訓練がキツくなって半年が経った。
この半年は地獄だ。
本当に地獄だ。
ほんとに。
筋肉痛でもお構い無しの走り込みに走り込みに素振り。そもそも一日に二度も走らせるなんて正気の沙汰とは思えない。二度漬け禁止のルールをご存知無いようだ。
ご飯を食べるまで休憩なんてない、何時間もぶっ通しで走ることになる。何度気を失いかけたことか。
が、その甲斐あって強くなっている実感はあった。
あった……けど……日に日にキツくなるし急に距離とか時間が増やされるしで本当に心が折れそうだった。ニーチェが隣に居たお陰でギリギリ耐えることができた。
半年。日数にしておよそ百八十日もの日々をデタラメに訓練してきた訳で!
そんなにキツければ半年の運動の成果で私はひょろひょろ長身エルフからムキムキ長身エルフに〜…………
とはならず、筋肉は付いているはずなのにシルエットは変化なし。相も変わらずのひょろひょろ具合だ。筋肉は付いてるんだけどね……
もちろんちゃんと目に見える成果はある。
二種の走り込みのお陰で身体強化が動いていても使えるようになったのだ。ニーチェは私よりも断然早く使えていたから悲しいことに私にそこまでの才能は無いのだろう。
転生特典的なチートはバグで前世を思い出したに過ぎない私には適用されないらしい。
とはいえ成功は成功。
試したいことの入口にようやく立つことができた。
そんな私に嬉しい知らせがあった。
打ち合いの開始だ。
打ち合いと言っても相手の族長はまだ打ち返して来ないが、それでも全然違う。
振り下ろした先に族長の剣がある。ぶつかれば手が痺れる、止まる、弾かれる、流される。
素振りでは得られなかったもの。新しい要素に気づけば心が躍っていた。その時の私は笑顔になっていたかもしれない。いや、無いか……
打ち合いは難しい。今まで一人だけだった空間に二人存在する。自分だけでなく相手のことまで見る必要がある。素振りのようにとは全く行かなかった。
族長は防いでいるだけなのに何故か私の負けが積み重なっていく。しかも負ける度にアドバイスとは別に煽られるようになったのだから非常にウザイ。
崩れた時にニマニマと頭を突ついてくるのが無性に腹立つ。
まじで絶対向こうにも攻撃させるってか頭に一回叩き込む。
◆
打ち合いが始まって三ヶ月、ようやく打ち合いらしくなってきた。もう始めの走り込みは慣れてきたのか倒れるほどの疲労は無い。いつからか距離も増えなくなったしね。そのため打ち合いにも全力を出すことができる。
族長が反撃するようになるまで一ヶ月、私が一撃を防げるようになるまで二週間。そこから打ち合いの形になるまで一ヶ月半……全力でやったはずなのにこれだ。
悲しいが今世も凡人らしい……剣も魔法も……
いや一般エルフと一般男子高校生が合わさっただけなのだから当たり前だけど、欲を言えばどちらかの才能は欲しかったなって。
ちなみに打ち合いは超楽しい。族長の剣が当たった部位はめっちゃ痛いけど、身体強化して一・三倍速くらいで体を動かすのは凄くアドレナリンが出てくる。
実戦では調子に乗るとすぐ死ぬと族長にクギを刺されたが、私に抑えられる気はしない。
魔物との本番が楽しみだ。
どうも私は死んだ前世のせいで死に対しての恐怖が薄いらしい。一度身体強化で限界まで実験したとき盛大に失敗して、文字通り死の淵まで行ったのだが不思議とその時も怖いと感じなかった。
族長から「戦闘狂のような真似はやめろ(意訳)」と注意されてしまったが……
こんなこと考えるからクギを刺されるのか。最近の族長は勘が鋭くて無表情の私の思考を読んできている。なんか考えがバレると恥ずかしいので一生鈍いままでいて欲しいが。
ちなみに強くなると褒められて久々に承認欲求が満たされてるから全然再挑戦するつもりだ。止まる気など毛頭ない。
そうしていたら次の段階に進むための試験を出された。試験内容は族長との打ち合い。合格条件は一撃を当てること。
ハッキリ言ってクソゲーだ。族長の間合いは約三メートル、対して私は半分の約一・五メートル。一撃どころかそもそも族長を間合いに入ることが難しい。今までの打ち合いだって族長が間合いに入ってくれていたから成り立っていたものだった。
単純に強くなるだけじゃ足りない。上手く巧みにならないと試験は突破出来ない。
仕方が無いので色々試してみることにした。
わざと上段を緩く打って族長に剣を打ち上げさせる。空いた隙に無理やり距離を詰めて徒手空拳。一撃を入れろとは言われたけど何でとは言われてないからね。
結果撃沈。徒手空拳の勉強もしていたが族長には遠く及ばず片手で投げ飛ばされた。着地ミスって痛い。次。
