神のアクア?、そんなもんより魔剤のが効くぜ   作:宙の開拓者

6 / 6
前回ラストで二人は雷雷軒でラーメン食べて帰りました
アニメだと響木監督直ぐに雷門中に行ったので店閉めてたけど、今作では暫く考え込んでおり直ぐに雷門中に行きませんでしたので二人はラーメン食べられました




影山零治の回想

 

「準決勝までの雷門の情報は既に纏めてある、各自頭に叩き込め」

 

「試合の映像も用意してある、そちらも確認しておけ」

 

ふっまさかこの私がまともに監督としての仕事をする事になるとはな・・・

 

「グラサン監督、今回もスタメンは俺と照美で選んでいいか」

 

「今の段階のデータならば、準決勝の時のスタメンでも構わんと思うが理由を聞こう、後影山総帥と呼べカオス」

 

「先週までのデータならスタメンは今のままでも構わねーとは思うが、控えの1年の中に当日まで俺が見ればいっきに伸びるのが2人いてよ」

 

「ふむ、ならば今日より練習後に本日のデータと過去のデータを私の元に持って来い、試合当日二日前までに私の求める基準に達していたならばお前の好きにするがいい」

 

「うーす、マカセロリ」

 

相変わらず、私の事を舐めているなこいつは怖いもの知らずなのだろうか

 

「練習メニューに関しては普段通りだ、カオスが面倒を見る1年二名に関しては今日はカオスに従え」

 

「質問が無ければミーティングは終了だ、解散」

 

こうして世宇子の選手達が練習に散っていく、コートのベンチに座り数週間前の事を思い出す

あれはカオスが神のアクアをひっくり返した日の事だ

 

 

 

 

 

 

フットボールフロンティア地区予選決勝、私は帝国の監督を解任され鬼瓦に逮捕されたが私の手の者を使い証拠不十分により釈放させた

帝国の総帥という立場は失ったが、裏で作っておいた世宇子中の監督というもう一つの立場があった

 

世宇子中は元々私が数年前設立した学校であり、隠れるには最適であり切り札であるプロジェクトZの正体でもあるのだ、全ては世宇子を使い今度こそ円堂大介のサッカーを否定するその為に

 

プロジェクトZとは神のアクアという超人を作り出す薬を飲んだ世宇子による私のサッカー破壊計画だ、手始めに雷門中を倒し円堂大介のサッカーを破壊しその後は各中学との試合を行い倒していく事で、私が再び中学サッカー界を支配する計画であった

 

神のアクアは本来は軍事用に作られた劇薬だ、作成者は私を昔から支援しているあのお方の手の者で、あのお方が進める計画の途中で生み出された薬であり、計画に必要が無くなったから私に譲られた

並の人間では耐えられぬ激痛が走るが適応したものは強大な力を得る事になる、薬に耐えきれるメンバーを中心に世宇子サッカー部を再編し私のサッカーへの復讐を進める筈だった

だが、計画は狂った

 

火王焔主によって

 

奴は神のアクアを拒否し、用意した人数分全てを台無しにしたのだ

事前に世宇子のメンバーについては把握していた

無論火王も注目すべき選手の一人としてな

エナジードリンクに強い執着を示し、服用する事によって高い能力を発揮する選手であると

 

私はエナジードリンクに含まれるカフェインやアルギニンといった成分が、常人より強く火王には影響する事で高い能力を発揮する

ならば神のアクアというエナジードリンクよりも遥かに強力な軍事用の劇薬ならば?

火王はより強い力を引き出すと期待していた、もしかすればあのお方の進めるRHプログラムよりも上の数値を叩き出せるのではないかと

 

私は火王を手に入れる為に説教と言う名目で奴を監督室に呼び出した、かつて鬼道有人という天才を従えた私だ、中学生の一人ぐらい私の口車に載せてやろうと

呼び出しから大幅に遅れて監督室に到着した火王は、開幕から私を脅迫した

 

「神のアクアだっけ?これヤバい薬だよな、警察に届けちゃおっかなーって思うんだけどどうよ?グラサン野郎」

 

無駄な脅しだった、私に中学生の通報一つもみ消せないと思うのか

私にはお前をこの場で退学にする事も出来る、豪炎寺の妹や嘗てのチームメイト達の様に事故に合わせる事も出来る、嗚呼、お前の家族も巻き込まれるかもしれないな?

