ひぐらしのなく頃に~神楽舞   作:晃晃

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第47話 痴話喧嘩でなく頃に

「圭ちゃんが、私たちのどちらも選べないなら……」

 

「ま、待ってくれ、魅音!」

 

「あの世で3人、一緒になりましょう……圭一」

 

「待つんだ、梨花ちゃん!」

 

両脇を私に抱えられ、両足を梨花ちゃんに抱えられた圭ちゃんが涙目で叫ぶ。

 

「すぐに私たちも行くから! 受け止めてね、圭ちゃん!」

 

せーの、でいったん大きく振ってから……飛び込み台の向こうの空中へと圭ちゃんの身体を投げ出した。

 

「ひぃぃぃぃこの狂った世界の死をぉぉお!?」

 

意味不明なことを口走りながら仰向けのまま落ちていく圭ちゃんめがけ、私たちも笑いながら板を蹴って空中へと躍り出る。

 

爆撃みたいな水柱が、続いて3つ。

 

……さすがに一番高い飛び込み台でやることではなかったかも。

 

「運命の激流に抗うその強さを、見せてほしいのです圭一!」

 

流水プールで、圭ちゃんの背中にしがみついた梨花ちゃんが叫ぶ。

 

「ひっ、沈む、無理、これ、沈むってぇ!」

 

ざばざばと水を掻いてなんとか流れに逆らって進もうとするけど、梨花ちゃんの重みでどんどん沈んでそれどころではなかったり。

 

「がぼ、がばがぼごぼ……!」

 

「おー、圭一。それでも心なしか前に進んでる。しぶといわ!」

 

……あんたは鬼ですか。心の底から嬉しそうに言うんじゃありません。

 

「けーいちゃんっ♪」

 

「こ、今度は何を……ひッ!?」

 

ウォータースライダーのてっぺんで圭ちゃんが振り向いた瞬間に飛びつき、ぴったりと抱きしめて動きを封じたまま流れ落ちる。背後に向かって、しかも頭を下にして容赦なく滑り落ちる圭ちゃんの恐怖はいかばかりか。

 

すくなくとも私のように、密着状態を楽しむほどの余裕はないだろう、たぶん。

 

「のぉぉぉぉおぉぉぉおっ!?」

 

「あっははははは!」

 

背中から着水し、虚ろな目をしてぷかぁと浮いた圭ちゃんの手を、下で待っていた梨花ちゃんがくいくいと引っ張る。

 

「もう一度いくわよ圭一、今度は私のパイルドライバーが炸裂するんだから」

 

「神様、この地獄のような天国をどうにかしてください……」

 

しくしくと泣きながら引っ張られていく圭ちゃんだった。天国ってことは、あの状況でも密着状態を楽しんでいたのか……恐るべし。

 

となれば、もう2~3回繰り返しても大丈夫かもしれないな。くっくっく!

 

「ひぃぃぃぁあぁ、梨花ちゃんふとももで顔固定するのはやめてぇぇぇ!?」

 

いやーそれにしても、プールでやってはいけませんという危険行為のオンパレードだなぁ。よくスタッフに止められなかったものだと我ながら思う。

 

プールサイドで軽食をすませてしばらく休憩していると、さすがにはしゃぎすぎで疲れたのだろうか、梨花ちゃんは圭ちゃんによりかかったまま寝息を立て始める。

 

「はは、いつも思うけど寝顔はとんでもなく可愛いんだよなぁ」

 

圭ちゃんはとても同感なことを言いながら梨花ちゃんをそっと抱き上げ、空いているビーチベッドに寝かせ、私はタオルをかけてやった。

 

「邪魔しちゃ悪いからさ、向こうで話さないか」

 

「うん、そだね」

 

流れるプールの縁に並んで座り、足を水につけて落ち着いた気持ちでまわりの嬌声や蝉の声を聞き流す。こうしていると、キャンプで行った沢を思い出すかもしれない。

 

横目でちらっと圭ちゃんを見たら、……目を閉じて軽く微笑んでいる横顔が目に入ってしまって、どきんとする。なんだろう、普段騒々しい男の子がそんな穏やかな表情をしているだけで……不思議と色気のようなものを感じてしまう。

 

な、なにか話さなきゃ……調子狂っちゃう。

 

「け……」

 

「魅音とさ……こうやって話す機会、あんまりなかったよな」

 

口を開きかけたところで、圭ちゃんが目を閉じたまま喋り出した。

 

「え、ぁ、うーん。そ、そうかもね」

 

基本的に二人きりで会うのは宿題を口実に呼び出した図書館くらいで、宿題を最初の3日で片づけている圭ちゃんはそういうとき、なにかを噛みしめるように古典っぽい文学作品を読んでいることが多い。

 

