映像機画版携帯獣世界転生物語 作:こうすけ増田劇場版
「宿を取っていて正解ですね」
グレンジムがあるグレン島のグレンタウンにやってきた。
グレンタウンはカントーでも有名な温泉地帯であり、何時も宿泊しているポケモンセンターもソファーの上で眠ってくださいという過酷な睡眠を求められる程に宿が無い。
宿を先に取っていた方がいいとナツメからアドバイスを貰っていたので宿を予約していた。
ボンヤリとだが覚えている原作知識的にも宿を取らなきゃいけないってのは分かっていたが……まさかあそこまでポケモンセンターも混んでいるとは思っていなかった。
「では、参りますか」
「ええ……こっちね」
街の掲示板を見つけて地図が貼られていて何処にグレンジムがあるのかを探す。
掲示板の地図に従っていけば……またまたポケモン監査官のジョーイさんが居た。もう呪われてんじゃねえのかと思えるぐらいの確率で遭遇してるな……
「あら、貴方達。久しぶりね」
「お久しぶりです……グレンジムに挑みに来たんすけど、場所的にそこなんですが」
「そうなのね……カツラさん、この子ならば信頼は出来るわ」
「そ、そうかね……正座を止めてもいいですか?」
「ダメよ」
ポケモン監査官の横で正座をしている人、誰だこいつと思っていればジムリーダーのカツラだった。
カツラってツルツル頭でグラサンをつけてなかったか? とゲームのカツラと大分違う見た目に少し疑問を抱くが、ジムリーダーってのは確かみたいだ……
「今度はなにをやらかしたのですか?」
「それがね……グレンジムのジムリーダーのカツラさんがジム戦を受けないのよ」
ポケモン監査官のジョーイさんが居るという事はまたなにかやらかした。
具体的にはなにをやらかしたのかをサイトウが聞いてみればカツラがジム戦を受けないと言うのでサイトウとナツメはカツラを見る。
「待ってくれ! コレには深い事情がある……君達も既に気付いているが、グレンジムがあるこのグレンタウンは温泉が有名だ。有名になりすぎているほどに。グレンタウンが温泉地として有名になった事は私も嬉しいことだが……観光客が遊び感覚でジムにチャレンジに来ている。私はそれにうんざりしていて、本当にポケモンリーグに出る為のトレーナーの為にジムを裏で開いていたんだ」
「……聞く感じ今までの2回よりはまともな話っすね」
「ええ。カツラさんからジムバッジを受け取ったトレーナーも確認出来ていてジムリーダーとしての務めもしっかりと果たしているわ…………アレを除けば」
カツラが本気のトレーナーに対して本気で応えていると潔白を証明する。
遊び感覚でジムに挑んでいる奴が嫌気を差したのは分かったし理由も比較的に正当な物だ……怒られる理由があるのか? と聞いてみればポケモン監査官のジョーイさんが少しため息を吐いた。
「ここじゃなくて別の場所でポケモンバトルをしているのだけど、問題はその場所よ……グレン島の火山内部でバトルをしてるのよ」
「……ここって活火山でしたよね?」
「ちょっと待って……コレはアウトね」
グレン島の火山内部でバトルをしていた事について言ってくるので、グレンタウンって確かゲームじゃ火山の噴火で消し飛んだよな? と思い出して聞いてみればナツメは1枚の白い紙を取り出した。なにをするのか思えば念写をしていて閉鎖されているバトルフィールド……火山のマグマの火口が真下にあり、四方から強靭な巨大な鎖で支えられているバトルフィールドがあった……。
「ここがよ、ほのおタイプにとって色々と便利なバトルフィールドでも火山のマグマが直ぐ其処にある場所でポケモンバトルなんざしたら命が幾つあってもたんねえよ」
「ああ……嘗てフサフサだった私の髪も今ではこうなってしまっているよ」
「ジム戦を拒んでいた事は理解出来るけれど、活火山の内部で、それこそポケモンがだいばくはつをして噴火がしたらアウトよ! と言うわけで改めてグレンジムの建て直しと今回のケースの対応方法について上と考えるわ」
ここで俺達と一緒にその悩みを解決しよう! と処理させようとせずに上と一緒に問題解決方法をとなる。
取りあえずはグレンジムには普通に挑めるみたいで……カツラは正座を解除することが許されたものの活火山の中でポケモンバトルをしていた事は事実なので後で色々と謝罪とかをする。
グレンジムに挑む意思があるかどうかの確認は……バッジケースを見せてくれって言えばいいだろうな。
「さて、場所が場所だけにすまないね」
「いや、構わねえっすよ」
