アトリエ人狼2nd   作:綾海しろ

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※純粋に推理を楽しみたい人は夜時間の会話は飛ばしてください。


アトリエ人狼2nd:五日目の夜時間

◆◆◆五日目の夜、恋人陣営の会話◆◆◆

 

【アザラシ】

「おい、やばいことになったで! 明日の朝、全役職COや!」

 

【あかすみ】

「まったく面倒な事になりましたね……あそこで賛同しないのもマズいのでもろ手を挙げて賛同してしまいましたが。そんなちょっと前の自分をぶん殴りたいぐらいヤバいですよ!」

 

【ラーヒー】

「いつかくるだろうとは思ってましたが、なるべく話題に上げないようにしていましたのに。ユーガ君もやってくれますねぇ」

 

【アザラシ】

「ワイ一応超村人騙るつもりで今日の投票時に伏線はっといたんやが、これルアルの嬢ちゃんがもし人狼王だとしたら詰むかもしれへんな」

 

【ラーヒー】

「そうですねぇ。ルアルさんが道連れで誰かを落としていった場合、人狼王か恋人、という事になりますから。村目線、ユーガさん真という状態でしょうから人狼判定されているルアルさんは、そのまま人狼王扱いになると思います。そこで超村人だと言ってアザラシさんが出たら……まぁ十中八九、吊られるでしょう」

 

【あかすみ】

「俺ちゃんもそう思う。無難にパン屋と郵便屋で二手に分かれる事にしようぜ。ちなみに俺ちゃんはパン屋希望です」

 

【アザラシ】

「ワイもそれがいいと思うで。あかすみお前、前に出すぎや! こんなんパン屋の襲撃回避もってなきゃなかなか出来へんで!」

 

【あかすみ】

「まぁそういう事です。夜の襲撃に狙われても一回ガードできるパン屋だったから、あえて的になるために饒舌に喋ってたって事にしますよ、俺ちゃんは」

 

【アザラシ】

「じゃあワイは郵便屋か。郵便屋っぽい話や投票した記憶一切あらへんわ……どないしよう」

 

【あかすみ】

「まぁ初回投票時から、村を多角的に見てたところは多少郵便屋っぽいかもしれませんね。あれですよ、見習い騎士のGJスクープを村に届けたかったから、いち早く見習い騎士を見つけ出して味方になっておきたかった……的な理屈をこねればいいんじゃないですか」

 

【ラーヒー】

「確かに四日目の白理さんとルアルさんで割れた投票の時も、アザラシさんはルアルさんに一票を入れて見習い騎士保護を優先していましたからね。筋は通ってるように見えますよ」

 

【アザラシ】

「ほーん、なるほど。ほな、その案使わせてもらうわ」

 

【あかすみ】

「恋人陣営の仲間が俺ちゃんとラーヒーだった事に感謝するんだな。なかなかこんな的確なアドバイスを言えるメンバーはそういませんよ」

 

【アザラシ】

「感謝やで」

 

【あかすみ】

「感謝が薄い! もっと心を込めてッ!」

 

【アザラシ】

「感謝やで」

 

【ラーヒー】

「アザラシさん、感謝BOTになっちゃいましたねぇ……」

 

【アザラシ】

「まあ冗談は置いといて、そろそろワイらも正念場やろ。明日あたりラーヒーを吊るように促して、明後日あたりからは狼の襲撃も視野に入れて動かんといけへん。辛いところや」

 

【あかすみ】

「そうですね。ていうかラーヒーお前本当に墓下いけるのかよ? なんか残ったメンバーによっては、ラーヒー吊り先延ばしにして狼探しましょうとかなりそうで、俺ちゃんは今から不安ですよ」

 

【ラーヒー】

「狼側だってキューピットで吊りを一手使ってほしいと思いますし、おそらく今日の狼の襲撃は共有者の櫂さんでしょう。櫂さんが襲撃されれば、私は問答無用で墓下行きですよ。人間確定していない人が例え私を吊るのを遅らせようとしても、共有者であった櫂さんの残した一言の方がきっと上です。重みが違いますから。ですから大丈夫です。……おそらく、多分」

 

【アザラシ】

「なんやラーヒーもちょっと弱気になっとるやんけ!」

 

