「ほらよ、行ってこい神サマぁ」
試合開始のホイッスルと同時にカオスからボールを貰った僕は帝国ゴールに攻め込んでいく速攻で相手のFWを抜き去ると、即座に相手のヘッドホンを付けた選手と小さいけど顔の怖い選手二人のMFに囲まれる、いい反応速度だね、でも
僕は片手を上にあげて指パッチンを合図に世界の時間を一時的に僕の時間にする
ヘブンズタイム
僕の必殺技で一時的に時間を止めて相手を抜く技だ、デメリットとして僕も走る事が出来ず歩く事しか出来ない
それに味方も全員動けなくなってしまうからパスする事も封じられてしまう
「神には通用しないよ」
ヘブンズタイムの終了と同時に僕を囲んでいた帝国のMF二人が僕の後ろで衝撃破で吹き飛ばされた、解除後に止まった時間の揺り戻しで衝撃波が起こるんだよね
カオスには時間停止と解除後の時間差衝撃波が回避不能の酷い技だと言われてるね
「一体何が起こったんだ?」
「俺達いきなり吹き飛ばされたぞ?」
僕はゴール前に辿り着きシュートを放とうとするとゴール前に帝国DF陣に行く手を防がれる
またヘブンズタイムでもいいけど、カオスが近くまで来ているから彼にパスをする
「ナイスだぜ神サマ」
僕がDF達を引き付けているから彼はGKと1対1だ、さあいつも通り決めて貰おうか
カオスが右足に赤いオーラを纏わせる、そのままボールに蹴り赤いエネルギーをチャージし続け力任せに蹴りぬきボールがまるで赤いLEDライトの様な煌々とした輝きを放ち帝国ゴールに突き進む
だけど帝国のキーパーも動いている、彼は拳を地面に叩きつけてエネルギーのバリアを張り迎え撃つ、でもあれじゃあ足りないだろうね
「パワーシールド、何だと?!」
バリィィン、カオスのシュートはパワーシールドを軽々と破りゴールへと突き刺さった
これで僕ら世宇子の先制点だ
「スパークリングバスターだぜ」
再開し相手からデメテルがボールを奪い、僕にパスをする
「お前に渡す訳には行かない」
だが、帝国も僕のヘブンズタイムを警戒したのか僕へのパスコースに眼帯をした選手が割り込んでくる、が
ボールを帝国に奪われる前にカオスが一瞬で眼帯の選手の前に割り込みボールを確保し、カオスはドリブルで走るが眼帯の選手も負けじと追いかけてくる
「オイオイ、俺と戦ろうってのかよ」
「ハッ良いぜ、捕まえてみろやあ」
眼帯の選手が必殺技を放つ、スライディングしながら無数の蹴りを放ちながら襲っていく
「くらえ、キラースライド」
それに対し、カオスは左手で左目を多い手を離すとカオスの左目からバチバチと火花を放ち
蒼い炎を灯す
「ブレイズゾーン」
左の瞳に蒼炎を灯したカオスは眼帯の選手の視界から一瞬で消え去り、キラースライドを躱した
「消えた?!」
既に蒼炎の消えたカオスは眼帯の選手より離れた場所に移動しており、向かってくる帝国選手達を抜き続ける
「アースクエイク」
帝国DFのひと際大柄なゴーグルの選手の必殺技が襲うも
「ばーか、もう俺は持ってねーよ」
既にゴール付近に移動していた僕にボールは渡っているのだ、さあ神の力を魅せてあげよう
僕は白い6枚の羽を生やし上空へと飛ぶ
「何だ、あの必殺技は?」
キーパーの驚く姿に満足しながら僕はボールに神の力を込めてエネルギーを膨張させ白い巨大な塊を作り、その巨大な塊をゴールに向けてシュートする
「ゴッドノウズ改」
襲い来るゴッドノウズを前にキーパーは必殺技を放つ事も出来ずに、ボールはキーパーを巻き込みゴールへ叩き込まれた
その後も世宇子リードのまま試合は進み続け、帝国からすればカオスと僕という渡ってしまえばボールを奪えない選手の攻略手段が無く防御する事が出来ず追加点を入れられていき、前半終了近くには20-0になっていた
