アトリエ人狼2nd   作:綾海しろ

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アトリエ人狼2nd:二日目の昼時間

【あやみ(GM)】

「二日目の朝になりました。広場に出ると、そこにはあたしことアヤミの見るも無残な死体が発見され、村は瞬く間に騒然とした気配に包まれました。そんな折、村人の一人が声を上げて言いました――村人役、レイ君お願い!」

 

【レイ】

「俺かよ!? ええっと……そういえば隣の村に人狼が出たって噂を聞いたぜ! あいつらは変身できるんだ。昼間は何食わぬ顔をして村人たちの中に溶け込み、夜になると真の姿を現し村人を一人、食い殺すらしい。しかもただの人狼じゃないぜ、スーパーバッドだ! 悪名高き「人狼王」が「呪狼」「賢狼」「普通の人狼」の三匹を従えて、村人たちをインテリジェンスにキルするらしい」

 

【あやみ(GM)】

「噂を聞きつけた村人たちは村を守る為、毎日昼になると広場に集まり、最も疑わしいべき人を一人投票で決め処刑する事にしました。しかしただ闇雲に投票を行っても間違えて人間を吊るしあげてしまいます。それでは人狼たちの思うつぼです。でもこの村は古くからの言い伝えがあります。人狼襲来という危機が訪れた時、村の窮地を救うために「共有者」「占い師」「霊媒師」「聖騎士」「見習い騎士」「超村人」の魂を持つ能力者達が目覚めるという言い伝えが……! ただし目覚める能力者は彼らだけではありません。「囁く狂人」という人狼の味方をする存在も、同時にこの村に目覚めてしまうのです。ですがこの村の「郵便屋」や「パン屋」は村の日常を少しでも保つために、自らのやるべきことを毎朝淡々とこなす事でしょう。村の平和を守る為、力を合わせて村人たちは人狼たちに立ち向かう事を決めました。一人では太刀打ちできない人狼も、みんなでなら退治できます。だがしかし村人が団結しかけたその時! この村に天からキューピットが舞い降りました――キューピット役、レイ君お願い!」

 

【レイ】

「また俺かよ!? えーと、殺伐としたこんな村には、ラブが必要だぜ! という訳で村人の中から2人を選び、ラブでワイフな存在にしちまうぜ! いいか! お前らは他のやつらがウルフ達にキルされようが関係ねぇ! ラブを貫くんだ……いいな! 俺も協力してやるからよぉッ!」

 

【あやみ(GM)】

「――という大変ワイルドなキューピット様から授かった言葉により、この村には「恋人」としてただ愛の元に生き抜くことを誓った二人もいるようです。村人たちはお互いを信じあい、自分勝手な愛を育む恋人達の言い分に騙されないようにしながら、力を合わせて人狼を探し出しましょう! それじゃあ二日目、はじまりはじまり」

 

 

―― 【二日目・昼】 議 論 開 始 ――

 

【ルアル】

「議論開始。ついにこの村にも人狼が現れた模様。各自用心されたし」

 

【ジオリード】

「恐ろしい事が起こってしまったな……由々しき事態だ」

 

【ジェラルド】

「とりあえず今回も誰かCOを募って、そこから議論を発展させていこうぜ」

 

【ラーヒー】

「前回は占い師からのCOで、その有無を問う議論が後半巻き起こりましたが、今回はどういたしましょう」

 

【あかすみ】

「前回は霊能まとめの可能性を潰し、貴重な占いからCOを募った愚か者が居ましたからねぇ。誰とはいいませんよ? 俺ちゃんとよく似た白い丸い奴だった記憶はありますが」

 

【アザラシ】

「やかましいわ! 今回はあれやろ、占い師はんから出すのはやめて、他の村側の役職のどれかから出せばええんやろ? なんや今回ぎょーさん役職あるでな。お弁当になってもろてもよさそうな奴、いっぱいおるんちゃう?」

 

【美咲】

「今回の村側の役職は占い師・霊媒師・聖騎士・見習い騎士・郵便屋・パン屋・超村人さんかぁ……。見習い騎士さんは護衛頑張ってもらいたいし、聖騎士さんも吊られ際に狼を追い詰めてほしいから潜伏してもらってるほうがいいよね」

 

【アザラシ】

「パン屋がいいんちゃうか? この非常時に呑気に村でパン焼いてるだけやろ? 夜の襲撃も一回パンあげて回避できるとかチートやん。少しぐらい村の為に役にたちぃ!」

 

【カエル】

「え~、パン屋と郵便屋は残ってもらってる方がいいんじゃなーい? 彼らはほら、居るだけで自動的に毎朝アナウンスが入って生存してるかどうかがわかるんでしょ? 何気に人外が騙りにくい役職だと思うんだけどねぇ」