「これよりグレンジム戦を行います! 非常事態が為にグレンジムでは行えませんので臨時でポケモンセンターのバトルフィールドで……使用ポケモン3体のシングルバトル! 交代はチャレンジャーのみ可能です!」
「ゆけ! キュウコン!」
「コン!」
火山内部でジム戦をしていたことを普通に怒られた後にグレンタウンのポケモンセンターでジム戦を行う。
カツラが1体目に出してきたのはキュウコンで、日差しが急に強くなったと感じる……特性がひでりのキュウコンか。
「いけ、リザードン」
「グォオオオウ!」
「ほぉ、キュウコンを相手にわざわざリザードンで挑むのか」
「色々と気付いてはいる」
「ふっ……伊達にここまで来ているだけはある様だね」
キュウコンに対して有利なポケモンをぶつけても、キュウコンはそれに対して強い技を持っている。
いわ、じめん、みずの3つで攻撃しようにもエナジーボールかソーラービームのどっちかで確実に仕留められる。
「ほのおタイプのエキスパートにほのおタイプで挑む……この状態のフィールドやキュウコンからして間違いではないでしょうが」
「まずいわね……」
「まずいですか?」
「ええ。キュウコンは搦手が使えるけど、シズカのリザードンはそれが出来ないわ」
「リザードン、りゅうのいぶき!」
「キュウコン、かえんほうしゃだ!」
試合を観戦しているナツメとサイトウは心配をしているが、俺は気にせずにバトルをする。
リザードンはりゅうのいぶきを使えばそれに対抗してかえんほうしゃを放つ……技と技がぶつかり合って、りゅうのいぶきの方が火力が劣っているが技のタイプ相性のおかげか拮抗する。
ひでり状態からのかえんほうしゃでこの威力……グレンジムがあった場所は火山内部で露骨なまでにほのおタイプのポケモンと相性が良い。おわりのだいちに近い状態か。火山内部だったら常時おわりのだいちに近い晴れ状態が続いていたか。
「かえんほうしゃを受け止めるとは中々に鍛えられているか」
「リザードン、りゅうのいぶき!」
「キュウコン、さいみんじゅつ!」
キュウコンに対してりゅうのいぶきで攻め続ければ、カツラは手を変える。
素早い動きでリザードンのりゅうのいぶきを回避したキュウコンは目から催眠光線を飛ばすがリザードンは空を高く飛んで回避した。
「リザードン相手にさいみんじゅつはまずかったか……だがやれることはまだある! キュウコン、ほのおのうずだ!」
「コーン!」
「グォ!?」
空を飛ぶことでリザードンはキュウコンのさいみんじゅつを回避したが、それならばとほのおのうずを巻き起こす。
リザードンはほのおのうずの中に閉じ込められた……さいみんじゅつが当てずにこっちを当てるのがメインだったか?
「グゥ」
「如何にリザードンがほのおタイプのポケモンと言えども私のキュウコンのほのおのうずは長時間耐えられまい」
「……リザードン、渦は右巻きだ。かえんほうしゃを放って回転しろ」
ほのおのうずに苦しんでいるリザードンを見て着実にダメージが入っているなと確信するカツラ。
この状況を打破するにはとリザードンが捕らえられているほのおのうずが右巻きか左巻きかどっちかなのかを観察して右巻きである事を見抜けばリザードンはその回転に合わせて回転しかえんほうしゃを放つ。
リザードンのかえんほうしゃとキュウコンのほのおのうずが合わさる。
かえんほうしゃとほのおのうずじゃ威力はかえんほうしゃの方が上でほのおのうずの炎をリザードンは自分のかえんほうしゃと一体化させて拡散させて炎を消した。
「なんと!? ……ほのおのうずをかえんほうしゃで消すとは。だがまだだ! 消えたのならばもう一度捕らえる!」
「リザードン、りゅうのいぶき!」
「キュウコン、かえんほうしゃ……これが狙いか!」
後の先を狙っているわけでなく、カツラの攻めに対して返し手で対応をしていた。
りゅうのいぶきとかえんほうしゃ以外にも技はあるが、それを使う前に下準備……キュウコンの特性で起こした晴れ状態のバトルフィールドを元に戻さなきゃならねえ。
りゅうのいぶきとかえんほうしゃが再びぶつかり合うが、晴れ状態が消えてかえんほうしゃの威力が落ちた。
さっきは拮抗して相殺に終わったが今回はそうはいかずキュウコンは押し切られる。
「リザードン、さいみんじゅつがあるから距離は保て。絶対に近付くな」
「グォウ」
動きが単調になっていると言われればそこまでだが、キュウコンはさいみんじゅつを使える。
