戦姫絶唱シンフォギア~光の絆~   作:@a.s

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第6話

 

 *主人公視点*

 

 危ないところだったが、元々何かあればすぐ助ける準備をしてたから怪我なく殲滅出来たな。それにビースト相手でも小型のものであれば対処は可能そうだったのはいい収穫だった。

 

 ネクサス本編でも銃火器で怯ませたりは出来たから、それ以上の火力を出せるシンフォギアなら切断や粉々にするまでは問題ない。ただ細胞すら残さないようにっていうのは現実問題厳しいと言わざるおえないな。

 

 ネクサスの時みたいに回収班を作ってくれれば何とかなるかもしれんが、まだビーストの脅威を深く理解してないうちは難しいだろう。

 

 それよりも助けた後、バレちゃいけない緊張感や翼と会話できた喜びで語彙力が死んでた事が問題だろ。思い返してみればくっそ愛想悪いし声も普段よりだいぶ低くなってた。

 は、恥ずかしい...。いやしかし、元々身バレ防止で話し方は帰るつもりだったんだ!セーフということにしておこう。

 

 俺の回答を翼は上手く伝えてくれるだろうか、そんで俺はどう見られたのかが気になる〜。初登場があんな感じになっちゃったしもうそういうキャラでやってくしかないか。要注意人物として次会った時斬られたりしないよな?

 

「ネクサス、いつでもストーンフリューゲルとバリアを出せるよう準備しといてくれよ」

 

 さて、向こうは今頃どうなってることやら。

 

 ──────────────────────

 

 *響視点*

 

 ノイズや謎の生き物との戦闘が終わったあと、二課ってところに連れていかれた私は色々と検査を受けることとなった。結果がわかり次第、諸々説明もしてくれると約束してくれた。

 検査が終わったあと、私は会いたかった人に会うことが出来た。

 

「ガングニールを纏えたやつは誰かと思ってたらアンタだったのか。生きてて良かったよ。あの時の事は覚えてるか?」

 

「か、奏さん!?も、も、もちろんです!あの時は助けて頂きありがとうございます!!」

 

「気にするなよ。それに、アタシの方も怪我させちまって悪かったな。怪我、まだ残ってるんだろ?」

 

「いえいえ!お気になさらず!助けていただいただけで充分ですので」

 

「ははっ、これ以上は辞めとこうか。ずっと続きそうだ。それにしても翼ぁ?お前全然気づいてなかったんだな?前に会ったことあるならそん時に思い出してやれよ」

 

「あ、あの時は奏の事で頭がいっぱいになってたから!

 コホンッ!すまない立花、気付いてあげられなくて」

 

「翼さんも謝らなくて大丈夫です!こっちはあの時のお礼を言いたかっただけですので」

 

「...お礼か。アタシも礼を言いたいヤツがいるんだけどなかなか会えないんだよなぁ」

 

「そうなんですか?でもいつかきっと会えますよ!なんなら、私も探すの手伝います!」

 

「ハハハッ!ま、そうだな。気長に待つとするよ。ありがとな」

 

 最後に言いたいことが言えてスッキリできた!

 でも今日は分からないことが多すぎて疲れちゃった。

 早く陽だまりの元に帰りたいや。

 

 ~後日~

 

 未来とリディアンに入ってから出来た友達の創世・詩織・弓美の3人が放課後にふらわーっていうお好み焼き店に誘ってくれたけど、今日は結果が出て行かなきゃいけないから断っちゃった。みんなと行きたかったなぁ。

 

 

 あの後、了子さんからシンフォギアのことや聖遺物について説明を受けたけど難しくて全然分からなかった。

 それと、聖遺物を持ってない私がなぜシンフォギアを私が纏えるのかを聞いてみたら、2年前のあと時の怪我が原因だった。私の心臓にはガングニールの破片が残って、これが理由でガングニールを纏うことが出来るのだと。

 この事を聞いて、奏さんは巻き込んでしまったと思ってそうな悲痛な顔で俯いていた。

 司令さんからは、私のこの力でノイズの被害から人々を守るために協力して欲しいと伝えられた。

 

「私の力で誰かを助けられるなら、力になりたいです!協力させて下さい!」

 

 私の言葉で、奏さんは顔を上げて笑顔を見せてくれた。

 

「立花、ありがとう。これからはよろしく頼む」

 

「はい!翼さん!これからよろしくお願いします!」

 

「よし、話が纏まったところでもう1つの話題についても響君に説明しておこう。この前響君は翼と一緒にノイズとは違う生命体に遭遇したな?」

 

「は、はい!あの時は怖くて何も出来なかったですけど、翼さんが戦っているのは見てました」

 

「うむ。実はあの生命体についてはこちらも全く情報がないんだ。2年前のライブで翼と奏が遭遇したとは聞いていたが、映像もなく証拠となるようなものも残っていなかったからな。念の為各国にもそのような生命体がいたかを聞いてはみたんだが、知らぬ存ぜぬでな。こちらの作り話ではと言われたくらいだ」

 

「そうなんですか。でも、今回で確認できたんですよね?その生き物と戦う翼さんと、もう1人真っ黒の姿をした人が倒していたところを」

 

「ああ、伝えておきたいのはまさにそこなんだ。シンフォギアによる攻撃でも完全な死滅に至ることが出来なかった生命体を、この人物は一撃で消し去ることが出来た。それに、翼にこう伝えている。『斬っただけじゃ死なない、細胞を残さず消すまで油断するな』と。

 我々が知らないことまで知っているこの人物についてはこちらでも調査を進めているが、情報はまだ手に入っていない。監視カメラにも映らないようにしている徹底ぶりだからな、骨が折れる。 」

 

「私も会話で情報を聞き出そうとしましたが、必要最低限のことしか話さない徹底ぶりにあの引き際の良さ、何より対峙した時の張り詰めるような緊張感はかなりの強者と感じました。捕まえるにしても一筋縄ではいかないでしょう」

 

「そんな訳で、響君がこの人物と遭遇した時は絶対に戦わないようにしてくれ。仮に襲ってくる場合は逃げることを第一とし、もし可能であるならば、会話で情報を聞き出すことが出来れば万々歳だ」

 

「分かりました!出会っても戦わず、会話してみようと思います。

 あの時は翼さんを助けてくれたし、きっといい人のハズですよ!」

 

「そうだな。我々としても味方であって欲しいが、目的が分からない以上敵対する可能性もある。信じるのはいいが、信じすぎないようにな」

 

「はい!」

 

ヴヴーー、ヴヴーー

 

「ノイズの出現を確認!」

 

「迎え撃ちます!」

 

 翼さんが出ていく。

 

「私も行きます!」

 

「待て!君はまだ...」

 

「私も行かせてください!誰かの助けになりたいんです!」

 

 私はその場を離れた。早く翼さんと合流するために。

 そして願わくば、翼さんを助けた人が私たちの味方でありますように。

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