【あかすみ】

「そうである事を俺ちゃん達はもう祈るほかありません。神様、頼みます早くこのラーメン野郎を墓下に送り届けて下さい。俺ちゃんも珍しく涙目で祈ります」

 

【アザラシ】

「ワイ、ラーヒーが墓下落ちたら言いたいセリフあんねん」

 

【ラーヒー】

「それはそれは……楽しみですねぇ。何か素敵なお別れの言葉を言って下さるつもりなんですか?」

 

【あかすみ】

「あれだろ、あれ」

 

【アザラシ】

「アーメン!」

 

【あかすみ】

「ソーメン!」

 

【アザラシ】

「ワイ、イケメン!」

 

【ラーヒー】

「アトリエ人狼第一回目を思い出す、名言頂きましたありがとうございます」

 

【あかすみ】

「何気に最後のセリフだけイケメンに変えやがったな。ごま塩みたいな顔してるくせに図々しいやつですね」

 

【アザラシ】

「ごま塩いうなや! お前なんて大福鏡餅やろ!」

 

【あかすみ】

「鏡餅はおめでたいからいいんですよ! 白くて丸い縁起物! 神様が宿る場所と言われているのですよ!」

 

【アザラシ】

「そない言うたら、ごま塩だってお赤飯にかかっとるわボケ! 十分おめでたいやろ!」

 

【ラーヒー】

「つまりお二人はおめでたいコンビ……やはり愛の祝福を受けし存在ですねぇ」

 

【アザラシ】

「綺麗にまとめよったな」

 

【あかすみ】

「まあその祝福も、ラーヒーが墓下に降りれるか次第ですがね」

 

【ラーヒー】

「そこは村の皆さんに頑張っていただきましょう。そして私は明日こそ墓下に降りて、ラーメン・ソーメン・ワイイケメンを楽しみにしながらお二人を見守る事にいたします。……明日の夜にはもう、ここにはきっといないと思いますので。賑やかなお二人と一緒に陣営になれて、楽しい五日間でしたよ。あとは私がしかるべき時に墓下から愛の祝福を授けますので、ドーンと大船に乗った気持ちで戦ってください。大丈夫、お二人ならきっと勝てます」

 

【あかすみ】

「何を当たり前の事を言ってるんですかラーヒー。この俺ちゃんが居る限り、恋人陣営に負けはありませんよ。よく覚えとけ」

 

【アザラシ】

「せやで! いざとなったらワイが臭い屁かましたる。異臭で村人全員記憶喪失にすれば、勝てるやろ、知らんけど」

 

【ラーヒー】

「その溢れんばかりの自信と、破天荒な発想はあなた方お二人の武器です。大いに使って村人を翻弄してくださいね。また最終日、笑顔でお会いしましょう」

 

 

◆◆◆五日目の夜、狼陣営の会話◆◆◆

 

【クライン】

「狼チャット開始。……って言ってくれるルアルさんははもう居ないんだね……ワンワン」

 

【レーゼ】

「ガルルーン……夜の時間もついに俺とお前の二人になっちまったな。ちょっと前までジオリードやジェラルドもいてワイワイしてたのに、なんか寂しいぜ」

 

【クライン】

「でも残されたボクらは、先に墓下に行ったみんなの為にも最後まで頑張らないとね」

 

【レーゼ】

「おう、絶対諦めないぜ……!」

 

【クライン】

「とりあえず目下の問題は明日の朝、開口一番に行う全役職フルオープンだよ。ボクとレーゼさん、それぞれ何を騙るか決めておこう」

 

【レーゼ】

「といっても余ってる役職はもう、パン屋と郵便屋しかないだろ? クラインはどっちがいい?」

 

【クライン】

「ボクは郵便屋がいいんじゃないかなと思ってる。というかパン屋のほうが夜の襲撃を一回回避する能力を持ってる分、投票でみんな吊りにくいと思うんだ。だからラストウルフになるであろうレーゼさんがパン屋で、ボクが余った郵便屋を騙るのはどうかな?」

 

【レーゼ】

「たしかにパン屋のほうがお役目がまだ残ってる分、有利ではあるか……でもクライン、お前がパン屋騙っておいたら、もしかしたら二人そろって生き延びれる可能性もないか? 恋人が2票固められる分、後半に俺一人だと無理って感じにならないか心配なんだよな……」