そんなときの繊細な表情もいまと同じでとても胸にくるものがあるので、こっちはどきどきしてつい見つめてしまい、しばらく経っても課題が進まないのを圭ちゃんに気づかれて叱られる……というパターンが多いので、あまりじっくりと話すことはなかった。

 

「……っとさ」

 

そこで言葉に詰まりながら、困ったような顔をして自分の前髪をつまんでみたりしていた圭ちゃんだったが、すぐに話すことがまとまったのかこちらを見た。

 

「悪かったな、最初。転校してきたばっかの頃」

 

「へ?」

 

圭ちゃんが転校してきた頃っていうと、……5月。ああ、もう3ヶ月も前なのか。

 

私はその頃についてはお姉からの伝聞がほとんどだけど、その内容とお姉がつっけんどんに『転校生』と呼んでいたところからおおむね二人の関係はわかるような気がした。

 

「なーに、いまさら。もうとっくに昔のことじゃない」

 

そう言ってやったら、圭ちゃんは感謝を意味するのだろう笑みを浮かべる。

 

「……そりゃそうだけどさ。魅音もいろいろ大変だったのに、俺、わかろうとしてなかったなって」

 

そうだね、お姉は大変だったかもしれない。まだたったの2ヶ月、それも町会に出る必要がなくなってからの園崎魅音しか経験してないけれど、次期頭首としての生活がどれだけ多くの圧力に晒され、それを上手い方向に受け流し調整しなければいけないのか、すこしずつわかってきた気がする。その重責に加えて沙都子や悟史くんの問題も抱え、お姉が潰れそうになっていたのではないかと思えるようになった。

 

……でも、それを今ここにいる私に言われてもちょっと困る。

 

「だからさ、いまさらだけど、謝っとこうと……」

 

「ストップ」

 

きっぱりと、それを止めた。

 

「圭ちゃんの気持ちは嬉しいけど、まだなにも解決してないから……それはまた然るべきときに、抱えてるものがなくなった私にもう一度言ってくれればいいよ」

 

そう、お姉が戻ってきたときに、圭ちゃんの口からそれを伝えてあげてほしい。

 

そりゃ最初はウマが合わなかったかもしれないけど、悟史くんに笑顔を取り戻した圭ちゃんをお姉はきっと見直してたと思う。……あー、今の悟史くんを見たら微妙な顔をするかもしれないけど、まぁ私が圭ちゃんを好きなくらいだから、お姉だっていまの悟史くんを受け容れるはずだ、……おそらく。

 

「そうだな、そうすっか……」

 

圭ちゃんはゆっくり後ろに倒れて、両手を頭の後ろで組み空を見上げる。

 

「……あのさ、魅音」

 

「んー?」

 

「そのお返しってわけじゃなくて、仲間としてだけどさ。俺にできることがあったら言えよな。愚痴があるなら聞いてやるし、助けが欲しいならそう言えばいい。俺はみんなと違って、わりと気楽な立場だからさ」

 

なるほど。

 

……レナが言っていたのは、こういうことか。誰かによりかかったほうがいい、なるべくなら最初から背負っているものが少ない圭ちゃんやレナのほうがいい。

 

圭ちゃんはそうやって、羽入や梨花ちゃん、たぶんレナや悟史くんまで背負っている。ちょっと過積載気味な気もするけど、そんなことを全然感じさせないどころか私まで背負ってやろうかと申し出てくれるのだから……、格好つけすぎだ。

 

あ、だめ。いけない。

 

おそらくみんなはこの優しさに不用意に触れてしまって、思わず身を委ねてしまったのだろうけど……こ、この私にまでは、通用しない!

 

喉元まで出かかった愚痴……、あんなに頑張ったお姉がここにいないにもかかわらず、みんながそのことに気づいてくれない悔しさや、こうしてお姉を演じ続けている限り、私は大好きな圭ちゃんに『詩音』って呼んでもらうことさえできない寂しさ、そんなものの一切合財を、胸に手を当てて嚥下する!

 

レナ、悪いけどね……場合によっちゃ墓の下まで持っていかなきゃならない秘密ってもんもあるの! 私だけは、魅音としてここにいる限り圭ちゃんに甘えちゃいけないんだッ!

 

「な、なに言って……」

 

だから決意をこめて、差し伸べられたものをふりほどこうと口を開いたのに、圭ちゃんは腹筋をするみたいに身体を起こしたかと思うと、頬を掻きながら歯を見せて笑った。

 

「お前が俺の前で笑ってくれるようになってから、こいつすげー可愛いヤツなんだなって思うようになった。だから笑顔だけじゃなくて、泣き顔も安心して見せられる男になりたいなって……たよりないかもしれないけどさ」

 

……ばか。

 

こいつはなんてタイミングで、なんて恐ろしいビーンボールを投げてくるのだ。

 

二死満塁、フルカウント。狙い球を決めて鮮やかに打ち返そうとバットを振ったのに、気がついたら目の前にボールが迫ってました、ってどうにもならない状況。

 

この状況、どうするか?

