ひぐらしのなく頃に~神楽舞   作:晃晃

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第70話 毎日がカレー曜日

「……ん? どーした、悟史」

 

悟史は向かいの席に座る俺を見て、目をひん剥いていた。

 

「ど……、どうして」

 

いまウェイトレスさんが持ってきたばかりのお冷やのグラスの中で、氷が震えて音を立てていた。

 

「どうしてカレーなのさッ!?」

 

「え」

 

ここはもうすっかりお馴染みのエンジェルモート、お冷やを持ってきた過激な衣装のウェイトレスさんにメニューを一瞥して注文した直後のことだ。

 

「……ば、バカ言うなよ、カレーなんて俺は」

 

「したよ。天使の激辛カレー大盛りって言ったよ!」

 

悟史はこっちをからかおうとかいう様子ではない、恐ろしいほどに真剣だった。

 

「そんな……、ばかな!?」

 

俺も梨花も、一月近く前の遠足でやらかしたとある危険行為のペナルティとして担任の知恵先生によって『カレー当番の刑』という拷問を課せられている。

 

こいつは思うだけでもおぞましいが、昼食の時間には知恵先生のためにカレーを作り、そのうえ知恵先生の横でそのカレーを一緒に一皿食べるというものだ。

 

……単なるお昼じゃないかって?

 

とんでもない。

 

一ヶ月、学校のある日は毎日毎日カレーだぜ?

 

しかもあのカレー馬鹿一代の知恵先生の目の前で食べるんだ。飽きたとか嫌だとかいう気持ちを一片でも顔に出そうものなら即座に食べかけスプーンが眼球の数ミリ先に突き出される。

 

カレーを美味いと思うか、それとも眼球をえぐり出されるほうがいいか。そう言葉にして問われたわけじゃないけどあれはそういう意味だとしか思えない。

 

だから俺も梨花も、心から美味しい、絶対に美味しいと自分に言い聞かせながら毎日カレーを食べているんだ。

 

最近はみんなと食べる弁当が恋しくてたまらない。はやく刑期が終わってまともな昼食を食べたいと願っているこの俺が休日の興宮、それもエンジェルモートでわざわざカレーを注文しちまったって言うのかよ……!

 

思わず身体が、いや、心が震えてくる。

 

気づかないうちに俺の平穏な日常が侵蝕されている。

 

このまま続けば俺は、いや梨花も……カレーなしでは生きられない身体になることは間違いない。

 

そう、知恵先生のように……!

 

「悟史、悟史……っ、助けてくれ、俺は!」

 

「お、落ち着いて圭一!」

 

歯の噛み合わない俺の手を、悟史が握りしめる。

 

「……僕が食べるよ」

 

決然とそう言った。

 

「悟史……!?」

 

「圭一の注文したカレーが来たら、僕がそれを食べる。だから大丈夫さ。圭一は僕の分を食べればいいよ!」

 

な、なんていい奴だよ、ちくしょう……!

 

ぼろぼろと、俺の頬に涙がこぼれ落ちる。

 

俺のためにカレーを食べてくれるなんて……北条悟史と俺を出会わせてくれた神がいるのなら、感謝する!

 

こいつは最高だ、俺の一生の大親友だッ……!

 

「……ところで、悟史はなにを注文したんだ?」

 

「シュークリームと練乳の甘々パスタだよ」

 

「やっぱ、カレー最高だよなッ!」

 

俺はガッツポーズと共に高らかに宣言した。

 

……一応補足しておくと、このイカレたメニューは『秋のエンジェルモート祭り』のときにチャレンジメニューだったてんこ盛りシュークリームパフェってのを初制覇した羽入にご褒美として好きなメニューを追加する権利が与えられたときに言い出したものだ。

 

しばらく前に詩音が青い顔をしてそのメニューが完成しましたというので梨花と羽入とレナを連れて食べにでかけたのだが、笑顔でその不思議なメニューを口にした羽入が、いきなり目を赤く光らせつつ、いつの間にか横乳の見える妙な巫女服に着替えていた上、なんかごてごてした剣まで持ち出して暴れだしたので、止めるには俺たち全員かなりの苦労を強いられたのだ。

 

後日、そのときのことを羽入に聞いたら、

 

『僕はそんな下郎なメニューは知りませんのですよ☆』

 

と明るい笑顔で言われてしまって唖然とした。

 

喜び勇んで提案した羽入をして記憶から抹消してしまいたくなるほどのメニューを、この俺の親友が注文していたとは……ううむ、悟史め。惜しい奴を亡くしたぜ!

 

「うん、けっこういけるよ☆」

 

その声に振り向けば、笑顔でちゅるんとパスタをすする悟史がいた。ば……馬鹿なッ!?

