黄泉の行人。ダンジョンに行く。   作:かまくら御前

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 戦闘描写ムズくね?てか、既存のキャラを動かすのもムズい。口調をどうすれば良いんだ...


アストレア・ファミリア

 

 

  「ぐぁ...!」

 

 黒ずくめの男達を、斬り捨てる。

 

  「ったく。最近多すぎだろ、どうなってんだ」

 

 街付近での潜伏が、多くなってやがる。それに活動も活発的に、起きてるみたいだな。だが、どれもこれも雑兵だらけ...

 

  「何かしようとしてるってのは、分かるが...それが何かは分かんねー」

 

 きな臭ぇな、聞いてみるか...専門家に。

 

  「行くか、アストレア・ファミリアに」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここが、アストレア・ファミリアの本拠地、星屑の庭か。最近引っ越した俺たちの拠点とは規模が違うな...

 

  「すまない、誰かいるか?」

 

 とりあえず誰か呼ぶか。

 

  「はい、あら?あなたは...」

 

 出てきた女性、この気配...女神か。じゃあこのひとかこのファミリアの主神。

 

  「あなたは、アストレア様か...俺はイザナミ・ファミリアのココノエ・泉です。」

 

  「やっぱり、あなたが泉ね。アリーゼ達から話は聞いてるわ。それで...このファミリアに何のご用かしら?」

 

  「ああ、最近多発している闇派閥イヴィルス出現についての話がしたい」

 

  「...ついてきて。私が知ってることを教えるわ」

 

 そう言われ、アストレア様につれられホームの中に入っていく。

 

  「そうね...まずは、泉は今の状況について、どこまで知っているのかしら?」

 

  「いや、まったくだな」

 

  「じゃあ、説明するわね。近頃、魔石製品工場襲撃が多発してるわ。今、あの子たち対応している分も含めて計4回。捕まえた闇派閥イヴィルスは皆んな、情報を何一つ持っていなかったわ」

 

 まあ、下っ端が情報を持っていないのは分かっている。しかし...

 

  「魔石製品工場の襲撃?なんでまたそんなところに」

 

  「分からないわ。でも、これはまだ序章に過ぎないってことだけは、分かるわね。魔石製品工場を狙っているのは、本命を分からなくするためだと思うのだけれど...」

 

 神でも何が起きているのか、わからないか。それはつまり...

 

  「つまり、いるな。この襲撃を計画した()が」

 

  「ええ、いるわ...それも、飛び切り厄介な神が」 

 

 やはりか...じゃあ俺一人だけでしらみつぶしに探していくのは、効率が悪いか。

 

  「アストレア様、提案がある。」

 

  「提案?」 

 

  「ああ、俺もアストレア・ファミリアの警邏に参加したい」

 

 ?なんだ、そんな意外そうな顔をして。

 

  「え、ええ。いいわ、あなたがいてくれるなら、あの子たちも心強いとは思うのだけれど...貴女の印象を聞いた限り、積極的に悪を倒すって、人じゃないと思ったのだけれど」

 

  「まあ、本来の俺はそうかもな...だが、ここにいる俺は"誓い"があるんだ。その為には...闇派閥イヴィルスは邪魔だ」

 

 イヴィルスがいると俺は"英雄"には成れないからな。

 

  「分かったわ...それじゃあ、あの子たちが帰ってきたら、聞いてみましょう。私だけで決めるわけにはいかないわ」

 

  「分か...」

 

  「あれ!泉じゃない」

 

  「あら、アリーゼ。みんなも帰ってきたのね。お帰りなさい」

 

  「アストレア様!」

 

  「ただいま帰りました。アストレア様」

 

  「子供みてえにズラズラ並んで、帰還しましたよっと」 

 

 帰って来たな、さっきの話をするか。

 

  「アリーゼ、話したいこと...」

 

  「話したい事?私に!とうとう、この清く美しい私に、頼りたいことができたのね!フフン!何でも言いなさい!」

 

 ...本当にそっくりだな、そうやって話を遮るとことか。

 

  「ああ、美しいお前に提案がある」

 

  「え、え!?そこを拾うの?自分で言うのはいいけど、他人に言われるのは恥ずかしいわね...」

 

  「マジか...団長を照れさせやがったぞ、こいつ」

 

 ?どうしたんだ、この空気。

 

  「美しい奴に美しいといって、何が悪い?」

 

  「あらあら」

 

  「い、泉さん!?」

 

  「おやおやまあ、団長様が顔をゆで卵のように、赤くしてますねぇ」

 

  「こいつ、天然シゴロだな...」

 

 なんだ、まるで俺が悪いかのような...

