映像機画版携帯獣世界転生物語   作:こうすけ増田劇場版

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玉虫色街携帯獣鍛錬所教官戦

 

「ここがタマムシジムですか……」

 

「あら、なにか御用でございますか?」

 

「俺がジム戦に来ました」

 

「まぁ、ジム戦ですね。バトルフィールドと審判の準備がございますので少々お待ちください」

 

植物園?と言いたくなるような場所であるタマムシジムにやってきた。

緑に囲まれている中で現れたのはジムリーダーのエリカ……なのか?なんかこう、俺の知ってるエリカとそこそこ見た目が違う気がする。

 

ジム戦に挑みに来たことを伝えるとバトルフィールドと審判の準備をするから待ってくれと言われた。

ジムリーダーはジム戦が無い間はなにしてんだ?……いや、ジムリーダーじゃねえな。一番、暇なのは審判だろうな。ジム戦が無いとどうしても暇だろうし。

 

将来的にはロトム審判と言うAIに仕事を奪われるみたいな事になってるが、本当に大事な試合では人間が審判をしている。

10000人以上も参加しているポケモンワールドチャンピオンシップスだったら手が回らないだろうから機械の力に頼るしかない……と考えたらいいのか?

 

「両手に花ですね……シズカさん自身も声以外は花でございますね」

 

「声に関しては生まれつきだから仕方ねえっすよ」

 

「そうですか……ところで、そちらのお二方は……香水はお好きでしょうか?」

 

両手に花の状態を笑顔で言ってくるエリカ。

見た目はヤマトタケルだから黙っていれば女の子にも見えなくもないが声は中井和哉だから仕方がねえ。その辺について言えば少し残念そうにした後にサイトウとナツメに香水が好きかどうかを聞いた。

 

エリカはくさタイプのエキスパートで植物に関して詳しい。当然、それを活かした香水も知っている。

 

「わ、私は臭くはありません!ちゃんとお風呂には入っていますし、服も」

 

「サイトウからはサイトウじゃなきゃ採取する事が出来ねえ臭いがあるから問題はねえだろ」

 

「それはどういう意味ですか!?」

 

香水の話が振られたので自分は臭いと思われているんじゃないのかとなり焦るサイトウ。

サイトウが仮に臭くてもサイトウの臭いがしてそれはそれで一定数の需要があるから問題はねえと言えばサイトウは顔を真っ赤にする。

 

「私は……そういうのはまだ早いわ」

 

「いえいえ、香水にも色々とあるのです……貴女の様にセクシーな御方には」

 

「エリカ様、ジム戦の用意が出来ました」

 

ナツメは自分にはまだ早いと言うが、エリカはナツメに向いている香水があるのだと勧めようとする。勧めようとするが、ジム戦の用意が出来た事をジムのスタッフに言われたので話はここで中断となりバトルフィールドに。

クチバジムと同様にオーソドックスな土のバトルフィールド……と思ったが、なんか暑い。

 

「気をつけてください」

 

「それ以上はダメよ」

 

「…………そう来たか」

 

「あら、残念です」

 

サイトウが気をつけろと言い、ナツメが注意をした。

なにかがあるんだろうなと思ったが暑さ以外は特にコレといった物を感じないと思ったが、この暑さに違和感を感じたので空を見上げれば太陽光を浴びていた。タマムシジム自体がドーム状の植物園みたいなところがあるからなにかシステムがと思ったが……

 

「常時ひでり状態っすか」

 

「ええ、技の面では優秀ですがタイプ相性でやや不利なのでこうして補います」

 

常時ひでり状態でのポケモンバトル……くさタイプのポケモンにとってはやりやすいと言えばやりやすい

 

「これよりタマムシジムジム戦を行います!使用ポケモンは3体のシングルバトル、交代はチャレンジャーのみ可能です!」

 

「いけ、ウツボット」

 

「ボット!」

 

「ウツボットか……前が不完全燃焼だったから、頼んだぞ、フーディン」

 

「ディン!」

 

リザードというくさタイプのポケモンと相性が良いポケモンを持っているが、それは最後まで控えさせておく。

ウツボットはくさタイプだけでなくどくタイプも持っているポケモンで、ヤマブキジムが予想以上にあっさりと終わったので出番が無かったに等しいフーディンを出した。

 

「ウツボット、ソーラービーム!」

 

「フーディン、サイコキネシス!」

 