 

【レーゼ】

「それに人間判定のやつからつぶすとしたら、パン屋よりも先に恋人だろ? こいつらが居る限り、せっかく人狼を倒したって村人たちは負けちまうんだぜ」

 

【クロム】

「だが恋人も占いや霊媒判定では「人間」と出るのだろう? いくら恋人といえど、序盤から人間ばかりを吊り上げてしまえば、その先に待っているのは村の破滅だ」

 

「ユーガ」

「狼達から見ても、恋人が邪魔な存在なのはかわらないんだろ? だったら村側がある程度恋人は放っておいても、人狼達が勝手に襲撃してくれるんじゃないか? ……って、俺は思っちゃうけど、どうなのかな」

 

【クライン】

「ボクもそう思う。それにこの村には共有者がいるじゃないか。一番最初にボクらが誰かに頼るとしたら、それは彼ら二人がいいと思うよ」

 

【櫂】

「そうっすね。共有者だけは今の時点で一人、すでに村人の存在を知ってる状態ですよね? その人たちに舵を取ってもらって、なるべく人間の可能性が低い人から占いと吊りにかけていくのがいいんじゃないすか?」

 

【白理】

「た、たしかに……人間だと確実にわかっている人に指示を仰げるのは、個人的に安心します」

 

【ルア】

「ボクもそう思うから表にでるね。ボクが共有者だよ。相方にはしばらくの間、潜伏しておいてもらう事にするね。せっかくの初日占いの結果を聞かないまま死なれてしまうのは困るから、共有者まとめでみんなが構わないと言ってくれるなら、今日は占い師だけ名乗り出てもらい、霊能者に潜伏してもらいたいなって思ってるよ。みんなそれでいいかい?」

 

【ホタルビ】

「ルア様が共有者でしたか。名乗り出て下さってありがとうございます、ホタルビはそれで構いません。むしろ人間だとわかっている人に村をまとめてもらえるのなら安心できますから」

 

【レーゼ】

「おれも勿論それでいいぜ! ……でもよぉ、それはルアが本物の共有者なら、って条件付きだ。ルアは相方をまだ公開してないだろ? その状態じゃ本当の共有者かまでは俺には判断できねぇや」

 

【ソニドリ】

「確かに現段階では、狼や恋人達が共有者騙りに出ている可能性も否定はできないね。まぁルア君が嘘をついているというのなら、本物の共有者達がそう名乗り出そうなものだけれど」

 

【レーゼ】

「それもそうか」

 

【ルアル】

「本物の共有者がいるのなら直ちに名乗り出るべきだとルアルは考える。そして提案する。もし皆がルア以外に共有者の相方が存在していない場合は、全員その旨を表明すると良い」

 

【ユーガ】

「ん? どういう事だ……?」

 

【ラーヒー】

「つまりですね、ここにいる全員から「もし自分が共有者だったとしても、ルアさん以外に共有者の相方が居ません」と言ってもらえれば、ルアさんは共有者であると確定するわけです。でももし一人でも「自分はルアさん以外を相方とする共有者だ」と名乗り出る人が居れば、ルアさんは共有者ではない可能性が浮上します。だからひとまず、ルアさんが共有者であるかどうかを皆で確定させてしまおうという事ですよ、ユーガさん」

 

【ユーガ】

「な、なるほどな……? 共有者以外の村側の役職なら、とりあえずそう言っておけばいいってことだよな?」

 

【ラーヒー】

「その通りです。ルアさんが偽物の場合か、共有者騙りが出る場合のみ「ルアさん以外を相方とする共有者です」という発言が出るわけです」

 

【あかすみ】

「理解できましたかユーガ、話を進めますよ」

 

【ユーガ】

「お、おう! 多分大丈夫だ! 多分……」

【ルア】

「それじゃあみんなに確認するね。ボク以外を相方にもつ共有者がいたら、手を上げて名乗りを上げてくれるかい?」

 

「………」

 

【ルア】

「………いないみたいだね。それじゃあボクが共有者だと認めてもらえたという事で、ここからの方針を説明させてもらうね。まず初日の間にしておきたい事は大きく分けて二つあるんだ。一つ目は占い師に名乗り出てもらい、占い結果を教えてもらう事。そしてもう一つは今日の処刑を誰にするか決めるって事。そこでボクからひとつ提案があるよ。相方と相談した結果、占いに「共有者爆弾」を仕掛けてみようと思うんだ」

 

【白理】

「あ、あの……共有者爆弾……? ってなんですか?」

 