 

「あ、ごめんね。先にいただいてるよー」

 

「い……いえ、気にしないでください、北条先輩」

 

思わず敬語とか出てしまう。

 

親友だと思っていた男との間に、越えられぬ(そしてできれば越えたくない)壁を感じてしまう俺だった。

 

超絶メニューを平気で食す親友というある意味精神を蝕む光景と激辛カレー大盛りがダブルで胃にもたれるのを感じながら俺たちは会計を済ませて店を出る。

 

いつもなら俺の飢えとか渇きとか寂しさとかもどかしさとか、いろんなものを癒してくれるウェイトレスさんの鎖骨や生足さえもこの衝撃の前には無力だった。

 

「ふぅぅ……」

 

雛見沢へとペダルを漕ぐ足も鈍ろうというものだ。

 

「そういえば圭一、何を買うか決めたの?」

 

隣でペダルを漕ぐ悟史が声をかけてくる。

 

十二月に入って俺と悟史はまたバイトをいくつか入れた。もちろん理由は部活メンバーの皆にクリスマスプレゼントを買うためだ。沙都子にあのぬいぐるみを贈ったときとは違って具体的に高価なものを買う予定があるわけでもないから、無理なシフトは組んでいない。

 

今日は早朝から現場に行かなければいけなくて、昼飯はいらないと言って出てきてしまったので、仕方なく帰り際にエンジェルモートに寄って済ませたというわけだ。

 

「うーん……沙都子と鷹野さんはまぁ、普通のぬいぐるみでいいと思うんだよな。ぬいぐるみ集めてるみたいだし」

 

「うん、僕もそれは考えたよ。きっと、二人とも喜んでくれると思うな」

 

一緒に住んでる悟史がそう言うのなら大丈夫だろう。

 

「梨花もさ、東京行ったときに買ってやったペンギンを随分大事にしてるんだ。だからやっぱぬいぐるみでもいいかなって気もしてるんだが……」

 

と、今度は悟史のほうが深々とため息をついた。

 

「鋭いようで鈍いよね、圭一は……」

 

「へ?」

 

悟史が何を言いたいかよくわからない。

 

なにか、ため息をつくようなことを言っただろうか?

 

「いや、いいんだ。喜んでくれるとは思うし。……それでレナや魅音や羽入ちゃんはどうするつもり?」

 

「それが難しいんだよなぁ……さすがに、レナに鉈を贈るのはまずいよな?」

 

悟史はえらく目を細めた。

 

「むぅ……圭一、鋭いよ。それやると、一撃で叩き割られるからやめたほうがいい」

 

そ、そこまでまずかったか……!?

 

危ねぇ危ねぇ、候補の三番目くらいに挙げてたぜ!

 

このぶんだと、四番目の斧とか五番目の鉄アレイも却下しておいたほうがいいかもしれないな。

 

「魅音が難しいんだよな……ほら、あいつって服とか結構こだわりがありそうだろ。人に贈られたものってセンスが違ったりして着にくいような気がしてな」

 

「うーん、そうだね。前は何が欲しいって聞くと、海外のボードゲームが欲しいとか言われて困ったけど、最近はあんまりそんなこと言わなくなったよね」

 

「あれだろ、色気づいてきたってやつじゃないのか」

 

がくん、とこけそうになる悟史だった。

 

「……圭一、もちろん誰のせいで色気づいてきたのは理解してるんだよね?」

 

言われて1秒ほど考えたが、……普通、俺だよな。

 

「と、当然だろ!」

 

「いまの間はなにさ!? あとどもるなよ!?」

 

待っていたみたいに、即座にツッコまれる俺だった。

 

く、くそう。

 

なにやら今日は悟史に会話のイニシアチブを握られちまってる俺がいるんだ。

 

「羽入は……その、シュークリームでよくないか?」

 

すこし自信なさげになってしまうのも、やむをえまい。

 

「そんないつでも買えるようなものよりさ、形に残るようなものを……でも羽入ちゃんだったらそれでも大喜びしそうなのが微妙ではあるんだけど……」

 

ぶつぶつとこめかみに指をあてて考え込む悟史だ。

 

「……まぁ、でもみんなも圭一にそれほど気の利いた物は期待してないと思うから、心がこもっていて、失礼なものでなければいいかもしれないね」

 

ふむ、なるほど。

 

さすが一年とはいえ年長者だ、いいこと言うぜ。

 

しかし何が失礼で何がそうじゃないかについては再考する必要があるかもしれないな。

 

とりあえず今回ダメ出しされなかったのは、沙都子と鷹野さんの分だけだし。

 

「それじゃ、また明日!」

 

「おう、またな!」

 

雛見沢に入ってすぐに分かれ道で左右に分かれ、俺はぶつぶつと連中へのプレゼントを考えながら家路を辿る。

 

「う~ん、鉈や斧はともかく、鉄アレイ貰ったら俺は嬉しいんだがなぁ……」

 

自分の喜ぶことを相手が喜ぶとは限らない、と。

 

まったく難しいもんだ。

 

別荘地(といってもまだうちしかないのだが)に入ってさらにしばらく登ると、ようやく我が家が見えてくる。

 

ガレージ前の軒下に自転車を止めて玄関にまわると、中がなにやら騒がしかった。

 

「……?」

 

みんな中にいるはずなのに鍵がかかっている。

 

梨花が余計なトラップでも用意してるのか……?