 

【クライン】

「恋人の存在は確かに恐怖だね。でもそれは村から見ても同じだろう? 村人だってきっと恋人探しを優先してくれるはずだ。その時、少しでもラインが見えないほうが有利だ。ボクが残っていたらどうやったってラインが出来てしまうだろう? それよりはレーゼさんがなんとか生き延びて、ラインがない事から村目を主張する方が有利なきがするよ」

 

【レーゼ】

「まあ、俺のコンセプトが単独感だったしな……わかった! 俺がパン屋を騙る! クラインは郵便屋で頼んだぜ!」

 

【クライン】

「了解だよ。あと今日の襲撃だけど……」

 

【レーゼ】

「今日はさすがに櫂でよくねぇか?」

 

【クライン】

「まぁ、そうなるよね。櫂さんを襲撃して、明日は村にラーヒーさんを吊ってもらおう」

 

【レーゼ】

「で、ラーヒーを吊ってる間に真占い師のユーガを襲撃して、あとは残ったメンバーでの殴り合いだ!」

 

【クライン】

「うん、そんな感じでいこう。結構ギリギリの戦いだとは思うけど、まだ勝機はあるよ」

 

【レーゼ】

「そうだな。何よりここまできたら、精一杯最後まで戦いきりてぇ。最初にジェラルドを決闘で持っていかれちまったのは本気で痛かったけどよ。……でもその後、ジオリードのおっさんが前に出て庇ってくれて、ルアルが一生懸命生き延びて、見習い騎士も見つけて吊ってくれて、最後もいろんな可能性をまき散らして去ってってくれたんだ。その姿をきっとジェラルドも墓下から見てる。残った俺達が最後まで踏ん張らなかったら駄目だよな」

 

【クライン】

「ああ。それに狼目線で見ても村側も凄く頑張ってるね。恋人も正直確定でここだって所を見つけられないぐらい、上手く潜伏しているし。みんなどの陣営も一緒さ。ボク達は普段は仲間だけれど今、この時だけは誰もかれも全力で、自分の陣営勝利の為に努力してる。その努力に恥じぬ闘いをボクらもしよう」

 

【レーゼ】

「そうこなくっちゃな!」

 

【クライン】

「この話は本当に……今だから言える事だけど、正直ボクはこの人狼ゲームにノリ気じゃなかったんだ」

 

【レーゼ】

「えっ!? なんでだよ!? お前自分で参加申請したんだろ?」

 

【クライン】

「まぁね。ただこの人狼ゲームに興味を示していたのは、同じ部隊の仲間たちなんだよ。どうしても気になる、参加してみたいって言ってたんだけどね……まあ、その人たちをざっくりと言ってしまえば、予定が空いていなかったり、嘘をついたり推理したりが得意ではない人だったり、反対に得意すぎてやり過ぎてしまいそうな可能性があったり。だからその人達のかわりみたいな感じで、ボクはここに寄こされたんだよ。あとで配信を見た時に、ちょっとでもこの空気感を感じたいからってね。笑ってしまうだろう?」

 

【レーゼ】

「……まぁ今回の集まりの中で、異質ではあるかもな」

 

【クライン】

「だろうね」

 

【レーゼ】

「でもよ! そうは言ってもお前、今はちゃんと楽しんでるだろ? もしかしたら最初は内心面倒だったかもしれねぇし、負けたら負けたでそれでもいいって思ってたかもしれねぇけどよ。今は違うんだろ!?」

 

【クライン】

「どうしてそう思うんだい?」

 

【レーゼ】

「狼陣営の中で、誰よりも真剣に勝ち筋を考えてたからだよ。お前はその場のノリだけじゃなく、その先を読みながら俺らに次のアイデアを提案してくれた。最初の夜には偽占い師を立てようって提案をしてくれたし、お前が先に吊られて囮になる案も出してくれた。吊られそうなルアルを助ける案を考えてくれたし、潜伏共有者を引きずり出して騎士と占い師を最後まで襲撃しない案とかも、お前が出してくれたんだったよな、クライン」

 

【クライン】

「そういえば、そうだったかもしれないね」

 

