アトリエ人狼2nd   作:綾海しろ

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※純粋に推理を楽しみたい人は夜時間の会話は飛ばしてください。


アトリエ人狼2nd:六日目の夜時間

◆◆◆六日目の夜、恋人陣営の会話◆◆◆

 

【あかすみ】

「おいラーヒー! どうするんだよお前、また今日も墓下に落ち損ねてるじゃありませんか!」

 

【アザラシ】

「昨日の夜、あれだけ綺麗な辞世の句残して消えてこうとしてたんに、まだ生きてるとか恥ずかしくてワイなら速攻穴埋まりたくなるわ」

 

【ラーヒー】

「まさかユーガさんがレーゼさんを占うなんて思ってもみませんでしたからねぇ……完全に虚をつかれましたよ。困りましたねぇ」

 

【あかすみ】

「まあ今日は多分、ユーガが襲撃されるだろうから大丈夫だろ……でも明日、お前本当に死ななかったら俺ちゃん達やばいからな!? もう狼COとかパン屋COとかありとあらゆるキメラCOでもかまして、さっさと村人に吊られてしまいなさいッ!」

 

【アザラシ】

「ワイ必死になってラーヒー吊ろうと、言葉の端々に吊り先話題になるとついラーヒー入れてもうたわ。けど吊れへんなぁ。なんでこんなしぶといん? 鬼畜キューピットのくせに」

 

【ラーヒー】

「明日も吊られそうもなかったら、もう地上でパワープレイ狙いましょうか」

 

【アザラシ】

「開き直りおったな!?」

 

【ラーヒー】

「何、勝てればいいのですよ、勝てば。勝てば官軍、負ければ賊軍。勝利を手にしたものこそが正義ですからね……ククク」

 

【あかすみ】

「投票時間、表で大見栄張って勝つのは恋人達って言い始めた時は、真面目にラーヒーが悪役に見えましたよ。キューピットCOしてからキャラ変わったなお前」

 

【アザラシ】

「いや、心の内を隠しておく必要がなくなったんちゃう? ほんま腹黒やで」

 

【ラーヒー】

「私は一貫して今回の試合、勝たせてもらいにきていますよ。アザラシさん、あなたを恋人の一人として選んだその時から……」

 

【あかすみ】

「まぁ前回のアザラシは初回吊りでしたからね。初手吊りはアザラシでいいかという心理を逆手に取った恋人選択、今となっては間違いではなかったかもしれません」

 

【アザラシ】

「前回は勝ったけど初回吊りだったから勝った気せえへんかったわ、今回は生き残ってワイも勝ってみたいわ」

 

【ラーヒー】

「そのためにはお二人に手を取り合い、私を吊っていただかなくてはなりません」

 

【あかすみ】

「今日はレーゼが居たけど、明日はもう真占い師のユーガも消えてるでしょうしラーヒー吊りは推しやすいですしね。俺ちゃん全力でラーヒーを黄泉の国へ送りにいきますよ!」

 

【アザラシ】

「あかすみはパン屋騙ってるし襲撃入りにくいやろうしな。むしろ襲撃入るとしたら郵便屋騙りのワイや! まじで頼むでラーヒー! 加護を! 加護をワイらに届けてくれ……!」

 

【ラーヒー】

「村人の皆さんお願いします、明日こそ私を吊って下さい。そろそろアザラシさんがしびれを切らして屁を漏らしてしまいますので。……あとさすがに、辞世の句を二度も言うのはつらいです、そろそろ一思いに逝かせてください」

 

【あかすみ】

「まぁそのお前の何百倍、櫂はお前に振り回されて後悔しながら墓下に落ちていったと思いますよ」

 

【アザラシ】

「それはワイも否定せえへん。どっちが可哀そうか言ったら、まぁ櫂やろなぁ」

 

【ラーヒー】

「酷いっ。お二人は私の味方ではないんですか!?」

 

【あかすみ】

「俺ちゃんの味方はもはやアラシだけですが? 死なないキューピット? いりませんねぇ」

 

【アザラシ】

「ワイもカスミだけが生きておればええねん。とっととキューピーは墓下に降りぃ!」

 

