あの日の向こうへ   作:希空0123

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あの日の向こうへ

 

アオのハコの小説です。オリ主あり

 

オリ主×千夏 大喜×雛 匡×菖蒲 の付き合いとなります。

 

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大喜サイド

 

俺には朝一番に会いたい人がいる、

 

「はぁ、はぁ、はぁ、」

 

会いたい人が

 

ガラガラ

 

 

バン

「アガッ」

 

千夏「大丈夫!?」

 

「平気です」

 

千夏「ごめんね!エルボーパスの練習してて、見せて、、」

 

千夏「赤くなってる、、、痛かったよね、」

 

「あっ!ホント平気です!」

 

千夏「でも、、、あっそうだ、これあげる、」

 

ポケットから菓子、、、

 

千夏「その代わり、許してね」

 

はわわわ!許しますとも!!

 

我が栄明中学高等学校は中高一貫のスポーツ強豪校で俺は中学の部活を引退後、高校のバド部の練習に参加させてもらっている。その中でも朝は自主練の時間になっていて、誰よりも早く来ようって思っているんだけど、いつも一番にいるのが女バスの千夏先輩だった。まだ冷たい空気の漂う体育館でひたすらにシュートの練習をする。そんな千夏先輩のことが俺は好きだ!

 

 

ガラガラ

 

?「おっ、やってんじゃん、」

 

「乃蒼!」

 

こいつは俺の親友である、猫田乃蒼、俺と同じバド部で朝早くから自主練をしに来るメンバーの1人、こいつとは中学に入ってから仲良くなり、今では一番のライバルだ!

 

乃蒼「おはよ、相変わらず朝早くからやっていることで、」

 

「それを言うなら千夏先輩だぞ、あの人はいつも一番最初に来ているから」

 

乃蒼「まぁな、俺らもそれに触発されたわけだし、よし大喜、後で1回やろうぜ」

 

「おう」

 

 

 

 

 

乃蒼side

 

「ただいまー」

 

母「おかえりなさい!乃蒼、晩御飯の時にちょっと話があるから聞いてね、」

 

「話?今じゃなくて?」

 

母「ええ、家族全員揃ってから話しましょ」

 

 

 

「それで話って?」

 

父「その、海外に転勤しようと思うんだ。」

 

「えっ?」

 

母「元々ね、海外に転勤はしないか?っていう話は出てたの、だけど今ままでは、乃蒼の部活や、、、っ、、楓のクラブとかがあったから、保留にしてたのよ、だけど、もう楓は、、、ッッ、、」

 

「っっ、、、」

 

俺の妹である猫田楓は、俺の二個下でジュニアのバスケに入っていた。けれど1年前、事故にあい、帰らぬ人となった。

 

母「正直、もう辛いのよ、この街にはあのことの思い出が沢山詰まってて、だから、海外に行こうと思ったのよ、」

 

父「俺も、母さんも、楓のことを思い出すのは、辛いんだ、、、乃蒼、お前もそうじゃないか?」

 

「、、、そりゃあ、辛いよ、一緒にバスケで、兄妹で活躍しようねって、約束してたし、、、でも大喜達とは離れたくない!それに、バスケじゃなくてもバドで活躍して、楓に届かせたいんだ。俺は頑張ってるよ、って、」

 

母「さすがね、乃蒼は本当に強い子、、、でも、、お母さん達はもう海外に行くことは決まってるのよ、」

 

「そんな、、、じゃあ俺は、、、」

 

母「海外でもバスケやバドはできると思うわよ?そこで活躍して楓に伝えるのでもいいんじゃない?」

 

「、、、俺は嫌だ!!日本で活躍して届けたいんだ!」

 

母「そう、、でもそうすると、一人暮らしになるわよ?」

 

「そう、だけど、、」

 

父「今日はもう遅いし、このことは明日話し合おう、」

 

「うん、、」

 

 

 

海外に転勤?なんでもっと早く言ってくれなかったんだよ、、お母さん達はああ言ってたけど、俺は楓の死から逃げてるみたいで嫌だ、、バスケをするのは今でも辛い、、、けどスポーツには触れていたい!!それに、大喜と匡と雛、みんなでバカみたいに騒いでいたい、、、

一人暮らしか、、、ひとまずご飯はコンビニと自炊で乗り切るとして、お金は足りるのか?いやバイトするしかないか、すると部活の時間を削るしかない? ダメだな、、、行き詰まった。

 

 

 

 

 

 

大喜side

 

あれっ、今日乃蒼来るのいつにも増して遅いな、なにかあったのか?

まさか風邪!? いやそれなら連絡が来るはずだ、、どうしたんだろ、、

 

ガラガラ

 

「あっ乃蒼!今来たのか」

 

乃蒼「悪い、ちょっと色々あって、」

 

「謝んなくていいって、それよりなんかあったのか?」

 

 

乃蒼「あー、お前には話しとく、実はさ、親が海外転勤の話出てて、俺も着いて行かなきゃ行けなそうなんだ。」

 

「えっ、、、」

 

乃蒼が、、海外?俺と一緒に、朝早くから、こんなに練習してきたのに、、、今?

 

乃蒼「俺は行きたくなかったんだけど、、一人暮らしには限界があるし、未成年の俺じゃバイトも何も制限がかかるしな、親について行くしかないんだよ、」

 

「そんな、乃蒼はあんなに熱心に練習してきたじゃん、、それなのに、」

 

乃蒼「はは、、もしかしたら今日でこの朝練にも体育館に来れるのも最後かもしれないしな、後悔のないように練習するよ、」

 

「こんなの、納得いかないよ、俺かお母さんに何とかできないか聞いてみる!」

 

乃蒼「いや、いいって、、無理だよ、」

 

「いいから、行動しなきゃ何も変わんないだろ」

 

乃蒼「ッッ、、、」

 

 

 

 

 

 

乃蒼side

 

「ただいま、、、」

 

母「乃蒼!!聞いた?」

 

「えっ、何が?」

 

母「猪股さん家に泊まらせてくれるって」

 

「、、、えっ?聞いてないけど、、、」

 

まさか大喜のやつ、本当に言ったのか?

 

母「由紀子さんから高校卒業まで預かるよって、」

 

「ッッ、、俺、まだ日本でバドできるってことか!?」

 

母「ええ!良かったじゃない!」

 

「ッッ、、良かった、良かった、、、」

 

母「今度の日曜日に挨拶に行くから、しっかり、大喜くんにもお礼を言っておくのよ」

 

「うん!!」

 

 

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