 

いやいや、沙都子じゃあるまいし無意味にトラップを仕掛ける趣味はないよな、そう思いながらドアを開けた。

 

廊下の突き当たりに、……えーと。

 

下着姿のレナがいた。

 

それを認識した瞬間、慌てて俺は頭を抱えてしゃがむ。

 

「け、圭一くんッ!?」

 

その叫びとともに頭上を吹き抜けていった鉈が壁に突き刺さったのを見て、すこし寒気がした。

 

「ごめんね、ごめんね! その、急にドア開いたから!」

 

壁に身体を隠しながら両手を合わせて謝ってくるレナだが……これが鍵をこじ開けて入ってきた泥棒とかだったら、間違いなく頭を叩き割られてるぜ。

 

レナは我が家の最強のセキュリティシステムかもな……。

 

「いいけど、何やってんだ? 寒いだろ、そんな格好」

 

「うん……寒いよ。あのね、魅ぃちゃん家のお婆ちゃんが私のぶんの巫女衣装も作ってくれたんだけど、試しに着てみたら、梨花ちゃんが私の着替え持っていっちゃって」

 

ははぁ、なるほど。それで下着のままで追いかけ回しているところに俺が帰ってきたもんで、びっくりして思わず鉈を投げてしまったと……待て。

 

「レナ、お前、下着姿でも鉈持ってるのか」

 

「え?……それはね、えへへ。女の子の秘密、だよ☆」

 

それは可愛く秘密と言うようなことではないと思うのだが……でもまぁ、可愛いからいいか!

 

「結局、可愛ければ許すわけね」

 

階段の上に、レナの服一式を抱えた梨花が顔を出す。

 

「おう梨花、ただいま。服返してやれよ」

 

まったく、イタズラざかりというのは手に負えないな。

 

「なんかすっごく失礼なことを考えられた気がするわ」

 

鋭い……!

 

「……き、気のせいさ!」

 

「いまの間はなによ。あとどもるな!」

 

く、くそう。

 

悟史に続いて梨花にまで似たようなツッコミを入れられてしまうとはな。あれか、主人公補正が上がりっぱなしだった揺り戻しがそろそろ来たってことかよ。

 

「メタな発言は自重するのです」

 

エプロン姿の羽入が洋間のほうから現れて、レナに急場しのぎとして半纏を渡す。ありがと、と言って受け取ったレナは壁の向こうに隠れてそれに腕を通しているらしい。

 

あとメタ発言にかけては元凶とも言える羽入に指摘されたのはすこしショックかもしれない。

 

「おかえりなさいです、圭一」

 

そんな俺の悔しさも知らず、羽入はあたたかな笑顔で俺の帰りを喜んでくれた。……可愛いからやっぱいいや!

 

「やっぱり可愛ければなんでもいいのね」

 

梨花がさらにツッコミを頭上から投げてくるが、無視だ。

 

「ただいま、羽入。風呂は沸いてるか?」

 

「あぅ? この昼間からお風呂ですか?」

 

「そう言うなよ、バイトも朝からずっと外で立ちっぱなしだし、ここまで自転車で風に吹かれて帰ってきたんだぜ」

 

そう言ったら羽入は、すこし考えてから頷いた。

 

「わかったのです、圭一。すぐに沸かしますので、待っていてください」

 

うんうん、もつべきものは羽入だぜ。

 

「よーし! 梨花ちゃん、待てぇー!」

 

ばたばたと飛び出してきた半纏姿のレナが俺の前を通り過ぎて、階段を駆け上がっていく。

 

うーん……下着の上に直接半纏だからこの角度だと物凄くよく見えるんだが、これは言わないほうが本人の、そして俺の命のためにもいいのだろうな。

 

どうも俺の日常生活というやつは命懸けかつスリリングな気がしていかんな。

 

そう思いながらさっさとこたつを出してある洋間に向かい着ていたジャンパーをそのへんに投げ捨てる。

 

「あぅ、圭一。ちゃんと脱いだものはどこかにかけるとかしまうとかたたむとかしてほしいのです」

 

風呂場のほうからやってきた羽入がそれを見とがめて小言を言う。まるでお袋みたいに口うるさい奴だった。

 

「いいからさ、羽入。ちょっとこいよ」

 

「?」

 

手招きしたら、素直に俺のそばにやってきた。

 

さすが羽入。

 

そして黄色のチェックエプロンが似合ってて可愛いぜ!