それだけではない、帝国の選手達は皆傷付きボロボロになり、既に交代メンバーを使い果たしていて誰の目が見ても勝負は付いたのは明らかだった
帝国オフェンス陣は僕らのゴールに攻め込むも、空から降って来る足に踏みつぶされたり、地割れの衝撃を受けた、ディフェンス陣は突風に吹き飛ばされたり、シュートを止めようとして弾かれてしまったり、キーパーである彼はカオスと僕のシュートに加えデメテルやヘラの必殺技をに必死に喰らいついた、もう立っているのもやっとだろうに見事なものだね
「オイオイ、帝国ってのはこんなもんなのか?」
「確か40年無敗だったんだろ?、司令塔一人抜けただけでこの有様なのかよ、ガッカリさせんなや」
カオスはエナドリを飲んでいる時は口調が荒くなるが、特に因縁等が無い限り相手チームを侮辱したり傷付けたりはしない
本心から帝国の弱さに残念がっているんだ、僕とカオスは事前に帝国に対して警戒し作戦を立てていたのだが単純な実力の差によってこの結果になっている
「嗚呼、そういやシュートまで行けて無かったよな?」
カオスは倒れている眼帯の選手の元にボールを転がした、僕はカオスの意図を汲み取りそれに合わせてチームにゴールまでの道を開けさせた
「舐めているのか、世宇子!!」
眼帯の選手が怒り、叫ぶそれは帝国の選手達の想いを代表した叫びだったが
「いやいや、点差見ろよ20点差だぜ10点行くまでは警戒してたんだぜ、ほんとだぜ」
「けどさあ、こうもなれば舐めもするだろ」
「だからさあ、証明しろよ」
「お前が俺達の敵足りえるんだと証明してみろよ」
眼帯の選手はふらつきながらもボールをドリブルしゴールに走る、歩いているのと変わらないスピードではあるけれどこのドリブルを止められなかった
ゴールにたどり着いた彼は、覚悟を決めた目で右手で指笛を作り吹いた
あの構えは皇帝ペンギンかな?、けれど使うには後二人足りない筈
「はあはあ、皇帝、ペンギン」
地面から赤いペンギン達が彼の足に嚙みついていく、あの赤いペンギンからは強力な力を感じる
だけどまだ安定していない様に見えるね?、それに彼の身体にも大きな負担が掛かっているね
「ぐ、ああああああ1号おおおおお」
放たれた赤いペンギンを纏ったシュートが世宇子ゴールに飛んでいく、世宇子キーパーポセイドンが迎え撃つ
「つなみウォール」
赤いペンギン達はポセイドンの起こした津波に飲み込まれてしまった、幾らペンギンでも神の津波の中では泳げなかったのだ
そのタイミングで前半終了の笛が鳴り、帝国の棄権により世宇子の勝利で幕を閉じた
帝国の選手達が病院に搬送されていく中、虹色の輝きが落ち着いたカオスは赤いペンギンを撃ち動けなくなっている眼帯の選手の元に行っていた
「最後のシュート意地を感じたぜ、お前なんて言うの?」
「佐久間だ、佐久間次郎だ」
「必ず、お前を倒してやるからな」
彼、佐久間君は涙を堪えながらカオスに宣言した
「嗚呼、またサッカーやろうぜ佐久間」
佐久間君も搬送されていった
カオスを見ると落ち着いており、エナドリの効果が切れている
目の光は落ち着き彼のテンションも落ち着いている
「気に入ったのかい?彼の事」
「嗚呼、最後のあの赤いペンギンは力を感じたな、けど不完全に見えたな最適な形では撃ててない」
「俺の目だと佐久間本人の実力と技の威力が釣り合って無いな、けど撃てる様になればうちのゴールは抜けるな」
相当な高評価みたいだね、親友としては少し妬けるね
「ところで、照美」
「何だい?カオス」
「エナジー切れたから、飲んでくるわ」
「今日はもう帰るだけなんだから駄目だよ」
「(´・ω・`)」
カオス
火属性 FW
技リスト
ケミカルアイ(パッシブ)
スパークリングバスター 火
ブレイズゾーン 火
影山総帥この試合結果にニッコリ