下手に他の技を使って間合いを詰めたりしたとしてさいみんじゅつを受ければリザードンはボコボコにされる。一定の距離を保ちつつもリザードンはりゅうのいぶきを当てていく。
「コン……」
「キュウコン、戦闘不能! リザードンの勝ち!」
着実にりゅうのいぶきで削っていった末にキュウコンを倒した。
審判がキュウコンの戦闘不能と判定を下せばカツラはモンスターボールを取り出した。
「コイツは熱いバトルだ……ゆけ、ウインディ!」
「ワォ!」
キュウコンがやられたカツラは悔しそうにしながらも笑みを浮かべた。
熱いポケモンバトルをすることが出来ていると喜んでいて2体目に出てきたのはウインディで、登場と同時にリザードンを睨めばリザードンのステータスが変化をする。
いかく個体のウインディか……
「リザードンで続行で」
「ならば先手必勝! しんそくだ!」
「リザードン、受け止めろ!」
「グォオ!?」
「無駄だ、しんそくはでんこうせっかをも上回る速度を持っている。そう簡単には止められない。更にこうそくいどうで素早さを上げるんだ!」
リザードンで続行すると言えば、更にこうそくいどうで素早さを上げに入るウインディ。
リザードンは速度が徐々に徐々に上がっていくウインディを目で追いかけようとするが追いつくことが出来ない。
「リザードン、飛べ」
ウインディは空を飛ぶことが出来ないし、上から見ることで無理に追いかけなくて済む。
リザードンには空を飛ぶように指示を出して空を飛んだ。目で追いかけることをしなくて済んだが……リザードンは照準を合わせようと必死になっている。
「ふふ……空を飛んでいるのならば話は早い! なにも飛べるのはリザードンだけではない! ウインディ、しんそくで跳べ!」
「リザードン、かえんほうしゃだ!」
「無駄だ! しんそくは更に上を行く! そして焦った様だね……私はしんそくでの攻撃を要求したわけでなくジャンプを要求した! 狙いはコレだ! ワイルドボルト!!」
しんそくを使ってジャンプしたウインディに向かってリザードンはかえんほうしゃをぶつけようとした瞬間、ウインディは激しい雷撃を身に纏う。リザードンのかえんほうしゃは当たっているが雷の衣が邪魔をしてかえんほうしゃに届かず……ワイルドボルトがリザードンに命中した。
「グォオオオウ!!」
「ワイルドボルトを受けても倒れないどころか、もうかを出すとは。だがもう終わりだ! ウインディ、しんそく!」
「リザードン、にらみつける」
「グウ!!」
三度目となるしんそくによる攻撃が行われるが、まだやれることはある。
にらみつける攻撃をすればウインディの防御力が落ちた。カツラはそれを見て素直に驚いていた。
「冷静な判断力だ……かえんほうしゃで勝つのでなく、次のポケモンに繋げたか」
「これしか今のところは無いんで」
「リザードン、戦闘不能! ウインディの勝ち!」
最後に置き土産を残してリザードンは戦闘不能になった。
モンスターボールを取り出してよくやったと褒めた後にウインディに行った置き土産がしっかりと効果があるポケモンを出す。
「いけ、ドサイドン!」
「ドォ!」
「ほぉ、リザードンに続いて中々の……だがポケモンの選択を間違えた様だ」
2体目のポケモンだとドサイドンを出せばコイツもレベルが高いとカツラは認める。
それと同時にポケモンの選択を間違えたと言ってくるので……俺はちゃんとしっかりと考えてドサイドンを出している。
「……ウインディ、りゅうのいぶき!」
「……」
「ふふ、そのポケモンについては知っている。サイホーンの最終進化系であるドサイドン……圧倒的な物理攻撃と防御力を兼ね備えてる。先ほどのにらみつけるから見て、激しい一撃を狙っているのだろうがドサイドンは致命的な遅さを持っている! 無闇に近づかずに攻める!」
「なるほどな……判断は間違いじゃねえが、俺だってなにもしてねえわけじゃねえ。ドサイドン、ストーンエッジ! バックでだ!」
「ドォ!」
ドサイドンは機動力を持ち合わせていないと間合いを開いて接近戦をせずに戦うカツラとウインディ。
特殊攻撃主体の相手とか自分よりも早いポケモンに関しての対策はしっかりとしている。ストーンエッジを指示すれば地面に生えるタイプのストーンエッジがウインディの後方に出現し、ガン! ガン! とウインディに向かっている。
「ウインディ、避けろ!」
「そうなると来ますよ」
「ドサイドン、10まんばりきだ!」
ウインディはストーンエッジを回避するように言えば前に出るしかない。