唯の中学生のお前に何が出来る?と火王を脅し返す

 

「おーおー、やっぱ筋金入りの悪人だなぁ」

 

「けどさ、その脅しってのはアンタが無事じゃあないと実行出来ないよな?」

 

「アンタをここでノックアウトさせて、気絶している間に警察呼べば終わりだよな?」

 

たかが中学生の腕力等では私を気絶させる等出来はしない、殴られている間に応援を呼びこいつを鎮圧する、それで済む話だ

 

「オイオイ、中学生の腕力つーか俺の力を舐めんなよ」

 

「応援読んでみろよ、全員倒して来たぜ」

 

 

何だと?!、私は直ぐに応援を呼んだがやって来るものは居なかった

バカな、そんな事など有り得ない大の大人複数人を14歳の子供が倒しただと?!

 

「俺の事調べてるんだろ?、俺の目の事も知ってる筈だぜ」

 

確かケミカルアイだったか、他者の動きを筋肉や汗の動きから読み最適なプレーを行う能力

サッカー限定の能力の筈だ、それで何をしたのだ

 

「正確に言えば他人の少し先の未来を見るんだぜ、味方に使えば正しい形というそいつが将来的に辿り着く理想形のフォームが見える」

 

「敵に使えば相手が数秒先どんな動きをするのか見えるからそれに合わせた最適なプレーが出来る」

 

「つまりは限定的な未来視が出来るんだよ、俺の脳や身体が付いていけるかはまた別問題だけどなぁ」

 

「これをサッカー関係無く使えば、誰も絶対に俺より先に攻撃出来ないんだよ」

 

「だから、アンタのお仲間達にはここに来る前に一人一人眠って貰ったわ、分かるかよアンタ今俺と1対1なんだぜ?」

 

奴はポケットから右手にカッターナイフを取り出し、私の顔の前に左の拳を置いた

 

「俺がその気なら次はカッターナイフ持っていてもいいんだぜ?、今のは唯の拳で良かったなー」

 

「俺が警察の世話になるのは面倒だから嫌だけどさあ、アンタが世話になるのは閻魔様かもしれないな」

 

「俺は戻ってこれるけど、アンタは・・・言わなくても分るよな?」

 

「神のアクアの証拠も既に押さえてあるぜ、保管庫からよぉ」

 

「いやー、ラッキーだったよ他の奴が入るタイミングで一緒に部屋に入って、そいつを一撃KO映画の主人公みたいでワクワクしたぜ」

 

「俺の事軽く引いてる仲間達とか、俺と一生親友で居てくれるって言う自認神の痛い奴に変なもん飲ませようとしてんじゃねーよ」

 

「俺と照美の邪魔するな」

 

「殺すぞ」

 

今この場で逆らえば本当に殺すと、奴のギラギラと輝く虹色の目が言っている

私は逆らう者、邪魔者を排除してきた

それが出来たのは私が権力的にも強く、私自身が安全圏に居たからだ

私は油断し火王と二人になってしまった、今すぐにでも奴は私の命を散らす事が出来る

この若き暴神のレッドラインを踏み越えてしまったのだ

服の下にじっとりとした汗を搔きながら彼に問う

お前は、私に何を望むのだ?、世宇子から出ていく事か、自首か?

 

「別に俺は正義の味方じゃないからよう、警察に積極的に突き出すつもりはねえさ」

 

「アンタの力は利用出来る、俺達の為に力を振るえ」

 

「そうすりゃ、今日の事はエナドリ飲み過ぎて俺が見た幻覚にしとくぜ」

 

お前の言うエナドリは本当にエナドリなのか?、危険性は神のアクアとは変わらない薬なのではないだろうか

 

「アンタの持ってる力で俺達の事を健全にサポートしろ、学校に最新のトレーニング設備とか疲れを取る為のマッサージ師とか、美味くて身体にいい専門の食事とかさ」

 

「あー後俺専用のエナジードリンク飲み放題も付けて貰おうかな、直接交渉人の特権だろ」

 

「その代わり、全部勝ってやる」

 

「アンタがサッカーに対して、何かしらの捻くれた何かがあんのは分かってる」

 

「反則してでも勝ってきたって事は、それだけの何かがあんだろアンタには」

 

「勝ち方だって、反則や故意に相手を怪我させる様な勝ち方じゃないならある程度聞いてやる」

 

「アンタの嫌いなサッカーを俺達が倒して中指立てて頂点に立ってやるぜ」

 

「さあ、どうすんだ影山零治?」

 

 

 

その日私は火王焔主、カオスと契約を結んだ

奴の要求は全て叶えてやった、私もまた監督としてその力を発揮した

監督としての仕事をしなければカオスだけでは無く他の者も舐め腐り言う事を聞かんからだ

奴に屈したとはいえ、やるからには手を抜けないのだ

 

まともに監督をするのはいつ以来だろうか、私が最後にサッカーを楽しめたのはプレイヤーとしてフィールドに立っていた時か、それとも父が影山東吾がサッカー界を追われた時までか

