「ほれ。ステイタスじゃ」
『ココノエ・泉 Lv.1
力 A870→A892
耐久 B796→A806
器用 S984→SS1023
敏捷 S952→S977
魔力 B703→B710
『魔法』
【ゴウカ】
・不治の炎
・対象の選択
『黄泉の炎を現し世に。罪、肉体、魂、癒えることは無い裁きの炎。美しき炎。顕現せよ』
・追加詠唱 『この身に宿れ、美しき炎よ。悪は我が裁こう』
『スキル』
【黄泉の行人】
・生と死の気配の知覚
・死に近づけば近づくほどステイタスの上昇。経験値増加
・炎への完全耐性
【弥生の誓い】
・誓いが果たされるまで経験値増加
・誓いが途切れると消滅
「...だいぶ上がったな」
オラリオに来て5ヶ月。イザナミ様に体術の手ほどきを受けながら、ダンジョンに潜る毎日。ステイタスも極まってきて後は、試練を超えるだけ。
「SS...初めてめて見たの。基本はSが限界のはずじゃが...」
「そうなのか?」
どうやらSSなんてステイタスは、聞いてた限りだと見たことがないらしい。
「恐らく...スキルが原因じゃろうな。」
イザナミ様は、黄泉の行人と言うスキルが原因と考えているらしい。何でもこのスキルが、魂の限界を超えさせているのだとか...
「まあ、上がる分には支障はあるまい。後は試練を超えるだけじゃな。格上を倒すか、はたまたレベルを上げるに足りる偉業を成すか...」
偉業か...そんな機会が来るといいが。
ダンジョン12階層...
「...死の気配が強くなった」
これは...なにか来るな。怪物進呈ではない。その程度では、ここまで死の気配が強くはならないからな。
「た、助けてくれ...!」
ん?同業者か...5人ほど走ってきてるな。いやそれより後ろ、死の気配の持ち主が来てるぞ!
「後から一体、何が来てる!」
「い、小竜だ!」
「ゴハァ!」
ちっ!ブレスか...!俺は大丈夫だが、目の前のおっさん達が死ぬ!
「おっさん達!動くなよ!」
「なっ!俺の前に来て。死ぬ気か!坊主!」
ブレスが直撃するが...
「まあ...問題ないな。逃げろおっさん達。あいつは俺がやる」
「あ、ああ...」
おっさん達は逃げたか。それにしても...小竜か...俺の村を焼いた
「ぶち殺してやる」
Lv.2。格上か...試練には十分だ。
「グラァァ!」
突進か、速いな...!
「ふっ!」
ちっ!最小限の動きでは、避けられないか。今みたいに、跳んで避けるしかねぇ...っ!
「ぶねぇな...!」
尻尾か!あぶねぇ...面倒な相手だな。空中での高速機動に、口、爪、尻尾の多彩な攻撃。唯一救いなのは、ブレスを無効化できているところくらいか...
「グルル...」
警戒してやがるな...ずっと空をとんでやがる。なら...
「こっちの土俵に引きずり落としてやるよ...!」
先ずはその翼、墜としてやる!
「【黄泉の炎を現し世に】【罪、肉体、魂】」
「グルゥ...!?」
何かに気づいた小竜がこっちに猛スピードで来るが、一度距離を取ったのが間違いだったな。ギリギリ間に合うぞ。
「【癒えることは無い裁きの炎】【美しき炎、顕現せよ】」
「【ゴウカ】」
何もかもを焼き尽くす、
「グゥォ...!」
ヒット。翼に炎が当たり、ズゥンと、その巨体が堕ちてくる。
「痛ぇだろ、今楽にしてやるよ」
痛みに藻掻いている、小竜に近づき、その頭めがけ、刀を振る。
「...っ!」死の気配!
こいつ...!ブラフか...!
「ガァァ!」
「が...!」
っ...!突進を食らっちまった。壁まで叩きつけられ...これは、かなりの量の骨が折れてるな...
「ごふ...!」
「グルル...!」
くそ...痛みで動けねぇって思わせて、機会を伺って立ったわけか。それに、さっきより速ぇ...こいつ、知能があるな、強化種か。面白ぇ...!どちらも瀕死、泥仕合だ...!
「は、ははは!ああ...そうこなくちゃな!簡単に勝てたら、俺は前に進めないだろう」
こいつ程度に勝てねぇなら、村を焼いた
「──冒険をしよう。」
「グラァ!」
「ん?この階層...モンスターの気配がしないな」
「リヴェリア。あれ」
「何だ、アイズ」
誰か走ってきてる。
「...!あんたら、ロキファミリアか!」
「ああ、そうだが...何があった?」
「小竜だ!それも強化種!俺たちを逃がすためにガキが一人戦ってる!」
っ...!助けないと!
「あ、待て!アイズ!」
リヴェリアに呼ばれてる。関係ない、間に合わなくなる前に速く...もっと速く...!一体何処に...っ!見つけた!
「そこの人。今...助けるから!」
私より、少し上くらいの
「邪魔すんな!これは、俺の冒険だ!」
どうして...
「アイズ!全く...勝手に行くな」
「あ、ごめん。リヴェリア...」
怒られちゃった...
「ああ、分かればいい。それにしても...あの少年。アイズの助けを拒むとは。何か策があるのか?」
今もこうしてる間に、あの子は格上のモンスターと切り合っている。でも...
「すごい...攻撃を、全部流してる...」
「ああ、刀で受けれるものは受け、受けれないものは最小限の動きで避けている。駆け出しの“技“ではないな...それに、Lv.1にしてはステイタスが高い」
たしかに...私が、Lv.2に上がる前の時より高いかも。あ...
