映像機画版携帯獣世界転生物語   作:こうすけ増田劇場版

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携帯獣全寮制戦闘専門学校問題

手持ちが7体以上になった……ケーシィとピカチュウを入れ替えた。

ケーシィと言えばテレポートしか使えないポケモンだが、わざマシンで技は覚える。

 

「ケーシィ、ねんりきだ」

 

そしてタマゴ技だが、覚えてほしいタマゴ技を覚えているポケモンが指導すれば覚えれるらしい。

ニドキングがねんりきを覚えているのでケーシィにマンツーマンでねんりきを覚えさせる特訓をしている。

 

「あ!」

 

「失敗だな」

 

「10回に4回は成功していますね……どうですか?」

 

「なんも言わねえ」

 

ポケモン図鑑にはポケモンが覚えている技なんかが載る。

ケーシィが正しくねんりきを覚えたのならばポケモン図鑑に掲載されるが、うんともすんとも言わねえ。

取り敢えずケーシィを回収するかとなるが視界に入るところにケーシィはいない。流石に地球の裏側とかに移動するとかそんな事は無い。今居る場所が林の中だから植物で見えないんだろう。

 

「ケーシィ、何処ですか?」

 

「居るならさっさと返事しろ」

 

「貴方には失望しましたよ」

 

「ん?」

 

サイトウと一緒にテレポートでどっかに行ったケーシィを探していると人の声が聞こえる。

ハッキリと重たい声で重たい話をしてるみたいだが、もしかしたらケーシィはその声のする方に居るかもしれないと声が聞こえる方に向かった。

 

「何卒、何卒ご慈悲を!」

 

「その結果がこの腐敗したポケモンゼミではありませんか」

 

「そ、それは……」

 

「シィ」

 

「おや、ケーシィ?」

 

「すんません、俺のところのケーシィです」

 

スーツを着た男がスーツを着た男に対して問い詰めている。

重たい話をしているのはなんとなくで分かるがケーシィは予想通りここにいた。重たい空気が一転するかの様に問い詰めてた男がケーシィに気付くので謝った。

 

「サイトウ、ケーシィ居たわ」

 

「こっちでしたか…………っ、貴方は!!」

 

「知り合いか?」

 

ケーシィを見つけたことをサイトウに報告すれば近付いてくる。

サイトウはケーシィが見つかったことを安心するが直ぐに問い詰めている人を見て驚いた……誰だこのおっさんは?

 

「なにを言っているんですか。この人はポケモンリーグ協会の副会長ですよ!!」

 

「……タマランゼ会長は知ってるが、副会長なんていたんだな」

 

居ると言えば居るだろうが、公式的に出てきた覚えがないので顔を見ても特にピンと来ていない。

サイトウはあわあわとしているが副会長の前で特に変なことをするわけじゃないしな。

 

「失礼、君達は……旅のトレーナーかい?」

 

「俺がそうで、隣のサイトウはジムリーダー資格を持ってるガラルのジムリーダー」

 

「シズカ、私は資格を持ってるだけでまだ継いでいません!……それと色々と言わないでください」

 

「……なんでだ?」

 

顔を青ざめているサイトウに対して疑問を抱く。

ポケモンリーグ協会の副会長となればジムリーダーからすれば天の上の人みたいなもんだが、それなら単純に考えてこの人よりも偉い会長であるタマランゼ会長の方がビビる。

 

「タマランゼ会長はとても優しい人で副会長は鬼の様に厳しい人なんですよ」

 

「鬼の様にではなく二面性ですよ。タマランゼ会長は少々甘いのです……シズカくんだったかな。君はジムバッジを何個持っているかい」

 

「2つで今はクチバジムを目指してます」

 

「となると、初級コースか……校長、初級コースの首席を連れてきなさい。シズカくん、すまないが少し時間を頂けないだろうか?無論、それ相応のお礼はしよう」

 

「まぁ、いいっすけど……変な事なら断りますから」

 

「別に難しいことはしなくていい。君は普段通りポケモンバトルをすればいいんだ」

 

なんか厄介なトラブルに巻き込まれてるなと感じるが、やることがポケモンバトルだし断れそうにもない。

問い詰められていた人は校長……この辺りに学校なんてあったのか?と思ったが、副会長がついてきなさいと言うのでついていけば学校があった。その間、校長先生は顔を青くしていた。

 

「こんな所に学校なんてあったんすね」

 

「驚いたかい?……ここはポケモンゼミ、ポケモンバトルについて学ぶ学校だよ」

 