【ラーヒー】

「最後の最後がこんなお別れなんて……あ゛ ん゛ ま゛ り゛ で゛ す゛ っ !」

 

【あかすみ】

「いいから早く行けよ墓下に! Go to hell!」

 

【アザラシ】

「こんな吊りたい思うた奴、人狼ゲーム二回通してラーヒーぐらいやわ」

 

【あかすみ】

「首がもげるほどに同意」

 

 

◆◆◆六日目の夜、狼陣営の会話◆◆◆

 

【クライン】

「まさかレーゼさんが占われているとはね……完全にボクの予想を上回る展開だったよ。今日からここもボク一人か。ラストウルフはレーゼさんのつもりで動いていたから、これから先どう動いたらいいのか、もう見当がつかないよ。とはいえ昨日レーゼさんと約束したんだ、ボクは最後まで諦めない。人狼勝利の可能性がわずかにでも残っているのなら、死んで行った仲間たちを踏み台にしてでもボクは生き延びてみせるよ。今日、レーゼさんの手をボクから離したんだ。きっとわかってくれるって信じてるけど、それでもやっぱり、仲間を見捨てて村人のふりをしなきゃいけないのは堪えるものだね……。墓下に行ったら今日の事は謝るよ。でもそれまでは、郵便屋クラインのつもりで全力で地上で生き抜く! それが仲間たちにできるボクの最後の仕事だ」

 

【あやみ(GM)】

「とても前向きな考え方で素敵ね。さて、今日の襲撃は?」

 

【クライン】

「今日の襲撃先はユーガさんでいくよ。他にもう襲撃する先がないからね」

 

【あやみ(GM)】

「合点承知! それではクラインさん、よい夜を」

 

【クライン】

「ありがとうアヤミさん。……さて、問題は明日からだね。7日目はラーヒーさんを処刑にかけて、その晩にピンポイントで村人を襲撃する。そうすると8日目に残るのはボク・村人・恋人2人だ。村人を吊れれば夜に恋人を襲撃して道連れが起こり、翌朝ボクの完全勝利。村人ではなく恋人が吊れたとしても、道連れで一人が死ぬ。襲撃と道連れが万が一かぶってしまっても、翌朝はボクと村人の二人だから人狼の数と村人の数が同数になって村を滅ぼせる。どちらに転んでもボクさえ吊られなければいい。わかりやすくていいね。問題は7日目に恋人を襲撃してしまった場合だ。この場合だと道連れで恋人2人が居なくなり、8日目の朝にボクと村人2人が残ってしまう。道連れが発生しているので村人の目線でも恋人がいなくなり、あとは狼であるボクを吊れば終わりと考えてしまうだろう。だから明日は絶対に恋人を襲撃しちゃいけない。ピンポイントで村人を狙わなくちゃいけないから、昼会議の時にしっかり村人を探しておかないといけないね。ふふ……一人になって心細さもあるのに、それでもこうやって勝てるかもしれない道筋を思い描いていると、わずかに興奮から手が震えてくるよ。すっかり人狼役が手に馴染んできたみたいだね。おかしいなぁ、こんな予定じゃなかったのに。……はじめはちょっと面倒臭いお使いを頼まれた程度の気持ちだったんだ。仲間に頼まれ渋々このユニオンハウスにやってきた。ちょっと序盤に参加して場の雰囲気を掴んで帰れば、仲間たちもお土産話を聞いて落ち着いてくれるだろう――それぐらいの軽い気持ちでいたんだよ。でも実際にこの場に来て、皆の真剣な眼差しと熱狂的な空気に侵されて、気づけば真剣にボクは人狼ゲームを始めていたんだ。不思議な感覚だったな……はじめはボクが皆にノリを合わせていないと浮いてしまいそうで、ただ手数を考えるように先を読み、ゲームに参加している感を出していただけだったのにね。今はただゲームに勝ちたい。人狼仲間のみんなに勝利を手にして会いたい。それだけだ。例え全員から狼視されているとしても、ボクは最後まで道化を演じるよ。狼はこのゲーム上におけるエンターティナーだ。このゲームが面白いものとして終わるかどうかはボクの手にかかってる。そうだろう?」