まともに打ち合っても射程距離の差でジリ貧。失敗。次。
打ち合わず回避に専念しても族長も下がりながら剣を振るうので距離が詰められない。失敗。次。
剣を投げてみた。私に向かって弾き返された。
八方塞がりだ。
リーチの差が倍ともなるとスピードとかパワーでどうにかできる範疇を超えてしまっている。
かと言って技となるとそもそもの歴に何十倍もの差があってどうにもならない。
結局小手先をどうにかねじ込むしか無いから、と無理やり体を動かし続けて突撃していると意外な解決策が見つかった。
間合いに全く入れないから、初動から全速力で族長の懐まで突っ込もうとした。
開始前に身体強化を全身に反映させて構える。ここで言う構えはクラウチングスタートだ。剣を構えない私に族長は不思議そうな表情だったがそれはすぐに変わることになる。
族長が投げた木の実が地面に着いた瞬間、私は全力で走り出す。紛れもない全力、あとのことを一切考えない速度だ。ほんの少し容量オーバーして筋肉が熱いがもう関係ない。
そこでの私は明らかに今までよりも速かった。当たり前かもしれない。文字通り全力で速さを求めたのだから。でもただ速いだけではない、脳の活性化とも言うべき能力の変化があった。
反射神経の強化。そして動体視力の強化。
おそらく本来の身体強化は元々この2つがあったのだろう。でも私はそれが出来ていなかった。剣を振るうことに集中しすぎて、身体強化をまともに使えてなかった。
頭からつま先までしっかり強化する、前提を忘れてしまっていたのだ。
コロンブスの卵、もしくは灯台下暗し。基礎中の基礎をまともに出来てなかった訳だ。
身体強化を正しく使えるようになってからはすぐだった。族長よりも速く動けたから、無理やり間合いのさらに内側へと滑り込ませて大剣が振るわれるより速く剣を振る。
一日。たった一日で試験に合格したことは族長にとって驚きだったらしい。私としては族長が相当手加減していたからに過ぎないと思うが、それでも凄いことだそうな。
もしかしたら私は秀才なのかもしれない。少しくらい調子乗ったってバチは当たらないだろう。
ちなみに族長はめちゃくちゃ褒めてくれた。今まで以上に承認欲求が満ちていく感覚がしてその日の気分は過去一番良かったと思う。
◆
試験合格した翌日、私は集落の中でも特殊な場所に来ていた。
戦士達が過ごしている修練所の真横、壁を隔てて存在する敷地にポツンと建った少し大きめの平屋だ。何も特殊なものはなく、というか何も無い、無さすぎる。
床、壁、天井、窓だけだ。もはや何もなさ過ぎて特殊な感じがしてくる。ザ・豆腐建築って感じの家だ。
昨日、試験に合格した後ここまで連れてこられて、「明日から訓練はここだよ」なんて言われたが訓練内容くらいは教えて欲しかったな。
適当な壁に背を預けて座りながら、しばらくぼーっと過ごしているとドアの向こうから族長が「ごめ〜ん!開けてもらえるかな〜?」と大きな声で呼んできた。
なんだ?と思いながらドアを開けたら、そこには物を持って両手が塞がれている族長が立っていた。
「ありがとう。この二つはあまり地面に置いたりしたくなくてね」
族長の右手には細かく装飾されいくつか魔石が嵌め込まれた綺麗な箱。左手には紫檀色、もしくはワインレッドの布に包まれた細長い筒のようなもの。
どちらも高級感があり確かに地面に置くのは憚られる。
「さて、今日からの訓練についてなんだけれど…………その前にこっちをリファに渡そうか」
そう言って渡してきたのは布に包まれた筒だ。
大切そうなものだから両手で受け取ってみると、思ったよりも重く、手から伝わってくる質感がどっしりしていた。
「開けてみて」
言われるがままに布を解いていく。
スルスルと心地良い手触りの絹のような布を手に巻きながら解いていくと、一振の刀がでてきた。
真っ白な鞘には美しい金色の模様が彫られており、柄や鍔にはほんの少しの意匠が込められている。
刀を抜くとそこにはうっすらと輝きを放つ白銀色の美しい刀身が現れた。
「ミスリル……」
心臓が跳ねた。
思わず声が漏れだしてしまう。
それもそのはず、ミスリルの武器は集落内だとほとんど無く、その全ては集落の外で手に入れ持ってきたものだ。
そのためミスリルの武器を持つことなんて無い。あるとすればそれは集落から出た時だろうと思っていた。
「知ってるんだね。そう、ミスリル製の刀だよ。そしてこれからリファがおそらく一生使う刀だ。」
「なんでこれを私に?」
