神のアクア?、そんなもんより魔剤のが効くぜ   作:宙の開拓者

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続いちゃった



説明回に近い何か

「おーいアフロディ、カオスの奴は?」

 

チームメイトのヘラ(平良貞)が僕に尋ねてくる

 

「カオスなら先日神のアクアをひっくり返した事で総帥の所だね」

 

やはり先日の蛮行は総帥の怒りに触れたらしい、今も彼は説教中さ

 

「あーそっか、なら戻ってきたらでいいや」

 

「そうするといい」

 

ヘラは自分の練習に戻っていった、恐らくは必殺技の調整をしたかったのだろう

僕たちのチームでは普通の光景だ

 

カオスはエナジードリンクを飲むとパワーアップする、それは選手としてだけではない

パワーアップに関しても正確にはハイになり、身体能力が強化されるんだ、そして強化された目で彼は周りの選手の動きを正確に把握出来るのだ

 

敵に対しては筋肉の動きやプレーから未来の動きを読む事が出来る、味方に対しては現在の動きと理想とする動きのズレを見る事が出来るからそれを元に修正する事で味方の練習の質をより良くする事出来る

 

これは世宇子中の強みさ、カオスが練習の質を上げる事で他のチームよりも効率良くレベルアップ出来る、僕も昔から彼の世話になっているおかげで相当強くなれた

 

因みにカオスはこの目の事をケミカルアイと名付けているが僕に名付けを任せてくれればもっと君に会う相応しい名前にしたんだけどね

 

皆が練習をしているとカオスが帰って来た

 

「ただーいま、あのグラサン話なげーや」

 

「おかえり、カオス大丈夫だったかい?」

 

説教帰りの彼に赤い牛のデザインの缶を手渡す

 

「おっサンキュー照美、ふぅ、グラサンの長話後に効くぜー」

 

彼はベンチに座りながら美味しそうに飲み始める、僕は彼の隣に座りながら聞いてみる

 

「話は付いたのかい?」

 

「嗚呼、フットボールフロンティア優勝と引き換えに神のアクア禁止を取り付けてきたわ」

 

彼は別に普段の奇行で神のアクアをひっくり返した訳では無い、エナジードリンクを愛する彼は神のアクアの正体が違法薬物である事に気づいており皆に飲ませない為に奇行に乗じて防いだのだ、僕らチームメイトは彼の真意にしっかりと気づいている

チームメイトも彼に引く事は多いが彼の行動には確かな信頼がある

 

「まあ、だいぶアクア飲めってゴネられたけどさ俺達警察の世話になりたくないんでって言ってやったわ、薬物ダメゼッタイって言うじゃん?」

 

僕らチームメイトとしてはありがたい話だが、君が薬物ダメって言うのはキャラクター的にどうなんだろうね

 

「ごちゃごちゃ言ってるけど、要は勝ちゃあいーんだろ勝ちゃあってゴリ押してきた」

 

「それにあのグラサン監督に就任してからまともに俺達の練習見てないで、他所の学校に入れ込んでそこが負けたからて世宇子に来られたってなぁ」

 

「正確に言えば、前の学校では解任されて追い出されたんだよ」

 

「ハッ、負け犬じゃねーかよ」

 

僕もその通りではあるなぁと思いながらも流石に言い過ぎなので彼の口を止める

 

「まあ、あのグラサンが就任してからトレーニング器具やら設備やらが最新のになったからある程度は言う事は聞いてやるがな」

 

「君の場合はそんなものよりエナジードリンク飲み放題にしてくれたのが一番じゃないかい?」

 

「ひゃっほう、影山監督一生ついてくぜ!!」

 

まったく調子がいいんだからカオスは

 

「で、とりあえず今って日程どうなってたっけ、照美」

 

彼が僕の持つタブレットを虹色の目で覗き混む

 

「初戦は総帥の古巣だね」

 

カオスは缶を片手にちゃぽちゃぽ鳴らしながら慇懃無礼に言う

 

「自分に逆らった飼い犬は自分の手でとっとと処理したいんだろうよ、あのグラサン陰湿だからな」

 

となると僕らも勝たなくては何をされるか分かったものではないね

 

「つーかよ、開会式俺らは参加しなくて良いって言うから参加しなかったけど開会式はテレビで見たけどさ、うちの看板持ったあのねーちゃん可哀想だったよなマジ羞恥プレイ」

 

「確かにね、気の毒な事をしてしまったね」

 

僕らは雑談を挟みながら二人で対帝国戦の作戦を話し合い、途中でヘラとデメテル(出右手豊)に呼ばれて練習に行った

 

さてと、僕も技の精度を上げるとしようかな、キーパーがいないと張り合いが無いねポセイドン(歩星呑一)にでも受けて貰おうかな

 

その後僕がシュートを打つ度に彼の悲鳴が練習場に響いた、なんでだろうね

 

 

 

 

 

さて、今日は帝国戦当日だ

 

「皆調子はどうだい」

 

うん、皆の顔を見る限りいつも通り問題は無いみたいだね

 

カオスが今日もエナドリを飲んでいる、今日は怪物の白みたいだね

 

「ぷはぁ、ケミカルアイで見た感じそこまで強く見えないな」

 

「あれか?、司令塔がベンチに引っ込んでるからかね?温存かな?」

 

「オイ、お前ら俺達舐められてんじゃねーの?、意地でも引きずり出してやろーや」

 

カオスが皆に発破を掛ける、確か司令塔の鬼道君は雷門との試合で足を痛めてるから欠場だった筈だけどまあ、黙っておこうか

 

「嗚呼、そうだねカオス僕たち神の力を見せてあげよう」

 

スターティングメンバ―

 

カオス デメテル アテナ

 

ヘルメス アフロディ ヘラ

 

アポロン ヘパイス

 

アレス ディオ

 

ポセイドン

 

 




実はこの世界の世宇子は特別推薦枠ではなく、普通に勝ち抜いて全国大会に出ています
影山は裏で前の監督を排除して監督になりました
なので世宇子イレブンからすると、いきなり監督が交代してヤバい薬飲ませようとしたというヤバいおっさんです
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