【レーゼ】

「忘れんなよな。お前は狼陣営の中で誰よりも先を読んで考えてくれてた。いうならばブレインってやつだ。それだけ真剣にゲームに向き合ってる人間が、ゲームを楽しんでないなんて、そんな訳ないだろ! だからよぉ、別にいいじゃねぇか。ゲームに参加したきっかけがどうであれ」

 

【クライン】

「……そうだね。ボクは今、思いのほかこのゲームを楽しんでる」

 

【レーゼ】

「だろ?! このまま押して押して押しまくって、村のみんなをあっと驚かせてやろうぜ!」

 

【クライン】

「それもまた面白そうだ。この村を最高の村にする。そのためのゲームメイクができるのはボクら人狼というポジションなのかもしれないね」

 

【レーゼ】

「ああ。その為にも俺を最後まで逃がしてくれよ、ブレイン。あとよ、もしも。もしもだけどな! 俺がお前より先に吊られちまう事があったら、その時はお前に全部任せたぜ」

 

【クライン】

「今の状況ならそんなことはあり得ないと思うけれど……でもそうだね。万が一にもそれが起きたとしたら、その時はボクも腹を割って最後まで走り抜けるよ。例え結果がどうなろうとも。諦めはしないさ。安心して」

 

【レーゼ】

「約束だかんな! ほら、拳出せ拳! ( ¨̮  )」

 

【クライン】

「拳……ってチャットの絵文字でかい? ……これで打ててるかな 」

 

【レーゼ】

「そうそう、拳をバシーンとぶつけて、狼の約束な!」

 

【クライン】

「ふっ……なんだいこれ、無茶苦茶すぎるよレーゼさんは」

 

【レーゼ】

「しょーがねーだろー! チャットなんだから。ま、約束したぜ!」

 

【クライン】

「ああ、約束は守るよ。必ずね」

 

【レーゼ】

「そんじゃ、明日もまた頑張ろうぜ。村人様と恋人様を吊りに吊ってやんぜ!」

 

 

◆◆◆五日目の夜、共有者の会話◆◆◆

 

【櫂】

「やっと五日目が終わったっす……正直今日一日はめちゃくちゃ長く感じましたよ。でも随分とラーヒーさんに振り回されましたけど、おそらく今日で俺の地上ライフも終わりでしょうから、これでやっとこの重責から解放されますね……嬉しいような、悲しいような……でもルアさんには早く会いたいかもしれない。美少女を補給しなければ俺のSAN値がやばいです先生! しかし今日のルアルさん吊りの結果、明日の朝に道連れとか起こってたらもう一生ラーヒーさん信じられないっすよ。そうなったらもう、村人達には絶対にラーヒーさん吊ってもらわないと。俺の幼気な気持ちをもてあそんだ罪は重い! まあ正気、今でももうだいぶ信じられなくなってるっすけど。明日の朝が怖いっすね……」

 

【あやみ(GM)】

「はーい、櫂君。素敵な夜ね」

 

【櫂】

「その声は……! 死神、っすよね?」

 

【あやみ(GM)】

「ええもちろん。狼の襲撃入りましたー。墓下へどうぞ!」

 

【櫂】

「よ、よかった……! やっとこれで呪いから解放されます! やったあああああああ! ルアさん! 今行きます! アヤミさんあざっす!」

 

【あやみ(GM)】

「あたしにお礼言われても……w」

 

 

◆◆◆五日目の夜、占い師の会話◆◆◆

 

【ユーガ】

「やっとルアルが吊れた……正直このまま吊れなかったどうしようと思ってたから、今はすっげぇ肩の荷が下りたというか、安心感でいっぱいだ……。あとはルアルの結果次第だろうけど、狼のスキルがもし発動してくれればラーヒーは確定人外になる。そうすれば残った俺が真占い師確定だ! ただそうしたら明日の晩には狼達に俺は襲撃されちまうんだろうなぁ。そう考えると今日の占いは実質最後になるかもしれないのか。今晩の占い、かなり大事だぞ。最後にもう一匹、狼をできれば見つけ出してから墓下に行きたいぜ! 一応投票でアザラシを占うって言っちゃったんだけど、投票時の話を聞いてると、アザラシかなり白くなってきたんだよな……翌朝全役職COに賛同してくれたのも白いけど、何より発言順を自分が不利になる可能性があるにも関わらず、投票とは逆順でって提案したのがかなり大きいぜ。正直今はアザラシを占っても人間結果しか出る気がしねぇ……! なら、最後の大事な占い一回分、どこか別の奴を占ったほうがいいんじゃないか……?」

