映像機画版携帯獣世界転生物語 作:こうすけ増田劇場版
「シズカはポケモントレーナーとしての才能が無いと言う才能が無いですね」
「言葉遊びしてえのか褒めてんのかどっちだ」
サントアンヌ号が沈んだ大事件だが奇跡的に1人の死者も出なかった。
サントアンヌ号が沈んだから詫びの品だとリゾート地のチケットを渡したりしてきたが俺はジム巡りだからと賠償金だけで済ませた。
その結果と言うべきか、モンスターボールよりも上なハイパーボールやゴージャスボールなんかを購入する事が出来た。
ポケモントレーナーとして鍛えていて、ロータの街と言う街のポケモンセンターで食事をしていればサイトウが才能が無いと言う才能無いと言う。言葉遊びしてえのか、それとも褒めてんのか貶しているのかが分からねえ。
「褒めている……と言うのは少し違いますし、なんと言えばいいですか」
「才能0じゃないって事を言いてえのか?」
「そうですね……悪い方の才能を持っていないが一番正しいですね。シズカは今年ポケモントレーナーになったので分からないでしょうが、ジム巡りの段階で終わってしまうトレーナーがそれなりに居るのです」
現在俺はポケモンリーグ・セキエイ大会を目指して8個のジムバッジを集める旅をしている。
原作ではフワッとしか語られていないが、ポケモンリーグ・セキエイ大会にサトシの同期で出ることが出来たのはサトシとシゲルだけで、ヒトカゲを選んだ奴とフシギダネを選んだ奴は出だしは良かったが苦戦している。
確か年齢やタイミングだけを言えば俺と同い年のワカバタウンのジュンイチはジョウトリーグに出ることが出来ていたが、寄り道をしすぎたせいでジムバッジを集め終える事が出来ずにシロガネ大会に間に合わずにサトシが出た時に出場した感じだったな。
「冒険なので歩いていかなければならず、時間計算を間違えてしまう事がありそういうトレーナーは翌年に出てきます。ですがそれとは別に頃合いで言えば今ぐらいのタイミングで限界を感じたり高すぎる壁を知ってしまったり、才能が無いどころか下手くそなのが才能と言える者達がトレーナーの道を諦めるのです」
「……そんなもんなのか?」
「シズカはあっさりと行くところはあっさりと行っていますが苦戦する人は物凄く苦戦しています」
アニポケのポケモントレーナーの冒険はサトシ基準で、ジム戦をしているのはサトシだ。
シンジとかコテツとかがジム戦をしたりしているが、1回難所を挟んだりしてそれで突破している……サトシは事前情報を手に入れて試合を上手く組み立てようという事を考えないし考えた所で自分のリズムと上手く噛み合わない。なにか特別な事とかしなくて素の状態で勝つことが出来ているから彼奴は恐ろしい。
「とにかく良かったです……この段階で挫いている人は本当にどうしようもないので」
「そうか……ところでこの街に立ち寄った理由なんだけどよ」
「ポケモンバトルの大会があるのですよね。勿論、私も」
「いや、男しか参戦出来ねえ」
ロータの街に立ち寄った目的はポケモンバトルの大会があるからだ。この大会に優勝しなければ意味が無い。
ここからイワヤマトンネルを経由してシオンタウンに向かってからのヤマブキシティに行くルートにしている。最短でヤマブキシティに行けるルートがあるにはあるがそれは使わない。理由としては色々とポケモンをゲットしたいとかポケモンの育成をしたいから。
「……」
「不機嫌になるなよ」
ロータの街で行われるポケモンバトルの大会は男しか参加したらダメなルールだ。
男女平等の昨今、こんな事を許されていいのかという話になるがコレにはちゃんとした理由がある。ある男を祀る為の戦いであるから男でなければならない。
「優勝したらパーティに呼ばれるからな。豪華な飯が食えるぞ」
「シズカ、私を腹ペコキャラと思っていませんか!?」
「いや、どちらかと言うと俺が大食いだな。俺は美味いものを食うのが好きだ……お前の場合は武術家としての体重管理とかあるからチートデイ的なのがあんだろ」
「あるかないかと言えば……いえ、まぁ、私も美味しい物を食べるのは大好きですよ」
言うまでもないが日本人とは飯の文化がイカれている。毒性のある食べ物を火を通せば食べれるようになるとか色々とやっている。
