映像機画版携帯獣世界転生物語   作:こうすけ増田劇場版

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携帯獣未来知識先取

 

「分かっているとは思うけれど、私は無闇に超能力に頼らない真面目な人間になりたいの……シズカやサイトウと一緒に冒険をして少しずつ感受性とかを取り戻してきている。今が一番重要な時期で下手な事はしたくないわ」

 

「……やろうと思えば簡単って事か」

 

「風情がありませんよ」

 

 ポケモンの化石が発掘されることで有名なグランパキャニオンにやって来た。

 既に幾つかポケモンの化石や翡翠等の石が発掘されていて、俺もポケモンの化石の発掘の為にとグランパキャニオンに足を踏み入れる。

 

 ポケモンの化石を発掘するかと行動に移る前にナツメが釘を差してくる。

 大体の超能力ならば使うことが出来るナツメは当然、透視能力なんかも持っている。ポケモンの化石が何処に眠っているかについて簡単に分かるが、ナツメは超能力を使って楽な生活をしたりするんじゃなくて真人間に戻ろうとしていてその為の冒険をしているからここで自分の超能力に頼ってしまったら元も子もないと超能力は使わないと先に言ってきた。

 

「しかし、化石を見つけたとして……近くに復元装置はありませんよ」

 

「アレってスゴく高いのよ」

 

「そんなにするもんなのか?」

 

 化石を掘ることに対してそこそこ乗り気なサイトウ。

 化石を見つければポケモンを復元する事が出来る……保存状態の良いポケモンの化石だったら復元する事が出来るって、どういうことだよ? 意図的にポケモンが乾眠をしていてそれに水をぶっかけたりして復活するのか? 

 

 ナツメは化石を復元する装置は物凄く高いと言っているが、化石をポケモンにするだけで明らかなオーバーテクノロジーだ。

 

「……」

 

「どうしました?」

 

「いや……少しな」

 

 今回グランパキャニオンに寄り道をしたのは、ただ単に化石ポケモンがほしいからとかじゃない。

 このグランパキャニオンで原作のストーリーが起きるのは覚えている……グランパキャニオンでとあるポケモンを手に入れる事が出来るが、それは横取りになるんじゃねえのかと考える。

 

「悩みがあるなら、早い内に教えて……貴方が倒れたら、このメンバーじゃダメになる」

 

「……予知夢みたいなのを見てな、それを利用すればレアなポケモンをゲットする事が出来るんだ」

 

「予知夢、また随分と胡散臭いですが……シズカですしね……」

 

「ただ、それは本来は別の奴がゲットする。だから俺が未来を逆輸入してポケモンをゲットする事をしていいのかと」

 

 俺が倒れたら色々と大変だから腹の中をさっさと明かせと言うナツメ。

 言葉を少し濁しつつ未来を少し知っていることを教えればサイトウは少し疑うが、問題はそこじゃなくて……狙っているポケモンを手に入れる事をやっていいのかって事だ。

 

「それは……早い者勝ちですよ?」

 

「全くと言って同じタイミングで見つけたのなら勝負するけど、先に見つけたら先にバトルを挑む権利はあるわ……今回は良い予知夢だったけれど、何でもかんでも良い予知夢しか見ないわけじゃない。悪い未来に繋がる予知夢だって見るわ。それを見た上で貴方がどうしたいのか……未来の知識を悪用する事ってそんなに悪いことかしら?」

 

「……そうだな……」

 

 幕末にタイムスリップした外科医がペニシリンを作っていた。

 未来の知識や実験したデータを逆輸入していて、それを世の為、人の為にと医者として傷病との戦いに使っていた。

 でも、今回は違う。俺の私利私欲の為に使う

 

「悪いこととは思わねえが、それに頼り切りなのも問題だとは思うがな」

 

「……貴方がそういうのに溺れるとは思えないわね。第一、未来は決まっていないのだから幾らでも出来るわ」

 

「そうか……」

 

 未来の知識と言うか原作知識を利用すればある程度のレアなポケモンと遭遇し、中にはゲットする事が出来る奴も居る。

 仮にホウエン地方でサトシと旅を一緒にすれば何処に生息しているか分からねえキモリを群れで見つけることが出来る。群れで見つけれるのならばサトシと争奪戦にならずに済む。