「トレーナーズスクールではないのですか?」

 

「トレーナーズスクールは私塾、ポケモンリーグ協会とは繋がっていたり繋がってなかったりさ。ただポケモンゼミは全てポケモンリーグ協会と繋がっている」

 

「校長先生、お呼びでしょうか?」

 

「ああ、セイヨ。彼とポケモンバトルで勝負をしてくれないか?」

 

「見たところ外部の方ですが……分かりました。私の名は」

 

「そういうのいいから。俺はシズカ……使用ポケモンとかは?」

 

「そうだね。1体にしてくれ」

 

ポケモンバトルの数について聞けば副会長が数を決める。

勝とうが負けようがどちらでも問題は無さそうだから……まぁ、取り敢えずは

 

「いけ、ケーシィ」

 

さっさとユンゲラーに進化してほしいからケーシィを出す。

 

「まぁ、ケーシィだなんて……ならこっちは貴方よ!カラカラ!」

 

「カラッ!」

 

ケーシィに対してなにかを置いたそうだったが気にせずにカラカラを出してくるセイヨ。

確実にこのポケモンバトルがなんかの査定に入っているだろうが俺に対してマイナスらしい物はなんにもない。セイヨが負けたら起こりそうなペナルティとかが気にならなくもないが、今は試合に集中する。

 

「カラカラ、ホネこんぼう!」

 

「ケーシィ、ねんりき」

 

まだ未完成だがこの技しか使える技が無い。

カラカラは持っている骨で攻撃してくるがピタリと動きを停止して神秘的なオーラを纏い、弾かれる。

今回はねんりきに成功したな……そう思っているとケーシィが眩い光に身を包んだ。

 

「ユン!!」

 

「ユンゲラー……ま、まずい……」

 

「ユンゲラー、お前なんか新しい攻撃技を覚えてるか?」

 

レベル的にも進化してなにもおかしくないので驚かずユンゲラーがなにか覚えてないかを聞いたらあるぞとサムズアップする。

バトル中のポケモン図鑑を開くのは普通に反則行為だからしない……ユンゲラーになったことでレパートリーが増えたか。

 

「それを発射だ」

 

「ユン!」

 

どうやらユンゲラーに進化したことで新たに会得した技はサイケこうせんだったみたいだ。

進化して早々にサイケこうせんはコイツ、意外と才能があるなと感じさせる。サイケこうせんはカラカラに命中し……カラカラは倒れた。

 

「カラカラ、戦闘不能!ユンゲラーの勝ち!」

 

「っ、流石は最強と名高いエスパータイプのポケモン……カラカラじゃ手も足も出なかったわ」

 

「……コレが結果ですよ。校長」

 

「……えと、その……セイヨくん、下がっていなさい」

 

「はい」

 

ポケモンバトルは俺の圧勝で終わったら、多分別の何かも思った。

校長先生が顔を真っ青にしていて副会長は表情は動いているが何と言うか感情が伝わって来ない。

 

「さて、結論から申し上げて……このポケモンゼミとの提携を切らせていただきます。先ほどの生徒が首席であるならば限度が見えました」

 

「ま、待ってください!中級コースの首席を」

 

「あの、副会長なにを?……出来れば事情を話して貰えませんか?」

 

副会長がポケモンゼミの提携を切ると言えば校長が顔を青くして中級コースの首席をと言って懇願する。

命乞いにしか見えないなと思っていると状況が飲み込めないサイトウが具体的になんの話をしているかについて聞いてみた。

 

「ポケモンゼミはトレーナーズスクールと一緒に見えるけれど、ある部分が違う」

 

「全寮制すか?」

 

「いいや、このゼミを卒業すればポケモンリーグに出場する事が出来る」

 

「ポケモンリーグ……それはスゴいですね」

 

「サイトウくん、君はガラル地方のジムがショービジネスの側面もあり誰でもジムチャレンジが出来ない事について疑問を抱いたことはあるかい?」

 

「……平等ではないとは思いますがジムチャレンジはガラルの貴重な収入源でありその恩恵を受けている私は文句は言えません」

 

「そうか。なら、質問を変えよう。ジムチャレンジに挑むトレーナーは強いと思うかい?」

 

「正式にジム戦をしておらずジムリーダー側が手加減しなければならないので断定出来ませんが、選ばれるだけあって優秀なトレーナーが多いです」

 

「そうか……実は数日前、ここに旅のトレーナーがやって来た。そのトレーナーに感化され1からやり直そうと自主退学をした生徒が居る。その子はお世辞にも優秀とは言えない成績だったが……調査したところこの数年、ポケモンゼミの卒業者の質が圧倒的に悪い」

 

チラリと副会長が校長を見るとビクッと反応した。

ポケモンゼミの卒業者の質が悪い……ポケモンリーグでいい成績を残すことが出来ていないってところか?