 

 

◆◆◆六日目の夜、共有者の会話◆◆◆

 

なし

 

 

◆◆◆六日目の夜、占い師の会話◆◆◆

 

【ユーガ】

「レーゼが吊れた! これで残る狼はあと1人だ! 今日で俺は襲撃に合うだろうけど、ここまでやれればもう悔いはないぞ! さあいつでもいいぞ人狼達! 襲撃に来てくれ!」

 

【あやみ(GM)】

「潔いわね! 真占い師お疲れさま。お察しの通り今日の襲撃はユーガ君よ」

 

【ユーガ】

「だよな。俺しか襲撃する先ないなって、思ってたんだ。墓下に行ってくるぜ! サンキューなアヤミ!」

 

【あやみ(GM)】

「ゲームが終わるまであとちょっと、墓下から元気に試合を見届けてね!」

 

【ユーガ】

「そうするよ!」

 

 

◆◆◆六日目の夜、霊能者の会話◆◆◆

 

なし

 

 

◆◆◆六日目の夜、聖騎士の会話◆◆◆

 

なし

 

 

◆◆◆六日目の夜、見習い騎士の会話◆◆◆

 

なし

 

 

◆◆◆六日目の夜、郵便屋の会話◆◆◆

 

【ホタルビ】

「六日目の夜が終わろうとしておりますよ、イサリビ様。いよいよ明日でこの人狼騒動も一週間です。そろそろイサリビ様の姿が恋しくなってくるホタルビですが、まだそちらには行けそうもありません。何しろ今日は郵便屋を名乗る人がホタルビ以外に二人も出てまいりました。これは由々しき事態です! この村の郵便屋はホタルビですのに……アザラシ様とクライン様に、このホタルビの恋文を託すことなんて、恥ずかしくてできません! これはホタルビが配達するものです。偽物の皆さまには早急に墓下にお引き取り願って、この村に再び平和が戻った際には、イサリビ様のお顔を直接拝見しに伺いますね! ……しかしこの村は大変危機的な状態です。もしかしたらもう、村は取り返しのつかないところにまで辿り着いてしまっているかもしれません……。ですが、ホタルビにはそれを知るすべはないのです。ですから一抹の望みをかけて、わずかでも村人勝利で終わる可能性に賭け、明日も過ごします。ひとまず今晩はきっと、ユーガ様が襲撃されるでしょう。となると明日はホタルビ・ラーヒー様・クロム様・あかすみ様・アザラシ様・クライン様の6名でしょうか。そのうち郵便屋を騙るクライン様とアザラシ様は人外確定です。さらに言うとクライン様はほぼ人狼でしょうから、アザラシ様が必然的に恋人という事になりますね。ですが仮に明日、恋人を処刑することが出来きたとしても、狼が夜の襲撃でラーヒーさんを選ばなければ、8日目は人狼1人・キューピット一人・村人一人……もはやラーヒーさんにこの村の存続を託すという訳のわからない状況に陥ります。夜にパン屋を襲撃していただき、GJが出ない限りどちらにしても村人の数が足りない計算ですね……。ですがそれは人狼様もわかりきっている事でしょう。つまり深夜のパン屋襲撃はあり得ない。ああ、どうしたらいいのでしょう。昨日はホタルビ目線ほぼ恋人確定であるアザラシ様を吊りに上げると言ってしまいましたが、むしろキューピットであるラーヒー様を吊り、夜に人狼が恋人を襲撃してくれる事を祈るしかなさそうです。どちらにしてもキューピットに頼るか、人狼に頼らなければ村は存続しない状態だという事に今さら気づきました。悔しい、悔しいのですイサリビ様……! ですがホタルビは悪童の冒険者。利用できるものは人狼だろうとキューピットであろうと利用します。この村の平和の為に!」

 

 

◆◆◆六日目の夜、パン屋の会話◆◆◆

 

