最近アニメを見て思いついたので書きました。漫画は未読。いつか読みたい
一応駄文注意
……ああ? 誰だ? ……死武専の人間か? 珍しいな。ここに死武専の人間が来るなんて。俺がここに囚われて以来数回しか発生していない激レアイベントだな。
で? この俺に何の用だ? はぁ? 授業のレポートの一環で俺を知ったから話を聞きたい? お前、相当の変人だな。当たり前だと思うが死神様の許可はとっているんだろうな? ここはあの方の許可が無いと来てはいけない場所だし、そもそも来れる場所じゃないからな。……そうか、許可はとっているんだな。まぁ、あの人なら軽いノリで許可を出しそうな気もするがな。
……んじゃ、そこに座れ。ここまで来たんだ、短く済む話でもないんだろう? 俺も久しぶりに会話が出来るから少し楽しみだしな。確か俺の話を聞きたいんだったよな? どんな話を聞きたいんだ? ……最初から? 俺の人生を丸々取材する気か? 別に構わないけどさ。一回だけじゃ終わる話じゃないから覚悟しろよ?
さて、まずは俺の人生を軽く説明してやるか。その中から気に入った個所を肉付けするように詳細に説明してやるよ。お前もその方が良いだろう? 興味のねぇ話を延々と聞かされるよりそっちの方が意欲も湧くだろうからな。
では話をしよう。あれは俺が死武専に通い始める前の話だ。俺は幼少期からぼんやりとだが他人の魂を感知する事が出来ていた。……おいおい、そんなに驚く事か? 才能さえありゃ誰だって出来る技能だろう? 俺には訓練しなくても自然と習得できるだけの才能があったというだけだ。
だけどな、死武専ではない普通の奴がそんなものを持っていたところで意味はない。むしろ当時の俺は常に魂感知をしているせいで他人を見る事が怖くてしょうがなかった。仕方ないだろう? ある日突然オーラのようなものに人が包まれて見えるようになるんだから。何も知らないガキには不必要な能力さ。
結果的に俺は人を怖がって部屋から出られない日々を送る事になった。幸いなのが両親はそんな俺を心配し、優しく愛してくれたことだな。おかげで俺は狂気に呑まれる事なく生きてこれた。今でも深く感謝しているよ。
そんな両親がある日死武専のパンフレットを持ってきてくれた。俺には職人の才能がある。そこでならこの力をコントロールする事も出来るだろうってな。俺が力に目覚めて以来俺に気を使って何かを押し付けてくる事が無かった両親が初めて俺にお勧めしてくれた死武専に俺は通う事を決めたんだ。
ここまでが俺のプロローグさ。ちょっと話が長くなってしまったけどここから俺は死武専に通うようになり、障害のパートナーとなり、俺の隣の牢に繋がれている彼女と出会ったんだ。当時の俺たちは未熟の中の未熟。素人以下の存在だった。当然NOTクラスに入ったが死武専に通ううちに様々な経験をして直ぐにEATに移り、鬼神の卵と化した悪人どもを狩るようになったわけだ。
なんだかんだあったけどあの日々はとても楽しかったよ。最初の頃は悪人に負けて逃げ帰る事も普通にあったし優秀な奴らには手も足も出なかった。毎日、試行錯誤をしては失敗したり成功したりを繰り返す。
そうやって気づけば俺たちは死武専でも最強のコンビとなっていた。先輩後輩同級生から尊敬され、死神様からもとても褒められたよ。相棒がデスサイズになる日も近いと思っていた。
だけど、そのころからだな。悪党が激減したんだ。まぁ、もともと悪人は世界中にいたから減ったという訳ではないんだ。ただ、隠れるのが上手くなったんだ。死武専ではどうしても見つけられないって事象が多くなっていった。当然魂を狩る頻度もほぼないと言って良い状態になってしまったよ。
後少しの所でデスサイズになれる。届くところにある高みに届かないあの歯がゆさは今でも昨日の事のように覚えているよ。思い出すだけで体中がかゆくなる。
だから考えたんだ。どうすれば良いのかを。悪党を効率よく狩る方法をナ。
それが、人間の魂を餌ニする方法サ。
知っての通り、人間の魂を狩る事は禁じられている。鬼神が誕生しちゃうからな。俺も相棒も鬼神になるつもりは無かった。
ダケド、別ニ利用スルダケナラ構ワナイダロウ?
だから俺たちは人間を殺し、その魂を餌に悪党どもをおびき寄せ、捕まえたのさ。時には魔女を捕まえる事も在った。まぁ、いつもあと一歩のところで逃げられていたけどな。
ようは釣りだよ。人間の魂という餌を垂らし、鬼神の卵という魚を俺という釣り人が吊り上げる。
……理解できないか? それは死神様にも言われたよ。君の行いを肯定することは出来ないし、そんな事をしてデスサイズを作って欲しくもないってね。悲しかったよ。死神様に否定されたのは。
結果、俺は、俺たちは死神様に逆らった。俺たちの行いを認めさせるためにな。当然俺たちなんかが勝てるお方でもない。俺たちは負けてこうしてここに幽閉されたという訳だ。殺されなかったのは最後の慈悲だろうな。死神様、俺たちをここに幽閉する時すごく悲しそうな声をしていたからな。
……そういう訳で俺たちの人生はおわりだ。後はずっとここに幽閉され続けている。死神様がそう決めたんだ。俺たちも従うだけだ。まぁ、俺たちは自分たちの行いを正しいと思っているからな。一生ここから出る事は出来ないだろう。
どうだ? 参考になったか? ……へぇ? もっと詳しく聞きたくなったか。良いぜ。死神様が許可している以上俺も相棒も協力してやるさ。こうして話を出来る機会もそうそうあるわけじゃないからな。
次は何時来るんだ? ……わかった。なら次話すときはどんな内容でもペラペラ話せるように記憶を整理しておいてやるよ。
それじゃぁ、未来ある死武専生、君が正しい道を進める事を祈っているよ。
キャラ設定
オリ主
チート級の才能を持った剣職人の元死武専生。悪党を効率よく探す為に人間の魂を使っておびき寄せる作戦をしたら死神様にアウトと言われてキレたら幽閉された人。
鬼神になるから人間の魂は武器に食べさせないけど利用するならいいよね?という誤った思考をしてしまった人。でも後悔はしていないし自分の行動が間違っているとは思ってないやばい奴。
でも死神様を尊敬していて死武専に誇りを持っている。後輩たちの為なら快く協力してくれる。
オリ主の相棒
オリ主と同様の結論に至った魔剣の女性。オリ主の隣の牢獄で幽閉されている。