映像機画版携帯獣世界転生物語 作:こうすけ増田劇場版
イーブイとラプラスのゲットに関しては完全に想定外だったがそれでも無事にゲットする事が出来た。
ポケモン図鑑を片手にポケモン達を確認する。今回挑むのはマンキーとニドラン♂、ラプラスはなんか思った以上にレベルが低かったから直ぐにジム戦には出せない。
「すみませーん」
「何者だ?」
「ジムに挑戦しに来ました」
ニビジムに挑みに行けばなんか真っ暗だった。
声を出せばスポットライトがついてタケシが坐禅を汲んで座っていて何をしに来たのかについて問われる。
「時期からして新人トレーナーか?ジムバトルはそこらのポケモンバトルとは異なる……痛い目に遭わない内に帰る方がオススメだ」
「……それは他の事でもそうじゃないんすか?どんだけそれっぽいことをしても本番は異なるって、ここには夢を持って挑みに来る奴が居てそれに対して厳しい現実を突きつける。それに対してどういう風に答えを出すのか見るのも仕事じゃないんすか?」
「……そうだな。すまないな、遊び感覚のトレーナーも稀に居るからな。少し度胸を試した……君はいい目をしているな」
「そうすか?」
「ああ、この数日のトレーナーで一番だ……さて、さっきも言った様にポケモンジムのジム戦は通常のバトルとは異なっている。使用ポケモンを先に選出しておき、それで戦う。ジムリーダーは相手に合わせてポケモンを用意して戦う」
タケシが指をパッチンと鳴らせば両サイドからいわタイプのポケモンが戦いやすいバトルフィールドが出現してくっつく。
それと同時に俺の隣にモンスターボールが6つ入る凹みの様な物が出現した。
「ニビジムの使用ポケモンは2体、出すポケモンが入っているモンスターボールを置くんだ」
こんなのアニメには無かったが、こういうのも色々な調整だろう。
じゃなきゃ相手に合わせてマジでポケモンを自由自在に入れ替える事が出来るヤバい事になっているから。
俺はニドラン♂とマンキーが入ったモンスターボールを置いた。
ピピっと音が鳴る。タケシ側が手持ちの中身を読んでる……ってことは無い。
「なるほど、このクラスか。ならばこいつらだな」
タケシはなにかが分かった……多分、マンキーとニドラン♂のレベルだろう。
ジムリーダーはトレーナーのレベルに合わせて出しているとはよく聞くが、今回はそれに合わせて出してくれる
「これよりニビジムジム戦を行います!使用ポケモンは2体のシングルバトル、交代はチャレンジャーのみ可能です!」
「既に知っているかもしれないが俺の名はタケシ、硬くて強い岩の様な男!出すポケモンは当然、いわタイプ!いけ、イシツブテ!」
「ラッシャイ!」
「いけ、ニドラン♂」
「二ド!」
ジム戦が行われると審判が宣言をすればイシツブテをタケシは出した。
イシツブテに対して出したのはニドラン♂……タケシは大人の女には弱いが俺みたいな歳下には強いのか表情が揺らがない。
俺の発言からかポケモントレーナーとして小まめにしっかりとしているタイプだなと見抜いて油断はしていない。
「イシツブテ、たいあたり!」
「ニドラン♂、避けろ」
イシツブテはたいあたりで攻撃してくるが動きが単調なのも相まって回避する事が出来る。
ニドラン♂は回避したら岩のバトルフィールドにイシツブテはぶつかり岩のバトルフィールドは粉々に砕ける……流石はイシツブテ、硬さは自慢だろう。
「どうやら多少はやる様だ。ならばコイツはどうだ!メガトンパンチ!」
「……ニドラン♂、どくどくだ」
「なに!?」
メガトンパンチがあるのにたいあたりを使った……明らかに手を抜かれているのは分かる。
イシツブテはじめんタイプのポケモンでもあるからじめんタイプの技を使えば幾らでも対応をする事が出来るがメガトンパンチ……流石のタケシもそこまでバカじゃねえ。接待のバトル……大変だが、ジムリーダーはそういう仕事だな。
メガトンパンチで殴りかかろうとするイシツブテにニドラン♂はどくどくを吐いた。
もうどくを浴びたことでイシツブテはメガトンパンチを使うことに失敗し、もうどく状態になった。
「まさか状態異常技を覚えているだなんて……」
「そう驚かれても困る……じならし辺りを使ってないからな」
「ふふ、もしこのバトルに不満があるならセキエイ大会の出場してからもう1度来てくれ。その時は本気のバトルを受ける」
じならし辺りを使えば軽くニドラン♂を倒せていることそ指摘すればそれを不満に思っているみたいだと見抜く。
あくまでも自分はジムリーダー、ただただ強いだけじゃない。ポケモントレーナーがポケモンを使いこなせているかどうかの試験官だ。
本気のバトルをしたいのならばとセキエイ大会後にとタケシは爽やかに笑みを流している。
「ニドラン♂、にどげり」
やっぱそうなるしかないもんだなと割り切りつつもニドラン♂で攻める。
イシツブテは圧倒的に硬いポケモンだがニドラン♂のにどげりを受ければ苦しそうな表情を浮かび上げる。
「もう1回、にどげりだ」
技が単調になっているが有効打としてコレが正しい。
イシツブテに対してもう一度にどげりを叩き込めばイシツブテは蹴り飛ばされて戦闘不能になった。