【クロム】

「フッ……ホタルビ、あかすみ、レーゼの3人は仲間だとばかり思っていたにも関わらず、この中から2人も人外確定者がでてしまうとはな。……この村の名前はアトリエ村なんかじゃあない! 裏切りの村だ! 今すぐ改名しろッ! これでホタルビまでよもや偽郵便屋なんて事はあるまいな。嗚呼ホタルビよ、俺はお前を信じてもいいのか……!?」

 

【レイ】

「(やっべぇ、俺も誰が本物の郵便屋かわかんねぇ……!)」

 

【クロム】

「おそらく明日が決戦の日だ。明日の投票でほぼすべてが決まる……! レーゼは狼確定だ。狼共が同じ役職を騙っている事は果たしてあるのだろうか……普通に考えると無い、だろう。だがどうだ、その裏をかいてきていたとしたら? 恋人だと思ってあかすみを吊った瞬間、ラストウルフが吊れてゲームエンドという事もあり得るのか? む……それだけは避けねばならん。つまり明日は一番狼っぽくない位置を吊れば確実に翌日を迎えられる可能性が高まるのではないか……?」

 

【レイ】

「(なるほど、その手があったか)」

 

【クロム】

「いやまて! 一番狼っぽいのはクラインで全員ほぼ一致していたはずだ。つまりあかすみが狼である可能性は薄い! やはりあかすみを吊ればすべてが解決するッ!」

 

【レイ】

「(おおおおおおおおおおお!)」

 

【クロム】

「恋人であるあかすみを吊った場合……えーとなんだ、道連れが発生しもう一人の恋人も吊れ、夜に人狼が村人かキューピットを襲撃するのだな? となると次の日に残るのは……だめだ! 人狼がキューピットを放置した場合、村人とキューピットと人狼がそれぞれ1人ずつ残るのか! どちらにしても俺の味方は居ないという事になる! 人外にこの村の行く末を委ねるなど言語道断! 偽物が目の前におるというのに、明日はあかすみを吊る事は出来んのか……ッ! となれば明日吊るのは誰だ? ラーヒーか? ラーヒーを吊って人狼が襲撃を挟んだ場合は……えーと、なんだ。恋人が襲撃されれば残りは3名。村人が襲撃されれば残りは4名か。こっちのほうがまだ村人が多く残る可能性があるな。俺目線、もう信じられるのはホタルビぐらいしか残っておらん。ホタルビが人狼だった時は俺の負けであろう……そう思ってホタルビと力を合わせ、明日はラーヒーを吊り、翌日村が続くことを祈るしかあるまい。そうと決まればパンを焼くか。これが最後になるかもしれん」

 

【あやみ(GM)】

「こんばんは。クロムさん、明日のパンは決まった?」

 

【クロム】

「ああ。ふわっともちもちな米粉パンにする。一番いい焼き加減を頼む……!」

 

【レイ】

「(そんな適当な焼き加減で大丈夫か?)」

 

【あやみ(GM)】

「おっけー。問題ないわ。じゃあそれで」

 

【クロム】

「……フッ。この村に来て一週間が経つのか。人狼騒ぎの間は毎日がパン食だったから米が恋しくなるな。この戦いが終わったら、是非皆と一緒に親子丼でも食べたいものだ。どの陣営も関係なく、腹いっぱいに」

 

【レイ】

【(確かに試合時間長いしな……俺もさすがに腹減ってきたぜ)」

 

【クロム】

「最後にパン屋らしからぬ事を一つしておくか。おい、アヤミ。もう一度呼べるか?」

 

【あやみ(GM)】

「はいはーい。どうしたの?」

 

【クロム】

「そろそろゲームも終わりが近い。もしスズが帰ってきていたら、後で皆で食べれるように親子丼を作っておいてくれと伝えてくれんか。なに、腹が減ってきてな。きっとほかの者達も同じだろう」

 

【あやみ(GM)】

「……たしかにそうね、あたしもお腹すいちゃった。オッケー、伝えておく」

 

【クロム】

「かたじけない。頼んだぞ」

 

【レイ】

「(ふーん……クロムにしては気が利くじゃねぇか。ナイスだぜ)」

 