【ルア】

「簡単に言うと、占い師達に表に出てきてもらった後に、皆に占い先希望を軽く出してもらうんだ。そしてその中から2~3人、ボクのほうで今日の占い先をゾーンで指定するよ。例えば「今日の占いは白理、ユーガ、ラーヒーの三人の中から好きな人を選んでね」みたいな感じにね。ボクだけは共有者の相方が誰かわかっているけど、それ以外の人達から見ればボクの相方が誰かは分からない状態だろうから、偽占い師達はうかつに人狼判定は出せなくなるんじゃないかなと思うんだけど……どうかな?」

 

【白理】

「な、なるほど……いいアイデアかもしれないですね」

 

【ユーガ】

「偽物たちに圧をかけることで白判定を無理やりださせて、信じられる人を増やしていく作戦、って事か。俺はいいと思う! 偽物たちだってずっと人間判定ばかりは出していられなくなるだろ? 全員人間結果じゃ占い師として破綻しちゃうもんな! 本物の占い師には一切ストレスがかからず、偽占い師だけに考える事を増やす作戦、俺はめちゃくちゃいいと思うぜ!」

 

【ジオリード】

「しかもその状況下で人狼判定を出した占い師はかなり真目に見えるな。占い誤爆を恐れずに黒を打てる占い師は、本物である可能性が高まる」

 

【櫂】

「反対する理由がないっすね」

 

【ジェラルド】

「でもよ、もしそれで今晩の襲撃でルアが死んじまったら俺たちはどうすればいいんだ? 相方の共有者がわからないまま死なれちまったら、明日はその分一気に村がカオスになるぜ」

 

【クライン】

「……潜伏共有者を残すのも一長一短、という事だね」

 

【ルア】

「それについては問題ないと思うんだ。もしボクが襲撃されたら、共有者の相方は表に出てきてほしい。もし共有者だと名乗りをあげたのが2人以上なら、そこに確実に人外が紛れてる事になるよね?」

 

【クロム】

「……ふっ、なるほど。そういう形でも嘘つき共をあぶり出すことが出来るという事か。共有者爆弾とやら、なかなかに奥が深い……ッ!」

 

【ソニドリ】

「いいんじゃないかい? 共有者であるルア君が吊り先も指定するなら、少なくとも同じ日に共有者二人が死ぬ事はないだろうしね。潜伏共有者が襲撃されれば、翌朝にはルア君がそれを村に知らせてくれるはずだ。人外共を罠にかけるには悪くない作戦だね」

 

【ルア】

「ありがと。それなら我こそは占い師という者は名乗りを上げてもらえるかな?」

 

【ジオリード】

「では今こそ名乗り出ようではないか! 私が占い師だ。村の片隅にあるニンニク農家……そこの後継ぎとしてこの村に生まれて数百年、神はこの私に「ニンニク占い」という素晴らしい力を与えたもうた……! 占いたい相手の部屋の前にニンニクを置いて一晩経つと、その部屋の者が人狼か、ただのニンニク好きの人間であるかがわかる……という素晴らしい占い能力だ」

 

【アザラシ】

「なんかふざけた能力もった占い師が出てきよったが、これほんまもんか?」

 

【ラーヒー】

「そんな訳ないではありませんか。本物の占い師はこの私、ラーヒーです。私の占い方法は糸目占い……と申します。普段はこの糸目を閉じたまま、すやすやと惰眠をむさぼるのが私のルーティンワークとなっておりますが、占いたい者が夢に出てきたときに、私の糸目が思い切り開眼してしまう……そんな事がもしあれば、その相手は間違いなく人狼です。私の目は、そんな人狼を見抜く力を持っているのですよ」

 

【櫂】

「ラーヒーさん、目怖っ!」

 

【あかすみ】

「ここまで胡散臭い占い師しか出てないわけだが、他に占い師はいないんですか? 今の俺ちゃん的には占い師候補二人とも真っ先に吊り上げたいわけだが」

 

【ジオリード】

「我が家のニンニクが持つ神秘の力を信じられぬとは、なんと哀れな」

 

【ラーヒー】

「まったく、こんなバカげたことを言っているジオさんと一緒にされるなんて、心外ですねぇ」

 

【ユーガ】

「いや、そんな事ないぜ! あかすみ、二人とも処刑しちまって大丈夫だ、俺が本物の占い師だからな!」

 

【ラーヒー】

「おや、これはこれは……」

 

【ユーガ】

「ラーヒー、まさか友達であるお前と初日から敵対しちまう事になるとは思ってなかったよ……すげぇ残念だ。それにジオリードも。まさかニンニク占いなんて……そんな臭い嘘をつくなんて、俺思ってなかったぜ!」