前にはドサイドンがいて、素早い動きを持っていても何処に向かうのかは予測が付く。ドサイドンに10まんばりきを使わせて激突すればウインディはストーンエッジの岩を破壊しながら飛ばされていき、戦闘不能になった。
「……ドサイドンでのミスは学んだ。コイツは足が遅いからそれに合った戦術をする」
「ウインディ、戦闘不能! ドサイドンの勝ち!」
「戻れ……自分のポケモンなのだから欠点は見えているか。ならばこちらは最後のポケモン、いでよ! ブーバー!」
「ブゥ!!」
カツラの3体目のポケモン、ブーバーが出てきた。
メラメラと燃えていポケモンなだけあってか熱気が伝わってくる……ドサイドンはりゅうのいぶきを少し受けただけでまだまだ動けるが……
「戻れ」
ストーンエッジと10まんばりきを使ったがまだまだ手札が残っている。
最後にまでドサイドンを温存し他のポケモンに頼る……やっと出番がやってきたとモンスターボールを投げる。
「いけ、ラプラス!」
「クォン!」
3体目のポケモンだと温存していたラプラスを出した。
「ラプラスとドサイドン、どちらも相性は抜群です」
「ええ、でもコレで手の内は曝け出した事になったわ。技を絞り込むことが出来るわよ」
ラプラスとドサイドンはブーバーにとって相性はいいと着実に流れを掴み取っていると感じているサイトウ。
ナツメは俺がラプラスと入れ替えたことで、ブーバーは4つの技をラプラスとドサイドンに向けて選べる……ドサイドンのままで戦っていて3体目のポケモンを不透明にしておく事でカツラに圧をかけることが出来たがそれを放棄している点について指摘するが、それを承知の上で俺は今回、ラプラスと入れ替えたんだ。
「ラプラス、なみのりだ!」
「ブーバー、マッハパンチでラプラスのもとに!」
なみのりを指示すれば津波を巻き起こすラプラスだったが、それよりも先にブーバーは動いた。
マッハパンチを叩き込みブーバーはラプラスの背中に乗ることに成功した。
「そうなった場合は対策済みだ。ラプラス、波に乗れ!」
ラプラスは巻き起こした津波を操って急な斜面を作り出す。
ブーバーは一瞬だけ足元がよろめくが直ぐに重心を立て直してラプラスに乗りこなす……
「だったらうずしおに乗れ!」
「まずい」
ラプラスが巻き起こした津波は形状を変化させる。
右回転の渦が巻き起こりラプラスは高速で右回転の渦に乗ったかと思えば今度は左回転の渦が巻き起こりそれに乗った。渦潮の無茶な回転に乗り続けてブーバーは思いっきり揺らされて倒れてうずしおの中に落ちるとジュワーと音を立てて水蒸気を上げる。
「ブゥ!」
「まだまだ! ブーバーにはこの技がある! だいもんじだ!」
うずしおを自らの炎で焼き尽くして脱出し、ブーバーは大技に出る。
だいもんじを放ってきてラプラスに当てればラプラスは大きなダメージを受けるが……まだ倒れない。
「もう一発!」
「ラプラス、なみのりだ!」
「焼き尽くせ!!」
大技ではあるがオーバーヒートやワイルドボルトと異なりデメリットが無いだいもんじ。
直ぐに2発目のだいもんじを撃ち込んでくるがだいもんじに向かってなみのりで突っ込めば津波が蒸発してフィールドは水蒸気に包まれる。
「ブーバー」
「ラプラス」
「「あやしいひかり!」」
フィールドに水蒸気が包まれてまともに見えない。
こんな時に使える技があるとあやしいひかりを発動するがそれは向こうも同じ考えであり、同時に怪しげな光を放ち……水蒸気が消えれば俺は直ぐにモンスターボールでラプラスを戻した。
「いけ、ドサイドン!」
「ドォ」
「まだだ……一か八かのオーバーヒート!」
「ストーンエッジだ!」
ドサイドンに切り替えれば、ブーバーはこんらん状態になり目を回していた。
カツラは諦めるかと最後の大技であるオーバーヒートを指示し、それに合わせるかの様にストーンエッジを放つ……ブーバーのオーバーヒートをストーンエッジの岩は受けるが地面からドンと生やしてブーバーを飛ばす
「バァ……」
「ブーバー、戦闘不能! ドサイドンの勝ち! よって勝者、チャレンジャー!」
俺は7個目のジムであるグレンジムを突破した。
リザードン♂ LV46→47
コノヨザル♂ LV42
ニドキング LV42
ピカチュウ♂ LV48→49
ラプラス♀ LV43→44
ニンフィア♀ LV42
フーディン♂ LV41
ゾロアーク♂(ヒスイの姿) LV40
ルカリオ♂ LV68
ドサイドン♂ LV43→44
ゲンガー♂ LV43
ポリゴンZ LV41
メタモン(色違い) LV44
プテラ♂ LV50
タマゴ(トゲピーのタマゴ)