赤犬になった男の奮闘記   作:甘瓜

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赤犬、ドンキホーテ兄弟と戦うの巻

本作のサカズキ(オリ主)は何がかんだで義理堅いので、ドフラミンゴのような元天竜人だろうが誰だろうが、ギルドの一員になれば仲間という認識なので割と面倒見が良いです。
しかも、ダメなことはダメだと伝えるので結構懐かれます。


赤犬とガチンコバトル

ロシナンテがウチのギルドにやって来てから数分後、今現在の俺・ドフラミンゴ・ロシナンテはというと

 

 

「ここは....?」

「ここはウチのギルドが停泊している島の人里離れた場所....と言えば分かるじゃろう」

 

 

ウチのギルドには軽く対戦する程の敷地がないため、こういう人里離れた場所で戦闘訓練を行なっている。

だが、今回はあのドフラミンゴとロシナンテが相手のため、万が一のことを考えてここにしたのである。

 

当のロシナンテがキョロキョロと周りを見渡していた反面、ドフラミンゴ自身ははこれから何が起きるのかを理解していたのか、覚悟を決めたかのような顔つきになっていた。

いやあの、そこまでビビらなくても良いからね?

これはちょっとした腕試しだからね?

 

 

「......ロシナンテ、言っておくがサカズキの旦那を相手に手を抜くなよ」

「え、それってどういう....?」

「戦えば分かる、俺からそれだけだ」

 

 

ロシナンテに向けて一言、そういうのと同時に改めて覚悟を決めるドフラミンゴ。

それを見たロシナンテもまた覚悟を決めたのか、約数分間の作戦会議を終えた直後にそのまま俺の方を向いていた。

 

やれやれ、ようやく腹を決めたか。

そう心の中でボヤきながらも、二人の方を見つめる俺。

だったら、手を抜きつつも少しだけ本気を出すとするか。

けど、まずはアイツらがどう出来るのかを確認しないとな。

 

 

「兄上!!」

「あぁ!!」

 

 

そう叫ぶのと同時にロシナンテはドフラミンゴに触れたかと思えば、その途端にドフラミンゴから発せられる音が消えたため、俺は能力を使ったことをすぐさま察した。

 

ロシナンテはナギナギの実を食べたことにより、音を自在に消す無音人間となった。

だからこそ、これを最大限に利用しようと二人は考えたに違いない。

その証拠に、音は聞こえないけれども見聞色のおかげでドフラミンゴが近づいていることは理解できた。

 

音は戦いにおいて、重要な要素の一つだ。

それを操るロシナンテはある意味で厄介な存在であり、ある意味では最強なのかもしれない。

.....ただし、それはあくまで状況次第と言ったところだな。

 

そう考えつつ、ドフラミンゴの攻撃を武装色の覇気で防御する俺。

 

 

「ほぉ?音を消してからの奇襲攻撃か。筋は良いな」

「くっ.......」

「だが、もうちょっと気配を消しておれば完璧じゃったんだがなぁ」

 

 

そう言いながら拳一つで受け止めたドフラミンゴの手を握り返した後、そのままどこかに隠れていたロシナンテにぶつける形で投げ飛ばす俺。

その結果、二人は直接ぶつかった影響で大きく後退したものの、まだまだ戦う意欲を見せていたので、とりあえずはまだ大丈夫だと判断した俺は戦闘を継続することにした。

 

そう考えている俺とは裏腹に、今度はロシナンテが攻撃の準備していたのか、能力で自らの音を消すのと同時に海軍で教わる体術の一つである六式特有の構えを取ると、俺に向けて攻撃を仕掛けていた。

 

 

嵐脚(ランキャク)!!」

 

嵐脚(ランキャク)....思い出した。

確か、足技の一つで斬撃を放つ技だったはず。

リアルで【ONE PIECE】を読んでいた時にこの技が出てきたもんだから、厨二病を拗らせかけたんだよなぁ。

 