【クロム】

「前回はネビュラが気を利かせて全員分のパンケーキを用意しておいてくれたらしい。ならば今回はこの村の食をつかさどる俺が、終わりの宴の指示ぐらい飛ばしておかねばな」

 

 

◆◆◆六日目の夜、超村人の会話◆◆◆

 

なし

 

 

◆◆◆六日目の夜、墓下の会話◆◆◆

 

【美咲】

「ふー……いやいや、ちょっと待ってください……」

 

【ジオリード】

「どこで待つのだ? 美咲殿」

 

【ジェラルド】

「いや、そういう意味じゃねーよ多分」

 

【ソニドリ】

「もう段々わかってきたよ、今日のはあれだろう? お互いをたたえ合うラーヒーさんとユーガくんの関係性にときめきを感じちゃったとか、そんな感じじゃないかい?」

 

【美咲】

「いやいやいやいやそんな。ときめきなんて。そんな甘っちょろい言葉でお二人の関係性を語らないでほしいんです、個人的に」

 

【ルア】

「えっ!?」

 

【美咲】

「一時は櫂さんを激しく取り合ったお二人、ですよ……その二人がお互いを存在を受け入れるまでに、一体どれだけの時間を要したとお思いですか?!」

 

【ルアル】

「一日」

 

【ルア】

「一日だね、うん」

 

【美咲】

「村の時間では一日だったとしてもです! 彼らの心の中では数年単位の想いが積み上げられそして今この時があるんです! けして折れる事のなかった相容れない二人……それを優しく包み込んだのは櫂さんが居なくなった後の、もの悲しくも無慈悲な時間だった……!」

 

【かえる】

「ラーヒーさん櫂君いなくなって悲しんだりしてたのかなぁ? 共有者を墓下に送れて恋人達万歳三唱してそうなイメージだけど」

 

【ジオリード】

「ユーガ殿に至っては、共有者に白を引いた見習い騎士を処刑された分を補填するような形で、やっとルアル殿を処刑してもらえて肩の荷が下りたのではないか?」

 

【櫂】

「それはそれで俺にダメージ来るんで、もうちょっとこう、手心加えてもらってもいいすか……?」

 

【ルア】

「櫂さん、ハンカチ貸してあげるから涙ふきなよ」

 

【櫂】

「ルアさん……! こんなに優しい美少女が傍にいたっていうのに、あの日の俺は何故ラーヒーさんを信じようとしてしまったんだーーーー!」

 

【かえる】

「あっちもこっちもテンション高くて賑やかだねぇ」

 

【ルア】

「そういえば昨日から白理さんの姿が見えない気がするんだけど、どうかしたのかい?」

 

【白理】

「あっ、ごめんなさい! なんだかゲーム中にアトリエハウスにお客様がいらしていたみたいで、ちょっとその対応に追われていました。スズさんが任務から帰ってきたので、今は二人でお客様とお話しながらキッチンの方で親子丼を作ってます!」

 

【ジェラルド】

「親子丼?」

 

【白理】

「はいっ。なんでもパン屋の方から試合終了後にみんなで食べたいと要請が来たそうで」

 

【ソニドリ】

「へぇ、確かに長丁場でお腹はすいてきてたんだ。村のパン屋さん、なかなか気が利くね」

 

【ルアル】

「同意。そういえばソニドリを喜ばせるために虫パンも作っていた」

 

【ソニドリ】

「そうなんだよー! 僕もうパン屋さんに親近感持っちゃって。墓下に落ちるときも、パン屋さんだけはどうか生き延びて~~ってログ残してこっちにきたんだよね。だから個人的に応援してるのはパン屋さんかなぁ」

 

【ジオリード】

「なるほどな。私はやはり狼陣営なのもあり、ラストウルフを最後まで応援するぞ」

 

【ルアル】

「ルアルも応援する。そういえばレーゼも今日落ちてくるはずだけど、まだこないか?」

 

【レーゼ】

「…………よぉ、一応来たんだけど、なかなか中に入る決心がつかなくてよ……遺言では村に酷い事言っちまってすまねぇ……! ちょっと俺じゃない俺が出てきちまって……」

 