 

【あやみ(GM)】

「はーい、ユーガ君。占い先は決まった?」

 

【ユーガ】

「アヤミ! すまねぇ、もうちょっとだけ時間くれねぇか!? 急いで考えるから!」

 

【あやみ(GM)】

「オッケー。夜の間の限られた時間の間なら大丈夫よ」

 

【ユーガ】

「悪いな。おそらく最後の一回になるだろうから、悔いを残したくないんだ。……まず言えるのは、ホタルビとアザラシは俺目線かなり白い。占い真贋でもほぼ俺を支持していてくれたし、ホタルビの発言は前のめりで襲撃を恐れていなかった気がする。アザラシは明日の役職COの投票順に触れたところがかなり白い。ついでに言うと共有者の櫂へ説教してみたり、アザラシもホタルビ同様意外と前のめりな村姿勢だった。この二人は狼を疑う必要はあまりない気がするな。となると占い結果で人間だったあかすみを除くと、残りはかえる・クロム・レーゼ・クラインか……。かえるとクラインは正直占いたくないな!  なんとなくわかるような気がするし、ぶっちゃけ疑わしかったら吊る候補だ。となるとクロムとレーゼか……。クロムは正直何考えてるかわかんない気もするんだよな。でもクロムは占い師を俺真目で見てくれている事が多かったし、何より白理を吊る事に反対してくれた。これは大きな村利のある選択だと思う。反対にレーゼは……あんまり面と向かって言い合いしたりはしてないんだけど、投票時ずっと俺偽で発言してるんだよな。というか思いだした。初回投票時に「ユーガ真だけはあり得ない」ってそういえば言われてたぜ俺! なんでだよ! って思ったけど、言い返すタイミングがなかったんだよな……。レーゼか。村としての絆、確かにここが薄いかもしれないな。よし。おーい、アヤミー! 占い先、決まったぜ!」

 

【あやみ(GM)】

「はいはーい。今日はどなたで?」

 

【ユーガ】

「レーゼを占ってくれ……!」

 

【あやみ(GM)】

「レーゼちゃんね。レーゼちゃんは……おめでとう。人狼でした!」

 

【ユーガ】

「よっしゃーーー! これで俺の占い師人生も悔いはないぜ……! 明日の吊りはレーゼだ!」

 

 

◆◆◆五日目の夜、霊能者の会話◆◆◆

 

なし

 

 

◆◆◆五日目の夜、聖騎士の会話◆◆◆

 

なし

 

 

◆◆◆五日目の夜、見習い騎士の会話◆◆◆

 

なし

 

 

◆◆◆五日目の夜、郵便屋の会話◆◆◆

 

【ホタルビ】

「イサリビ様、五日目の夜です。今日も何とかホタルビは生き抜きました。明日はいよいよ全役職フルオープンです。ホタルビが郵便屋だという証明が少しでもできるように、精一杯最後まで頑張ります。しかしきっと人狼達も同じように郵便屋の騙りに出てくるはずです。一体誰が騙りに出てくるでしょう……可能性としてあり得るのは、クライン様、あかすみ様、レーゼ様、アザラシ様、あたりでしょうか。かえる様とクロム様は超村人として出てくるでしょうし。むしろそれ以外から出てきたら、今までの話は一体なんだったのですか、という事になってしまいますからね。お二人がそれ以外から出てきた場合、ホタルビはとてもじゃないですが信用できる気がしません。最も、かえる様におかれましたはホタルビはどうやっても、超村人として見る事ができないのですけれど。……しかしレーゼ様に、そう頑なであってはいけないと投票時に諭されてしまいました。レーゼ様は比較的、ホタルビ目線説得力がある事をいつもおっしゃっています。助言は大変ありがたいものですし、素直に受け入れた方がいいのかもしれません……ですが……。己の信じる道と、村が信じる道が違った時、ホタルビは一体どちらを選べばいいのでしょう? 悪童の冒険者として自分の意思を貫くつもりでこの場にやってきましたが、今は少々その意思が揺らいでおります。ホタルビは村と歩調を合わせられていない……この一言が、こんなにも胸に刺さるとは思ってもみませんでした。こんなホタルビを見た時、イサリビ様は一体どのようにお声をかけてくださるんでしょう。柄にもなくこれでいいのかと不安が押し寄せてきます。イサリビ様、どうかホタルビを叱咤激励して下さい。ホタルビがホタルビらしくあれるように。そして、村の皆さんと正しい道を選べますように、そっと力添えをいただきたいのです。……なんて、ここにイサリビ様はいらっしゃいませんからね。泣き言を言ってもホタルビは今たった一人。でも最後まで諦めません。打倒狼。打倒恋人。最後の一瞬まで勝てる希望がある限り、村人ホタルビは明日も頑張って参ります!」