 

【アザラシ】

「確かにめちゃくちゃ匂うで、ニンニク」

 

【ジオリード】

「ニンニクを馬鹿にしてはいけない! これは神が与えたもうた野菜であるぞ…!?」

 

【あかすみ】

「あー、そういう茶番はもういいですから。とりあえずさすがにこれ以上、占い師に立候補する輩はいませんね? 締め切りますよ?」

 

【ホタルビ】

「という事は占い師候補が3人いらっしゃる、という事になりますね……」

 

【クロム】

「ちなみにユーガ、お前の占い方はどういったものだ? 一応聞いておこう」

 

【ユーガ】

「え、俺? そんなこと突然言われても困るけど……そうだなあ。あ。俺の占いは村人の絆を調べるものなんだ。絆がちゃんとつながってる村人は人間! そうじゃないやつはこの村に仇なす人狼だ! ちなみに占いの結果は白理が人間だった。白理はちゃんと村人と絆が繋がってるぜ!」

 

【かえる】

「うーん、なんともユーガ君らしい」

 

【白理】

「私、人間判定だったんですね……よかったぁ」

 

【ソニドリ】

「ユーガ君が白理君を占って人間……と。他の占い師の占い結果はどうだったんだい?」

 

【ラーヒー】

「わたしは昨日の夜、あかすみさんを占って人間でした。安眠でしたから」

 

【あかすみ】

「俺かよ」

 

【ジオリード】

「フハハハハ! 私のニンニク占いではジェラルドが人間であったぞ! ジェラルドの部屋の前に置いたニンニクは朝になるとなくなっていた! 人狼はニンニクが嫌いだからな、触る事すらできまい。しかしそのニンニクがなくなっていたということは、おそらくジェラルドはそのニンニクを持ち帰り焼いて食べたはずだ。今日のジェラルドはニンニクマシマシの体臭をおそらく纏っておる!」

 

【ジェラルド】

「オレは臭くねぇ! でもニンニクは好きだぜ! そして人間だ!」

 

【ソニドリ】

「ジオリードさんの占いの設定は随分凝ってるなぁ。それに比べると随分ユーガ君のは思い付き感が強いね」

 

【美咲】

「占い師だからってこんな凝った占い設定考えてない人だっていると思うから、急にこんな話題振られたらしょうがない気もするけど……」

 

【かえる】

「占い設定まで考え抜かれている所を本物らしさと取るべきかどうか。うーん、悩むねぇ」

 

【レーゼ】

「普通ちょっとぐらい考えてんじゃねぇか? 役作りの為に占い方とか」

 

【櫂】

「でも本当の占い師なら、初日は誰を占うかで頭の事がいっぱいなんじゃないすか? 下らないことに頭割いてられるのは偽物っぽい気もするっす」

 

【ジオリード】

「おお櫂殿! 私のニンニク占いを下らない事と言ったな? まったく罰当たりな少年だ、あまりそのような事ばかり言っていると、今に天罰が下るぞ?」

 

【ラーヒー】

「そうですよ櫂さん、糸目占いを信じられないというのなら初回は櫂さんを占うしかなさそうです」

 

【櫂】

「なんでそうなるんすか!? 意見の封殺、よくないと思います!」

 

【ジェラルド】

「はっはー、前回も言ってたよなぁ櫂。意見封殺は悪って。でもほんと、意見言いづらくする環境はよくねぇぜ!」

 

【ルアル】

「激しく肯定。ルアルもそう思う。みんなの意見を分け隔てなく聞くことで、見えてくるものがあるとルアルは感じる。あと、動作や言葉の隅々まで注目して話を聞くと良いとシュテルンヴァーテ隊のシンも言ってた。シンは人狼めちゃめちゃ上手い。嘘もつくの上手。参考になる」

 

【白理】

「で、でもそれって嘘が上手ならむしろ狼側の発想なんじゃないです……か?」

 

【かえる】

「わーお。なんか今、白理ちゃんが鋭い事言ったねぇ」

 

【白理】

「え、えーーー!?」

 

【ルアル】

「激しく否定。シンの話はあくまで人狼探しの向き合い方について。上手に嘘をつく人が、動作や言葉の隅々までを注目して話を聞くと良いと言っていた。つまりそれは村人側だとしても同じであるとルアルは考える」

 

【ソニドリ】

「それは一理あるよね。ボクもルアルちゃんの意見は的を得てると思うよ。ただどういう目線でシンさんの物の見方が参考になると感じたのかは、少しだけ気になるなぁ」

 