なんて思い出を振り返りつつ、片腕全体に武装色の覇気を纏わせる俺。

そして、ロシナンテが放った技が俺に近づいたその瞬間、武装色の覇気で纏った片腕をマグマグの能力で熱すると、その斬撃を手刀で流すように弾くのだった。

 

 

「なっ.......!?」

「お前、技そのものは良いが.....ワシから言わせたら、まだスタートラインにすら立ってないんじゃ」

 

 

当然ながら、その攻撃が通じると思っていたロシナンテはギョッとした顔になっていたが、俺はそんなことなどお構いなしに熱々の片腕を使って攻撃を開始した。

攻撃と言っても、マグマグの力で100度は超えているであろう片腕で叩き切る......的な感じのやつで、それを見たロシナンテは慌てて避けようとしたものの、上手く躱すことが出来ないまま手刀が掠った結果、その痛みのあまり声を上げていた。

 

 

「っぐ....!?」

「ロシナンテ!?」

 

このままだとマズいと判断したのか、一旦距離を取る二人。

だが、そんなことで俺の攻撃を止めることはできず......一方的とも言える攻防一戦が続いていた。

 

その空気を変えるかのように、俺がドフラミンゴの腹に向けて拳を入れようとしたのだが、その瞬間にドフラミンゴとロシナンテの姿が糸に変わったのと同時に俺はその糸に拘束されていた。

その直後、両サイドからドフラミンゴとロシナンテが迫ってきたため、俺は素直に策にハマったのだと理解していた。

 

......なるほど。

糸で作られた巧妙な偽物達が惹きつけている隙に、ナギナギの力を使って音を消した二人が左右から迫る。

これは良い意味で予想外だし、何より良い攻撃だ。

 

だが、それはこちらとしても攻撃のチャンスがあるというだがな。

 

 

「「っ!?」」

「お前達....今のは惜しかったが、この様子じゃとワシを倒すのはもう少し先になりそうじゃな」

 

 

そう言いつつ、ドフラミンゴとロシナンテの頭と頭をぶつける俺。

 

それにやり、俺がアイアンクローをやめた瞬間に二人は地面に落ちかと思えば、そのまま痛そうに頭を抱えていた。

気絶こそはしなかったが、一度地面に倒れ込んだので負けたと思ったのか、ドフラミンゴとロシナンテは悔しげにフラフラと立ち上がっていた。

 

 

「クソッ....!!」

「またサカズキの旦那に勝てなかった....」

 

 

あの攻撃が予想外だったのか、悔しいという感情を噛み締める二人。

そんなドフラミンゴとロシナンテに対し、俺はゆっくりと近づきのと同時にその健闘を褒め称えるようにこう言った。

 

 

「全く.......二人とも作戦は良いんじゃが、攻撃自体はまだまだ荒い。やるんだったらもっと技の精度を上げてから来るんじゃな」

「「!!」」

「あと、ロシナンテ....じゃったか?お前、そこまでドフラミンゴのことが気になるのなら、いっそのことギルドに入れ。良いな?」

 

 

俺がそう言った瞬間、ポカーンとした様子になるドフラミンゴとロシナンテ。

 

その後、クザンがロシナンテの上司であるセンゴクを何とか説得できたようで、【ハンターギルド】入りしたロシナンテはドフラミンゴとペアを組む形で賞金稼ぎとなり、俺との特訓をしつつもメキメキとその頭角を表しつつあった。

それはドフラミンゴと同じようで、それがまるで失われた時間を取り戻すかのような様子だったため、一応はドフラミンゴとロシナンテの問題が解決したことに対し、俺は一安心したのだった。




ロシナンテ、【ハンターギルド】に入るってよ。

ちなみに、本作のドフラミンゴはサカズキ(オリ主)にメッタメタのボッコボコにされた末に良い意味で矯正されたため、ロシナンテとの兄弟仲は良好なのだとか。
ロシナンテはロシナンテで、サカズキ(オリ主)主導によるブートキャンプの影響でドチャクソ強くなる模様。
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