試合開始の宣言がされれば早速仕掛けてきた。

くさタイプの大技であるソーラービーム、本来ならば力を溜める時間が必要だがこのバトルフィールドは、はれ状態のバトルフィールドでありソーラービームに必要なエネルギーを即座に溜め込んで発射する。

 

フーディンがサイコキネシスを発動する。

動く順番からおそらくはあのウツボットはようりょくそ個体で、放たれたソーラービームに対してサイコキネシスがぶつかり……捻じ曲げてフーディンには直撃しなかった。

 

「ならば、グラスフィールド!」

 

「サイコキネシスだ」

 

ウツボットのソーラービームを無理矢理捻じ曲げるのを見て、使う手を変えてきた。

土の地面に一時的だが緑が生い茂る。狙うのは今しかないのだとグラスフィールドを展開しているウツボットにサイコキネシスをぶつけて弾き飛ばすが……ウツボットは起き上がった。

 

「ウツボット、ソーラービーム!」

 

「フーディン……わるだくみだ!」

 

「なっ!?」

 

「どうしてサイコキネシスを使わないの!?」

 

「いえ、違います。コレで正解です……今はグラスフィールド状態なので、さっきと同じ展開にはなりません」

 

起き上がったウツボットは大きなダメージを受けているがそれでもとソーラービームを撃ってきた。

それを見た俺は一か八かの賭けに出るとフーディンに対してわるだくみを使わせた。ナツメがサイコキネシスを使えばと言うが、サイトウが今はフィールドがグラスフィールド状態でくさタイプの威力が嫌でも上がっていて最初の様にサイコキネシスで無理矢理弾道を捻じ曲げるのは不可能だと読み切り、攻撃力をパワーアップさせるわるだくみを選んだ。

 

「ディン……」

 

「まぁ!ソーラービームを直撃しても耐えるだなんて」

 

「フーディン、サイコキネシスだ」

 

「甘いです!グラススライダー!」

 

フーディンのわるだくみは成功しソーラービームを無事に耐えた。

コレでサイコキネシスをぶつけることさえ出来れば1本目は貰ったと思ったが、コレがあるとウツボットはグラススライダーを使った。

フーディンが何かをする前にグラススライダーを使われてフーディンは飛ばされ……戦闘不能になった。

 

「フーディン、戦闘不能!ウツボットの勝ち!」

 

「戻れ……すまん。俺のミスだ」

 

もっと他にやれそうな事があったのにサイコキネシス一択に絞った為にあっさりとフーディンがやられてしまった。

フーディンをボールに戻した後に俺がミスを犯したとフーディンが入っているモンスターボールに向かって謝罪をした後に2体目のポケモンを出す。

 

「いけ、ニドキング」

 

「ニド!」

 

「ニドキング……なにかと不利な対面ね」

 

2体目のポケモンはニドキング、久しぶりのジム戦だと燃える。

ただ、はれ状態とグラスフィールド状態だからニドキングにとっては非常にやり辛いフィールドになっているとナツメが指摘する。

フーディンで気前良く1本取っておきたかったが……仕方ねえと言えば仕方がねえ。

 

「ウツボット、ソーラービーム!」

 

「ニドキング、尻尾でジャンプ!」

 

「ソーラービームの速射を逆に利用しましたか!」

 

再び放たれるウツボットのソーラービーム。

コレを受けるのは危険だからニドキングは尻尾を使って高くジャンプした。このフィールドは、はれ状態のバトルフィールドだからソーラービームが即座に発射される。途中で弾道を変えることは出来ず、ニドキングに向かって発射したがそこにはニドキングはいない。

 

「このフィールドならコイツは通じるよな?ほのおのパンチ!」

 

「ニドォ!」

 

はれ状態のバトルフィールドならばほのおタイプの技に恩恵がある。

ニドキングはほのおのパンチを真上からウツボットに叩き込めばウツボットは倒れた。

 

「ウツボット、戦闘不能!ニドキングの勝ち!」

 

「まぁ、お強いこと……ありがとうございます。よくやってくれました……いけ、モンジャラ!」

 

「モン!」

 

ウツボットを無事に戦闘不能にすることが出来て2体目に出てきたのはモンジャラ。

くさタイプのポケモンだから使ってくる手が少なかったり単調だったりするが、油断は出来ねえ。

 

「モンジャラ、グラススライダー!」

 

「カウンターのほのおのパンチだ」

 

ソーラービームを撃ってくるかと思ったが、回避された事があってかグラススライダーを使ってくる。

突撃してくるのならばありがたいと滑ってスライディングキックをくらわせにくるモンジャラに対してほのおのパンチを入れる……だが、モンジャラはピンピンとしている。

 