 

……なりふり構わず、避けるしかない!

 

私は両足を揃えてプールの内壁にあてるなり、身体を前に倒して水面へと突っ込んだ!

 

派手な水しぶきがあがる。

 

「わっ!?……おい、魅音!」

 

流れるプールの流れに乗って、全力で圭ちゃんから距離をとる。それが私の選択だった。あのままあそこにいたら、きっと泣いてしまった、泣いてすがってしまった。

 

だって今この時点で、私は……泣いてしまっているのだから。

 

駄目、駄目、こんなの駄目。

 

私は魅音、園崎魅音なんだから、誰にも弱みを見せてはいけない。お姉がこの席に戻ってくるまで、余裕の笑顔でハッタリかましてこのゲームを続けなければいけない。

 

圭ちゃんに積極的になろうと思ったのだって、ちょっとした息抜き。彼が隣で笑ってくれれば、このいつ終わるかもしれない苦痛と疲労をすこしだけ和らげてくれるかもしれないと思っただけ。

 

だから……、いま、彼に泣いてすがるなんて、絶対にできない!

 

「うおぉおぉぉおッ、負っけるかぁあぁぁあ!」

 

数メートルか、もっと離れているのか、圭ちゃんの雄叫びと水を掻く音が聞こえてきてびくりとする。……なに空気読まずに追いかけてきてますかアイツは!?

 

思わず舌打ちしながらも、進路変更してプールサイドの縁をつかみ、水の抵抗を押し切るようにして水からあがった。

 

「ついてくんなッ!」

 

一声叫ぶのが精一杯、それもほとんど泣き声に聞こえてしまって、それ以上続けられない。そのまま振り向かずに駆けて、大プールへと頭から飛び込む。

 

しばらく潜っていれば、圭ちゃんも私を見失うはず……!

 

潜水のまま右へ左へと人の間をすり抜けながら、息の続く限り水中を進む。

 

「待てよ、おい……! なんで逃げるんだよッ!」

 

声と音の反射する水中、こんな場所までもはっきりと聞き取れるほどの大音声で、彼の叫びが叩きつけられる。

 

あぁ、まったくもう。圭ちゃんは仲間のこととなると本当に必死になる。

 

直後、どんとお腹に響くくらいの音が水中へと叩き込まれて、彼が水に我が身を叩きつけるくらいの勢いで飛び込んだのだと気づく。

 

……なんだ、アイツは。

 

まったくの直感だが、正確に私の方向へ追ってきていることがわかった。

 

だめ、もう息が続かない!

 

私は水面に出て息継ぎをし、それ以上潜ることを浮力が拒否するので仕方なくまたプールサイドへと全力で泳ぐ。

 

もう嫌、もう疲れた、もう苦しい、休みたい、止まりたい、圭ちゃんに……甘えたい。

 

そんな弱音を吐こうとする自分に必死で喝を入れながら、確実に追いかけてくる水しぶきと水を蹴る音に背を向けつつプールサイドに上がる。

 

今度は身体がさっきよりもさらに重く感じて、よろめいて足がもつれそうになる。

 

あぁ、くそっ。情けないぞ園崎魅音、ガンバレ!

 

そう自分じゃない自分を叱咤しながら、止めどなくあふれる涙を止められない。

 

前が見えない、どっちに逃げればいい?

 

それすらわからずに、身体をひきずるように前に進んでいたら、たまたま小さな子供がいないのか、誰も使っていない幼児用のプールに突っ込んでしまったらしい。

 

思わぬ段差と、足に絡みつく水の抵抗。

 

一歩目で不様にひっくり返った。かろうじて浅すぎるその底に鼻をぶつけはしなかったものの、勢いが良すぎて顔面と胸への衝撃は大きかった。

 

「うぅうっ……、えっえっ、痛いよぉ……」

 

それこそ小さな子供みたいに泣きながら、プールの底に手をついて顔をあげる。

 

なんたる格好悪さ、これがビデオ撮影でもされていた日にはマンションのベランダから飛び降りてしまいたくなるくらいにみっともない。

 

そう思いながらも、身体は死にものぐるいで立ち上がって前に進もうとし、

 

「逃がすかあぁあッ!」

 

すぐ真後ろから叩きつけられた叫びに硬直してしまった。

 

なにを考えてるんだ、いったい。

 

背中からまっすぐに激突され、再び水の中へと叩きこまれる。不意のことだったのですこし水を飲んでしまって、息苦しい。

 

「がは、ごほッ!」

 

水から引っ張りあげられ、咳き込んでいたらぎゅっと上半身を包む圧力に気づく。

 

