映像機画版携帯獣世界転生物語 作:こうすけ増田劇場版
「お二方はお残りください」
まさかの自然保護区でのポケモンゲットを許された。
自然保護区にはオヤブン個体や伝説のポケモン等の珍しいポケモンが居るのでゲットしに向かったがサイトウとナツメが船で待機させられる。あくまでも俺しか自然保護区の島に入ったらダメだって事か。
「手荷物はこちらに。ここに1日分の食料と寝袋があります」
「……」
福本作品に出てきそうな黒服が俺の荷物を預かる。
腕にカチャリと時計を嵌めた。24:00と腕時計には表記されていて、帝愛の地下施設の一日外出券?と思ったが、自然保護区だから徹底してんだな。
「事前の説明通り、ポケモンは1体のみ引き連れる事は出来ます」
「じゃあ、コイツで頼む」
「チェックします……続いてプレシャスボールを」
「ああ」
島1つが自然保護区なのは徹底しているなと思いながらも厳しい入島審査及び準備をする。
小舟で自然保護区の無人島に入った。直ぐにビーっと腕時計の音が鳴ってタイマーが起動する。
「出てこい」
「ほぉ……中々に自然豊かなところだな」
「本来はお前が来るところだからな」
島には自分のポケモンを1体だけ持ち込んでいい決まりであり、俺はミュウツーを持ち込んだ。
多分ポケモン監査官のジョーイさんはミュウツーを自然保護区で預かるつもりだったがミュウツーは最強とはなんなのかという問題を自分で考える事を選んだ。登録手続き上は俺のポケモンだ。ルカリオでも良かったが一応はミュウツーにした。
「初っ端からとんでもねえのが居るな」
オヤブン個体の色違いのポケモンに遭遇する。オヤブン個体なだけでもスゲえのに色違いだ。
自然保護区なだけあるなと感じながらもミュウツーと共に探索をする。
「それでなにをゲットするのかを決めているのか?」
「……そこなんだよな」
色々とふらりと歩いていればミュウツーはなにをゲットするのかを決めているのかを聞いてきた。
ミュウツーは俺ならばなにか欲しいタイプのポケモンぐらいは考えていると思っている。実際、考えてはいる。
「伝説のポケモン、ありなんだよな」
自然保護区に居るポケモン達は俺のニンフィアやラプラスの様に人間を嫌っていない。
お、人間だ!な感覚でこちらに視線を向けてきている奴が普通に居る。その中には稀少な伝説のポケモンも居る。自然保護区に居るポケモンは1体だけ、プレシャスボールに入れるのを条件にゲットしていい。それは伝説のポケモンでも変わりはない。ただし伝説のポケモンの捕獲をする為の戦闘に関してはお前で頑張れと言う無茶振りで、その無茶振りを確実に遂行出来そうなのがミュウツーだから連れてきた。
「戦力増強か。伝説のポケモンならば申し分は無いだろう……なにを迷ってる?」
「ギエピーを覚えてるか?」
「……あの忌々しいスプリガンがどうした」
「あいつ、インチキ性能なポケモンだなって」
トキワジムに勝つ為と言う免罪符を求めているわけじゃねえが、ギエピーは大分インチキ性能なポケモンだった。
無法な相手には無法で勝つのは1つの手ではありと言えばありだ……ただまぁ、あのギエピーのインチキ性能を見れば少し考えものだ。
「伝説のポケモンや幻のポケモンは強いし、便利な力を持っている。お前もやらないだけでポケモンバトル以外の変わった技術はあるだろ?」
「催眠術と記憶操作は可能だ……それがどうした?」
「インチキ性能なポケモン使っていいのかって」
伝説のポケモンはとにかく強い。基礎的な種族値が高い様に設定されてるからそりゃ強いだろう。
ただ俺は最初考えた。そういうのを使ってやるバトルとかいいのか?と。
「ポケモンを強く育てるのがトレーナーの仕事ではないのか?」
「それはそうだ……けど、そう言うのが出来ない奴が大半で最終的にはお前に行き着くんだぞ?」
ミュウツーはポケモンを強く育てるのがトレーナーの仕事と考えている。
最初から強いポケモンを持ってるよりも弱いポケモンを強くする方がホントの意味で強くなれる。けど、それはホントに一握りだ。最強のポケモンなんて居ないから自分で文字通り作り上げよう!って考えでミュウツーに行き着くと言えばミュウツーはなにも言い返せない。
