夢の異世界へ   作:如月ユイ

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第九話

切り裂いた扉は崩れ落ちて煙を上げる

神経ガスの類かと思いバックステップを踏む

しばらくすると煙の中から男が笑顔で出てくる

 

男

(今回は何もなかったですよ!いやむしろ出口がありました!)

 

まあもうデスペナがないと考えれば安いのか?

などと考えると扉が開いて見える

その奥には数人の生存者がいた

なるほど、それを見ての出口と

 

扉の先の空間に目をやるとトラップらしき物は見えない

よし、入るか

 

一足先に男が入ると中にいた数人が声をかけてきた

やれよく無事だったや殺しをしたか、酷いのは俺を犯していいか等だ

まて、容姿は良くないはずだぞ特に現実世界の俺なんて気怠げな目で生きているので

 

その発言を聞いてか男は俺の前に出る

こいつ本当にレイプしたのか?とか考えていると一番山賊みてぇな奴が前に出る

 

山賊

(なら俺とやり合って、俺の相方と交換しようぜ!弱い奴は強い奴の言いなりってな!)

 

すげぇ勝手に話進んでる中俺は別の人間に話しかけて煙草を貰い火をつける

めんどくせぇけど勝手にしてくれと言えない

俺?私?の命運がかかってそう

煙を肺に溜めて吐き出して言う

 

ユイ

(相方さんがんばれー、私のためにー、がんばれー)

 

適当に応援した瞬間に山賊が斧とハンドガンをゆっくりと抜く

 

山賊

(俺の獲物はこの二つだ、味方は死んじまってよぉ…死人に武器は)

 

台詞が言い終わる前に顔の上顎から上が飛ぶ

まて、一本吸い終わる前に終わったぞクソ

 

吸いかけの煙草を揉み消そうと思い気付く

そう言えばクリア人数とかはどうなんだ?

時間か人数か

考えていると男が話しかけてくる

 

男

(勝ちましたよ、これからも相方としてよろしくお願いします!)

 

ユイ

(よし、名前を言わなかったことは褒めよう)

 

何が起こるかわからんからな、用心してくれて助かる

とりあえず亡骸を放置しながら煙草を揉み消す

煙草男に何個か箱とライターをもらい、安堵する

パラレルワールドでも時間がかかる世界もある

ひどい時は一年弱その世界にいた

起きても4時間くらいしかたってなかったけど

 

とりあえず火をつけずに煙草を咥えて喋る

 

喋ろうとしたら壁から電光掲示板みたいな物が出てきた

 

20.00

残8

 

 

秒単位で時間が減る

つまり残り20分で終了か、残り8人が来た時点で終了かだな

 

眠くなってきた

そう考えて壁際に座る

男が横に座る

 

男

(もし眠くなったら寝てもいいですよ…見張って守ってあげます)

 

ユイ

(あんたほんとに強姦魔?ちげぇだろ)

 

 

男は困り顔をして小声で言います

 

男

(困りましたね…貴女の想像に任せますよ)

 

悲しそうな顔で笑い頭を撫でられる

鬱陶しいので手を払いのけ壁に肩を預けて休む事にした

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