 

 

◆◆◆五日目の夜、パン屋の会話◆◆◆

 

【クロム】

「明日の朝は全役職フルオープンか……。俺はパン屋だ。今日も今日とてパンを焼く事ぐらいしか能がない、しがない村のパン屋だ。…………だがしかし! 今日は無謀にも「ぶらふ」とやらを撒く為に、超村人気取りの行動をとってしまった! それによりかえるがホタルビに疑われる状態になろうとは、よもや思わず…………一体これはどうすればいいのだ。明日、素直にパン屋でしたと伝えるべきか? それとも「ぶらふ」は最後まで貫き通し、狼共を翻弄するべきか……? 迷う、迷うぞ……ッ! 俺は一体どうすればいい!?」

 

【レイ】

「(だーかーらー! こっち見るなっての……)」

 

【クロム】

「とりあえず気を落ち着かせる為に今晩もパンを焼こう。明日は全役職COだからな、腕によりをかけて狼とハート型のパンを焼こうと思うぞ。これを食べて、人狼共と恋人達を駆逐する英気を養うのだッ! それと同時にどのパンを手に取るかで、もしかしたら皆の役職もわかるかもしれん。なかなかいい案ではないか?」

 

【レイ】

「(何を理由に見極める気なんだそれ……?)」

 

【クロム】

「まず狼のパンを手に取った者がいたら、そいつが狼だ。吊りに上げるべきだろう。次に狼のパンを手に取らずあえてハート型のパンを手に取った者……これは狼だという事がばれるのを恐れて違うパンをとった狼だ! さらにハート型のパンを取らなかった者……これもまた狼だ! そろそろ地上の狼共は墓下に落ちた仲間の狼が恋しかろう? 寂しさを埋めるようについ仲間を思い出す狼型のパンを手に取りたくて、ハート型のパンは選ばないに違いない。ふむ、俺はパン屋ではなく、名探偵を名乗ったほういいのかもしれんな……?」

 

【レイ】

「(全部狼しかいない!?)」

 

【あやみ(GM)】

「はーい、クロムさん。明日の朝のパンは焼けた?」

 

【クロム】

「うむ。狼型のパンと、ハート型のパンを頼む。狼型はチョコ味、ハート型はイチゴ味だ」

 

【あやみ(GM)】

「かわいらしいパンを焼いたのね。合点承知!」

 

【クロム】

「とりあえず明日、かえる以外に超村人候補が出なければ、かえるは超村人で確定だろう。ならばそのほかの者から吊り先を考えなばならんな。無論、俺以外でパン屋を名乗る不届き者がおれば、そやつも問答無用で吊るッ! この村にパン屋は一人しかいらん! 俺がパン屋だ!!!」

 

 

◆◆◆五日目の夜、超村人の会話◆◆◆

 