フグとか国の法律で禁止されるレベルの物なのに今じゃ日本を代表する高級な刺身だ……フグの白子豆腐とか物凄く美味いぞ。
サイトウが自分が腹ペコキャラとして認識されていることを怒っているが、俺はそんな風に認識していない。
武術家で腹筋がバッキバキに割れているという事は体脂肪とかを気にして栄養価を徹底的に管理してるんだろうなと認識している。
「ですが一番大好きなのは己の心身を鍛え上げ、同じく心身を鍛え上げた強者との戦いです。強者と戦い、勝利をする……その時は私の中の何かが満たされます」
「……それ、世間一般で言うところの戦闘狂だからヤバい思想だぞ」
「心身共に鍛えています……私はガラル空手の継承者です。空手家が一般人に手を出したらその時点でアウトなぐらいは知っていますよね?」
「そりゃな……」
スポーツ選手とかは言うまでもなくトップレベルの運動能力や身体能力を持っている。
だからそれを正式な場所以外、その辺のチンピラを相手に殴り合えば基本的には10:0で怒られる。精神の面でもしっかりと答えていると言っているが、戦闘狂の思想に偏っていると感じるんだがな。
「……」
ロータの街のポケモンバトル大会が行われるがコスプレをしろと言われた。
何故にコスプレと思ったが、そういうルールだから仕方ねえよなと普通に受け入れて……新選組の格好をした。羽織に誠の文字は無いが色合い的に新選組としか言えないが世界観的に新選組は存在してんのか?と思った。ただまぁ、思ったよりもしっくりと来ている。
「それではコレよりアーロン杯を行います!お互い前に」
相手もコスプレ、自分もコスプレをしている。
ポケモンバトルの大会については至ってシンプルだ。同時にポケモンを出す使用ポケモン1体のシングルバトルで、6回勝てば優勝だ。
「3,2,1!GO!」
「いけ、リザード」「いけ、ゴルバット」
こういう街のポケモンバトルの大会に出るのはよくよく考えれば始めてだ。
負けたらアウトな試合は前世で野球を通じて学んでいるが、ポケモンバトルでは始めて……どれくらいのレベルのトレーナーが出てくるから皆目見当がつかない。
取り敢えず確実に勝つことが出来る一番頼りになる奴をとリザードを出した。
相手のポケモンはゴルバット、戦闘経験はあるがリザードでの戦闘経験は無い。ズバットから育ててゴルバットにしたんだったら物凄くあっさりとクロバットになるイメージだがクロバットに進化していない。
「ゴルバット、エアカッター!」
「リザード、かえんほうしゃだ!」
ゴルバットは空気の刃で切り裂いてくる。リザードは炎を吐いたが空気の刃で阻まれる。
中々にレベルがあるポケモンだが、段違いの強さを持っていない。この世界は四天王や伝説のポケモンが別格過ぎる力を持っている。そういう明らかに異次元な力を持っていない。俺は今回優勝しなきゃならねえが、別に負けたところで1年間鍛え上げてきた物が無駄に終わるとかそういう事は無い。
優勝賞品が物凄いお宝なわけじゃねえ、本当にただのポケモンバトルの大会だ。
腕に自信がある奴や普段は出ないけれども遊びでと参加する奴が居るのが普通だから……別格のトレーナーは居ないか。
「ゴルバット、どくばりだ!」
「リザード、かえんほうしゃで燃やしつくせ」
「っく……」
リザードはリザードンになってもおかしくないレベルになっているがリザードンにならない。
進化をしたくないと拒んでいるわけじゃないから精神的な問題ではない……形あるもの、特に命あるものは好き勝手出来ない。
ゴルバットは空を飛んでいる空中戦が主体のポケモンでリザードンにならなきゃ空中戦が出来ねえ。
ゴルバットは強い技を使ってこない……ゴルバットからクロバットにならなきゃ覚えられない技とか戦闘が出来ないとかあったか?追加進化だから、クロバットじゃないと覚えられない技はあるにはあるだろうがそれでもゴルバットで戦える。
「ゴルバット、つばさでうつ!」
「受け止めろ」
「グォウ!」
「なに!?」
「かえんほうしゃだ」
中距離での攻撃をしていたが物凄い強力な技を使ってこなかった。
ゴルバットやクロバットと言えばどくどくのキバとかの接近戦のイメージがあるから合わない戦闘スタイルより合う戦闘スタイルに切り替えた感じだ。だが……クロバットになってねえなら意味は無い。ゴルバットじゃどうしても色々と物足りない。