 

「よっと」

 

その手をつかまえて、俺は羽入をふわりと抱き寄せた。

 

「……あぅ、圭一。いきなりなにをするのですか」

 

文句を言いながらも、羽入は穏やかな表情だった。

 

「いや、あったかいなーって思ってさ」

 

「寒いなら、こたつに入ればいいのですよ」

 

言いながら俺の背中に腕を回してくる。

 

「羽入なら、俺とこたつとどっちを選ぶ?」

 

「……………………」

 

しばしの間があった。

 

「こ、困ったのです。こたつは日本の冬における至高の文化だと思う僕なのです。圭一は暖房器具としてその水準に達しているといっていいのかどうか……!?」

 

ぐ、このやろ。

 

自分で比べさせておいてなんだが、こたつと比べられた上に負けそうな俺って、羽入のいったいなんなんだ!?

 

と、またまたショックを受けていたら羽入が腕の中でくすくすと笑っていた。

 

「冗談です。僕は猫さんではないので、圭一のほうが好きなのですよ」

 

ぎゅ、と巻き付いた腕に力がこめられる。

 

「……確かに、梨花なら俺よりこたつを選びそうだな」

 

こたつを出してからというもの、梨花は本当に猫のようにごろごろしていることが多くなった。

 

……といっても、その前だってあいつは俺の部屋でごろごろしてばかりいたから同じなんだが。

 

と、羽入はちょっと顔をあげて、なんだか不満そうな表情を浮かべていた。

 

「あぅ、圭一。梨花だって、どちらか選べと言われたなら百回聞いても百回、圭一のほうを選ぶのですよ」

 

「へいへい。俺はたいした暖房器具だな」

 

そう言って意地の悪い笑い方をしてやったら、羽入はむ~と完全にむくれた顔つきになる。

 

「……冗談だ。羽入と梨花の気持ちは受け取った」

 

「遅すぎます、許してあげないです。あぅあぅあぅ……」

 

こいつと暮らし始めてずいぶん経つけど、ようやく最近は素直に我が儘を言ってくれるようになってほっとしてる。

 

……ま、ほっとするよりも萌えるんだが。

 

我が儘羽入って最高だよな!?

 

「ってことで羽入、一緒に風呂入ろうぜッ!?」

 

「あぅ!? は、放すのです圭一!」

 

じたばたと暴れる羽入を抱きかかえて風呂場へ向かおうとしたところへ、同じように梨花を小脇に抱えたレナが降りてきた。

 

「あれ、圭一くん。羽入ちゃん持っておでかけ?」

 

持ち物扱いかよ。

 

……いや、もともとこいつは人だろーが物だろーがお持ち帰りする人間だったか。最近は食べ物扱いしてるが。

 

梨花がぐったりしてるところを見ると、二階でお召し上がられた直後らしい。

 

「いや、風呂だ。レナと梨花も一緒に入るか?」

 

「は、はぅ!?……レ、レナは遠慮する!」

 

真っ赤になって湯気まで立てながら逃げていくレナだ。

 

うーん、レナはなかなか一緒に風呂に入ってくれないな。

 

これが思春期の娘というものか……難しい年頃だな。

 

「僕の記憶が正しければ、圭一とレナは同い年なのです」

 

羽入のツッコミは、的確の一語に尽きる。

 

返す言葉がないので、俺としてはやれやれと首を振って風呂場に向かうことしかできなかった。

 

「……あぅあぅあぅ。この昼間から僕の命運が風前の灯で危機一髪の絶体絶命なのです」

 

羽入が何か哀れっぽく言ってるが、残念ながらお前を助けてやれるヒーローはいま留守だ。

 

「留守というかそのヒーローに手ごめにされてしまいそうな僕なのですが……」

 

「うん。ごめん」

 

「真顔で謝られても困るのです、困るのですッ!」

 

じたばたするな羽入。騒いだって誰もこねぇよ。

 

「ここに変態かつ悪党がいるのです!?」

 

……うむ。言い得て妙だな。

 

ま、新年に備えて家事に神社の仕事にと余念のない羽入をたまにはたっぷりねっぷりと労ってやるのも悪くない。

 

「なにかいいこと言ってるように聞こえますが、ねっぷりの時点で健全さが吹き飛んでしまっているのですよ!」

 

「じゃ、うっとりねっちょりとか……」

 

「不健全極まるのですッ!?」

 

……いいな、いいツッコミだ。

 

たまにはこんな家族で過ごすまったりとした休日もいいなと思う俺であった。

 

「あぁ~うぅ~う……!」

 

晩飯がカレーだったら、なお良しだ(あっ)

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