「皆乗ったね」
僕は4人が乗り込んだ事を確認すると扉を閉めた。
「これは…いったい」
ステファニーとキャロラインが茫然としていた、
「1番奥が常設の寝室で、このソファが夜はベッドになって寝室になるよ」
僕はそう言いながら、ラウンジをベッドに組み替えた。
「凄い…これクロード様の生産系魔術…」
驚く4人を尻目に僕は運転席に座った(異世界なので無免許とかは…関係ないネとしておこう)。
「それじゃ出発するから皆好きな所に座って」
僕の言葉に、
「クロード様の隣は僕だね」
僕っ娘のシャルロッテが助手席に座った。
「仕方ありませんわね、それなら私達はこのラウンジに…ってこれなんでしょう?」
セシリアがシート脇のスイッチを動かした。
「きゃあ!」
電動リクライニングシートが動いてセシリアが驚きの声をあげた。
「でも凄く座りやすい…なんだかんだ眠く……、zzzz」
僕は思わず笑ってしまった、なぜならセシリアがそのまま寝てしまったたのだから。
「それじゃ簡単に車内を説明するね」
僕はエンジンを掛けると、車内の設備を使えるようにした。
「凄い!」
キャロラインが驚きの声をあげた。
「何これ!」
ステファニーも唖然としていた、何故なら運転席後方部分が外側に広がり寝落ちしているセシリア以外が茫然としていた。
「それから、キャロラインとステファニーは交代で寝ておいてね、夜間の見張りをお願いするから」
「畏まりました」
2人が何やら相談すると私が先にとステファニーが答えた。
「それなら奥の寝室使っていいよ」
「えっ、クロード様の…」
「流石に日中ダイニングをベッドにはねぇ…ご飯食べる場所が…だからね」
僕の言葉に、ステファニーが眼を輝かせながら奥の寝室へと向かっていった。
「此処がシャワー室でトイレが此処ね…そして洗濯場がこれ」
ステファニーが驚きの声を上げた。
さてルートだが、事前に冒険者に調べてもらった森を迂回するルートで行くことにしよう、途中の狭い道はモトコンポを出してそれで移動するとして、
「馬車だと1日で約50km位が限界だけど、この馬無し馬車なら1時間で其れ位かそれ以上走れる、ヴァン様の領地まで遅くても明日のお昼には到着予定だから」
僕は簡単に地図で移動経路を説明すると運転席に座り、パーキングブレーキを解除してアクセルを踏み込んだ。
「速い!」
真っ先に驚きの声を上げたのはキャロラインだった。
「これから確かに普通の馬車よりも…」
シャルロッテが言葉を失っていた。
ステファニーとセシリアは爆睡状態だった。
街を出てから約3時間が過ぎた、時速約90kmで巡航しているで現在は270km進んだ事になる、既に行程の1/3は来ている事になる、単純に計算してもヴァン様の領地迄は約700km位らしいので残り500kmは切ったから、あと6時間有れば到着予定だ。