「ポケモンバトルに必要なのは運、どんな事にも動じない揺るがない精神力、笑顔を忘れず楽しむ気持ち、たゆまぬ努力で身につけた知識、そしてどうしてこんな性能で生まれたインチキなポケモンなんだよ」
「……最後はおかしくないか?」
「いや、事実だ」
遊戯王とかならポケモンじゃなくてどうしてこんな性能にしたカードが大事だったりする。
ミュウツーは俺の言っている必要条件の最後だけはおかしくないか?と指摘するが、実際のところどうしてこんな性能にしたポケモンは大事だ。ハバタクカミとかパオジアンとかザシアンとか明らかにゲームフリークがポケモン作る時にパワーバランスをおかしくして作ってるから。
「正直に言えば、伝説のポケモンとかに対して色々と思うところはあるからな」
バトル漫画とかで主人公は主人公専用の武器とか能力とかを持っている。
それは決して悪いわけじゃねえ。自分の武器を持ってるのはいいことだ……ただ、皆がやってる成長ってのとは異なる独自のスキルツリーを作成している。それをお手本にしてくださいとは言えない。
サトシとシゲル、お手本にするのはどちらか?と聞かれればシゲルだ。
サトシは雑魚とかじゃなくておかしな方向に成長しサトシの偏った才能のおかげで成立してて、所謂お手本と言うのにはならねえ。
明らかにゲームバランス崩壊してる奴で無双していいのかって疑問はある。
「伝説のポケモンの様な稀少種を手に入れるのもトレーナーの仕事であろう?」
「それはそうだが……どうにも俺は罪悪感とか虚しさ方が勝っちまう」
伝説のポケモンは言うまでもなく強い。だからゲームの方のポケモンでも禁止伝説級のポケモンってジャンルが一応作られている。
禁止伝説級のポケモンは2体まで入れていいと言うルールにしていて、レートに潜り込めば全員2体は禁止伝説級のポケモンを入れている。
俺の前に居るのは禁止伝説級のポケモンだ。ギエピーにボコられはしたものの、その実力は一切衰えていない。
「ならば通常のポケモンの優秀な個体を探すか?」
「……そこなんだよな……」
伝説のポケモンを使うことについて罪悪感等を抱いているのならばゲットしなければいい。
あまりにも単純な話だ。ただ……伝説のポケモンが居るか居ないかだけでパーティのランクが底上げ出来る。ポケモンバトルというものでは実戦経験皆無に等しいが、アーロンのルカリオだったルカリオはおそらくはルカリオと言う種族の中でぶっちぎりの強さを持っている。多分、真っ向から戦える同じルカリオはシロナのルカリオだけだろう。
「現実的な話をすれば伝説のポケモンをゲットするチャンスがやって来た。そのチャンスを無駄にせずに伝説のポケモンをゲットする。ルカリオの様にその伝説のポケモンを使って俺のポケモン全てのレベルの底上げをする」
今の俺はまだまだひよっ子だ。
強くなる為に色々な手段を考えたりしている。その内の1つが泥に塗れること……自分と同格かそれ以上の相手と何度も何度も何度も何度も泥に塗れながらも戦う。格下相手に勝利して勝ち癖をつけたのならば、同格やそれ以上の相手とぶつかり合う。
ただしここで大事なのは格上過ぎない事だ。
ミュウツーやルカリオならチャンピオンや四天王のポケモンと互角以上に渡り合えるが、俺が実際にゲットして育てたポケモンじゃどう足掻いても勝てない。それは根本的な基礎が足りないから。そしてやってはいけないのは、格上過ぎる相手にラッキーパンチで勝ってしまうことだ。
運も実力の内って言うのは分かる。その言葉を使う以上は不運も実力の内と認める。
だがラッキーパンチで勝つことが出来た場合、間違った感覚を掴んでしまう。自分はこの腕自慢と同格とかそれに迫る勢いのあるトレーナーだと思う。
「伝説のポケモンはトレーナーのスペックがカスでも強い。だから自分が今、どの位置に居てどれくらいのレベルのトレーナーという認識を誤認識する。自分がどのレベルに立っているかを見極めてやることややれることを増やす」
