あの出会いから50年...とちょっと。
俺は相変わらず旅をしていた。ただ、強者と戦うためだけに。
でも...
アーク「やっぱ、ヒンメル達とまた戦いてぇなぁ。そういや、この国の王都に勇者ヒンメルが隠居してるって噂だったな。よし、会いに行くか」
そして、俺はテレポートで王都の中に移動した。
…さすがに、魔族は入れてくれねぇだろうし。
そうして、俺はかつての強敵の気配を辿り、探し始めた。もちろん、人間達にバレないようにこっそりと。
数十分後、ようやくそれらしい気配を感じた。
流石に五十年も会わないと気配もうろ覚えだなぁ。
でも、見つかってよかった。
そして、俺はその気配に近づく。お、あれだな。
ん?あいつ誰かと話してんな。あれは...フリーレンか!今日はついてるな。
さて、行くか。
ヒンメル「歳を取っても僕はイケメンだろ?」
アーク「面影はねぇわけじゃねぇが、禿げてなかったらなおよかったんだろうがなぁ」
フリーレン&ヒンメル「!!?」
アーク「よ。久しぶりだな、お前達!」
俺は気さくに挨拶するが、2人は驚きつつも距離を取り俺を警戒する。
ヒンメル「アーク。なんでここに?」
アーク「久しぶりにお前に会いたくなってなぁ。しかし、歳ってのは取りたくねぇだろうな。俺にはわからねぇが」
フリーレン「戦いに来たんじゃないの?」
アーク「始めはそうしようと思ってたんだかなぁ。人間が歳を取るのが早いってこと忘れてた。ってことで、俺は今日は戦わない」
そういうと、フリーレンは杖は向けているが、魔力は抑えた。
アーク「にしても、まさか本当に魔王を倒せるとはな。嬉しいぜ、そんなやつらが現れてくれて」
ヒンメル「君が言ったように、油断しなかったから勝てたのかもね」
アーク「勇者殿からそういうこと言われると思ってなかったよ」
俺のその言葉に、2人は「こいつほんとに魔族か?」的な顔で俺を見る。
…ひでぇな。
そして、それから数十分くらい、他愛もない話をして。
アーク「さて、俺はもうそろそろ行こうかね。ヒンメル、くたばるまで元気でな。フリーレン、お前は旅を続けるんだろうが、その内また俺と会うだろう。その時には、また戦ろうぜ」
フリーレン「私は出来ることなら会いたくないけどね」
フリーレンは嫌な顔をして、俺に答えた。
アーク「なら、俺は会えることを楽しみにしてるよ。Ciao!」フッ
俺はワープをして、王都を出た。
その2週間後、俺は王都の教会の屋根の上いた。そこで、ヒンメルの葬式を見ていた。...ヒンメルの気配が消えるのを感じながら。
アーク「逝っちまったか、ヒンメル。お前のことを俺は忘れねぇよ。出会えてよかったよ」
俺は王都を出た。
時は流れ、それから二十数年後。
とある森の中にフリーレン、シュタルク、フェルンがいた。
シュタルク「なぁ、フリーレン。お前が戦った魔族の中で、1番強かっ魔族ってだれだ?」
シュタルクの問いにフリーレンは少し間を置き、
フリーレン「そうだね。...『悪意』のアーク、かな」
シュタルク「悪意?」
フェルン「そういえば、ハイター様も言ってました。『悪意』のアークと名乗る魔族には特に気をつけろって。どんな魔族なんですか?」
フリーレンは近くの木に根元に腰掛け、
フリーレン「そうだね。休憩がてら、話そうか。その魔族について」
そこから、フリーレンはアークのことを話す。勇者パーティが敗北したことも含め。
シュタルク「やばいやつじゃん...」
フリーレン「そうだよ。だから、会いたくh「呼んだ?」...なかったんだよ」
フリーレンは嫌な顔をしながら、声のした方を向く。シュタルクとフェルンも向くと、独特な服装に剣のような物をもち、目が赤く、髪が黒く、角が生えた男...否、魔族がいた。
フリーレンとヒンメルの再会が駆け足で終わってしまった。
またも、開き直って書いていきます。