アトリエ人狼2nd   作:綾海しろ

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※純粋に推理を楽しみたい人は夜時間の会話は飛ばしてください。


アトリエ人狼2nd:二日目の夜時間

◆◆◆二日目の夜、恋人陣営の会話◆◆◆

 

【ラーヒー】

「お二人ともお疲れ様でした、キュンキュン」

 

【アザラシ】

「なんやそのキュンキュンて挨拶、鳥肌たったわ」

 

【ラーヒー】

「これでも一応キューピットですからね、アザラシさんとあかすみさんの二人の愛を私はいつでも応援していますから」

 

【あかすみ】

「鳥肌通り越して吐き気を催すだろ、気持ち悪い言い方ヤメロ!」

 

【アザラシ】

「でもなんとか鬼門だった初日をワイは乗り切ったで……!」

 

【あかすみ】

「結局占い対象に上がってるけどな、お前。というかラーヒーも初日占い先俺ちゃんってどういう事だよ!? 初日に相談したときお互い切ってくって話したばっかりだっただろ!? いきなりがっつりライン繋がれて、目ん玉飛び出るかと俺ちゃんは思いましたよ」

 

【ラーヒー】

「素の反応を引き出すには、味方であっても騙しあっていかなくてはならない時もありますからねぇ。でもこの感じだと、むしろ占われていない人のほうが狼かどうか皆さん気になってくるんじゃないでしょうか?」

 

【アザラシ】

「確かにそうかもしれへん。それにこれから暫くは占いはん、聖騎士のソニドリはん、それから明日出てくるかもしれない霊媒師、そして共有者の片割れも狼はんは狙っていきたい所やろ。それに恋人も下手したら襲撃せなアカンようになるしな、迂闊にこれ占いで半白引いたワイらを構ってる余裕なくなっとるかもしれへんな」

 

【あかすみ】

「だとしたら俺ちゃん達にとってはいい傾向ですね。村側の疑心暗鬼を煽りつつ、隅っこのほうで暫くおとなしくしておきますか」

 

【アザラシ】

「せやせや! 高みの見物や!」

 

【ラーヒー】

「ではその間に、私は他の方たちと少しずつ絆という伏線を張り巡らしておきましょう……気づいた時には雁字搦めになって身動きの取れなくなった村人さんの完成です」

 

【あかすみ】

「ラーヒー……最初に俺ちゃんとアザラシを恋人にした時は何を考えてやがるこの馬鹿野郎死んでしまえと思いましたが、今は違います。お前が味方でよかったと心底思っていますよ」

 

【アザラシ】

「さすが前回のラストウルフ様は恐ろし恐ろしやでぇ! こない人、敵に回したらアカンわ。そりゃ初日吊られるワケや!」

 

【あかすみ】

「俺ちゃんはちゃんと生きてましたけどね」

 

【ラーヒー】

「今回は私の雪辱戦でもありますので、無様な姿は見せられませんよ……ククク」

 

【アザラシ】

「アカン、口は微笑んどるのに目が笑っとらん……! 完全にイってもうてる!」

 

【あかすみ】

「ラーヒーの為にも、俺ちゃん達は今回ばかりは手を取り合い、共に駆け抜けますよ」

 

【アザラシ】

「せやな、やったるわ! 明日も無事に二人で生き抜くで! 愛しのかすみ!」

 

【あかすみ】

「頑張りますよ、愛しのアラシ……!」

 

【ラーヒー】

「お互いの名前をモジって即席で男女名にするとは、もはや息ピッタリではありませんか、お二人とも。すべては私の意のままに……今の所、つつがなく進んでおりますよ。明日は櫂さんに人間判定を出して、一気に味方に引き込みます。あとは3人で、村に争いの種を撒きましょうね」

 

【アザラシ】

「こいつほんま、笑顔で怖い事いいはるわ……」

 

【あかすみ】

「まじでラーヒーだけは敵に回したくないよな」

 

 

◆◆◆二日目の夜、狼陣営の会話◆◆◆

 

【ルアル】

「わおーん。狼チャット開始。表がとんでもなく不味いことになってる」

 

【レーゼ】

「ガルルーン! 俺参上っ! ていうか初回処刑でジェラルド居なくなるってマジかよー!?」

 

【ジオリード】

「まさかソニドリ殿が聖騎士だったとはな……しかも狼であるジェラルド殿を打ち抜くとは、見事としか言いようがない」

 