【ルアル】

「疑問。それはルアルが狼かもしれないと思っているという事か? ソニソニに返答を求めます」

 

【ソニドリ】

「どうだろうね、狼の可能性もなくはないけど、人外ならキューピットや恋人の可能性だってあるからねぇ」

 

【ルアル】

「ソニソニの疑い方は非常に雑。誰でもいいからとりあえず誰かを吊りに仕立て上げたい人外の行動のようにルアルは感じる」

 

【ジェラルド】

「その可能性も否定はできねぇか。人間もそうだけど、とにかく狼だって初回吊りだけは絶対免れたいわけだろ? 処刑の時間が近づけば近づくほど、こうやって誰かを印象付けて吊り対象にもって行きたくなったりするかもしれねぇ」

 

【ホタルビ】

「そうでしょうか? ホタルビにはソニドリ様に特におかしい思考があるようには感じられません。あくまで色々な可能性を現段階では探るべきです。それこそ一つに固執した考え方をしてしまった場合、もしそれが間違いだったと後で気づいた時にはもう、既に取り返しのつかない状態になっている可能性がありますから。――すべてを疑い、すべてを信じる。そういった正反対の目を持つことが、この人狼探しでは時に必要なのではないでしょうか?」

 

【ルアル】

「了解。ルアルも少しだけ熱くなりすぎた。一度冷静になってちゃんと考えてみる事にする」

 

【ソニドリ】

「ありがとう、僕もルアルちゃんが人外である可能性だけじゃなく、人間である可能性をちゃんと考えてみることにするよ。ホタルビちゃん、助言助かったよ」

 

【ルアル】

「ルアルからも感謝。ホタルビのお陰で少し冷静になれた」

 

【ホタルビ】

「とんでもありません。これもホタルビ達村人陣営の勝利の為ですから!」

【クライン】

「そろそろ日が暮れてきたね。共有者のルア、今日の投票はどうすればいい?」

 

【ルア】

「そろそろ占い先と吊り先をまとめようか。占い先はついさっき意見や視点の対立で話題に上がっていたルアルさん、それから占い師達とよく絡んでいた櫂さん、あと一人は悩むけど……アザラシさんにしておくよ」

 

【アザラシ】

「ワイか!」

 

【ルア】

「うん。ルアルさんと櫂さんは占い結果が落ちれば、それをもとに絡んでいた人々とのつながりが見えそうな気がしたから。アザラシさんはこれ半分温情になってしまうのかもしれないけど……前回初日に吊られたと聞いたよ。前回初日に吊られたのは、吊られるだけの理由があったんだろうけど……さすがに今回も初日吊りは嫌だろう? よく喋ってくれる分、人間ならその意見を参考にしたいと思ってるし、もし人狼なら騙されてしまう前に処刑にかけないとね」

 

【アザラシ】

「ご、後光が見える! ルアはんの後ろからあふれる後光が差し込んどるでーーっ! ルアはんは共有者の鑑や……ワイは一生、ルアはんの後ろをついてくで! 人狼ども、明日占いで人間認定されたワイが完膚なきまでに蹴散らしてやるから覚悟しとき!」

 

【櫂】

「アザラシさん、ルアさんが共有者で完全に命拾いしましたね」

 

【ルア】

「今日の処刑は迷ったけど、占い候補3人以外の中から各自好きな人に投票をしてもらう形でいいかい? ボク自身が吊ってみたいなと思うところが無いわけじゃないけど……初日に誰が誰に票を入れるかって、後で見かえした時に意外と大切なんじゃないかなと思うんだ。最終日、もしかしたら初心に立ち返ってヒントを探し出さなきゃいけなくなるかもしれないしね。だから今は自分が思うところに各自入れてもらえると嬉しいな」

 

【クライン】

「明日の占いと霊媒結果の発表順はどうするつもりだい?」

 

【ルア】

「とりあえず朝第一声で、自称占い師のみんなには結果を告げてもらおうかな。それが終わった後に霊媒結果で人狼結果が出た人がいたら真っ先に出てきてほしい。もちろん、対抗が居れば霊媒対抗もね。霊媒結果が人間だった時は、ボクが言うまでまだ表には出てこないでもらえると嬉しいな。霊媒を出すタイミングを相方とまだ話し合っていなかったんだ。なので夜の間にそこは決めておくね」

 

【美咲】

「わかりました」

 

【白理】

「り、了解です……」

 

【かえる】

「そろそろ日が暮れるねぇ」

 

【ルア】

「……ついに投票が始まるね。投票は占い真贋を少しでもつけるために、占い師からお願いするよ」

 

【あやみ(GM)】

「昼会議終了。投票に移るわ」

 

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