「イシツブテ、戦闘不能!ニドラン♂の勝ち!」
「戻れ……ニドラン♂を出してどくどくを使ってきた時は驚いたがやるな。だがコイツはそう上手くはいかないぞ。いけ、イワーク!」
「イワァ!」
ニドラン♂を褒めながらもイシツブテを戻してイワークを出した。
見た目は中々に厳つい……ニドラン♂が使ったのはにどげりとどくどくだけでまだまだ出来ることはある。
「イワーク、がんせきふうじだ!」
「ニドラン♂、飛び越えろ」
さっきはノーマルタイプの技だけだったが今回はいわタイプの技をしっかりと使ってくる。
がんせきふうじを避ける様に言うが四方から岩が飛んできてニドラン♂を圧迫する……
「がんせきふうじってこんな感じの技なのか?だろ」
「……」
「いや、その反応はなにもおかしくはない。ポケモンの技は意外とシンプルな物が多い。ほのおタイプの特殊攻撃は単純に炎の威力や大きさが上がっていく物が多い。いわタイプの物理技も岩をどういう風に当てるかどうかの技で分けられている……がんせきふうじは上からじゃなく四方から相手を岩で押し潰す技だ」
がんせきふうじと言われてもあまりピンと来ない……威力や追加効果は分かるがいわおとしやいわなだれとの違いについて説明しろと言われても答えづらい。がんせきふうじは明確なビジョンが持つことが出来ていない技の1つだ。
タケシは技がなんなのかについて説明をしてくれる……
「ダメだなこりゃ」
ゲームの知識はあるがそれ以外ではタケシの方が上だ……だが、負けるつもりは無い。
がんせきふうじの圧迫からニドラン♂はなんとかして抜け出そうとする。
「イワーク、ロックカットからのがんせきふうじ!」
「……」
「仕組みが分かった以上はそう安々と攻撃は受けないぞ!」
ラプラスをゲットしたもののニドラン♂はまだこおりタイプやみずタイプの技は使えない。
今回はにどげりとどくどくを中心に戦おうと考えていたがタケシに見抜かれる……ニドラン♂は特殊攻撃で攻めないのを。いわタイプのポケモンは全体的に物理攻撃に強い。だから特殊攻撃が主体で戦うのがいい。それはイシツブテにも同じ事で、それでもにどげりを使った。
ニドラン♂はがんせきふうじから抜け出したが青色のオーラを纏った。
能力値が変化した……イワークがロックカットを使って赤色になったことからがんせきふうじの追加効果を受けた感じだな。
タケシはこっちの出方は待たない、がんせきふうじで攻める……イワークは攻撃を受けない様に必死になっているな。
「さぁ、どうする?決まり手はにどげり、確実に倒す為のどくどくがあるが……イワークに当てることが出来るか?」
タケシは攻めずに俺がどういう風に動くのかを見る。
後の先とかじゃなくてここでどういう風に動くのか……ニドラン♂のにどげりだけで勝てると思っていてニドラン♂のにどげりが通じない場合はどうするのかについて見る。挑発的な発言であると同時に試練を与えている。
「ニドラン♂、イワークとの間合いを詰めろ」
「無駄だ!がんせきふうじ!」
とにもかくにもイワークににどげりを当てなきゃなんの話にもならねえ。
特殊攻撃が出来ない以上はイワークとの間合いを詰めることが最優先だがイワークはがんせきふうじで間合いを詰められず尚且つ特殊攻撃が上手く当たらない様にしてきている。
いわ・じめんタイプだからみずタイプとくさタイプは天敵で特にみずタイプはみずでっぽうだけでも致命傷になる。
特殊攻撃に対してそれなりに対抗策を用意していて、今回はがんせきふうじ、名前の通り岩石で色々と封じている……
「ニドラン♂、ねんりきだ」
「ねんりきなんて覚えているのか!だが、甘いな。エスパータイプの技は無敵に見えるがターゲットを捕まえないといけないんだ」
「それは知っている。だから自分に使え」
マンキーに交代すればマンキーの高い機動力でがんせきふうじを突破する事が出来るがマンキーもニドラン♂同様にかくとうタイプで攻める。だったらニドラン♂で削れるところまで削っておく。
ねんりきを指示すればエスパータイプの技について言われる……アニメじゃやたらと強い描写のねんりきやサイコキネシスだがこの技にはデメリットが2つ。1つは相手にしっかりと干渉すること、念動波的なのを当ててしっかりと浸透しないとねんりきもサイコキネシスも通じない。2つ目に圧倒的なパワーのゴリ押しで解除出来る。念動力を上回る何かしらのエネルギーによるパワーがあればどうにかなる。
「なっ!?自分自身を浮かしてるだと!?」
「……そんなに驚くことなのか?」
ニドラン♂とマンキーじゃ手数はニドラン♂の方が多いがマンキーの方が機動力が高い。
ニドラン♂は最終的にはニドキングになる。ニドラン♂は小型の四足歩行で、マンキーは尻尾がある小型の二足歩行……木の上をヒョイヒョイと昇るマンキーと違ってニドラン♂には機動力が無い。
ニドキングになれば色々と出来るがそれまでの間どういう風にするかと考えた結果がねんりきだ。
偶然にも覚えていたねんりきを使って自らを浮かせる。タケシはそれを見てそんな使い方があったのかと驚いているが、皆がイメージするベタな超能力物ではサイコキネシスで空を飛ぶって普通にやるもんだろ?