【ルアル】

「同意。しかもジェラルドを人間判定しているジオリードは、これで偽占い師確定、狼陣営二人がこれで露呈したことになる。かなりつらい状況だと推測される」

 

【クライン】

「更に今の状態だとルアルさんもユーガさんに占われてしまうだろう? ユーガさんがまだ真占い師かはわからないけれど、もし明日の朝、人狼結果が出た場合どうする?」

 

【ルアル】

「ユーガは真占い師の可能性が極めて高いと思われる。よってルアルの人狼は明日バレてしまうと予想される」

 

【レーゼ】

「だよな……俺とクラインはまだ尻尾掴まれてねぇが、それだって時間の問題だろ?」

 

【ジオリード】

「どこかで一か八かの起死回生の一手を打つ必要がありそうだな。このままでは芋づる式で狼全員が墓下行きだ」

 

【ルアル】

「同意。そして謝罪……今の状況はルアルが引き起こしたようなもの。申し訳なくルアルは思う。でもルアルは絶対、このまま死なない。必ず爪痕を残す。なぜなら初日の夜、みんなと一緒に約束したから」

 

【クライン】

「確かに言っていたね「今こそ人狼達の結束を見せつけてやるべきだ」と。ボクもそう思うよ。それにごめん、ボクも前に出ると言っていたのに、なかなか出れなかった。ルアルさんだけの責任じゃないさ」

 

【ルアル】

「感謝。クラインは優しい。その優しさにルアルは報いたい」

 

【クライン】

「ありがとう。……賭けに出ようか。ルアルさんが吊られるとしてもまだ明日一日時間がある。その間にこの状況をひっくり返す、次の一手を撒こう」

 

【レーゼ】

「でもそれ、具体的にはどうやるんだよ?」

 

【クライン】

「手がない訳じゃない、ボク達にとっても村人たちにとっても共通の敵がいるじゃないか」

 

【ジオリード】

「……恋人陣営か、なるほどな」

 

【クライン】

「その通り。どうせルアルさんの人狼が確定してしまうのなら、いっそルアルさんには暫く表で村人と狼達との連絡係をしてもらうのはどうだい? 幸運なことにルアルさんは人狼王だ。彼女を殺してしまえば、超村人も共に墓下に堕ちる事となる。それはすなわち、村人の数が減る事と同じだろう?」

 

【レーゼ】

「確かにそうだな……今日せっかくソニドリ砲がさく裂して村人が減らずに済んだのに、村側にしてみれば、ルアルを吊ればそれがなかったことになるわけか」

 

【クライン】

「そういう事さ。もちろん村人たちはいつかは狼を全て倒さなくてはならない。でもそれは今じゃないと伝えるんだ。ボクたち狼はソニドリさんのせいでかなり不利的状況になったから、自分たちから恋人襲撃はしない。そうすればいずれ困るのは村側のほうだと、そう伝える事で強制的に村の吊り先を人狼ではなく恋人達へ向かわせることができるんじゃないかな?」

 

【ジオリード】

「更に私も人狼陣営だと占い結果から確定している。表でも私は堂々とルアル殿と繋がっていることができる。何かあればお互い加勢できるのだと思えば、バレてまったのもそう悪くはないのではあるまいか? 村人側からしてみれば、目に見える狼陣営2人をすぐに処刑処理にかけれないのは、なかなかにストレスであろう。誰かが先に私たちを吊りたいと言い始めればしめたものだ。私とルアル殿、どちらから吊るかという問題で、村人たちが揉め始めるのは目に見えておるからな」

 

【クライン】

「ルアルさんとジオリードさんがそうやって村に対立構造を生み出してくれれば、ボクとレーゼさんが身を潜めやすくなるね」

 

【レーゼ】

「そうだな! のらりくらいと迷ってるふりをして、その時都合のいい方についていけばいい」

 

【クライン】

「そうだね。あと能力的な関係で、僕は途中で吊られたほうがいいと思う。だからラストウルフはおそらくレーゼさんになると思うよ。覚悟をしておいてもらえるかい?」

 

【レーゼ】

「げっ、俺かよ……」

 

【ルアル】

「肯定。そして懇願。これはもう多分、レーゼにしか頼めない。ルアルからもお願いする」

 