【かえる】

「いぇーい、画面の向こうのみんな、見てるぅ~!? 正真正銘、この村の超村人、かえるだよ~! っていうかクロムさん一体何者なの? ホタルビちゃんのクロムさん超村人予想もぶっとんでてびっくりしちゃったけど、それを否定しないクロムさんってやっぱり人外だよね? え、超村人騙りして襲撃避けしようとしてる恋人かなんかなの!? 私の存在により人外が一人、こうしてあぶり出されてしまった訳だ……罪な男で申し訳ないねぇ。まあ明日の全役職COで撤回がなければ、クロムさんは間違いなく吊り候補筆頭! だってアザラシさんも言ってたけど、恋人の可能性がすこぶる高そうだからねぇ。あとホタルビちゃん、これも人外なのかなぁ。勘違いしてる村人っていう線もある?? あかすみさんとアザラシさんにも言える事だけど、ホタルビちゃんも前に出すぎな感じはあったんだよなあ。ここらへん3人とも襲撃の意識が薄い気もするから、1狼居るとしたらこの3人なのかもしれないねぇ。あと割と引いてる感じなのはクラインさんとレーゼちゃんかな? でもクラインさんは前の人狼王の言い間違いの事もあるし、一番狼目が強いんじゃない? 狼は居てあと2狼だろうからあかすみさん・アザラシさん・ホタルビちゃんの中に1狼、レーゼちゃんとクラインさんの中に1狼って感じで予想しておこうか。その中でもクラインさん狼はほぼ確定だろうから、そう考えるとレーゼちゃんは狼目は低いんじゃないかなって思うよ。クロムさんはさっきも言った通り恋人予想! 前に恋人探しできないって言ってたのも、自分が恋人だから嘘の予想なんてつけられないって感じじゃないのかな? なんてね。とりあえず今日処刑されたルアルちゃんが人狼王じゃないといいんだけど……」

【あやみ(GM)】

「かえるさん残念。お亡くなりになりました」

【かえる】

「え!? 襲撃!?」

【あやみ(GM)】

「いえ、道連れ」

【かえる】

「くぁwせdrftgyふじこlp」

 

 

◆◆◆五日目の夜、墓下の会話◆◆◆

 

【美咲】

「…………  」

 

【ジェラルド】

「……」

 

【ジオリード】

「……」

 

【ソニドリ】

「……?」

 

【ルア】

「…………ええと、美咲さん。なんで泣いてるんだい?」

 

【美咲】

「ふぅー……ルアさん、わかりませんか。私達は今、類を見ない歴史的瞬間に立ち会ってしまったんですよ……」

 

【ルア】

「私《達》……?」

 

【ジェラルド】

「おそらく、ボーイズラブのな」

 

【美咲】

「その通りです! ラーヒーさん×櫂さん、ユーガさん×櫂さんに続き、まさか今日はアザラシさん×櫂さんの獣と人の生命としての種を超えた尊い愛の姿が見れるなんて、あまりにもこの人狼ゲーム、奇跡的な瞬間が多すぎます……っ!」

 

【ソニドリ】

「えぇ……? 櫂君とアザラシさんにそんなシーンあったかい……?」

 

【美咲】

「まさかソニドリさん、通して墓下から見ていたのに気づかなかったんですか!? アザラシさんが櫂さんにしたあの熱い説教シーン! あれは自分以外の男ばかりを目で追っている櫂さんが、愛しくも憎らしい、そんな強い嫉妬がこもった最大級の恋愛イベントだったじゃないですか!」

 

【ルア】

「えっ、あのシーンをそんな目で……!?」

 

【美咲】

「それ以外考えられないぐらい、心を鷲掴みにされる尊いシーンの連続で今の私はもうだめです……本当に早くに墓下に落ちていて大正解……っ! 今も墓石をゴトゴト鳴らしまくって二人の愛の行方を応援したい気持ちでいっぱいです! というかこんなにも櫂さん総受けの展開が待ってるなんて、普通思わないじゃないですか! いくらBLにも色々な種類があるといいましても、ここまで綺麗に多種多様な組み合わせを網羅されてしまっては、もはや私達腐女子は必ずどこかに躓き、その沼にはまってしまう……! 違いますか!?」

 

【ルア】

「だから私《達》って何だい……!?」

 

【ジオリード】

「フッ。ルア殿も可哀そうに、すっかり美咲殿に仲間意識を持たれてしまったようだね」

 

【ルア】

「ボクにはそんな趣味これっぽっちもないんだけれど……。でも櫂さんの事は心配ではあったかな。そろそろ彼も墓下に落ちてきそうなきがするけど」

 

【櫂】

「おっす、落ちてきました。さすがルアさん、鋭いっすね」

 

【ルア】

「……噂をすれば。お疲れ様、櫂さん」

 