「コイツは……」

 

ほのおのパンチは確かに入ったが、それと同時にグラススライダーも入った。

グラススライダーは等倍だが思った以上にダメージが入っていないのでモンジャラの攻撃力は低い。それと同時にほのおのパンチを受けても大きなダメージを受けていない……物理耐久面が強いポケモンか。

 

「モンジャラ、ソーラービーム!」

 

「ニドキング、尻尾でジャンプしろ!」

 

もう1発グラススライダーを撃ってほしいと思ったが、向こうも色々と考えているのかソーラービームに切り替えてきた。

尻尾を使って高くジャンプしてソーラービームを回避する。それと同時に生い茂っていた草が消えた。グラスフィールドの効果切れだ。

 

「モンジャラ、ソーラービーム!」

 

グラスフィールドの効果が切れたからグラスフィールドをもう1回貼り直すかと思ったがソーラービームに絞った。

はれ状態でソーラービームをぶっ放すだけで大抵のポケモンは倒すことが出来る。タイプ相性が普通のニドキングが受ければひとたまりもない。

 

「その状態であなをほる!ドリルを使え」

 

「まぁ!そんな使い方が」

 

再び尻尾でジャンプをして回避するが回避するしか出来ない。

間合いをなんとか詰めようにもどうすることも出来ない中で思い浮かんだのはあなをほる。モンジャラもそれなりの速さを持っているから、ようりょくそ個体と考えて尻尾でジャンプをしている際に体をひっくり返して自慢の角を使ってドリルの様に回転させて一気に穴を掘った。

 

「ならば、こうしましょう。リフレクター!」

 

「モンジャラの目の前に出て、かえんほうしゃだ!」

 

「っ!」

 

あなをほるを使っているのとほのおのパンチを使っていることから物理攻撃で攻めてくると読んだエリカ。

俺のニドキングは物理も特殊も両方とも使えるんだとニドキングはモンジャラの目の前に出現した。モンジャラはリフレクターを展開し、ニドキングはかえんほうしゃを吐いた。リフレクターは物理攻撃にしか通じねえからかえんほうしゃに意味は無くニドキングに焼かれた。

 

「モンジャラ、戦闘不能!ニドキングの勝ち!」

 

読み通りと言うべきか、物理攻撃に対してモンジャラは強かったが特殊攻撃に関しては弱い。

モンジャラが戦闘不能になった……ニドキングは大ダメージを受けてねえが……リフレクターが貼られているのはデカいな。

 

「追い詰められてしまいましたね……ですが、コレならばどうでしょう?おゆきなさい!クサイハナ!」

 

「ナァ」

 

「……っ!?」

 

「く、臭い!?」

 

最後に出てきたのはクサイハナ。

その名の通り臭いポケモンであり試合を冷静に見ていたナツメが目をくわっとさせ、サイトウが鼻を摘んだ。俺も臭いと感じる。

 

「クサイハナはその名の通りとても臭うポケモンです」

 

「ジムリーダーのあんたがそれ言っていいのかよ?」

 

「ええ……ですが、私達の様に以心伝心の関係になれば臭い等はものともしません。クサイハナの臭いの素である甘い蜜だけが残り、私はそれを香水としているのです」

 

自分のポケモンをハッキリと臭いと言うエリカ。

クサイハナと心を通わせさえすればクサイハナの悪臭はなんとも感じない……エリカのポケモンだからエリカに心を開いていて臭いが通じねえのはまだ分かるが、心を開いてねえ俺達だけに通じる悪臭とかどういう仕組みだ。

 

「ニドキング、いけるか?」

 

「に、ニド……」

 

圧倒的なまでの悪臭でニドキングが苦しそうな顔をしている。

ニドキングにバトルをすることが可能かどうかを聞いてみれば一応は可能だが臭いがするところには近付きたくないアピールをする。

 

「クサイハナ、あまいかおり!」

 

「ニドキング、かえんほうしゃ……ヤベえ」

 

「ソーラービームです!」

 

クサイハナがあまいかおりを使えば今まで苦しそうにしていたニドキングは心地良さそうにした。

クサイハナの悪臭じゃなくてあまいかおりによって意識をズラされてしまい、大きな隙が生まれた。エリカはそれを逃さないとソーラービームをクサイハナに指示して、クサイハナはソーラービームを発射。ニドキングに直撃して戦闘不能になった。

