葬送と悪意   作:ark ZERO

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episode 03 衝突

俺の姿が変わったのを見て、ヒンメル達は驚いてる。

まぁ、そりゃそうなるよね。

 

ヒンメル「さっきの姿といい、お前は一体何者なんだ?」

 

アーク「そうだな...この戦いが終わったら、教えてやるよ」

 

俺はそう言うと、右手を前に出す。すると、紫色のカバンの様なものが現れ、展開する。

 

《アローライズ》

 

そして、取っ手を引きエネルギーを貯め、エネルギーの矢を放つ。

 

ヒンメル「っ!?」

 

ヒンメルは剣を使い矢を弾くが、俺は瞬時に間を詰めて、『アタッシュアロー』の両端についている、刃で攻撃する。

 

ヒンメル「くっ!便利な弓だな!!」

 

アーク「まぁなっ!」

 

俺はヒンメルを押し、後ろに飛ばす。その直後...

 

アイゼン「フン!」

 

アイゼンが斧で攻撃してくる。

やばいな...避けられねぇ。仕方ない...

 

アーク「ぐっ!」

 

アイゼン「なっ!?」

 

アイゼンは俺の頭を狙って、後ろから斧を振っていたが、俺は振り向いて、その斧を肩で受けた。

 

アーク「やっぱ...ハンパじゃねぇな、この威力...」

 

アイゼン「俺の攻撃を受けて、破れないとはな」

 

アーク「こっちも、伊達に魔族やってねぇんだよっ!」

 

アイゼン「ぐはっ!」

 

俺はアイゼンの斧を押し返し、その僅かな隙に回し蹴りをかます。

今度は効いてるな。

…効いてくれてよかった。

 

アーク「おっと」

 

俺は後ろからの魔力弾による攻撃を避ける。後ろを見ると、杖を構えるフリーレンがいた。

 

フリーレン「あれをよけるんだ」

 

アーク「ま、俺に死角はないって思ってほしいな。フン!」

 

俺はフリーレンとの距離を一気に縮める。

フリーレンは後ろに下がりながら魔力弾を放つが、俺は『アタッシュアロー』で、それを弾く。

 

フリーレン「はや...」

 

アーク「チェックメイトってやつだ」

 

俺は『アタッシュアロー』を、フリーレンに振り下ろす...

 

ヒンメル「うおぉぉぉぉ!」

 

ヒンメルは後ろから、俺に剣を刺そうとするが...

残念

 

《ブレイドライズ》

 

アーク「悪いな。予測済みだ」

 

俺は瞬時に『アタッシュカリバー』を生成し、展開してヒンメルの喉元に剣先を向ける。

 

ヒンメル「くっ」

 

フリーレンとヒンメルは俺の攻撃範囲内。アイゼンとハイターは、2人の状況をみて、手を出せない。

 

ヒンメル「殺せ!それが魔族だろ!」

 

アーク「悪いな。人殺しは趣味じゃない」

 

ヒンメル達「は?」

 

アーク「まぁ、そうなるわな」

 

俺は変身を解除し、それと同時に『アタッシュカリバー』と『アタッシュアロー』も消える。

 

ヒンメル「なぜ、殺さない。お前なら、アイゼンに攻撃をくらわせたお前なら、俺達を殺せたはずだ」

 

アーク「そうだな。戦う前も言ったように、俺は普通の魔族とは違う。そのせいか、人間を食べようとする気も起きない」

 

ヒンメル達は信じられないって顔で俺を見る。

そりゃそうだよな。魔族ってのは普通、人間を食べる生物なんだから。

俺は近くにあった切り株に腰掛ける。

 

フリーレン「例え、その話が本当だったとして。それが私達を殺さなかったことにどう繋がるの?」

 

アーク「いい質問だ。俺はさっき根本的に魔族と違うって言ったよな?それな、普通の魔族と違って、俺は魔力が集まって出来てるわけじゃないんだ」

 

ヒンメル「じゃあ、何によって出来てるんだ?」

 

アーク「そうだなぁ。…この世界で、生きとし生けるもの全ての生物の...

悪意、かな」

 

ヒンメル達「は?悪意?」

 

予想してなかったんだろーなぁ。この答え。

まぁ、予想しろって方が無理だけど。

 

アーク「そ。ちなみに、ここで言う悪意は、殺意や妬みなんかの感情のことだ。俺はそんな悪意の塊ってわけ」

 

フリーレン「そんな話、信じられると?」

 

アーク「ま、そりゃそうか」

 

…仕方ない。

俺は自分の中にある、悪意のエネルギーを手から出現させる。

 

アーク「あんた、フリーレンって言ったか?こいつは俺の体をつくるエネルギーだが、魔族や魔法使いなんかが使う魔力と全く同じものか?」

 

俺にそう聞かれ、フリーレンは俺の手から出るエネルギーを観察する。

 

フリーレン「確かに、私達が扱う魔力と、まるで違う」

 

アーク「そ。だから、俺は『悪意』のアークってみんなに呼ばせてる。でそのせいなのか、俺は戦いだけを好む。人間の肉やら、血やら興味ないんだ」

 

「ま、それを信じろって言うのがお前たちに取っちゃ難しいだろうがな」と付け加える。

俺だって、こんな話聞いたところですぐ信じられるわけないぜ。

 

ヒンメル「なら、最後に一つ。魔族を殺した姿で、なぜ俺達と戦わなかった」

 

アーク「俺は、戦いすぎたんだ。そのせいか、あの姿で人間を相手すると、簡単に殺しちまう。俺はできることなら、人間を殺したくないんでな。もちろん、あんたらを舐めてたわけじゃないさ。死にかけたら、逃げる気でいたし」

 

さて、話はこれでおしまいかな。

さすがに、前世の記憶まで話したら、俺がやばくなるって思うからな。

 

アーク「ま、何はともあれ俺はお前たちに期待してる。油断せずに行けば魔王も倒せるだろうな。俺はもう行くぜ。また、いつか会える日を楽しみにしてな」

 

ヒンメル「何!?」

 

俺は悪意によって、草原を超えた先にテレポートしようとする。

あ、忘れるところだった。

 

ヒンメル「待て!」

 

アーク「じゃあな、Ciao!」フッ

 

俺はテレポートした。さてと、旅を続けるか。今日は久々に楽しい1日だったぜ。

 

 




アークを強くしすぎたかも...
開き直って書いていきます。
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