俺にだけ可愛い娘達との貞操観念逆転異世界ライフ 作:サウナおじさん
リッカとパーティーを組んで一週間ほど経った。
その間にもいくつかのクエストをクリアし順調に活動していた。
「おはよう」
「おはようございます!」
今日もギルドで待ち合わせをしていた。
「さて、今日はなんのクエストに行くか・・・」
「どれにしましょう?」
適当にクエストボードの前で依頼を物色。
「あの!!」
「ん?」
その時だった。明らかに俺たちに声をかけてきた人物がいた。
「どうした?」
「あたしも・・・仲間に入れて欲しい!!」
「えっ?」
いきなりの事で困惑する俺たち。
「えーと、君は?」
目の前の人物は耳が尖っておりエルフだと一目で分かる。
身長はリッカよりも小さく、銀髪が肩の辺りでカールしておりお目々パッチリだ。
「あたしは・・・アイラ!エルフの魔法使い!」
どうやら彼女は魔法使いのようだ、見れば手には杖を持っていた。
「最近、二人組のパーティーがいるって話題になっていて、やっと見つけた!」
「話題になっていたのか俺たち」
「知りませんでした」
もしかしてだが、その話題というのはリッカを連れているからあまり良い物では無いのかも知れないが。
「このパーティーならあたしも仲間に入れてくれるんじゃないかって思って声かけた」
その話を聞いてピンときた。ハッキリ言うとアイラは俺基準ではめちゃくちゃ可愛い。と言うことはこの世界では優れていないと言うことになる。
そのせいでつまはじきになっていたのではないかと予想は付く。
「ここまでソロで活動してたのか?」
「うん、一人で頑張ってきた」
「ランクは?」
「C!」
なんと俺よりも上だった。
「すごいですね!ソロでそこまでいくなんて」
「えへへ、あたしはすごいんだ!」
「俺はD、リッカはFランクだ、アイラより低いランクだがそれは構わないか?」
「問題ない!」
「ウチのパーティーは後衛がいなかったから丁度いいとは思うが」
俺的にはめっちゃ可愛いエルフが仲間になってくれるのは嬉しいが、俺の一存だけでは決められない。
「リッカはどうだ?」
「・・・はい!私もいいと思います。・・・一人の寂しさはよく分かりますから」
「おー!リッカはいいやつだな!」
「じゃあまずは今日一緒にクエストに行かないか?それで問題がなければ本加入と言うことで」
「わかった!」
「俺はコウキ・アンダー。彼女はリッカ・アズライトだ」
「よろしくお願いします!」
急な展開だが、仲間が増えるのは嬉しい。一応お試しとしてみたがそれも形だけだ。
「よし、ならクエストを選ぶか!」
三人になったことにより、今までよりも難しい依頼が受けられるようになる。
二人の時には選ばなかったクエストを選んでみるのもいいかもしれない。
「これなんてどうだ?」
クエストボードから一枚の依頼書を手に取る。
「リザードマンの討伐ですか?」
「丁度三人の腕試しにはいいとおもってな」
「あたしの力を見せてやる!」
「よし、じゃあこれにしよう」
受付嬢に依頼書を渡しクエストに出発!!
やってきたのは沼地エリア。
草原エリアよりは強い敵が現れる場所だ。
「まずは確認だ。基本は俺が敵のヘイトを取り、リッカがその隙に攻撃が今までの俺たちだ」
「まかせてください!」
「これにアイラが加わったから、変わらず俺はヘイト取り、隙を見て二人で攻撃って感じでいこう」
「わかった!」
「ちなみにアイラはどんな魔法が使えるんだ?」
「属性魔法は一通り使える!攻撃系は得意だけど回復とか補助とかは出来ない」
「優秀だな」
「えっへん!」
「よし、丁度リザードマンの生息エリアに着いたし討伐開始と行こう!」
「いたぞ!」
目の前には一匹のリザードマン。まだこちらには気づいていないようだ。
「俺が仕掛ける、二人は援護を!」
「はい!」
「わかった!」
「うおおおおおおおお」
敵の注意を引くために大声を出しながら接近する。流石に敵も気づいたのかこちらに向かってくる。
「おら!こっちだ!」
「ギー!ギー!」
リザードマンが手に持っている刀の様な武器をシールドで弾いていく。
ゴブリンなんかに比べればその一撃は強力だが弾く分には問題ない。
何手か打ち合った後に敵の大ぶりをタイミング良く弾く。
するとその反動でリザードマンが大きく仰け反った。
「今だ!!」
「はい!」
その瞬間に俺の後ろからリッカが飛び出す。
「はあああああ!!」
レイピアでリザードマンの体を切りつけていく。
流石にリザードマンは表皮が硬いのか、大きなダメージは通っていないように見える。
「くっ、ごめんなさい!とどめまではいきませんでした!」
「あたしに任せて!!」
「リッカ、引くんだ!」
アイラが魔法を放つ体制を取っているのを確認してリッカに指示を出す。
「くらえええええ!!」
立ちくらんでるリザードマンから距離を取る。
それを確認したアイラが魔法を放つ。
アイラの杖からはリザードマンが苦手とする火属性の魔法が放たれた。
「ギー!!!」
その火球は見事にリザードマンに直撃。プスプスと焦げた音と匂いと共にリザードマンは力尽きた。
「おお!すげえ!」
