ようこそ世界の影へ
『人間はそう遠くないうち滅びる』
真っ白い空間の中、声が響く。冷淡と、滅びるという言葉を溢している。誰だと問いかけようとしたところ
(声が、出ない…!)
まるで喉を抜き取られたかのように声を発することができなかった。
『各地では戦争が起きて、同時期に海面上昇や火山噴火…もう地上には居住不可能だ』
『そんな…!』『どうにかできないのか!?』
大人数で会話しているのか、別人であろう声がいくつも響く。どれも全て、嘆きや落胆といったものばかり。
『お前、【ウルトラマン】だろ!!なんとかしてくれよ!』
『無理だ。もうウルトラマンの力じゃどうにもならない。それに…これは俺達人間が始めてしまったんだ…』
ウルトラマン。
今ここで初めて聞いた単語。
それなのに、どうしてか知っている気がした。
『意味があるかわからないが、記録を残し…おこう。い……人…が生き…び…、いや、新……知………体が
ウルトラマンという単語に引っかかりを覚えると、響く言葉にノイズがかかり始めた。やがてノイズは大きくなりまともに言葉が判別できないほどまでになる
(うっ…なんだ…っ、急に、光が…っ!?)
自分の見つめる先から青い光がほとばしると、眩しさに目を閉じる。そこで完全に意識は消えてしまった。
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「ぅ……」
いつのまにか、冷たい地面に寝かされていた。小刻みに揺れている…ここはどこだ?
「ってうわっ!?」
視界と意識がはっきりしてくると、自分の眼前に顔があった。不思議そうに見つめてくる、【タコ】のガール。
「た、タコ…?」
「…えっト…ソの…だい、ジョウブです、カ?」
タコ、ということでオクタリアンを連想し少し警戒したが、帰ってきたのはこちらを心配する言葉だった。
「ぇ…っと、大丈、夫。ありがとう」
しっかりありがとうを伝えると、急に横から竹が視界にフェードインしてくる。
「ヘイ!オヌシ!」
竹の方に視線を向けると、緑色のジャージを着たじいさんが、俺のヒーロースーツを持っている
「名を名乗れぇい!」
「お、おお、確かに。俺はタカ…(いや待てよ…知らない場所で知らない人物に本名教えて大丈夫か…?まぁ、一応4号名乗っとくか…)…今は4号って呼んでくれ」
「4号…?4号じゃと?それにこのスーツ…オヌシもしかして……」
「じいさん、いきなりで悪いんだがそれ、返してもらえないか…?ちょっと大事なやつで」
「まぁ待て。オヌシ、もしやNew!カラストンビ部隊の人間か?」
「!じいさん、知ってんのか!?」
「知ってるもなにも、ワシはNew!カラストンビ部隊の司令、アタリメヨシオ!aka.MCヨっちゃん!」
……司令?
「司令って、あの…司るあれ…?」
「それは知らんが、司令は司令じゃ」
…
……
………えぇ
「あーそう、知らなかったんでつい…。こほん、少し前に4号になりました。よろしくお願いします」
「別にそう固くならなくていい、もっとフェアでいいぞい」
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急な司令との邂逅に驚きつつも、今の状況について話をする
「ワシらは3号と調査に来ていたらそこの【8号】と出会っての…3号と交戦しているうちに何者かに襲われ、この地下にたどり着いたんじゃ」
ここはネル社というところが運営する『深海メトロ』ということ
地下に落ちた際に3号と離れてしまったこと
8号は落下の際に記憶が飛んでしまい、『実験体10008』にちなんで8号と呼ばれていること
そして8号、それと協力者とともに地上…【約束の地】を目指しているということ
を聞かされた。その途中にたまたま倒れている俺を見つけ、ここまで運んできたらしい
『あれってなんです?』
『アレはアレじゃよ』
『だからアレってなんのことです?』
『だからアレはアレじゃって』
『だから
【アレ】は本当にアレという名前らしい。なんか名前つけとけ
そしてタコのガール…【8号】は、じろじろとこちらを興味津々の様子で見てくる
「よろしく、8号」
「よ、よろシク、お願いシマス…」
「そんなに固くならなくていいよ、もっと気軽に「ワシもそれでいいんじゃぞ」あなたはそういうレベルじゃないんです」
司令というのは意外とひょうきんな性格なのか…もう少しもっとこう…なかったのか…
『ジジイはジジイだ、そんなに気使わなくてもいいんじゃねーの?』
「アンタもアンタなんだよ、一応…」
座席に置かれている通信機から聞こえる声に返信を返す。向こうの相手はなんとあの【テンタクルズ】らしい
(なんだこの変なメンバーは…)
『…そうだ4号さん。4号さんはどうしてここに来たんですか?』
「ここに来たっていうか…こいつに導かれてきたんだよ」
そう言って、左腕を見せる。
「なんじゃ?これは」
「さあ。俺もわからない、だからここへ来たんだ。ここに来る前、こいつが光で場所を指した。そこに行ったらデカい大穴があって…そこからは記憶が飛んでる」
『うーん…見たところ、形が特殊なただのブレスレットっぽいですけどねぇ…』
「いやまぁ、これ自体は入れ物なんだ多分…この青い光が…まぁ、ここに導かれたってことは、ここでなにかをすればいいってことだと思って…」
「まぁここを進めばわかることじゃな、8号と一緒にアレ集めを手伝ってくれんか?」
「もちろんだ、そうなったら8号と一駅か二駅交代でやってった方がいいか?」
「ワタしはどっチでもダイじょうブです」
「じゃあそれでよろしくな」
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「…そういえば、3号ってどんな人なんです?」
「そうじゃな、こういうイカしたガールじゃ」
パパパッと、筆ですぐ似顔絵を描いた司令。めちゃくちゃ似てる…かはわからないがすごく特徴がわかる。絵描きにでも隠居したらどうか
「はえ〜、それが先代なんすね。一回話してみたいなぁ」
「3号は意外と無口なんじゃ、話せたら相当の信頼を置かれてる…のかもしれんぞ」
オクトはラスボス以外、チャットルームプラス大ボスとの戦い、アレ入手描写のみになりそうです
12000年前とどう紐付けるか、頑張ります