「……四天王やチャンピオンクラスのポケモンなら伝説のポケモンと渡り合える。出す場面を限定的にするのは?」
「そこが妥当だな……」
ルカリオは今のところはチャンピオンリーグに行くまでは基本的には解禁するつもりは無い。
今の俺の手持ちでミュウツーを除けばルカリオが最強でルカリオはぶっちぎりの最強だ。だから伝説のポケモンもチャンピオンリーグや四天王クラスのポケモン相手にした時にが一番だろうが、その場合は実戦導入が四天王やチャンピオンなんかの別格の相手という結構危ない橋を渡らなきゃならねえ。
「お前は自分自身に才能が無いと感じている。オーキドの言っていた通り、他の2人と比較すれば才能は無いだろう……ならば、尚のこと伝説のポケモンの様に優秀なポケモンをゲットしなければならない」
「2人より劣っている以上は何かしらのチャンスが生まれたのならばなにが何でも獅噛みつき自分の力に変える。強くなる為にくだらねえ足踏みも余計な誤認識もしたらダメってんだろ……お前がそれを言ってくるのは皮肉だな」
「考え方が少し変わったと言え」
自分が才能が無いトレーナーという事を認めているのであれば、強いポケモンをゲットして底上げに勤しめ。
ミュウツーはそう言いたいんだろうが、弱いことを認めるってことが出来る様になっているというのはミュウツーの大きな変化ではあるが人工的に最強を目指して作られたお前がそれを言っていいのか?と言う疑問はある。
「……折角チャンスが生まれたんだ。やるしかない」
なんとか気持ちを切り替える。この自然保護区にミュウツーを持ってやって来た。それは伝説のポケモンを確実にゲットする為だ。
ここまで来て色々と適当な理由をつけてゲットそのものを諦めるより、伝説のポケモンを使ってるとか卑怯とか言われるのを覚悟してゲットするしかない。
「それで、どいつにする?」
腹を括ったとミュウツーは分かったので、ポケモンを探している。
何体か俺に視線を向けているポケモン達が居る。この島に居れるのは24時間だけだ。ミュウツーはどのポケモンが伝説のポケモンなのかは分かっていないが、持っている根本的なパワーが桁違いのポケモンの力は感じ取れているので歩く。
「……ラティオスだな」
色々と見た結果、ラティオスに決めた。ドラゴンタイプのポケモンはまだ持っていないからな。
ラティオスの元に一歩ずつ歩いていけばラティオスはピクリと反応をする。
「貴様をシズカのポケモンとしてゲットさせてもらう!」
「お前、もうちょい言葉を選べよ」
俺に対して興味を抱いていた伝説のポケモンも居るには居たが、ラティオスの方が良かったからラティオスにした。
ミュウツーはラティオスに対して宣戦布告をするがもう少し言葉を選べと言い呆れる。
「クォーン!」
「ふっ、当然だ」
ラティオスに対して宣戦布告したのでラティオスは当然戦闘態勢に入る。
当然と言えば当然だがポケモンバトルが巻き起こるが、流石はミュウツーと言ったところか。準伝説と禁止伝説級の間にある大きな力の差を見せつけ、俺はプレシャスボールでゲットした。ラティオスはバトルに負けてゲットされたなら仕方ないと受け入れた。
「じゃ、アローラに行くか」
ラティオスをゲットしてラティオスと軽く交流を深めて1日が経過した。
時間ですと何処からともなく黒服が現れて船に戻れば、このままカントー地方に行くのか?と聞いてくるので近くの空港がある所で降ろしてくれと頼みアローラ地方に向かった。
リザードン♂ LV47
コノヨザル♂ LV42→43
ニドキング LV42→44
ピカチュウ♂ LV49→50
ラプラス♀ LV44
ニンフィア♀ LV42
フーディン♂ LV41→42
ゾロアーク♂(ヒスイの姿) LV41→43
ルカリオ♂ LV68
ドサイドン♂ LV44
ゲンガー♂ LV43
ポリゴンZ LV41
メタモン(色違い) LV44
プテラ♂ LV50
トゲピー♀ LV5→11
ミュウツー LV72
ラティオス LV60