 

 サイトウもナツメも、既に自分がポケモントレーナーとしてどういう方向に進んでいけば良いのかが見えている。

 俺はまだまだ駆け出しだからしゃあねえとある程度は割り切っていて、まだまだ成長をする……ただ原作知識に依存していたりゲームの知識に依存していたりすればゲットしたいポケモンがゲットする事が出来なくなる事もある。

 

「な、なんの音ですか!?」

 

「あっち……っ!? まずいわ! 行くわよ!」

 

 化石が出ねえかなと掘っていれば爆発音が鳴り響いた。

 爆発音が終われば土砂崩れが起きる音が聞こえて何事かと音が聞こえた方向をナツメが見れば、ナツメは慌てていた。

 どうやら望んだ通りの展開になっているなと急いで現場に向かえば、落石事故が起きたんじゃないかと思えるような現場があってタケシがそこにいた

 

「サトシぃイイイ!!」

 

「タケシ、どうした? なにがあった」

 

「お前達は……ロケット団が用意したダイナマイトが爆発して、サトシとロケット団が生き埋めになったんだ!」

 

「なっ!? ……急いで助けないと。先ずは岩を粉砕」

 

「待ちなさい」

 

「っぐ……なにをするのですか……」

 

 タケシがサトシが生き埋めになっている事を伝えればサイトウは助けなければと岩と言うか地面を殴ろうとする。

 地面を破壊したら俺等も巻き込まれんじゃねえのか? と思っていれば、ナツメが念力を発動してサイトウの動きを止めた。

 

「この中、空洞になっているわ。このまま殴って破壊したら中に私達まで落ちてしまうわ」

 

「成る程……シズカ、確か今手持ちにドサイドンが居ましたよね? 別方向から穴を掘って」

 

「いえ、こっちの方がいいわ。いけ、ナッシー!」

 

「ナシ!」

 

 空洞になっている事を教えればサイトウは俺のドサイドンで別の方向から穴を掘って進んで助けに行く方法を考える。

 それだとそれなりに時間が掛かりそうな気もするが、それが一番手っ取り早い……と思ったがそれよりももっといい方法があるとナツメはナッシーを出した。

 

「おい、ちょっと待て」

 

「いいえ! 待たないわ……ナッシー、だいばくはつよ」

 

 俺等を超能力で移動させてナッシーにだいばくはつを命じたナツメ。

 ナッシーはだいばくはつを巻き起こせばサトシが生き埋めになっている土砂を木っ端微塵にしてくれて、ナツメはモンスターボールから赤色の光線を飛ばしてナッシーをボールに戻した。

 

「やった! 開いた……ダメだ。中が真っ暗で」

 

「そういう時はお前だ、ゲンガー!」

 

「ゲンゲロ!」

 

 空洞が出来たと喜んだが予想以上に深い中でまともに見えないと落ち込むタケシ。

 他にも頼る事が出来るポケモンはいるとゲンガーを出して中を良く見やすくしてくれと言えばゲンガーは眩く光を放ち、上から見れば一部しか見れない暗い場所も明るくなってよく見えるようになった。

 

「うわぁああああ!!」

 

「ギャ──ッス!」

 

「グォウ!!」

 

「出たか」

 

 中が明るくなって何処にサトシが居るのかが気になっていれば足でサトシとリザードを掴んでいるプテラが飛んできた。

 サトシは悲鳴を上げているが直ぐに外に出ることが出来た! と喜んでいたが、プテラに捕まっている。

 

「ピィカ、チュウ!!」

 

「ギャオ」

 

「ダメだ! ピカチュウの電撃が届いていない……サトシ、ピジョンだ! ピジョンを使ってプテラと戦うんだ!」

 

「この状態じゃモンスターボールが開けられないから無理だ!」

 

 両腕をガッチリと掴まれているサトシを助けるためにピカチュウは動いていたが、放っている電撃が全くと言って当たらない。

 空を飛ぶポケモンには空を飛ぶポケモンで対抗するしかないとタケシがピジョンを出すようにアドバイスを送るが、ピジョンを出せない。

 