つばさでうつ攻撃をしてきたのでリザードはガッチリと掴んだ。
パワーが足りねえと掴むことに成功したのでリザードはそのままゴルバットの本体に向かってかえんほうしゃを撃てば倒れた。
「ゴルバット、戦闘不能!リザードの勝ち!」
1回戦は無事に突破した。観客席で試合を見ていたサイトウを見つけたので手を振るべきかと思ったが優勝してないのにそういうことをしたら呆れられるだろうとしなかった。
1回戦でこのレベルで、他はどんなもんか。明らかに異次元の強さを持っているトレーナーは居ないのかと少し心配したが、最初に戦ったトレーナーと同じレベルであり、リザード、ピカチュウ、ニドキング、フーディン、ラプラス、オコリザルの力を借りて優勝した。
「見事です」
「ああ……コレで目的が果たせる」
「?」
優勝をしたのでロータの街のオルトラン城にお呼ばれした。
ドレス姿のサイトウはとても綺麗だったがなんかコルセットが緩いとかどうとか言っていた……コルセットって締めるもんだけどサイトウってマジでキュッと引き締まってるんだよか。ボンのところは本当にボインだったが。
「この杖って本物すか?」
「ええ、勇者アーロンが実際に使っていたとされる杖です」
城に招待されてダンスパーティーが行われるが、優勝した俺は参加しない。
椅子に座ってダンスパーティを見守った後にアイリーン女王陛下に今年の勇者として……なんだっけ?まぁ、とにかく勇者アーロンの様な立派な人が居て世界が平和であります様にと祈る感じだった。
サイトウは花より団子だとオルドラン城の豪華な食事を食べている。
俺も食いてえとは思っているのだが、ここに来たのは美味い飯を食べに来たわけじゃない。
如何にも女中の偉いお婆さんに優勝者が持っておけと言われていた杖がアーロンが使っていた杖かと聞けばアーロンが使っていた杖だと言うので目を閉じた……杖の先端にある宝玉の中に何かがあるのは分かっている。夢の中で出会ったアーロンに託された鍵を使う。
「ここは……外?今感じたのは、アーロン様の波動!アーロン様、何処ですか!?」
「貴方はルカリオ?喋っている?……まさか……」
「おい、アーロン様は何処だ!何処にいる!リーン様、アーロン様は」
「取り敢えず、目薬を使え……女王様、色々とぶち壊すのホントに申し訳無いっすけどここはお開きって事で」
「……どうやらなにか訳ありの様ですね……パーティは中止にし連れの方以外は」
勇者アーロンに頼まれた1000年以上も眠り続けているルカリオの鍵を開いた。
本当ならばもっともっと驚くだろうがマイペースで何をするべきなのかを分かっている俺を見て事情があるのだと察してくれたのか女王様はパーティを中止になった。
「ここは……オルドラン城……だが、なんだ?なにかが違う」
目薬を持ってきて目をやられていたルカリオの目を洗えばルカリオは目を開いた。
自分がオルドラン城に居るのは分かったが違和感を感じていて……女王様がルカリオに聞いた。
「ルカリオ、貴方が勇者アーロンが実際に使っていたとされる杖から出てきたという事は貴方は伝説の波導の勇者アーロンの相棒であるルカリオなのですか?」
「伝説の波導の勇者?……何を仰っているのですか、リーン様」
「私はリーンではありません。リーンを先祖に持つアイリーンです……貴方が波導の勇者アーロンの相棒であったルカリオであるのならば申し上げます。ここは波導の勇者であるアーロンが嘗て居た場所ではありますが貴方にとっては遥か未来の時代です」
「そんなバカな!私は一時の眠りについただけで何百年も」
「眠ってる時の感覚は知らねえよ……アーロンが生きていた時代から遥か未来の時代だ……女王様、オルドラン城の内部に詳しい誰かを連れて城内を歩かせた方がいいと思います」
「そうですね」
取り敢えず、ルカリオを起こすことは出来たが……まだやらなきゃならない事が多い。
リザード♂ LV36→37
オコリザル♂ LV30→32
ニドキング LV29→31
ピカチュウ♂ LV40
ラプラス♀ LV28→32
ニンフィア♀ LV29→30
フーディン♂ LV27→29
タマゴ