ドォォン!
人間たちの集落が魔族に襲撃を受けていた。魔族とは人間を殺し、喰らう性質がある、人類の敵だ。そして、魔族と戦う勇者たちはその集落に到着していない。
「フン、弱い弱い。まともに戦える人間もいないのか?ここは」
魔族は剣と魔法を使い、集落に火をつけたり、人々を斬ったりしていた。
「さて、まずはこの私の服を土埃で汚してくれた貴様からだ」
魔族は決死の覚悟で特攻した、村人に剣を突き刺した...
はずだった。
「あぶねぇなぁ。魔族ってのは傲慢なくせに容赦なく殺す。だから嫌なんだよ」
その村人は目にも止まらぬスピードで救い出されていた。
「え...あ、ありがとうございます!!このお礼はかなら、ず、や...」
村人はその男の顔を見てお礼を言おうとしたが、途中で止まってしまった。
なぜなら、その男の頭には魔族特有の角があったからだ。
「あ、あんた...魔族...」
「まぁなぁ。ま、でも、俺は人間の体に興味はねぇから。っと、早く行きな。巻き込まれるぜ」
その魔族は村人を逃した。
「貴様、どういうつもりだ?魔族が人間を逃すとは...」
「言ったろ?俺は魔族が嫌いだってよ。それに俺はな...」
その魔族はどこからか、謎の物体を取り出す。それは禍々しく、真ん中の赤い球体は妖しく光っている。そして、腰に当てると、
《アークドライバー!》
それはベルトとなった。
「同胞狩り、『悪意』のアークだぜ?」
その言葉を聞いた魔族は顔を青くし、絶望の表情を浮かべる。
アーク「お、俺のこと知ってんのか。有名になってきたようで嬉しいぜ」
「当たり前だろう。魔族の癖に同じ魔族を殺してまわるものなど、すぐに話題になる」
アーク「ま、確かにな。ってことで、あんたも死んでもらうぜ。変身」
アークはそう言うと、『アークドライバーゼロ』の上部にあるボタンを押した。
《アークライズ...》
『アークドライバーゼロ』が光り、そこから赤黒い文字が現れ、それが集結し、黒い水の柱ができる。そして、赤黒い文字がアークの体に纏われ...
《オールゼロ...》
黒いアンダースーツに、体中に壊れかけの機械のようなアーマーが現れ、そのアーマーを貫くようにパイプが出ている。そして、顔は黒く左右非対称になっており、片方の目は赤く光っている。
見た者が恐怖してしまうように...
「くっ、その姿が...」
アーク「そう、魔族を殺してまわる俺の本来の力だよ」
アークはそう言うと、魔族に近づき、腹にパンチを繰り出す。
「ぐはっ!」
魔族は剣を刺そうと突くが、アークは逆に剣を持っている腕を掴み、腹と胸を一発ずつ殴り、最後に腹を蹴る。
「がっ...」
アーク「おいおい。この程度かよ。ガッカリだぜ?ほんとに...」
「舐めるな!」
魔族は魔力を使って光弾を五つ作り出し、アークに向かって放つ。
・・・
「それはもう学んだよ」
アークはそう言うと『アークドライバーゼロ』の真ん中から、カバンのようなものを作り出し、それで光弾を防ぐ。
「なっ!」
魔族は驚くが、アークがそのカバンのようなものを開くと、
《ブレイドライズ》
と音声が流れ、それを使い魔族に斬りかかる。
魔族は剣で防ごうとしたが、アークの剣の方が切れ味はよく、剣を斬られてしまう。
「くそっ!」
アークはそのまま魔族の腕をきり、続けて胸を斬った。
「がはっ!」
魔族は恐怖していた。今までに出会ったことのない強さを持つ者、それも敵として、出会ってしまったからだ。
「お、おい。待ってくれ、と、止めは刺さないでくれ...」
魔族は命乞いをするが、
アーク「おいおい。今までそのセリフを言ってた人間をお前は殺してきたんだろうが。それなのに自分がやられそうになったら、そうやって助けてもらうことを望むのか?虫が良すぎるだろ」
アークはそう言うと、『アークドライバーゼロ』の上部を再び押す。
《オールエクスティンクション》
アークは飛び上がると、赤黒い文字がアークの足に集まり魔族を蹴り貫いた。
「そんな...ばか...な...」
魔族は塵となって消え、それを見たアークは『アークドライバーゼロ』を外し、変身を解除した。
アーク「ふぅ。にしても、弱かったなぁ。弱すぎだ。もっと骨があるやつはいねぇもんなn「待て、魔族」お?」
アークは声がした方向を見た。そこには、空色の髪の好青年と、身長が低く兜を被った男、メガネをかけた聖職者風の男に、杖をアークに向ける長い白髪の女がいた。
アーク「お!あんたら、勇者御一行様か?いやぁ、嬉しいね。こんなところであえるとは!」
これがフリーレンとアークの出会いだった。
こちらの不都合により最後まで文が書かれてませんでした。
誠に申し訳ございませんでした