だが、そこから目が覚めたであろう景色がおかしい。
満天の星が瞬く夜である。
何処だここは?何で若干が揺れているんだ?なんかやけに背中が冷たいのは何故?
考えれば考えるほど、何かよくわからない。
とりあえず、寝ることにした。
もしかしたらこれは夢で、もう一回寝れば直ると思ったからである。
…
……
………
「寝てますねこれ」
「おーい起きろー」
という声がうるさかったので、レ級は目を開ける。
目を刺す太陽光が痛い。暫くしたら明るさに慣れて、声をかけていた人物をレ級は見た。
「…怒ってる?」
チ級と、リ級だった。リ級の方は、何故か短パンを履いている。
さらに周りを見ると、ル級が2隻、イ級が4隻いる。謎の編成である。
「Eliteのチ級とリ級…」
「知ってるんですか!?」
知ってるも何も、レ級の推しの2隻である。正直とても興奮しているが、平常心を保ちながら質問した。
「…君達はなんでここに?」
レ級の問いに、チ級は説明を始めた。
要約すると、【自分たちは深海棲艦の残党であること、深海棲艦はとてつもなく劣勢であること、人類側は新しい艦娘を次々と生み出していること、そして仲間と合流するために協力してほしい】ということだった。
どうしよう。死ぬ未来しか見えない。
「…まぁ、わかった」
その一言で、喜ぶリ級とチ級。ル級達も心なしか表情が柔らかくなっている。
イ級は…よく分からない。
「それで、どっちに行けば良いんだ?」
「わからん」
どうしよう。先が見えないこの艦隊。
「多分、戦線より人類側に入り込んでいるんだとは思いますが、詳細な場所はわからないんです」
周りを見渡しても目を背けたり、チ級の声に頷いたりしている。
「まぁとりあえず進めば何とかなるだろ」
ーーーーーーー
進み方は簡単だった。普通に歩くようにしたら進めたのだ。また、尻尾も便利で、見ている方向が自分にも見える。
視野が広がった感覚である。同じ方向を向けば、さらに先がよく見える。
「こいつは意思を持ってるんかな?」
尻尾と見つめ合うレ級。何となく自分の姿が見えるので、何とも不思議な感覚だ。
『ギャウ』
「おおう!?」
喋った、というより鳴いたの方が正しいか。
どうやら意志はあるらしい。
「なにしてんの?」
後ろでリ級に鼻で笑われた気がする。
「そっそれよりこのまま進んで大丈夫なのか?私は陣形とか何も知らないんだけど…」
いくらレ級でも、その辺の知識は無い。だから何分後に向きを変えて進むような動きはせず、ただひたすら直進している。
「人類側は超優勢なんだよね。わざわざこんな自陣にまで警戒はしてないだろうよ」
平然と言うリ級。経験に基づくものなのか、それともただの勘か。
後ろのル級2隻とチ級とイ級達は無言で付いてくる。ただひたすら直進しているにもかかわらず、意見一つ言わない。
あと夢じゃないことは分かっているが、スルーする。
深海棲艦の反応を見て、レ級は信頼されていると思うことにした。
あまり事態も飲み込めていないが、進む。
何かが起きるまで。
アニメ版しか知らないので、口調やキャラ崩壊が起きたらすみません!
あと文章は下手くそです。読みにくかったら申し訳ありません。