「前に実戦で使う武器について聞いたことがあったよね。その時リファは刀って答えたでしょ。でこの集落にはちょうど、ずっと使い手が居なかった刀があったんだ。だからこの刀を渡すのはその時から決まってた」
「ずっと居なかったなら溶かして別の武器にすれば良いのに」
族長がずっとと言った。
年長者のずっととは、それはつまり何百年、もしかすれば千年以上も居なかったのかもしれない。
私としては嬉しいことだが、さすがに変だと思う。
ミスリルは貴重で、そして強力だ。鉄に比べて何倍も簡単に魔物の皮を断ち切れる。そんな素材を使わないのは勿体ないだろう。
「そう思ったんだけどね、僕の剣を作ったドワーフに持っていったら『こんな業物を溶かして素材にするなんてバカのすることだ!!全ての職人に対しての冒涜だ!!』って酷く怒られちゃってね。仕方なく、刀を使うエルフが生まれたとき用にと保管していたんだ。だから最初に使いたい武器について教える時も、マイナーだけど刀の説明も入れたりしたんだよね」
なるほど。思い返せば私が刀を使うと言った時の族長は、あまりに驚いた表情をしていた。私はてっきり刀が珍しいから驚いたのだと思ったが、眠らせていた武器の使い手が現れたことに対しての反応であれば頷ける。
刀身を鞘に戻し布を巻き直す。一生モノの相棒になるはずだ。丁寧に扱うべきだろう。
その様子を族長はいつも以上にニコニコしながら見てきていた。そこでふと、私が笑っていたことに気づく。──笑うと言っても口角が上がるくらいだが──目に見えて口角が上がった記憶は、少なくとも直近にはない。
少し気恥ずかしくなるがニヤけが止まらない。ずっと心臓は高なっている。冷めやまない興奮は少しの気恥ずかしさすらも覆い隠していく。
「ありがとうございます。族長。」
「そろそろ族長じゃなくて名前で呼んで欲しいなぁ.....さて、話を戻そう。だいぶ脱線してしまったからね」
仕切り直しとばかりに一呼吸しもう片方の敵持っていた箱を私の方に向けた。
箱を開くとその中には真っ赤な大きい水晶が入っていた。よく分からず族長の説明を待つ。
「これは夢の朱玉、この訓練で使う一番重要なアイテムだね。集落全体の宝でもある」
族長にそう言われて見てみるが、とても宝のようには思えない。安いとも高いとも思えないただの玉だ。高い水晶を私が見たこと無いからかもしれないが。
「信じれないよね。まあいいよ、百聞は一見にしかずだ。訓練を始めよう。刀を手に持って胡座をかくか寝そべってね」
言われるがままに胡座を組んで太ももの上に刀を置く。
「じゃあそのまま目を瞑って────開けていいよ」
目を開くとそこは真っ白な空間だった。地面も空も認識できないほどに真っ白な空間。そこに私と族長は2人きりでいた。
「ここは僕達が夢の狭間と呼んでいる場所。夢寄りの現実と言ってもいいかな」
「ここで訓練を?」
「そういうこと。ここだと真剣を使っても痛いだけで死なないからね」
真剣と言われてふと気がついたら私の手にはさっきの刀が握られていた。それに族長も大剣を背中に担いでいる。
察するにここは擬似的な夢だから安全に斬り合えるのだろう。とはいえちゃんとした説明は欲しい。
「もっと詳しく説明して欲しい」
「もちろんそのつもりだよ。順を追って説明する、と言っても少ないけれどね。
この空間は夢を模して作られた空間で朱玉によって生み出された空間だよ。ここには身に付けている物か使い慣れた物を持ってこれる。」
「私に刀をこのタイミングで渡したのは、この空間で刀を使うため」
「その通り。それで訓練内容はここで斬り合うこと。死にはしないけど死ぬほど痛いから命の危険は感じるかもね。
ちなみに期間は1ヶ月、それ以上は使えないよ。耐性ができちゃうみたいでね、リファみたいに耐性がまだない子と一緒なら来れるんだけど……これは初代の族長が作ったものだから全てはわかってないんだ」
そう言い切ると伝えることは伝えたとばかりに族長は大剣を前に構えた。
「さあ、お話はここまでにして訓練を始めようか。時間は有限だよ。」
エルフの、それも族長が時間は有限なんて言葉を使うことを少し面白く思ってしまうが、事実一ヶ月は短い。全力で取り組む。
◆
「今日でこの訓練はお終い。明日と明後日はお休みにするからゆっくり体を休めておいてね。それじゃ、はい、お疲れ様」
そう言うと族長は平屋を去っていった。
あっという間に一ヶ月が過ぎた。私はこの一ヶ月必死に取り組んだが、成長したのかと聞かれてもはいと答えられる自信がない。
初めの一週間は斬られたときの痛みでまともに斬り合うことも出来なかったが、今ではちゃんと真剣相手に打ち合いができるし、痛みで致命的に止まることはない。
