「さて…何時迄も一緒に寝るのは」
僕は隣で寝間着をはだけた格好で見えちゃいけない物を半ば露出させて寝ているセシリーをみながらそう呟いた。
翌日
「下水系の配管はヴァン様がしてくれているから…」
僕は頭の中でもう1回アクトロス・コンコルド・センチュリオンを思い浮かべた。
「召喚!」
もう1台のアクトロス・コンコルド・センチュリオンを向かい合わせにして設置した。
「2台の出入口をこうして…プレハブ小屋を5個追加と…中をこうしてああして…汚水配管をこうしてああして…出来たな」
2台の向かい合わせに設置したアクトロス・コンコルド・センチュリオンの間にメイド達の個室と浴室、トイレ用のプレハブ小屋を設置し、其れ等を屋根付きの廊下で繋げた。
「これでよし、1番外側のアクトロス・コンコルド・センチュリオンは僕の専用個室として、向かい側は客間だから…家電系は総て撤去して…普通のテーブルとソファに替えて…やっぱりいるか」
僕は厨房を新たに追加することにした(アクトロスの車内キッチンは流石に狭いので)。
「ベースはアルミバンの4トン車を使うとして…車内に業務用冷蔵庫と調理家電を設置…忘れてた、総ての屋根にソーラーパネルを設置してと…後は発電機を荷台の運転席側の部分設置して隔離すればよし」
こうして大人なら6人が暮らせるモーターホーム群が完成した。
「そう言えば村長がネバネバして黒くて臭い水が湧く場所があったと言っていたな…」
僕は村長から聞いたその場所へ向かう事にした。
村外れのとある場所。
「これは……間違いない石油だ!精油出来れば燃料には困らなくな」
僕は小型で簡易的な掘削設備と精油設備を召喚した。
「先ずはヴァン様に報告して石油精製の許可を貰うとしよう」
結果から言うと許可は簡単におりた、そしてその黒い水からガソリン、重油、軽油等が精製された。
僕はパイプラインや貯蔵タンク群を一気に作り上げた。
「よし、これで燃料は確保できた」
僕は持てる知識から船舶用の蒸気タービンを思い描いた。
「ふっふっ、出来たぞ」
ヴァン様の領地外れに船舶用エンジン流用の小型発電所が完成した。
「まさかね…クロードさん、発電施設まで作っちゃうなんてね」
ヴァン様がやってくると…出来上がった施設を見上げて呆れ顔だっだ。
「ヴァン様、防壁上部にサーチライトを設置致しますので夜でも安心できます」
こうしてヴァン様の領地は電気という新たな文明の利器を得てさらなる成長を迎える事となった。
1940年代に実際アメリカの通常動力空母の主機で街の電力を賄ったという記録が有りますのでそれを参考にしています。