【レーゼ】

「……わかったよ、どこまでやれるかわからねぇが、狼陣営が勝つ為だったらなんでもやってやるよ! かかってこい! 村人ども!」

 

【ジオリード】

「村人達だけではない、明日からは恋人達も激しくその身を追求される事となろう。この非常時に愛を育む不届きものたちは、今から震えて眠るがいい!」

 

【クライン】

「狼陣営はまだ負けちゃいない。むしろこれからさ」

 

【レーゼ】

「おう! ジェラルドの分まで俺たちが仇をとるぜ……!」

 

【ルアル】

「肯定。そして提案。そして今日の襲撃先をどこにするか、そろそろ決めるべきだとルアルは思う」

 

【ジオリード】

「そうだな。プランとしては今話したものを本筋とするとして、どうせなら賢狼のレーゼ殿が居るのだ。のっとりできそうな役職を狙えれば、ルアル殿をその役職にスライドすることもできるかもしれないな」

 

【クライン】

「そうだね。例えば霊媒師とか超村人、見習い騎士あたりを襲撃できれば、明日の議論の最中に、ルアルさんがそれをカミングアウトして吊りを退ける事が可能かもしれない」

 

【ルアル】

「疑問。パン屋、郵便屋の場合、騙るのはなしか? 返答を求めます」

 

【レーゼ】

「パン屋と郵便屋の二つは、朝にGMコールがエニグマフォンから入るんだろ? システムで確定でバレちまうから無理なんじゃないか?」

 

【ジオリード】

「その通りだ。ルアル殿が騙るのであれば、GMからのシステムコールが入らない役職でなくてはならない」

 

【ルアル】

「なるほど、理解。ならばキューピットを騙るのもいいかもしれない」

 

【クライン】

「たしかに……もし今日の襲撃先がパン屋か郵便屋だった場合は、キューピットで試してみるのはいいかもしれないね。狼を初日に落として村有利に進んでいる今の状況なら、絶対に恋人陣営の話題には反応しざるを得ないよ」

 

【レーゼ】

「余裕のあるうちに、村人たちは恋人を処理しちまいたいに決まってるからなぁ!」

 

【ルアル】

「理解。なんとかなるような気がしてきた。まだルアルはあきらめない」

 

【ジオリード】

「そうだとも、まだまだこの試合は始まったばかりであるぞ。我々にはしょげている暇などない。狼が最後の一匹になったとしても、君たちには最後まで戦い抜いてもらわねばならん。その為ならば、私は助力を惜しまんよ。……ルアル殿、明日からは表で私が力になろう。めげるでないぞ」

 

【ルアル】

「把握。そして同意。……やられたものは三倍にして返す。打倒村人。フンス」

 

【ジオリード】

「素晴らしいぞ、その意気だ。さぁ本腰を入れて今晩の襲撃先を決めようではないか!」

 

【レーゼ】

「今日は多分、共有者が護衛されてるだろ? 共有者は早めに食っちまいたいが、それは明日食えばいいよな」

 

【クライン】

「そうだね。それに逆に考えれば、今日は共有者以外の所は食い放題という訳さ。聖騎士確定のソニドリさんは早めに襲撃してしまいたいものだけど、今はルアルさんが少しでも延命しやすいよう、のっとりを視野にいれた襲撃先を選ぶのがよさそうだね」

 

【ルアル】

「同意。昨日の議論を見ていた感じ、ホタルビと白理はほぼルアルと敵対関係となっている。ここを襲撃してしまうとルアルの立ち場は厳しい。即人外の烙印を押されてしまいそうだと感じる。よって、できれば他から襲撃したいとルアルは考える」

 

【レーゼ】

「あかすみとかアザラシはどうだ? あいつら結構議論得意だろ。後々残られると面倒になるんじゃねぇか?」

 

【ジオリード】

「確かにあやつらは口は達者だな。だが基本的にあの二人は煽り口調がデフォルト故、ヘイトを溜め込みやすい。反対に村に居てくれたほうが、ほどよいサンドバックになってくれるような気もするが」

 

【ルアル】

「同意。あかすみはともかく、アザラシは「でもアザラシだし」で今後吊られる可能性は否定できないとルアルは感じる」

 

【クライン】

「投票順を見てみると、狼陣営を除くと後半まで票を持っていたのはかえるさん、美咲さんあたりかな。中でもかえるさんはジェラルド君が出てくるのを待っていたぐらいだから、明確に投票順番を意識していたように思うね」

