ギムテレビ内部を覗き込むと、黒いつなぎを着た変な集団がポケモンを片手にたむろっていた。
「どーするよ?」
「どうもこうも……。これをなんとかするのも四天王とかの役目でしょ。やろっか」
「オッケー」
私はバレットパンチでギムテレビの窓ガラスを破壊する。
「な、なんだ!?」
「シザークロス!」
「しんそく」
変なツナギの男に攻撃、ポケモンを出させることもなく気絶したのだった。
エレベーター前で待機していた男が無線でどこかに連絡している。無線の内容を盗み聞きするとやはりというか謎のポケモンが入ってきたとどこかに告げていた。
とりあえずぶちのめし、エレベーターで2階へ上がっていく。
「き、きた!」
「色違いのハッサムと普通のカイリュー!? 誰のポケモンだこりゃ……」
「邪魔」
ポケモンを繰り出す黒いツナギの集団。だが強いポケモンは連れておらず、バレットパンチで次々とのしていく。
「なんなのこいつら」
「黒いツナギにBのマーク……。裏組織的なやつ?」
「あー」
そういえばカントー地方ではロケット団という悪の組織があったり、ホウエン地方ではマグマ団とアクア団とかいう組織があったがそれと同じ類かな。
悪の組織がこのノーリンで活動してるとなると、それを潰さないとならないか。
「まぁなんでもいーよ。さっさとぶちのめして旅続けるぞ」
「だね。っと、スタジオになにかいる」
スタジオでは誰かが中継を繋げているようだった。
「アイツは黒いツナギじゃない……。普通のスーツ?」
「幹部かなんかだろうね。やるか」
私はバレットパンチで先制。
だがしかし。
「スカタンク」
「プイ」
スカタンクがボールから飛び出し、その男を守っていた。
「君たちがサザンカとワレモか。適合する人間でよかったよ」
「は?」
何言い出すんだこいつ。
こいつ何か知ってるな。私はシザークロスでスカタンクを攻撃しようとするが、スカタンクは余裕でかわしていた。
そもそも生身でバトルなんてしたことないし当たり前なのだが、生粋のポケモンより弱い。だいぶ。
「私たちの事情何か知ってるね。吐かせるか」
「それは無理だ。ノーリン地方が誇る貴様らが適合できないとなると困ったからそれを確認できただけで充分。では」
フーディンが飛びだしてくる。
そして、テレポートでどこかへ逃げてしまった。
「逃したか……。適合とかなんちゃら言ってたね」
「私達をこんなふうにしたのはま、アレだろうね。とりあえず倒すべき人物は見えた。行こうか」
「だね。アレに気を取られてトンズラこかれてるし」
一応隠れたやつがいないから見回り、そのまま下に降りて行く。
下ではワカバが心配そうに眺めていた。ワカバに帰ったことを告げ、一応この場の人たちに説明してもらう。
ギムテレビはすでにもぬけの殻、誰もいないとだけ告げてその場を後にする。
「その変な男性が私達をこんなにしたかもってこと?」
「そ。そいつを探してぶちのめす。元に戻させてやる」
「どういった目論見なのかはわからないけど放っておいたらダメだろうね」
「だね。ワカバ、ジムとコレもミッションに追加だよ!」
「が、頑張ります!」
ワカバのミッションがさらに増えてしまった。
「ま、最初のジムがあるシロモコタウンへゴー!」
「シロモコか。あそこは真面目なヒエがジムリーダーだったね。ノーマルタイプの使い手……。ジャラランガなら楽勝だけどそれだと面白くないよね。捕獲して育ててみたらどう?」
「捕獲……」
「モンスターボールならポケモンセンターに売ってるから行ってみよっか」