 モンスターボールを嫌っていて中に入っていないピカチュウと、グランパキャニオン内部に居るポケモンと戦う為のリザードしかポケモンがいない。

 

「グォウ!!」

 

 額に傷がついているリザードがプテラに対して文句を言う。

 プテラはあっかんべー! と古典的な事をし、リザードはそれを見てブチギレてメラメラと怒りを燃やして赤色のオーラを纏い怒りを進化のエネルギーに変えてリザードンに進化した。

 

「リザード、俺の為にリザードンに」

 

「グォウ!!」

 

「なったわけじゃないのね……助けてくれええええ!!」

 

 自分が拐われたからリザードンに進化したんだと感激するサトシだが、サトシのリザードンにそんな思いは無い。

 ただ自分をバカにしたプテラに対して一発大きなのをぶち込んでやると言う純粋な怒りと暴力に満ちていて、このままじゃヤバいと思っていると……プリンが現れた。予想通りの展開だなと持ってきた耳栓を付ければプリンは歌い出してポケモン達を含めた周りに居る連中が眠った。

 

「……まぁ、お前に関しては誰も手付かずだからセーフだが……お前だよな」

 

 飛行戦力がリザードンしか居ない状況を打破する為に空を飛べる高い機動力を持ったいわタイプのポケモン、プテラをゲットした。

 このプテラはこのまま放置してもグランパキャニオン内部に戻るだけだからゲットしても問題は無くて……問題はトゲピーのタマゴだ。

 

 俺の影響か、カスミは冒険から離脱している。

 このまま行けばサトシがトゲピーをゲットすることになる……トゲピーが最終的にどんな感じになったか、野生に還った筈だったが、トゲピーの最終進化系であるトゲキッスは言うまでもなく強い。

 

「プリ! プリ!」

 

「悪いが、2人に手を出すってなら……やるぞ?」

 

 歌い切る前に眠ってしまった周りの連中を見てキレるプリン。

 マイクと見せかけて持っていたのはペンだと自分の歌を最後まで聞いてくれなかったサトシ達に落書きをしていき、眠っているナツメやサイトウにまで手を出そうとするのでモンスターボールを構える……プリンを威圧したのは悪かったが、こうでもしなきゃならねえ。

 

 その後は全員が目を覚ましてプリンに書かれたイタズラ書きを見て笑う。

 ナツメもサイトウもくすくすと笑っていて、ジュンサーさんがやって来てグランパキャニオンへの立ち入りは禁止だと出て行く事を言われる。

 

「貴方が探していたもの、キープしておいたわ」

 

「……?」

 

「コレを探していたんでしょ?」

 

「いや、違うぞ……つか、超能力は使わないんじゃなかったか?」

 

 グランパキャニオンは爆撃があったからこれ以上は近付くなだが、欲しいポケモンはゲット出来た。

 ナツメが目当ての物は実はキープしていると言ってきてなんの事だと思っていれば……多分、ズガイドスだと思える化石を見せた。

 

「……貴方の為だからセーフよ。なんだかんだで世話になっているんだから……」

 

「そうか……まぁ、その内に使うわ」

 

 化石ポケモンをもう1体ゲットするのは想定外だったが結果オーライだ。

 まだもう1個、原作知識を利用したゲットがしたい……と思ったが、流石にそこまで都合良くはいかなかった。

 

 あのままサトシと一緒に冒険していたらフシギダネの進化フラグがあって、そのフラグに便乗すればフシギソウがゲット出来た。

 流石にその為だけにサトシについていくのもなんか不謹慎だしなと思い諦めて冒険を続けていく。だが、その前にやっておかなきゃいけない事が生まれた

 

「お前をどうするかか……」

 

 ゲットしたプテラが思ったよりも強くて思っていた以上に凶暴だった。




リザードン♂ LV46

コノヨザル♂ LV42

ニドキング LV41

ピカチュウ♂ LV48

ラプラス♀ LV43

ニンフィア♀ LV41

フーディン♂ LV41

ゾロアーク♂(ヒスイの姿) LV37→38

ルカリオ♂ LV68

ドサイドン♂ LV43

ゲンガー♂ LV43

ポリゴンZ LV39

メタモン(色違い) LV44

プテラ♂ LV50

タマゴ(トゲピーのタマゴ)
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