 

【レーゼ】

「でもかえるって、占い真贋はラーヒーのほうが真目ありそうな事言ってくれてんだよな。明日仮にユーガからルアルに黒判定が出た場合、どうにかユーガを狼陣営に見立てなきゃいけねぇだろ? だったらラーヒー真占い師とおいてくれる村人が多い方が、少しは楽なんじゃねぇか?」

 

【ジオリード】

「それもあるな。あと一番最後まで票を持っていたという事は、かえる殿は明確に今日、吊りで処刑されたくない人物であろうと思われる。あり得るとすれば霊媒師か、人狼王が生きている現在、唯一吊りでだけ死ぬ可能性がある超村人だ。霊媒師ならば乗っ取りできるとかなり事態が好転するが、反対に超村人の場合だと襲撃失敗となるからな。それは今の状況だとかなり痛い」

 

【クライン】

「そうだね。明日霊媒師として立候補しないようなら、かえるさんを一旦超村人置きしよう。そう考えると、今日の襲撃は美咲さんあたりがいいんじゃないかな。占い師もユーガ君を真目で見ていたしちょうどいい気がするよ」

 

【レーゼ】

「時間もないし、それでいこうぜ。いいよな? みんな」

 

【ルアル】

「無問題。現状で一番いい選択だとルアルは思う」

 

【あやみ(GM)】

「襲撃先は決まった?」

 

【クライン】

「今日は美咲さんを襲撃するよ」

 

【あやみ(GM)】

「了解。賢狼のレーゼが生存しているので、襲撃先の役職を通達します。美咲は……霊媒師でした!」

 

【レーゼ】

「よっしゃああああ! 霊媒師ビンゴ!」

 

【ジオリード】

「首の皮一枚のところから、かなりいい結果に落ち着いたな! 」

 

【ルアル】

「肯定。あきらめないことの大切さを実感。ルアルはまだ戦える……!」

 

【クライン】

「しかもこれでかえるさんが超村人である可能性がますます高まったね」

 

【ジオリード】

「うむ。ジェラルド殿を失った分、得たものも大きかったようだ。ルアルが明日、霊媒師を騙るのならば、私は確定人外側として人狼王と名乗り、暫くの間、表で村人たちを翻弄する事としよう」

 

【クライン】

「いいと思うよ。……人狼の反撃はここからだよ。明日は一つの正念場だと思う、みんなで力を合わせてがんばろう」

 

【レーゼ】

「打倒村人! ガルルーン!」

 

【ルアル】

「わおーん!」

 

 

◆◆◆二日目の夜、共有者の会話◆◆◆

 

【櫂】

「ルアさん、共有まとめお疲れ様っす!」

 

【ルア】

「櫂さんも潜伏お疲れ様だよ。今日はなかなかいい感じに進んだんじゃないかな」

 

【櫂】

「ですね! 初回の吊りで狼を仕留められたのは最高の結果っすよ。いやぁ、ソニドリさんのあの最後の決め台詞、痺れたなぁ……」

 

【ルア】

「ふふ、そうだね。完全にソニドリさんに村は救われたよ。一歩間違えれば聖騎士を初日に失っていたんだ、あそこで正確に狼を打ち抜く事の出来たソニドリさんは、村人が勝ったらMVPものだよね」

 

【櫂】

「まじでそれですよ! 共有者爆弾もまだ控えてますし、今の所、この村は順調この上なしっす!」

 

【ルア】

「共有者爆弾で偽物をあぶり出せるといいんだけど……ジオリードさんは狼だったジェラルドさんに人間判定を出していたから、現時点で確定で偽占い師。残すはユーガさんとラーヒーさんの二人。櫂さん、キミの師匠であるラーヒーさんが本物である事を祈ってるね」

 

【櫂】

「そうだったらいいなあと、俺も思ってんすけどね……でもあの人めちゃくちゃ頭がいいんで、だいたい俺の予想をはるかに上回る事をやってると思うっす。例え人間だったとしても、俺が理解できるのは二日ぐらい先なんじゃないかなって、思ったりしますね」

 

【ルア】

「そんなにすごいんだね」

 