【ジェラルド】

「今日の襲撃はやっぱり櫂か! よくきたな、お疲れ!」

 

【美咲】

「ファッ!? ご本人様登場!? わ~~~! まって情緒が追い付かないよーーー!」

 

【櫂】

「えっ、美咲さん一体どうしたんすか? そんなに取り乱して」

 

【ルア】

「櫂さんのせいだよ。キミの存在が美咲さんの情緒を破壊したんだ。昨日なんて美咲さん、墓下で号泣してたんだから」

 

【櫂】

「だからなんでですか!??」

 

【ジェラルド】

「理由は聞かないほうがいいぞ、多分」

 

【ソニドリ】

「まぁ僕らには理解が出来ない次元のお話なのは確かだね」

 

【櫂】

「なんすかそれ、めっちゃ気になるじゃないすか!? 誰か教えて下さいよ!??」

 

【美咲】

「ああ櫂さん、アトリエ人狼に今回も参加してくださって、本当に、本当に、ほんとーーーにありがとうございます……! 私、櫂さんには一生感謝して生きていきたいと思います……!」

 

【櫂】

「一生っすか……!?」

 

【ルア】

「うわぁ、愛が重いね……」

 

【ルアル】

「墓下到着。ルアルもやってきた。みんなおつかれ」

 

【ジオリード】

「ルアル殿、墓下へようこそ。大変な中、よく最後まで頑張ったな」

 

【ルアル】

「肯定。ジオリードや仲間狼のお陰で、なんとか五日まで生き残る事ができた。ものすごく感謝」

 

【ソニドリ】

「って事は、やっぱりルアル君は狼かい?」

 

【ルアル】

「肯定。ルアルこそが人狼王」

 

【櫂」

「えっ、じゃあ今日ってもしかして……道連れ発生すか!?」

 

【かえる】

「そのまさかだよ~」

 

【ルア】

「かえるさん……! 本当に超村人だったんだね……!?」

 

【かえる】

「だから何度も何度も言ってるじゃない! わかりやすいぐらい超村人アピしてたつもりなのに、ホタルビちゃんといい信じてくれない人がいるなんて、私も思わなかったよ」

 

【櫂】

「ってことはラーヒーさんは……」

 

【ルア】

「偽占い師。……って事になるね」

 

【櫂】

「わーーーーー! やっぱりーーー! 村の皆さん、まじですいません! やっぱ俺はあの人に騙されてたんすね……! 鬼! 悪魔! 鬼畜!」

 

【ルア】

「ボクの意見を信じる、って言ってたのに」

 

【櫂】

「まじですいませんルアさん! 俺もう一生ルアさんの奴隷になりますから、気のすむまで殴って、パシりに使って下さって結構です! むしろ美少女の奴隷とかご褒美でしかない!」

 

【ルア】

「だからボクにはそんな気はないってば……」

 

【ジオリード】

「どうだね美咲殿。櫂殿はルア殿ともなかなかいい関係のようだが?」

 

【美咲】

「NLにはNLの、BLにはBLの良さがあるんです。ただ私はダントツにBLが好みなだけです!」

 

【ジェラルド】

「んな真顔で言われてもなあ……!」

 

【ルアル】

「疑問。墓下はずっと、こんな感じなのか?」

 

【ソニドリ】

「まぁ、僕が来た頃からは少なくともこんな感じだね。賑やかでいいだろう?」

 

【ルアル】

「……確かにそうかもしれない。上に居た時はどんどん仲間が減っていくのが寂しかった。だからルアルは地上で頑張ってる仲間たちを墓下から応援する。フレーフレー人狼!」

 

【ジェラルド】

「そうだそうだー! フレーフレー狼!」

 

【櫂】

「頑張れ村人ー! そして俺の事は許してくださーーい!」

 

【ルア】

「ファイトだよ」

 

【美咲】

「私は櫂さんが地上から去った後の、ラーヒーさんとユーガさん、そしてアザラシさんの恋の行方を見守ります。頑張ってください……!」

 

【ジオリード】

「……フッ。美咲殿も懲りない女であるな」

 

【ルアル】

「肯定。おもしれー女」

 




【システムメッセージ】

もうすぐ夜が明けます。

おいしいパンが焼きあがりました。

郵便物が村に届きました
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