【ルア】

「レーゼさんおつかれさま。去り際の豹変、凄く人狼っぽくてボクはいい演出だったと思ったけどね。普通にへらへら笑いながら吊られていく人狼なんて逆におかしいよ」

 

【ジェラルド】

「そうだぜレーゼ! よく頑張ったなー! オレなんか序盤に吊られちまったからよ、その分残りの狼達は上ですげぇ大変だったと思う。ほんとありがとな。下は下で賑やかで楽しいから安心しろよ。レーゼも一緒に、ラストウルフを応援しようぜ」

 

【レーゼ】

「お、おう……! ありがとな……!」

 

【ユーガ】

「おつかれ皆! 俺も墓下混ぜてくれ!」

 

【櫂】

「ユーガさん! お疲れ様です! 真占い師なのに信じ切れなくて本当にすいませんでした……!」

 

【かえる】

「私からも謝らせておくれよ」

 

【レーゼ】

「お、おうユーガ……さっきは色々その、すまなかったな……口が悪くてよ」

 

【ユーガ】

「櫂! かえる! それにレーゼも! なんだよ水臭いな、そんな事気にすんなよ! 一生懸命自分の陣営の事考えて発言してくれてたの、ちゃんとわかってるぜ! だから気にすんなよな。あと俺を信じ切れなかったのは、対抗のラーヒーがめちゃくちゃ上手かったからさ。当たり前って言ったら変だけど、納得できるんだよ。俺から見てもラーヒーのほうが真に見えるときがあったぐらいだから、やっぱラーヒーはすごいぜ!」

 

【かえる】

「確かにそうなんだよねぇ、あれはプロ級だよ」

 

【ルア】

「さすがアトリエ人狼界伝説のラストウルフ、ってやつだね」

 

【ジェラルド】

「そりゃぁ櫂も騙されるよなー!」

 

【櫂】

「そうなんすよ! あの人本当に人を翻弄するのが上手いんすよね……! 畜生!」

 

【美咲】

「そんなラーヒーさんも、男の子同士の恋愛の前ではいろんな表情をのぞかせて下さり、改めて私は感謝の念が尽きません……! 殺伐とした人狼騒動が起こる村に湧き出た一滴の清涼剤……ああ、私達の心を癒し昂らせるその存在に今一度五体投地したい気分です」

 

【ルア】

「私《達》……!?」

 

【かえる】

「美咲さんはぶれないねぇ」

 

【ソニドリ】

「真占い師騒動はひと段落ついたけれど、パン屋や郵便屋さんの正体は誰なんだろうね。こうなってくると気になるなぁ」

 

【ジオリード】

「この村もそろそろ終盤に差し掛かっている。明日か明後日には、すべての決着がつくのだろうな」

 

【レーゼ】

「ラストウルフを一人残し来ちまったが……でも最後まで頑張るって約束してくれたんだ。だから俺は、あいつを信じてここから応援するぜ!」

 

【白理】

「どんな結末になるか、今からとっても楽しみですね……!」

 

【かえる】

「白理ちゃん達が作ってくれてる親子丼も、今から楽しみにしてるよぉ! もうお腹ペコペコだもん」

 

【ジェラルド】

「それな! もし人手が足りなかったら呼んでくれよな!」

 

【白理】

「ありがとうございます! 今はスズさんやお手伝いしてくださってる方がいるので、多分大丈夫そうです! ゲームが終わったら、みんなで美味しいご飯にしましょう!」

 

【ルアル】

「歓喜。ルアルは10杯ぐらいは軽く食べると思う。いっぱい用意されたし」

 

【ソニドリ】

「すごい食べるね!? でもパン屋さんからの親子丼、楽しみだなぁ」

 

【ルア】

「その前に、まずは今日を生き延びた地上の人々の雄姿を称えようか。ほら、そろそろ夜明けだよ」

 

【かえる】

「コケコッコー!」




【システムメッセージ】

もうすぐ夜が明けます。

おいしいパンが焼きあがりました。

郵便物が村に届きました
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