【櫂】

「そりゃぁもう! アトリエ人狼界に激震が走った、伝説のラストウルフですよ! ……まあ、アトリエ人狼もまだこれで二回目なんすけどね!」

 

【ルア】

「あはは、キミは面白いね」

 

【櫂】

「そっすか? ルアさんが楽しんでくれてるなら、俺はちょっとだけ安心したっす」

 

【ルア】

「楽しめてるよ、思った以上に。ありがとね」

 

【櫂】

「なんか……真面目に言われるとちょっとテレるすねw とりあえず明日はどうしますか? 霊能者を出すタイミングだけは夜のうちに決めておいた方がいいっすよね?」

 

【ルア】

「そうだね。決闘で処刑されたジェラルドさんが確定で狼だから、明日の霊能結果は人狼で固定されるはずだよね。だからすぐに表に出さなくてもいい気はしてるけれど」

 

【櫂】

「そっすね。……でも村人に紛れて考察してるからこそ思うんすけど、霊能枠が誰かわかるほうが、村側としては推理が進めやすくはあるんすよね。今は占い結果以外に参考になるものがないからなぁ」

 

【ルア】

「それじゃあ明日の占い結果で人狼結果がで出なければ、霊能者には出てきてもらおうか。もし人狼結果が出ればそこから推測できる事も増えるだろうから、もう少し潜伏していてもらってもいいのかもしれないなぁって思うんだけど、それでどうかな?」

 

【櫂】

「いいっすね、それでいきましょう!」

 

【ルア】

「あと明日の夜にはボクは人狼の襲撃を受けていなくなるはずだよ。だからそのあとの事は櫂さん、キミにまかせたからね」

 

【櫂】

「そうか、今日は騎士護衛が入ってるだろうけど、明日の夜は…………」

 

【ルア】

「うん……そういう事だよ」

 

【櫂】

「俺、前回人狼陣営だった時は一番最初に吊られたんで、夜に味方が減っていくのを体験したことがないんすけど、こうやって話す相手がいなくなったらと思うと、今からもうめちゃくちゃ心細いっす。ラーヒーさんはそういう時間を、ずっと過ごしてたって事っすよねぇ……なんだかそう考えると、改めて凄い人なんだなあって、思っちゃいますね」

 

【ルア】

「そうだね。確かに頼りにしている味方が減っていくのは寂しいと思うよ。でも大丈夫。ボクたちは離れていたって同じ共有者だよ。そのつながりは決して消えはしないんだ。ボクは墓下に落ちた後だって、ずっと櫂さんの事を見てるし応援してるよ。それが負担に感じる事もあるかもしれないけれど、それでも勝敗が決まるその時まで、ボクは絶対に最後まで諦めない。キミが村に勝利を運んでくれることを信じて待っているからね。それだけは、忘れないでいてほしいな」

 

【櫂】

「ルアさん……わかりました。俺、頑張ります! かわいい女の子に応援されて、頑張らないのは男が廃りますから! ええ!」

 

【ルア】

「あはは……それ櫂さんの持ちネタなのかな? うん、でもなんでもいいよ、キミが最後まで頑張ってくれるならね。それにまだ明日の朝にはいなくなってしまうだろうけれど、明日の夜まではまだこうして会えるはずだから。その時までにボクが思っている事や予想をまとめておくよ、少しでも後に残るキミの足しになるようにね」

 

【櫂】

「了解っす! そのあとの事は俺にまかせてください! ルアさんの分まで人狼や恋人達を絶対に追い詰めて見せますから!」

 

【ルア】

「その意気だよ。それじゃあボクはまた、チョコミルクを飲み干しながら夜明けを待つよ。また明日ね」

 

【櫂】

「また明日っす!」

 

 

◆◆◆二日目の夜、占い師の会話◆◆◆

 

【ユーガ】

「ジェラルドやっぱり狼だったんだなぁ……! 予想が当たっててほっとしたぜ! ……それにしてもラストのソニドリのあのセリフ、かっこよすぎないか!? 俺もああやって、かっこよく人狼達を追い詰めたいもんだぜ! 恋人達は……相変わらずどこに潜んでるのか全然予想できねぇけど……ほんとどこに居るんだ? 村人たちを見てると見方によってはみんな怪しくみえるし、そう思って掘り下げていくと一周まわって全員怪しく見えなくなってきちまう。みんな弁明が上手すぎるぜ……! それはそうと今日の占い先を伝えなきゃな! おーい、アヤミー!」

