ふざけんなよ、なんで廃教会でこんな死の気配がするんだよ。それも、今までの比じゃねぇぞ...
「中にいるのは一人か...」
闇派閥か?だが、闇派閥で一番強いのはLv.5...ロキ・ファミリアのLv.5は見たことあるが、ここまで死の気配は濃くなかった、なら最低でもLv.6。都市最強と一緒。そんな奴が闇派閥にいるなら、情報があってもおかしくないはず...
「確認してみるか...」
もしかしたら、過去の最強。ゼウス・ヘラのファミリアの団員が帰ってきてるかもしれない。
「...静かだな」
しかも古いな、下手すると床が抜け、っ...!死の気配!
「子供がこんなところに、何のようだ...」
まっじか...!音もしねぇし、
「答えろ。次第によっては、消してやるぞ」
「っ...!あ、あんた...闇派閥か?」
死の気配が増した。やべぇ...!これは無理だ。絶対勝てねぇ...!
「...そうだと言ったら?」
「な、なんでこんな所にいやがる。あんたが動けば、オラリオなんか壊滅できるだろ」
確信できる、こいつはやれる。今の都市最強なんかより、よっぽど。
「私の強さが分かるか、小僧。そうだな、忌々しいがそう言う
?計画だと...こいつ一人で、オラリオを壊滅できるのにか?話が変わってきたな。ただオラリオを滅ぼすって訳じゃねぇのか。情報を引き出すか...
「あんた...闇派閥なんかに入って、何が目的なんだ。オラリオを滅ぼしたいってんなら一人で出来るだろ」
「それを、お前に言う義理は無い」
やっぱりか、答えねぇってことは、少なくともこいつは、オラリオを滅ぼす事が目的ではない。
「喋りすぎたか...」
!気配が、なにか来る...!
「【福音】」
「避けっ...!」
あっぶねぇ!直撃を
「見逃されたか...」
最悪だ...あの女が闇派閥に、動きが活発になってるのはオラリオを滅ぼす手筈が整ったからか。嫌な予感が拭えねぇ、近々何かが起こるぞ。
「...何時もこんな感じで、街を回っているのか?」
朝から初めて、もう夕方だぞ...一日中こうやって回ってるのか。
「ええ、そうよ。何処で悪が何をしているのか分からないもの。こうやって一日中回ってないと、対処できないでしょ?」
「アリーゼの言う通りだ、私達がやらなければ、民達も安心できないだろう」
「いや、まあそうだが」
まあ、そうか。こいつらのおかげで、守られている笑顔や命がある。そこに俺がチャチを入れるのは間違いか...
「それじゃあ、パトロールを再開しま...」
「あ~~れ〜〜っ!」
なんだ?この声...
「ははっ!いただきだぁ!」
「俺の全財産444ヴァリスがぁぁ!誰か取り返してぇぇんっっ!」
「あれって男神様?神から財布をぶんどるなんて世も末ね!というか、所持金が微妙にショボいわ!神なのに!!」
「そんな事を言っている場合ではない!行きますよ、泉さん、アリーゼ!」
あの男神...なんであんなに
「ふざけんな、バーカ!」
ん?あれはアーディか、おいおい逃がしてるじゃねぇか。
「おい、アリーゼ。どうなってる?」
「あら、泉。遅かったじゃない」
「ああ、すまん。考え事をしていた。それで?」
「あのおじさんなら、アーディが赦しちゃったわ!いい考えね、飴と鞭ですって!」
...成る程、いつかはやるとは思っていたが、まあ、今リオンとの話を聞いている感じ、自分の信念で考えた末のようだな。お人好しだが、ちゃんと考えてお人好しだをしてやがる。
「いやぁ~お見事お見事!」
「あなたは...先ほどの神...?」
「すごいねぇ、正義の冒険者は。いやぁ、急に後ろからタックルされてさぁ〜。びっくりしちゃったよ」
うっわ胡散臭え、軽薄な顔、吐いてる言葉も軽い。ん、名前を言ったな。エレン...聞いたこともない神だ。くそ、知ってる神ならその神性である程度予測できるんだがな...
「こんな時代だからこそ、君がどう考え、
マジでなんだ?敵意もない、悪意もない、純粋にそう聞いてやがる。闇派閥の主神かと思ったが、違うのか...?
「君にも興味があるんだ。鬼人くん」
「あ?俺か...」
「そう...表面上はとても正義とは思えない。しかし君は悪を倒し、弱気を助けている。それもリオンとは違い確たる“正義“を持ちながら」
「そうだな、俺の正義はこの胸にある“誓い“が消えることがない限り、変わることはないだろう」
「そうか、時間があれば君の誓いを聞いてみたかったけど、そろそろ行かせてもらうよ。用事もあるしね」
帰るのか、できればもう会いたくないがな。
「...お一人で大丈夫ですか?お付きの方もいらっしゃらないようですし、せめて送迎を...」
「そこまでしてもらったら悪いよ。じゃあ、またね」
行ったか。後で、アストレアにこの神について、聞いてみるか。ん?あれは...ライラか。
「アリーゼ」
「あら、ライラ?そっちの巡回はもう終わったの?」
「ああ、終わった。終わって、別件だ。きな臭ぇ動きがあるから網を張れだとよ」
ここからが本番だな...
「...!指示は誰から?」
「決まってんだろ。アタシ、愛しの勇者からだ」