 

「ニドキング、戦闘不能!クサイハナの勝ち!」

 

「戻れ……んじゃ、頼んだぞ。リザード」

 

「グォオ……ゴォウ!?」

 

「落ち着け、人体に害は無い」

 

こっちも切り札を切るとリザードを出した。

待ってましたぜとリザードは吼えようとするのだがクサイハナの悪臭に気付いて鼻を塞ぐ……リフレクターが続いているから物理攻撃は難しい。特殊攻撃をしようにも口から放つからどうしても呼吸が必要になる。

 

「シズカはこういう時に、鳥ポケモンを持っていませんね」

 

「そうね。翼で臭いなんか吹き飛ばせるのに」

 

「リザ!」

 

八方塞がりの中でどうしたもんかと考えていればサイトウ達が呟いた。

こういう時こそ翼を持っている鳥系のポケモンで風を巻き起こして臭いを何処かに持っていくこと……最もな意見だが俺の持っているポケモンで空を飛ぶことが出来るポケモンは1体も居ねえ。

 

それが出来たら苦労はしねえんだよと思っているとリザードはそれだ!となり……眩い光に身を包んだ。

 

「グォオオオオウ!!」

 

「……おい、お前まさか今までわざとしなかったのか?」

 

「グォウ!」

 

リザードはリザードンに進化した。進化してもおかしくないレベルだが中々に進化しない。この世界じゃ当たり前の話だから最終的には進化すればそれでいいかと妥協していたら、まさかリザードは今の今までわざと進化しなかった。

俺が最初にリザードンに進化するつもりがあるかどうかの確認をした際にあると頷いたくせに……

 

「こういう状況で進化した方がカッコいいとか思ってんだろ?」

 

「グッ!」

 

ピンチの時に進化したら燃える演出なのが分かっているリザードンは今まで進化しなかった。

こいつ、変なところでカッコつけて……その時が来るまでにリザードンとして鍛えておかなきゃならねえ事とか色々とあんのに。コイツだけ今日のポケモンフーズは普通のにしておくか。

 

「リザードン、翼を仰げ!」

 

「リザードンになった事でひこうタイプも……ソーラービームは難しい。でしたらコレは如何でしょうか?ヘドロばくだん!」

 

リザードンになった事で手に入れた翼を使い臭いを飛ばした。

ここに来てのリザードンは厳しくソーラービームは全くと言って通じないのだからとヘドロばくだんに手を変えてきた。

 

「リザードン、空からかえんほうしゃだ」

 

リザードンはヘドロばくだんを空を飛ぶことで回避した。

ニドキングの尻尾を利用した高いジャンプと違って長時間、空を飛んでいられて自由に動ける。

やっぱり空を飛べるのは普通に強えなと感じながらもリザードンにかえんほうしゃを使わせて……クサイハナを倒した。

 

「クサイハナ、戦闘不能!リザードンの勝ち!よって勝者、チャレンジャー!」

 

「お前、進化出来るならさっさとしろよ……最初からリザードンだったらこんなに苦戦してねえんだから」

 

「グォ?」

 

クサイハナを倒した事でジム戦が終了したのでリザードンの元に駆け寄る。

今まで進化を出し惜しみしていた事を注意するが結果的には勝てたから怒られる理由にならねえと言い返す。このまま口喧嘩をするのはめんどくせえし、もうこれでいいかと受け入れた。

 

「こちらがこのタマムシジムを制した証のレインボーバッジでございます」

 

「ありがとうございます……香水は今回は無しで」

 

「いえいえ、折角ですし……そちらのお方は少し興味を抱いていますよ?」

 

「……」

 

タマムシジムを無事に制して5つ目のジムバッジであるレインボーバッジを手に入れた。

香水の話をされると困るからと先に潰してはみるが、ナツメが香水に興味を抱いた……サイトウは自分は臭くない!と主張をしたので香水を拒み、最終的にはナツメは自身と同じ棗の香油を貰い髪の毛を綺麗にしていた。




リザード♂→リザードン LV41→42

オコリザル♂ LV37

ニドキング LV38

ピカチュウ♂ LV44

ラプラス♀ LV39

ニンフィア♀ LV38

フーディン♂ LV36

ゾロア(ヒスイの姿)♂ LV11→13

ルカリオ♂ LV68

サイホーン♂ LV31→32

ゲンガー♂ LV39

ポリゴン→ポリゴン2→ポリゴンZ LV15→18
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