目が覚める
腹部に痛みが走り腹を抑えてうずくまる
服を捲り見ると青痣が出来ている
青、というより青紫
全く嫌になる、頭を掻きむしりながら煙草に火をつけて一服
ニコチンが寝ぼけた頭を呼び起こす
鮮明に夢を思い出した瞬間に日記をつける
稀に同じ世界に行くことがあるので覚えておくようにする
煙草を吸い切ったタイミングで日記帳を閉じて本棚の奥に直す
見られて恥ずかしいのは俺なのでね
そして日課の筋トレを2時間こなした後にバイトに向かう
高校生、というが実は20歳なのでバイトをしないと食うに困る
定時制に通っているので一応高校生…だと思う
バイトが終わり学校に向かう、そして家に着いてシャワーを浴びて煙草に火をつけて窓際に座る
手元にある本を開いて読む
武器全般が書いてある本
銃火器や刀剣、海外の武器や取り扱いの勉強をする
この現代には意味のない知識かもしれないが、夢の世界では使えるもの
1時間ほど読んで灰皿が一杯になってる事に気付いて火が消えてるのを確認して捨てる
そしてふと時計を見ると夜の10時だと気付く
連続で夢を見ることはないけど、疲れはたまる
水を一杯のみ、布団に入り眠りにつく
目が覚める
スマホを見ると午前3時
夜中に目が覚めたと考え頭を掻く
クソがと呟き水を飲む
煙草に火をつけゆっくりと煙を吸い込み吐き出す
覚めぬ眠気に身を任せよう、そう思い灰皿に煙草を押し付けて眠る
やはり疲れが残っていたのだろう
バイトが休みだったので昼まで寝ていた
起きて歯を磨き水を飲む
未だぼやける頭を無理矢理覚まして買い物に出かける
食料と湿布と包帯を買い込む
帰りにクレープを買い食べる
俺は大の甘党ゆえにクレープやアイスはよく食べる
そんな話は置いてこう
夢というのは単純なもので、自分が見た景色等に由来されるらしい
例えるなら、見たことのない人が夢に出てきた
なんてことはよくあるだろうが実は簡単な話で、スーパーや出かけた際に会ったことのある人だそうだ
記憶にない理由は数ある記憶の中であまり気にしていない、全くの他人に関心がない、などの色々な理由があるらしい
何故こんな話をしたかといえば
俺は夢の中で会った、あの世界にいた人間は現実にもいる
それは知っていたが、稀に近場に住んでいる事もある
それはそうだ、あの世界は異世界ではあるが多重世界…パラレルワールドに近い
俺がいるなら他もいるだろう
例えば俺の親…まあ死んでいるが
他人としてパラレルワールドに存在もする
関係性やらは全く違うが
だが恐ろしい話もある
記憶持ちがいる事だ
とは言っても、パラレルワールドの記憶ではない
会ったことがあるような、程度らしいが
前に行ったパラレルワールドであった人間が家の前にいる
…どこかで時間潰しをしてこようと決めて煙草に火をつけるのだった