。
だが初対面なので知らないフリをする。
というかこいつと知り合いになるの怖すぎる。
爆豪は俺をじっと見ていた。
獲物を観察する肉食獣みたいな目だった。
そして。
ニヤリと笑う。
「面白ぇ」
嫌な予感しかしない。
こういう時の予感は大体当たる。
そして案の定だった。
「放課後来いウサギヤロウ」
「?」
「察しがわるいなぁ、勝負だよ!」
やっぱりか。
そして俺さっき名前教えたよな?こいつ名前が言えない病気か?
爆豪は俺の返事も聞かずに去っていった。
屋上に静寂が戻る。
俺はにんじんを一口かじった。そして考える。
どうしよう。いやー受けないとこれたぶん明日やばいよねー。
「まあでも」
答えは決まっていた。受ける。
なぜなら。
俺も興味があったからだ。
未来の雄英トップクラス。
爆豪勝己。
今の時点でどれほど強いのか。
純粋に知りたかった。
その日の放課後俺は学校裏の空き地へ向かっていた。
人気のない場所。爆豪はすでに待っていた。
手のひらから小さな爆発音が響く。
パチッ。パチパチッ。
汗が爆発する個性。
知識としては知っている。
だが実際に見ると迫力が違う。
爆豪は不敵に笑った。
「逃げるかと思ったぜ」
「来ると言ってない」
「でも来たじゃねぇか」
確かにそれはそう。その瞬間。
爆豪は地面を蹴った。
爆発。
ドォン!!
凄まじい速度で距離を詰めてくる。速い。
中学生とは思えない。
だが。
俺も同じだ。
万助さんとの修行の日々が脳裏をよぎる。
速さだけでは勝てない。力だけでも勝てない。
見る。
考える。待つ。
そして勝つ。
万助さんの言葉。
俺は半歩だけ動いた。
爆豪の拳が頬をかすめる。
次の瞬間俺は。
俺の体は自然に動いていた。
爆豪の腕を取って重心を崩す。そしてそのまま。
投げる。
ドン!!
爆豪の体が地面を転がった。空気が止まる。
爆豪自身も驚いていた。
だが。
次の瞬間。
彼は俺を見てニヤついていた。
心底楽しそうに。
「潰し甲斐がある」
その目は闘志で燃えていた。
勘弁してくださいお願いします。
こうして。
未来のNo.1候補と。
キングカズマに憧れる異形型少年。
二人の長い関係が始まった、いや始まってしまった。