……背中から、抱きしめられている。圭ちゃんの腕に、包まれている。圭ちゃんの胸に、体重を預けてしまっている。

 

それが、あまりにも心地よくて……私は、嗚咽をあげながら身動きできずにいた。

 

「……おいコラ、いい加減にしやがれ」

 

耳元で聞こえる圭ちゃんの声は、力強くて……言葉は乱暴なのに、優しかった。

 

「どんなにたよりにならなくたってな、俺が泣いてるお前を放っておくなんてことはできないんだからな。地の果てまで逃げたって必ず追いついて、お前をこうやって抱きしめてやるから覚悟しとけよ」

 

理屈が全く通じない、この男はいったい何だ。

 

百人に聞いたってこの状況は、どうみてもお前が泣かせてるんだろうに。

 

それなのに、なんで私は……その手に、自分の指を絡めて、全身を包むこのぬくもりを、嬉しいなんて思ってしまっているんだろう。

 

「ほら、言えよ。言いたいこと言っちまえ、命令だ。そうしないと、いつまでもこのままだからな」

 

息ができないくらいに抱きしめられて……もう限界だと知った。

 

「……あのね、圭ちゃん」

 

鼻を鳴らしながら、とても自分自身だとは思えないほどに弱々しい声で……私は、禁忌の扉を開く。

 

「『詩音』って……呼んでほしいです」

 

「しおん? なんだ、突然」

 

「言いたいこと言えって言ったぁ!」

 

頬を膨らませて、彼を睨みつける。……子供か私は。

 

「ごんべんに寺で、詩音。園崎詩音!」

 

そう、それが私の名前。

 

あなたが魅音だと思って抱いてる私は、昔は魅音と呼ばれていたけど、いまは詩音が本当の名前で、それなのに魅音と名乗るしかなくなっている、そういう複雑な存在。

 

「……よくわかんないけど、そう呼べばいいんだな?」

 

「うん」

 

心の準備をする。ああ、とうとう何度も夢にまでみたそのときがくる。後先なんか考えずに、思い焦がれた瞬間を待つ。

 

「詩音……いつも、ありがとう」

 

なにか余計な言葉まで聞こえたけど、天にも昇る心地になった。

 

「お前が、なにを抱えてるのかはわからない。でもお前のおかげで助かってるってことだけはわかる。詩音がここにいてくれて、よかった」

 

あれ、あれ、あれあれ……。まだ、涙がでてきちゃう。ぼろぼろと。止まらない。

 

「ずっと、俺たちといてくれよ。嫌だって言っても、もう逃がさねえ。園崎詩音は……俺がこの手で捕まえた」

 

ああ、そうだね。本当に……そうだ。

 

園崎詩音は、もう捕まった。これから先は、あなたのそばで泣いたり笑ったりしていく。だからあなたと二人の時だけは、これからもそう呼んでほしい。魅音じゃなくて、詩音って呼んで欲しい。

 

「だから、詩音……」

 

それ以上言わせなかった。涙の味がするキスでその口を塞いでやった。

 

唇を離したら、彼が目を見開いたまま頬を染めていて……その顔が可笑しかった。

 

「好きです、圭ちゃん。詩音を見つけてくれて、ありがとう」

 

いつかお姉が戻ってきたら……借りていた魅音だけ、返せばいい。あの嵐の日から私がずぅっと捜していた園崎詩音はちゃんとここに、圭ちゃんの腕の中にいる。

 

そうして、いつか……時が過ぎれば、きっと、思える日が来る。

 

今日のこの日にありがとう。

 

……生まれてきて、よかった、って。

 

「それじゃあな、魅音! 今日は楽しかったぜ!」

 

帰り際、駐輪場で。

 

彼はいつもの笑顔を私に見せてくれた。そう、それでいい。あなたに甘えるのは詩音だけだから、私の演じる魅音は笑顔で手を振ることができる。

 

「うん。じゃーね!……ん?」

 

梨花ちゃんが、彼の自転車に乗ろうとしたところで、ふと足を止め……私を見上げて喉の奥で笑う。

 

「時間を作ってあげた私に、感謝しなさいよ……詩ぃ」

 

こちらが言葉を詰まらせている間に、にぱ~☆と笑って手を振りながら圭ちゃんの自転車の後ろに飛び乗っていく。た、狸寝入りか、あのガキんちょ……!?

 

賑やかに遠ざかっていく二人の背中を見送って、……ふっとため息をついた。

 

指先で唇をそっとなぞる。

 

くすくすと笑いながら両手を腰の後ろで組み……茜色の空を見上げる。

 

お姉……、どこで何をしてるのか、この空の続く場所にいるのか、それは知らないけど。

 

帰ってきて。

 

……待ってるから。

 

魅音の居場所を守って、私が……それにみんなが、待ってるから!

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