戦姫絶唱シンフォギア~光の絆~   作:@a.s

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第21話

 

 *主人公視点*

 

 バグバズンがマリアたちを追っていたが、何とかメタフィールド内に入れることが出来たな。

 正直、ダメージを与えてくる奴を無視して追っていくとは思わなかったぞ。

 

 さて、今回はバクバズンが相手だかそこまで厄介なビーストというわけではない。

 遠距離攻撃がないから鋭い爪と尻尾の先にさえ注意すれば何とかなる相手だ。

 

「ギシャア」

 

 向かってくる!

 

「ハアァッ」

 

 取っ組み合いになるが、ジュネッスになった今パワーで負けることはないぞ!

 

「フゥッ!」

 

 背負い投げで転んだところにマウントをとった。

 そのまま何発か攻撃をしたところでバグバズンも負けじと起き上がってくる。

 

「ギギィ」

 

 鋭い爪による攻撃をしてくるがリーチは短い。

 落ち着いて対処すれば当たることはない!

 

「ギギ、ギィ!」

 

「フッ、デヤァ!」

 

 攻撃を受け止めたところにカウンターパンチをくらわせる。

 装甲は硬いがダメージは与えている。

 

 今度は力任せに突進してくるが、そんな攻撃は躱して奴の頭をヘッドロックで逃げれないようにする。

 

 何度か頭部に攻撃して着実にダメージを与えていき、トドメに腹部を思いっきり蹴り飛ばした。

 

 

「ギシャアア」

 

 バクバズンは羽根を広げて飛び、今度は空から攻撃しようとしてるな。

 

 だが空中戦はネクサスの十八番だ。

 ただ飛ぶだけの奴に負けるつもりは無い。

 

「ハッ!」

 

 戦う舞台が地上から空中に変わる。

 だが相手は攻撃してくるが爪で攻撃するしかない、どう来るのかは予想できる。

 

 真っ直ぐ飛んできたところを上に躱して、そのまま奴の羽根に向けて《ボードレイフェザー》をあびせて切り刻んだ。

 

「ギシャアアアア!」

 

 羽根を傷付けられた奴は空中から落ちていき、もうかなりボロボロになっていた。

 

 俺は空中から急降下し、そのまま頭部に蹴りを当てる。

 直撃をくらったバクバズンは立つ力もほとんど残っていないようだった。

 

 俺は全身の光エネルギーをエナジーコアに集める。

 

「ハァァァァァ」

 

 そして一気に放つ!!

 

「テヤァァァ!!」

 

《コアインパルス》

 

「ギギィィィ!!」

 

ドガアアアン!

 

 必殺技を受けたバクバズンは大爆発と共に消滅する。

 今回はコアゲージを点滅させることなく、かなり余裕をもって倒すことが出来た。

 

 メタフィールドを解除して早く帰ろう。

 了子にもF.I.S.の目的を伝えないといけないし。

 

 ────────────────────────

 

「ただいま」

 

「おかえりなさい。何か分かったの?」

 

「ああ。F.I.S.の目的が分かった。

 今から話す」

 

 

「では目的だが、あいつらは月の落下から人類を助け出すために動いているようだ」

 

「月の落下!?

 ...私が月を破壊したから、公転軌道が変わってしまったのよね」

 

「そうだろうな。

 そんで助け出すために完全聖遺物のネフィリムを使ってフロンティアを浮上させると言っていた」

 

「以前私が残していたデータから場所は分かってるわけね。

 その封印も私がF.I.S.に渡した神獣鏡(シェンショウジン)を使って解こうとしている。

 響ちゃんたちが戦うことになっているのは、やっぱり全部私の──」

 

 どんどん自分を責めるような考えになってきているな。

 それも仕方ないが、でも──

 

「ふんっ」

 

「あいたっ!

 何するのよ!」

 

「反省せずにいろとは言わないが、必要以上に自分を責めすぎるな」

 

「でも!私がしたから!!」

 

「もう起こってしまったんだ。今さら昔を嘆いてもどうしようもない。

 それよりも今後どうするかを考えた方がいい」

 

「.....気を使ってくれているの?」

 

「そうじゃない。

 過去の行動を悔やんでいては建設的な話が出来ないからだ」

 

「...そうね。ごめんなさい、情けないところを見せちゃって」

 

「そう思うなら解決策を考えてくれ。

 いくら俺でも月の起動を変えることは出来ないからな」

 

「任せてちょうだい。

 解決策がないか考えてみるわ」

 

「頼んだ。

 俺の方も何か進展があったらすぐに知らせる。

 それに、向こうの目的は月から人類を守ろうとしてることなんだ。

 そんな彼女たちを見て、あの立花響が手を伸ばさないわけもあるまい」

 

「ふふっ、確かに。

 私相手にも分かり合おうとしたあの子がいれば、今回の件も上手く収めることが出来るかもね」

 

「ああ。お前は信じてやればいいさ」

 

「私が信じてるのはあの子だけじゃないけどね」

 

「.....俺をあてにされるのは困るからな」

 

「あら?私はあなただって言ってないのに。

 自信過剰なんじゃない?」

 

「あれだけこちらを見て言ってきたくせによく言う」

 

「ふふっ。まぁ当たってるんだけどね

 あなたも響ちゃんに負けず劣らずのお人好しなんだから」

 

「俺と同じなど、彼女に失礼だ」

 

「私が言うんだから素直に受け止めたらいいのに」

 

「.....そんなことより研究所の進捗はどうなったんだ?」

 

「あっ、逃げた。

 うーん、そうねぇ。半分は過ぎたところかしら。

 来年の3月頃には終わらせる予定よ」

 

「そうか、もう少しだな。

 かなりハイペースで作っているが問題ないのか」

 

「誰に向かって言っているのよ。

 問題がないかなんて、ないに決まっているじゃない」

 

「そう言うお前の方こそ自信過剰なんじゃないか?

 だが、いつもの了子に戻って良かったよ」

 

「心配してくれてありがとう。

 あなたのことはこの世で2番目にいい男って思ってるわよ」

 

「それは光栄だな」

 

 俺のこと結構好印象に思って貰えてたんだな。

 まぁ、これで嫌われてたらショックで寝込んでたかもしれない。

 

 フロンティアの浮上ももうすぐだし、どうやってついて行くか考えよう。

 




フィーネが月の遺跡についてどこまで知っているのか、行こうと思わなかったのか、そのあたりが分からなかったから色々用語集とか読み漁ってたのと
今後の展開をどうしようか悩んでいたらこんなに時間がかかってしまった。

今も悩んでるのでもう1話あげられるか分からんです。努力はしてみますが、申し訳ない。
こんなに悩むのはGくらいだと思いたい。

セレナをトンデモ理論で無理矢理にでも復活させるかどうか。もしするってなってもなるべく自然に出来るようには努力するので気楽にお答えください。

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