今でも私は純粋にサッカーを愛する事は出来ない、世宇子の監督として再びサッカーと向き合う事で私は気付いた、サッカー愛してもいるし憎みもしているのだと

人は憎しみを長く持ち続ける事は出来ない、そういう風に出来ているのだ

だが私もこの憎しみをそう簡単に捨て去る事等は簡単では無い、難しいものだな人生とは

 

 

先日私は響木の経営するラーメン屋に足を運び、宣戦布告をした

同時にアフロディとカオスにも雷門中に向かわせ力の差を思い知らせて来いと行かせた

これで棄権するならば奴ら雷門はそれまで、出場してくるならば直々に叩き潰すまでだ

我が世宇子は最強だ、貴様の雷門等足元にも及ばぬとな

改めて貴様らの円堂大介のサッカーを否定する、私が、我々が育て上げた最強のチームでな

宣言し久しぶりに響木のラーメンを食べ帰宅した

 

 




超次元サッカーなんだからいいよね?
必殺技ぶちかますより、刃物で脅す方がマシに見えるのマジ超次元
割と感想欄に鉄骨おじさんの話題が多かったので
改心と言うよりは、命の危機を感じて試しにまともにサッカーに向き合ってみたら
以外とサッカー楽しいな?でも憎しみは消えないが憎み続けるのも疲れたなって感じ
後、今作の世宇子が強いので足が付く反則使うの無駄だな?、こいつ等を全うに運用する方が強いなってなりました
サッカーへも憎んでるならもっと色々ぶち壊す事が出来るのにやらない
帝国の頃も鬼道という作品作ったり、デモーニオという鬼道擬き作ってやっぱ駄目だなとか、フィディオが親父のプレーやタクティクスを完成させて喜んでるし、ルシェの件もあって案外きっかけさえあればって感じと解釈しました
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

両親が転生者の無印イナズマイレブン(作者:双葉ヒカリ.com)(原作:イナズマイレブン)

両親が転生者の主人公神風双花(かみかぜ・そうか)が無印時代の雷門中で頑張る話。▼双花は一度見た技をコピーできる能力を持っていて(すべてコピーできるわけではない)両親がよくGOの技を使うので双花もGOの技をよく使う。▼そんなちょっとチートな力を持つ主人公と主人公をなるべく守るために原作どうりに進めようといろいろ頑張る親の話。


総合評価:32/評価:-.--/連載:4話/更新日時:2026年05月25日(月) 17:18 小説情報

ハァイ、南雲原。サッカー楽しんでる?(作者:エヴォルヴ)(原作:イナズマイレブン)

(首を横に振る)▼Oh……楽しいのに。▼これは、口を開けば胡乱な言葉しか吐かないし常に暴走して嵐竜巻ハリケーンすら楽しむような男が腐れ縁のサッカー大好き少年率いる南雲原サッカー部たちと共に進むヴィクトリーロードである。▼「雲明も頑張ってたし!俺も頑張らないと!」▼「サッカーボールしか持ってねえ……!!」▼「青春おでん食ってる場合じゃねぇ!!」▼ヴィクトリーロ…


総合評価:1056/評価:9/連載:9話/更新日時:2026年06月06日(土) 16:34 小説情報

イナズマイレブン:if(作者:アロマ電撃3号)(原作:イナズマイレブン)

これは元の世界の流れとは、ちょっと違うイナズマイレブンの話。▼かなり違うかもしれない。


総合評価:156/評価:9/連載:18話/更新日時:2026年06月02日(火) 18:00 小説情報

氷の天才のヴィクトリーロード(作者:アキ1113)(原作:イナズマイレブン)

 ▼ ある出来事からチームを辞め、1人でサッカーをしていくと心に決めた少年がいた………しかし、あるストライカーとの邂逅により、少年の運命は大きく動き出していく。▼ この作品を閲覧して頂き、ありがとうございます。作者のアキ1113と申します。この小説では『イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロード』の二次創作を書いていきます。ブルーロック要素は、登場人物の…


総合評価:262/評価:8.4/連載:13話/更新日時:2026年03月07日(土) 22:00 小説情報

【イナズマイレブン】shout out the ペンギン(作者:NEW謝)(原作:イナズマイレブン)

旧題名:猫になりたい俺は、目の前の可能性から目を逸らして生きている。▼ 憧れの転生を果たしながら、水城知新は他の何者かになりたいと願っていた。▼ 生きる才能がないし、大して努力の仕方も分からない。▼ それでも彼は、イナズマイレブンの世界で、もう一度走り出す。▼


総合評価:10/評価:-.--/連載:7話/更新日時:2026年05月01日(金) 18:36 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>