「アイラちゃんすごいです!」
「こんなやつ楽勝だよ!」
武器をしまいアイラの元に駆け寄る。
「にしても、魔法ってのはすごい威力なんだな」
「私も実際に見るのは初めてです」
「ふふーん!」
俺たちから褒められたアイラは上機嫌のようだ。
「これ、俺たち必要ないんじゃないか?」
「・・・!必要!魔法は発動までに時間かかるし、その間敵を惹きつけて足止めしてくれてすっごくやりやすかった!!」
「おお、そうか」
「何というか、これぞパーティーって感じでしたね!」
三人で今の戦いについて盛り上がる、皆パーティー初心者なのだ。仲間と一緒に戦うって事で嬉しい気持ちがこみ上げてくる。
「よし、この調子でどんどん討伐しよう!」
「はい!」
「おー!」
最初の戦いで連携の確認が出来たため、その後何体かは同じような感じで討伐できた。
「よし、それなりの数は討伐できたしそろそろ帰るか」
キリもいいところだったので本日はこれにて帰宅を選択した。
「待て!!」
町に帰ろうとしている最中に俺は声を荒げた。
「どうしたんですか?」
「前方にリザードマンがいる、それも三匹」
「三匹!?」
さっきまでは一体ずつの戦いだったが、今度は同時に三匹だ。
「どうする・・・」
見つからないようにこの場を去ることも出来る、リーダーとしての判断が求められた。
「やりましょう!」
「あたし達ならできる!」
二人を見るとやる気満々のようだ。
「よし、やるか!!」
「うおおおおおお!!」
大声を出しながら突撃。気づいた三匹が一斉に向かってきた。
「完全に攻撃は捨てる!敵を引きつけることだけに集中する!!」
「分かりました!!」
「アイラは魔法の準備を!」
「わかった!」
流石に三匹同時に捌くのはしんどい。ガードしつつやり過ごす。
「このぉぉ!!」
リッカも隙を突き攻撃をしてくれている。
「ギー!」
「すまんリッカ!一匹そっちにいった!」
「大丈夫です!」
前衛二人でなんとか時間を作る。
「アイラ!」
「リッカどいて!!」
「はい!」
アイラの準備が出来たのを確認してリッカが飛び退いた。
「くらええええ」
杖から火球が放たれた。リッカに注意が向いていたリザードマンに直撃。そのまま力尽きた。
「一匹仕留めました!」
「助かるっ!!」
「ギー!ギー!!」
仲間が殺されて残ってる奴らは激高した。
「ぐっ!!」
さっきよりも攻撃が激しくなってきた。
ノーダメージで捌ききるのも厳しく、体には軽微な切り傷が出来ていた。
「援護します!!」
リッカが一匹のヘイトを肩代わりしてくれた。
すまん・・・!!
「アイラ!先にリッカの方を!!」
リッカの方は捌くので精一杯って感じだ、先にそっちを片づけるべきだろう。
「リッカ!」
「はい!」
リッカがレイピアでリザードマンの目を突いた。その瞬間にリザードマンは大きな声を上げ怯む。
「今だ!!」
火球が直撃。そのままリッカの方のリザードマンも絶命した。
「おまたせしました!」
「よし、後はこいつだけだ!!」
残り一匹とならば後は問題ない、順当に処理をした。
「はぁはぁはぁ」
「私たち、倒せましたね!」
「すごい!すごい!」
「一人だったら絶対に無理だった。二人のお陰だ」
「あっ、コウキ怪我してる!」
「これくらいはな、回復薬飲むわ」
手持ちの回復薬を飲むと傷は綺麗さっぱり無くなった。
「久しぶりにこんなに疲れたわ」
「私も、こんな強い敵を倒せるなんて」
「あたし達良いパーティーだよ!!」
その後は特に何も無く無事にギルドに戻ってきた。
「今日は二人ともお疲れ様」
「お疲れ様です!」
「お疲れさま!」
「アイラ、改めてお願いする。俺たちのパーティーに正式に入ってくれないか?」
「うん!!入る!」
「アイラちゃん、よろしくお願いします!」
今日の結果を見るにアイラの加入を断る理由なんて無かった。
「やった、これで一人とはおさらば!仲間が出来た!」
「おう、俺たちは仲間だ!」
その勢いでアイラの頭を撫でる。丁度いい位置に頭があったから仕方ない。
「あっ///」
「アイラちゃんいいなー」
リッカとはまた違った可愛さの娘が仲間になってくれた。
この世界万々歳だ。
その足で受付嬢に本日の報告とアイラの加入を伝える。
「よし!今日はアイラ加入を祝してパーっといこう!」
「はい!」
「わーい!!」
その後三人で楽しく宴会をした。
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ぱたん。部屋の扉が閉まる。
「仲間・・・」
エルフの森を出て幾数年、ずっと仲間など出来なかった。
言い方は悪いが、リッカを仲間にした男がいると聞いてもしかしたらと希望を持った。
「手、大きかったなぁ」
頭を撫でられた感触を思い出し、心が温かくなる。
「よかった・・・」
一人ぼっちじゃなくなったこと、仲間が出来たこと。
嬉しい、嬉しい、嬉しい!!
「コウキ・・・リッカ・・・」
「ふふふ」
今日は幸せな気持ちで寝られそうだ。
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