でもそれは私の刀の腕が上がった訳じゃない。痛みを感じながら動けるようになって、元々の実力が出せるようになっただけだ。
この一ヶ月で正直強くなった実感が無いし……そろそろ危ない橋を渡ってでも強くなるべきでは?と考えてしまう。停滞することがあまりにも恐ろしくて。
それに剣も筋肉と一緒で限界まで行けば強くなるかもだし、死に際で急に強くなる『覚醒』なんて言うこれまた気になるものもよく本に出てきてたしね。
ほんとなにかいい方法は無いものか……族長っていう明らかな格上が目の前にいるのに、自分の戦闘能力がここで頭打ちとは思いたくない。
やっぱり実戦で魔物と戦いたい。
命のやり取りを求め出すのは性急だろうか。
実戦が始まるのはいつだろう。それまでの間にどれだけ強くなれるのだろうか。
自分が天才だったらこんなことに悩む必要もなく訓練できるのに、とは考えてしまう。
休みはやっぱ図書館に行こう。難しそうで読んでいなかった本が沢山ある。なにか強くなるヒントがあると良いけど。
◆
sideベンフォーサー家
族長の家のリビングを沈黙が流れる。そこの机では父親と息子、ハイヴィリオとルーカスが手を組み似たような姿勢で座っていた。
尤もこの空気も既にこの一年で三度目だ。
対人相手の本格的な訓練を開始した時に一度、夢の狭間を使った訓練の開始時に一度、そして夢の狭間による訓練が終わった今だ。
まぁまだニーチェはリファが夢の朱玉を使っていたため夢の狭間を体験できていないが、そんなことは些細な問題だ。
「なぁ...親父.....いくらなんでもこれは.........」
「.........」
「早すぎるよな……?」
「…………ああ。そうだね。想定を遥かに超えてるよ……」
ちなみに夢の狭間を使った訓練は訓練の最終工程、実戦投入する前に命のやり取りを体験するもの。
本来は六年かけてやる訓練の最後の仕上げのはずだった。
特にルーカスは約四百年前に自分も同じ訓練をしていたばかりのため、それがありえないことだと身をもって理解している。
「まだ十ヶ月だ。なのにどっちも朱玉に行くなんてな…………六年の半分とか、今聞いたら別の意味でお笑いだな」
「全くだね……」
二人の間には妙にしんみりとした空気が漂っている。
そのほとんどが圧倒的な成長速度で想定を遥かに超えてきた二名の天才たちに対する困惑だ。
あまりにも常識外れな早さで強くなるリファとニーチェに対して、二人の抱く感情は歓喜や興奮の域を超えて、最早困惑の域に達している。
少なくともハイヴィリオが族長になってからはこんな速度で訓練が進んだことはない。
なんならそもそも順調に進むことが少ない。
「で、どうすんだ親父。あいつらまだ二十二なんだぞ。決まりだと三十歳まで訓練だってなってるが、正直即戦力になるあいつらをそんなに遊ばせていたくない。なんなら試験すっ飛ばして部隊に組み入れたいとこだ。」
「まあまあ、さすがに最後の試験、対魔物の実戦は必要だ。それにニーチェは明日から夢の朱玉を使うんだろう?族長としては気が早いとしか言えない」
エルフの戦士は集落から実力を認められた者のみなれるものなのだが、もう既に最終試験を合格し戦士として認められている気になっているルーカスをたしなめながら、ひとまず族長としての意見を述べる。
だがハイヴィリオも間近で天才を育てていたし、何よりルーカスの父親なのだ。当然ルーカスと似たような思いを持っている。
「でも、その意見には僕も賛成だ」
そしてそれはただの安全マージンでしかない規則を破るのには十分だった。
「彼女達が戦士になるのは、今から二ヶ月後、彼女達が丁度二十三歳になるその日だ。その日に最終試験を行う」
「…………まじか.....」
いつも通り、こうだったら良いけどまあ無理だろうな、という軽い気持ちでの冗談。前例の存在しない、そんな無茶ぶりが通ったことに対してルーカスはもはや乾いた驚きしかあげられない。
今のルーカスの顔が普段の姿からは想像がつかないほどにアホっぽく、口がガン開きになるのも仕方の無いことだ。
リファとニーチェ。二人の天才による狂気とも呼べる成長。
リファは前世の記憶による強さへの憧れと承認欲求、ニーチェはリファの横に立ち続け守るため。
それらは強くなる上であまりに上手く作用し、その結果ルールを無視する前例を作るデメリットなんかよりも、メリットの方が大きいと判断されるほどの実力を短期間で得る程に大きかった。
神童が二人。
これから先、この二人が新たに集落の中心となるであろう未来に胸を躍らせ、会話を弾ませていく。
まあ当の二人はそんなこと知らないし気付きもしないが。