 

「ポケモンゼミは莫大な学費と学校という環境で優れたポケモントレーナーを作る学校だ。それなのにポケモンリーグで好成績を残しているのは旅をしているトレーナーばかり……これではなんの為にポケモンゼミがあるのかが分からない」

 

「養殖物は天然物に勝てないと言うのは?」

 

「その考えは古いよ」

 

人工的に優秀なトレーナーを生み出そうとしているが、冒険をして色々と学んでいるトレーナーの方がいい成績を残している。

本来であればジムバッジを8個集めなきゃポケモンリーグに出ることが出来ねえがゼミを卒業したら地方リーグに出れる。破格の条件だ。それなのにいい成績を残せていない。

 

サイトウが天然物が相手ならば養殖物は勝てないと言うが、その考えは古いと副会長はキッパリと言い切る。

 

「失礼。古いというよりはケースバイケースだね。例えば野菜ならば基本的には品種改良をした養殖物で天然の野菜を食べないだろう?」

 

「そう言われればそうっすね……ところで、そのトレーナーってサトシってトレーナーっすか?」

 

「おや、知り合いかい?」

 

「同期の同胞っす……」

 

「なにか思うところでもあるのかい?」

 

予想通りと言うべきかなんというかサトシだったか。

ポケモンゼミでサトシに感化された生徒が居る……と言われてもあんまりピンと来ないが……サトシに感化されるのはあんまりよくない。

 

「あいつ、トレーナーとして優秀かって聞かれれば微妙っすよ」

 

「何故そう言えるのかね?」

 

「イシツブテ相手にピカチュウで電気攻撃するぐらいに頭が悪い。普通にペーパーテストをしたらここの生徒なら余裕で勝てるっすよ」

 

「…………その様なトレーナーに感化されたのかね?」

 

「ひっ……」

 

「シズカ、火に油を注いでますよ」

 

サトシに感化されたと言われてもサトシに関しては天才肌で感覚で生きている奴だ。

心という意味合いでは強いんだが、ポケモンバトルがそれに通じるかと聞かれれば怪しい。普通にペーパーテストをしたらしたで余裕で負けるだろう。

 

サトシの頭が悪いことについて言えば余計に空気が凍った。

サイトウが軽く肘打ちをして余計な事を言わないでと言ってくるが、余計なことじゃねえとは思う。

 

「シズカくん、君としてはポケモンゼミの様な場所はどう思うかね?」

 

「ポケモンバトルを学べる学校はいいとは思いますよ。ポケモンバトルに関する知識が乏しい奴と豊富な奴の差が激しいって感じることは冒険してたらそこそこあるんで……ただ」

 

「ただ?」

 

「なにを審査基準にすればいいのか分かんないっす。俺みたいに冒険をしているトレーナーならジムバッジっていう力を表す物を持ってますけど、ここではどういう形式で上に上がれるとかそういうのが曖昧で、仮にカリキュラムを作ってもそのカリキュラム外の事が得意分野な良い意味でも悪い意味でも迷惑な奴は居るっす」

 

NARUTOのうずまきナルトは火影を目指している。火影になる為に修行していて最終的には火影になれた。

火影に必要な人徳や戦闘能力に関しては物語終盤で満たしている。だけど、火影に必要な事務処理能力とかそういうのが皆無だ。アニメじゃ第四次忍界大戦終了後にイルカ先生がナルトに上を目指すなら学んでいかなきゃならない基本的な知識を教える仕事をしている。

 

魔法科高校の劣等生のさすおにみたいに学校側が出す実技は苦手だけどそれ以外の分野は物凄く強くて実戦最強だったりもある。

BLEACHの黒崎一護も死神の能力は持っているが、斬魄刀での戦闘しかできず鬼道とか全くと言って使えない。

 

バトル物と学園物が両立している作品で一部の主人公が圧倒的に戦闘能力に偏っている事が多い。

その業界を生き抜いていく上で必要な基本的な知識とか基礎的な常識とか能力とか全くと言って持っていない事がある。

黒崎一護とか衛宮士郎とかは単純に正しく学ぶ機会が無かったからで学ぶ機会があれば学んで頭に叩き込んだり色々とできる。だけど一部の奴は学ぶ機会があっても学ぼうとしないし、教えても身に付かない。