「っ!攻撃を食らったぞ」
吹き飛ばされた...不味い。
「...やっぱり助けに行く」
「アイズ!」
「【目覚めよ──エアリア】」
「【この身に宿れ】」
「っ...!これは詠唱?」
「【この身に宿れ、美しき炎よ】」
吹き飛ばされた。もう、次は食らえねぇ...邪魔も入ってくる。だから、これで終わらせる。
「【悪は我が裁こう!】」
業火をこの身に宿す。ああ...やっぱり綺麗だ。
「グルル...」
「待たせた...終わらせてやる」
一撃だ、それで終わらせる。刀を鞘に戻す。
「ガァァァ!」
俺に腕が振り下ろされる。その速度は、戦った中で最も速い一撃。だが...
「【居合】『ココノエ』」
ズバババ!と、幾重にも重なった、斬撃を放つ。そして、黒炎が小竜を包み消し去っていく。
「終わったか...」
クソ...意識が...イザナミ様のもとに帰らないと。
「少年、ポーションだ。飲め」
あ...緑髪のエルフ。さっきから見ていたやつか...
「助...かる」
ポーションを飲む。
「少しは...マシになった。それで...あんた達は」
「私達は、ロキファミリアだ。助けを求められたから来たのだが...いらない心配だったようだな」
「ああ、そうだな。俺は別に助けを求めちゃいねぇよ」
あの金髪のガキ。あいつ助けられていたら、俺はあいつに斬りかかっていただろう。
「それじゃあ、俺はこれで。ポーションは助かった」
「ま、待って...!」
「なんだ?」
「あなたは...どうやって、そんなに強くなったの?」
このガキ...“目“があぶねぇな。復讐か...?たっく、嫌な奴に目をつけられたぜ。
「お前は、それを知ってどうする?」
「どうする...モンスターを殺す。殺して、殺して、殺し尽くす。私と同じ人を生まないために...」
「成る程...人では無いのか」
じゃあ、いいか。それに、今のコイツには無理だろうからな。
「そうだな...俺が強くなれたのは、誓いがあるからだ」
「誓い...?」
「ああ、“英雄“になるって言う誓いだ」
「──」
何だ?黙り込みやがった...英雄って言葉か?何か、思い出してやがるな?面倒くさいから、引き上げるか。
「まあ、そう言う事だ。今のお前には分からんだろうが...いつか、分かるときが来るかもな」
「あ...」
「じゃ!俺はこれで」
「ああ、アイズが呼び止めて済まない」
「いや、構わない」
さて、イザナミ様に報告に行くか。
「レベルアップじゃ」
あの後、宿に戻ってイザナミ様に報告した。死にかけたことは、それはそれは怒られたがまあ、すまん。これからもあるだろう。我慢してくれ。
そして、傷を治してレベルが上げれたので、恩恵の更新をした。
『ココノエ・泉 Lv.1
力 A892→S937
耐久 A806→A863
器用 SS1023→SS1096
敏捷 S977→SS1021
魔力 B710→B790
『魔法』
【ゴウカ】
・不治の炎
・対象の選択
『黄泉の炎を現し世に。罪、肉体、魂、癒えることは無い裁きの炎。美しき炎。顕現せよ。』
・追加詠唱 『この身に宿れ、美しき炎よ。悪は我が裁こう』
『スキル』
【黄泉の行人】
・生と死の気配の知覚
・死に近づけば近づくほどステイタスの上昇。経験値増加
・炎への完全耐性
【弥生の誓い】
・誓いが果たされるまで経験値増加
・誓いが途切れると消滅
「これが、レベルアップ前じゃ」
『ココノエ・泉 Lv.2
力 I0
耐久 I0
器用 I0
敏捷 I0
魔力 I0
感知:I
『魔法』
【ゴウカ】
・不治の炎
・対象の選択
『黄泉の炎を現し世に。罪、肉体、魂、癒えることは無い裁きの炎。美しき炎。顕現せよ。』
・追加詠唱 『この身に宿れ、美しき炎よ。悪は我が裁こう』
『スキル』
【黄泉の行人】
・生と死の気配の知覚
・死に近づけば近づくほどステイタスの上昇。経験値増加
・炎への完全耐性
【弥生の誓い】
・誓いが果たされるまで経験値増加
・誓いが途切れると消滅
「そして、これがレベルアップ後じゃ」
うん...感覚が全然違う。前よりはっきりと、色んなものを感じる。凄いなレベルアップ。
「それじゃあイザナミ様。俺はLvが上がった報告をしてくる」
「うむ。行ってらっしゃいじゃ」
「はぁー...!?レベルが上がったぁ!?」
うるさ...
「あなた、冒険者になってまだ、半年も経ってないですよね!?」
「そうだな。正確には、恩恵を刻んで半年は経つが...」
「いやいや!それでもおかしいですよ!今のレコードが1年ですよ!?それを大幅に塗り替えるなんて...」
あ、また阿呆をみるような目をしてるな。
「まあ...そうでしたね。あなたは頭がおかしいですから...」
それで納得されるのは癪だな...
「ねえねえ。リュー!泉、Lvが上がったんですって!さっすが!私が見込んだ子ね!」
「なぜ、アリーゼが自慢げなんですか...」
「ああだが、賞賛に値する。あの時の動きを考えるなら、確かに、この速さでレベルアップもできるだろう」
「それじゃあ、ココノエ・泉の二つ名は、これに決定!」
「ふむ、まあ上々か...変な名にならなくて良かったわい」
ココノエ・泉。レベルアップ所要期間、半年。二つ名...
──【鬼人】
小竜 強化種。推定レベルはLv.2中位程。普通の強化種とは違い、ステイタスではなく知能に特化した個体。