誰か書いてくれません?
偉大なる元ネタ
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「グアアアア!」
赤い怪物が絶叫を上げて崩れ落ちる。
「はぁ……はぁ……はぁ」
「おっ、おわり……ですか?」
その場にいるアリウススクワッドの仲間は、すでに満身創痍だ。
これで終わってくれなければ……
緊張感が場を支配する中、私の願いも虚しく怪物が立ち上がる。
「まっ、まだです……。まだ私は負けていません……だからまだ……」
ベアトリーチェが震えながらゆっくり立ち上がる。
「いいや、マダム。もう終わりだ」
私はマダムにそう告げる。
「いや……お願い……まだ私は」
「?」
何か様子がおかしい。
先ほどまでとは変わって何かにおびえている。
「…なんだ?」
皆も彼女の異変に気付き始める。
「ッ先生!」
私はベアトリーチェが何か動きを見せる前に、先生に指示を仰ごうとする。
その時だった。
ダアンッ!!
一発の銃声が響き渡る。
「えっ?」
誰かがあっけにとられたような声を上げる。
「ふふっ。駄目だよマダム……」
「うああああああああぁ!!!!私のあっ、あしがぁ!!」
マダムの右足、膝から下が吹き飛び、鮮血があたりを染め、彼女の苦痛に満ちた悲鳴が響く。
先ほどまで打倒しようとしていた怪物の、その口から発せられる耳を塞ぎたくなるほど悲痛な声。
立ち上がりかけていたベアトリーチェが芋虫のように床に転がり、血の池に沈む。
「前に教えたでしょ?役者たるもの往生際はよくしなければならないって」
「ひぃ!?まってください、わたしはまだ――」
ダダアンッ!!
さらに2発の銃声。
今度は彼女の胴体に風穴が開き、血が噴き出る。
「かぁっ…………うぁ、ぁ………こっ、ころさないで……」
マダムが蚊の鳴くような声で命乞いをする。
信じたくない。
どうして…………。
「ひめ…ちゃん…………?」
ヒヨリが手に持っていた銃を落とす。
ミサキも目を見開いて硬直し、普段あれほど冷静な先生すら指一本動かせない。
「アツコ……」
私が、私たちが命に代えてでも守りたかったはずの姫。
秤アツコが普段とは違う銃、武骨なリボルバー拳銃を持っていつの間にかマダムの背後に立っていた。
「今までありがとう、マダム。私をたくさん楽しませてくれて。だからこれはそのお礼だよ」
「待っ――!!」
最後の一撃がベアトリーチェの頭部を貫通し、脳漿が飛び散る。
頭が痛い。
吐き気がする。
目の前の出来事を理解することを脳が拒む。
キヴォトス人が何よりも忌避する殺人……
それがなぜ?
「……どう……して……」
ガスマスクを外した彼女の顔は、恐ろしいほどに美しい笑みを浮かべていた。
私たちが一度も見たことがない……心から幸福を感じているような顔……。
「……姫……どうして……」
「ふふっ。ごめんねサっちゃん。いろいろ説明してあげたいけれど時間がないんだ。それに先生とお話ししないとだめだから、またね?」
そう言って微笑んだアツコはヒヨリとミサキに弾丸を打ち込んだあと、私の意識をも刈り取った。
お姫様が黒幕って萌えませんか?
私は萌えました。