 

教える側が下手くそなのか、それとも覚える側が下手くそなのかどっちかは知らん。

学校側が出すカリキュラムを答えるのがヘタクソなキャラは他にもいるし審査基準が難しいキャラも居る。

 

有名どころで言えば遊戯王GXの遊城十代、デュエルの腕も精神面もそこまで問題は無いが筆記系の勉強に関してはアウト。デュエルに関する知識がアウトかどうかは知らんが、少なくとも一般教養で問題無いのは遊星と遊作ぐらいだろう。遊馬に関しては一般教養はアウトでデュエルの腕も原作始まるまで悲惨な状態で、遊矢は勉強する意思はあるが環境が悪くて実戦で無理矢理叩き込んだ。単純なゲームの知識とか理解力とかなら武藤遊戯は凄まじいが一般教養は普通に悪い。

 

「武の方を重視で文武両道で審査すんの、すんげえ厳しいとは思うっすよ」

 

偏差値が高いけれどもメジャーなスポーツで全国大会に出ている進学校は普通にある。

勉強も出来てスポーツも強い奴は本当の本当に極一部だが存在している……ただ、本当に極一部だけで基本的にはどっちかに偏る。

サトシに関してだが、ポケモントレーナーとして強いのは確かなんだが……普通にペーパーテストとかで勝負したら余裕で勝てる。

 

文武両道で武の方を重視している場合、武の審査基準を定めなきゃいけねえがそれは作るのが圧倒的に難しい。

お兄様やナルトみたいなのが居て、それは凄いには凄いは学校側が評価する基準を満たしてるかどうかな話なら怪しいし、彼奴等は一点物の力だから真似できない。

 

サトシは強いのは確かだが評価するのも真似するのも難しいトレーナーで、真似しろとは勧めれない。

 

「成る程……彼は取り敢えず勝つこと自体は出来るトレーナーというわけだね」

 

「勝ったか負けたかが第一でそのポケモンバトルは正しいポケモンバトルだったかの審査基準みたいなのは作れない筈。反省会は出来るけど反省会は自分ですることで、そうなったら……閉鎖的な環境である学校よりも色々なところで歩いてジムリーダーというちゃんとした実力者と戦うジム巡りの冒険の方が圧倒的にいいんじゃないすかね」

 

「なっ、なんて事を言うんだね君は!?」

 

ポケモンゼミでいい成績を出すことが出来てない以上は生徒も悪いがカリキュラムも悪い。

普通にポケモンを貰って冒険をしているトレーナーの方が質がいいが……

 

「やり方を変えた方がいいんじゃないすかね。単純にポケモントレーナーの質を上げたきゃまっさらな新米よりもポケモントレーナーとして自力でリーグに出たトレーナーを学校に入れるとかの方が。1年冒険してそれぞれがそれぞれのスタイルに辿り着いて何度も何度もぶつかり合って自分のポケモンバトルの改善点とかが見れるとか」

 

「貴重な意見、ありがとう……校長、一先ずはカリキュラムやクラス分け等を見直します。それでも成果を上げられないと言うのであれば彼の意見を、一度冒険そのものをさせることを考えさせて頂きます」

 

「……は、はい……」

 

首の皮一枚でなんとか繋がったってところだろうか?

校長は物凄く汗を滝の様に流していて……今年が無理ならばポケモンゼミの売り文句である卒業すればポケモンリーグに出ることが出来る権利を無しにする。

 

「……コレでよかったのでしょうか」

 

「殴って解決する事が出来る問題じゃねえからな」

 

結局のところ問題が解決したわけじゃないから後味が悪いとサイトウは心がモヤモヤしている。

殴って解決する事が出来る問題じゃねえからただの子供の俺達じゃなにも出来ない。

 

旅の冒険中だったのに色々と手間を取らせたお礼だと俺はポケモンのタマゴを貰った

多分、副会長はなにが生まれるかとか知ってるだろうが、模様からなにが生まれるか連想出来ねえんだよな。




リザード♂ LV28→29

マンキー♂ LV23→25

ニドキング LV25→27

ピカチュウ♂ LV36→38

ラプラス♀ LV21→24

イーブイ♀ LV22→23

ケーシィ♂→ユンゲラー LV14→18

タマゴ
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