「ニドラン♂、間合いを詰めるぞ」
「イワーク、がんせきふうじ!」
「避けろ」
空を浮いたニドラン♂に間合いを詰める事を言えばニドラン♂はコクリと頷いた。
イワークはがんせきふうじで攻めてくる。四方から岩が飛んでくるが今のニドラン♂は平面的な動きじゃなくて立体的な動きが可能としている。ならやることは簡単だと飛んでくる岩を自分の思うがままに移動して回避してイワークに近付いた。
「どくどくだ」
「っ、たたきつける!」
イワークとの間合いを詰め終えればにどげりじゃなくてどくどくを指示した。
にどげりが飛んでくるとタケシは予測していたがどくどくであることに一瞬だけ戸惑いを起こしたが直ぐにたたきつける攻撃をして……ニドラン♂はもうどくを浴びせる事に成功したがイワークの尻尾に叩きつけられた。
「ニド……」
「ニドラン♂、戦闘不能!イワークの勝ち!」
「戻れ……仕事は果たした。いけ、マンキー」
「ブギャア!」
「なるほど、そいつが決めてか……コイツはちょっと厄介だな」
マンキーもカントーじゃとてもメジャーなポケモンでこの辺りでも割と目撃情報はあるポケモンだ。
ジムリーダーであるタケシも当然知っているポケモンでイワークを見る……特性がなんなのかは知らねえががんじょうはどくどくのおかげで剥がれている。
「あの時ににどげりを選ばずどくどくを選んだのはこの為か……」
「勝つ為の条件とかを無理矢理弄くったんで……こういう状態異常系は厳しいっすよね?」
「まったくだ……イワーク、がんせきふうじ!」
「マンキー、飛び越えろ」
間合いを開いて非接触技を中心に戦うスタイルは変えていないがタケシはどうすべきかと揺れ動いている。
マンキーはかくとうタイプのポケモンで当然かくとうタイプの技を覚えている。長期戦に持ち込もうにももうどくの影響で短期決戦に挑まなければならない。幸いにもロックカットのおかげで素早さは上げることが出来ているが、決め手に欠けている。
イワークのがんせきふうじをマンキーは軽々と飛び越える。
ニドラン♂とは違う強さを持っているなと感じながらもマンキーはあっという間にイワークとの間合いを詰める。
「イワーク、たたきつける!」
「間合いをさらに詰めろ!イワークはデカすぎる」
他のたたきつけるを使うポケモンに対してイワークはデカすぎる。
たたきつけるをぶつけるにもある程度の距離が無いといけねえ。イワークの近距離戦での間合いを完全に潰し
「けたぐりだ」
けたぐりをお見舞いする……流石は重量級のポケモンと言うべきか、イワークは一撃で倒された。
防御の種族値だけを見れば伝説のポケモン以上だがそれ以外は低いから仕方ねえ。
「イワーク、戦闘不能!マンキーの勝ち!よって勝者、チャレンジャー!」
「ふぅ……負けたよ。見事な試合だった」
「……具体的には?」
「え?」
「あくまでも俺の考えで動いてるんで他の人にはなにが見えたか分かんないんすよ。コレは予想外だったとかそういうのは?」
「そうだな……ニビジムに対する傾向と対策をしっかりとしているから、評価するべき点はニドラン♂のねんりきによる移動とにどげりでなくどくどくを選んだこと。もうどく状態になって俺は長期戦が不可能になってそこからのマンキーは勝つのが難しい」
俺との試合が見事と言ってくるが具体的にはどの辺りがと聞いた。
どの辺が評価をするべきところなのかと言う点について聞けばニドラン♂のねんりきによる移動とにどげりをせずにどくどくを使った事がトレーナーとして評価する事が出来ると言った。
「コレがニビジムを制覇した証、グレーバッジだ……君はきっと一流のトレーナーになれる。この調子で頑張れよ」
「どうも」
リザード♂ LV18
マンキー♂ LV12→15
ニドラン♂ LV13→16
ピカチュウ♂ LV30
ラプラス♀ LV3→5
イーブイ♀ LV2→7