 

  「話が進まん。もう一度言う、お前らに提案がある」

 

  「提案ですか...?」

 

  「そうだ、俺をお前らの警邏に連れってってほしい」

 

  「それは...どうしてかしら」

 

 アリーゼ、顔の色がもとに戻っているな。

 

  「俺も闇派閥イヴィルス討伐に参加する。もう奴らの好きにはさせん」

 

  「泉さん、あなたは,,,」

 

  「ええ、分かったわ。正直、あなたがいてくれた心強いわ」

 

  「感謝する。じゃあ俺はこれで」  

 

 聞きたいことも聞けたし、帰るか。女所帯にずっといるのは、居心地が悪いからな。

 

  「すこし、待ってくださる?」

 

  「あんたは...ゴジョウノ・輝夜か」

 

  「そうで...ああもう!めんどくさい、阿呆鬼!私と戦え!」

 

 おお...急に口調が悪くなったぞ。やっぱり猫かぶってたか。てか、阿呆鬼って...

 

  「私たちと戦いたいと言うなら、貴様の実力を見せてみろ!」

 

  「ああ、分かった。やろう」

 

 輝夜。やりたいんだろう、俺と...いいぜ、やろうじゃねえか。俺もお前の実力を、知りたかったんだ。大和竜胆。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  「じゃあ、やるか...」

 

  「ああ、アストレア様。審判をお願いしますね」

 

  「ええ、それじゃあ。はじめ!」

 

 さすがに魔法は使えねぇ。白兵戦でぶっ倒すしかないか。獲物も木刀、本気でやるか。

 

  「考え事か、余裕だな!」

 

 あぶな。もうこんなとこまで来てたか。

 

  「よ、ほ、よいしょ」

 

 うん、綺麗な剣だな。人を殺すことに特化した剣だ。だが、だからこそ狙いがわかりやすい。

 

  「頭、膝、腰、首、腕」

 

 こわ...狙いが正確すぎるぞ。本当に、殺しに来てるんじゃないよな...?死の気配がしないから、さすがにそれはないと思うけど...

 

  「くそ...!」

 

 ん?木刀を腰に...これは、居合かな?

 

  「【一閃】!」

  あっぶね!?木刀が吹き飛ぶとこだった。成る程...

 

  「武器を弾き飛ばす技か、危なかった」

 

  「これもダメか...初めて会った時もそうだが、極まっているな、その"技"」

 

  「あんたも相当だろう。アストレア・ファミリア内で戦ったら勝つのは、あんただろう。それくらい確かな

"技"がある」

 

  「は!貴様には通じていないがな」

 

  「あー、相性の問題かもしれないな。あんたの剣は"正確"すぎる」

 

  「なるほど...私の剣技が仇となるとは、だが!これを受けれるか、阿呆鬼!【禍つ彼岸の花】【ゴコウ!】」

 

 ...五つの魔力の斬撃の包囲。それに本人も構えているな。これは...避けるのは無理だな、迎撃するしかない。ならば...

 

 「俺も一つ見せよう。【居合】ココノエ」

 

 五、魔力の斬撃を消し飛ばす。六、七、八。空振らせる。九、輝夜の目の前で止める。

 

  「っ...!」

 

  「俺の勝ちっと。さて、これで俺はお前たちと一緒に、戦ってもいいな?」

 

  「あ、ああ...」

 

 いや~楽しかった!聞きたいことも聞けたし、前からやってみたと思うこともやれた、満足だな。今日のところは一度帰るか。

 

  「それじゃあ、アストレア様。俺はこれで、また後日詳しい話をしよう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  「...帰ったわね」

 

 泉、レコードホルダーのLv3。アリーゼ達に強いとは聞いていたけれど、まさか輝夜をここまで一方的に...

 

  「輝夜、大丈夫?」

 

  「...ええ、問題ありません」

 

  「それで...どうだったかしら?戦ってみた感想は」

 

  「...ステイタスは、わたくしの方が上でした。でも、戦い方が上手いですねぇ。攻撃は見切られそれを最小限の動きで避ける。まるで()()が見えてるかのように」

 

  「そう...」

 

 この子にそこまで言わせるなんて...やっぱりあの話は受けて良かったわね。あの子がいればこの子達も少しは安心できるわ。

 

  「おいおい、マジかよ。輝夜が負けんのか...」

 

  「...やはり強いですね、泉さんは」

 

  「さっすが!私が見込んだ子。輝夜を圧倒するなんて!」

 

 あの子達も、集まってきたわね。

 

  「輝夜、あまり落ち込まないでください。負けると悔しいのは分かりますが、これは泉さんを褒めるべきだ」

 

  「だぁー!黙れ、このポンコツエルフ!私は悔しがってなどいない!」

 

  「な!?だから、私はポンコツエルフなどではない!訂正しなさい、輝夜!」

 

  「あらあら」

 

  「おいおい、またか?勘弁してくれ...今日2回目だぜ?」

 

  「良いじゃない!リオンも輝夜も、仲がいい証拠よ!」

 

 ふふ、賑やかね。願うのなら、この光景が何時までも続いてくれるといいのだけれど...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  「は?何だ...この廃教会」

 

 これまで、感じたことのないような大きさの──死の気配がする。

 

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