キングカズマinヒロアカ   作:うさぎ

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ちなみに主人公の原作知識はコミック18巻くらいです。
その為青山くんは、ばれていないです。よかったね^_^


第4話

    

 

 

 

 あの日オールマイトがヴィランを倒してから俺の日常が変わった。

 具体的に言うと修行がめちゃんこ厳しくなっていた。

 

 いやほんとに笑えなくなってきている。だって俺のルーティン

 これだよ?

 起床。走る。筋トレ。投げられる。叩かれる。学校。

 塾。帰宅。修行。寝る。

 これを小学生にやらせるのやばくね?

 まあそうこうしているうちに小学校は卒業した。

 原作開始まであと3年しかない。それまでに学力を上げる必要があった。武術よりも勉学がやばいのは雄英高校の偏差値が70くらいあるのが問題だと考えられます。

 

 

 

 中学校入学。

 環境が変わったからといって、俺の日常が大きく変わることはなかった。

 朝起きる。走る。筋トレ。学校。

 帰宅。万助さんの課題。筋トレ。寝る。

 うん。

 

 改めて思うけど中学生とは思えない生活だよね。

 だが成果は確実に出ていた。

 

 中学一年生。

 身長百七十二センチ。

 身体能力は同年代を遥かに超えている。

 万助さん直伝の体術もかなり身についてきた。

 とはいえ。

 

 まだまだだな。

 俺には明確な目標がある。

 雄英高校。そしてヒーローになること。

 そのためには今のままでは足りない。

 そう学力が。

 個性頼りにならない技術。

 ヒーローとしての判断力。

 どれも、もっと必要だ。

 学力が。最近は偏差値が60くらいになってはいるが前世の知識といアドバンテージがそろそろ消えそうで鬱である。

 そんなある日の昼休み。

 俺はいつものように屋上で昼飯を食べていた。

 静かだ。風が気持ちいい。

 こういう場所は好きだ。

 いつも大変だからこういう時はのんびりしたい。よくあるだろう。

 俺だけ?

 すると。バン!!

 勢いよく屋上の扉が開いた。嫌な予感がする。

 俺はおそるおそる振り返る。

 そこにいたのは。

 

 金髪。

 赤い瞳。

 いかにも気性の荒そうな顔。

 爆豪がいた。

 

 「いたな」

 

 第一印象。怖い。

 いや俺も人のこと言えないけど。

 少年は俺の前まで歩いてきた。そして。

 いきなり言った。

 

 「お前強ぇだろ」

 

 「……」

 

 何だこいつ。

 え俺ら初対面だよねやばくね?

 すると少年は続けた。

 

 「運動テスト見てた」

 

 ああ。そういうことか。

 

 確かに先日の体力測定では少し目立った。

 少しだけ。

 五十メートル走で先生がストップウォッチを落としたくらいだ。

 たぶん少しである。

 

 「名前は」

 

 「……兎山一真」

 

 

 「爆豪勝己」

 

 知ってる。

 めちゃくちゃ知ってる。前世込みで。

 だが初対面なので知らないフリをする。

 というかこいつと知り合いになるの怖すぎる。

 

 爆豪は俺をじっと見ていた。

 獲物を観察する肉食獣みたいな目だった。

 

 そして。

 ニヤリと笑う。

 

 「面白ぇ」

 

 嫌な予感しかしない。

 こういう時の予感は大体当たる。

 そして案の定だった。

 

 「放課後来いウサギヤロウ」

 

 「?」

 

 「察しがわるいなぁ、勝負だよ!」

 

 やっぱりか。

 そして俺さっき名前教えたよな?こいつ名前が言えない病気か?

 爆豪は俺の返事も聞かずに去っていった。

 

 屋上に静寂が戻る。

 俺はにんじんを一口かじった。そして考える。

 どうしよう。いやー受けないとこれたぶん明日やばいよねー。

 

 「まあでも」

 

 答えは決まっていた。受ける。

 なぜなら。

 俺も興味があったからだ。

 未来の雄英トップクラス。

 

 爆豪勝己。

 

 今の時点でどれほど強いのか。

 純粋に知りたかった。

 その日の放課後俺は学校裏の空き地へ向かっていた。

 人気のない場所。爆豪はすでに待っていた。 

 

 手のひらから小さな爆発音が響く。

 パチッ。パチパチッ。

 汗が爆発する個性。

 

 知識としては知っている。

 だが実際に見ると迫力が違う。

 

 爆豪は不敵に笑った。

 

 「逃げるかと思ったぜ」

 

 「来ると言ってない」

 

 「でも来たじゃねぇか」

 

 確かにそれはそう。その瞬間。

 爆豪は地面を蹴った。

 

 爆発。

 

 ドォン!!

 凄まじい速度で距離を詰めてくる。速い。

 中学生とは思えない。

 

 だが。

 俺も同じだ。

 万助さんとの修行の日々が脳裏をよぎる。 

 速さだけでは勝てない。力だけでも勝てない。

 見る。

 

 考える。待つ。

 そして勝つ。

 

 万助さんの言葉。

 俺は半歩だけ動いた。

 爆豪の拳が頬をかすめる。

 

 次の瞬間俺は。

 俺の体は自然に動いていた。

 爆豪の腕を取って重心を崩す。そしてそのまま。

 投げる。

 

 ドン!!

 

 爆豪の体が地面を転がった。空気が止まる。

 爆豪自身も驚いていた。

 だが。

 次の瞬間。

 彼は俺を見てニヤついていた。

 心底楽しそうに。

 「潰し甲斐がある」

 その目は闘志で燃えていた。

 勘弁してくださいお願いします。

 

 こうして。

 未来のNo.1候補と。

 キングカズマに憧れる異形型少年。

 二人の長い関係が始まった、いや始まってしまった。

 

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