 

【あやみ(GM)】

「はいよー。ユーガ君、占い先は決まった?」

 

【ユーガ】

「ああ。今日の占いはルアルで頼む!」

 

【あやみ(GM)】

「合点承知の助! ルアルを占った結果は……人狼でした!」

 

【ユーガ】

「やったぜぇええええ! 人狼二匹目確保! これで半分見つけたって事だよな!? 二日目にして人狼半分表に出せてるって、村人なかなか有利なんじゃないか?! これで恋人を探す余裕も少し出てきそうだぜ……! とりあえずルアルとジェラルドが人狼、そしてジェラルドを狼って言ってたジオリードが人外って所から考えていくと……いくと…………えーっと…………誰だ? 誰が狼で誰が恋人なんだ? 人狼だったジェラルドは殆ど誰からも庇われてなくて、唯一理解を示したのが人狼だったルアルで……ルアルは白理に投票を入れてるから白理と対立してる事だけは分かる……けど、白理は占ってもう人間だって俺、知ってるからなぁ。他にルアルが対立してた人……ソニドリは聖騎士だっただろ? ホタルビとは対立しかけた気もしたけど、ルアルは最終的に処刑したい人物ではない……って言ってる。人狼であるルアルが処刑に踏み込みたくない相手は、同じ人狼仲間である可能性が高い……違うか? ってことは俺目線で言うと、ホタルビが怪しいってことでいいのかなぁ。あーわっかんねぇ……! 狼を見つけられたのはいいけど、ラインが思ったほどみつからなくて、反対に推理すんのが厳しいかもしんねぇ……!」

 

 

◆◆◆二日目の夜、霊能者の会話◆◆◆

 

【美咲】

「二日目の夜だよ~。いよいよ霊媒師としての初めてのお仕事だね! ……とは言うものの、今日霊媒結果がわかるのは、決闘で人狼判定が出て即死したジェラルドさんだから、村のみんなももう既に結果を知ってるようなものなんだよね。だから私の本当のお仕事は明日からって感じになるのかなぁ。それまで吊られず、襲撃されず生き延びていられればいいんだけど……」

 

【あやみ(GM)】

「ごきげんよう。今日の霊媒結果を通達するわね。もう分かってると思うけど、ジェラルド君は人狼だったわ」

 

【美咲】

「ですよね」

 

【あやみ(GM)】

「ちなみに今日の襲撃は美咲さん、貴方よ」

 

【美咲】

「えーっ!?」

 

【あやみ(GM)】

「という訳で、墓下に移動お願いしま~す」

 

【美咲】

「うう、結局お仕事できないまま今回も序盤に墓下ライフだよ~! 墓下は墓下で前回も楽しかったからいいんだけど……でも一回ぐらい表で霊媒結果言ってみたかったなぁ……!」

 

 

◆◆◆二日目の夜、聖騎士の会話◆◆◆

 

【ソニドリ】

「まさか二日目にして聖騎士を名乗らなくちゃいけなくなるとは思わなったよ。狼達も、なかなかやるじゃないか。――でも、僕のほうが一枚上手だったみたいだね? これで人狼のジェラルド君と、そのジェラルド君を人間判定したジオリードさんは人外陣営だと確定したわけだし、ここから今晩は推理を広げていきたいね。まず僕と一緒にジェラルドさん吊りを押していたのはクライン君、かえるさん、あかすみ、ホタルビ君、そして占い師のユーガ君の五名か。昨日の段階でジェラルド君はかなり目立っていたし、狼ならライン切りでジェラルドさんに一票入れている人もいそうな気はするね。この五人の中でジオリードさん接点がありそうなのは誰かなあ……ホタルビ君あたりかな? ホタルビ君はジオリードさんの真目が高いと言ってたクロムさんの意見を支持していたから、間接的にジオリードさんを支援していた形になる訳か。ホタルビ君は誰からも一歩引いた形で接している感じはあるから、やんわりと明言を避けて、のらりくらりと位置を調整している人狼っぽさは確かにあるかもしれないなぁ。反対にクロムさんは随分ズバッと意見を言っている感じがあって、何か操作したり調整してる感じは受けないかな。ここは素直に村目で置いてもいいかもしれないね。となると僕が次に戦うのはホタルビ君あたりか。言葉遣いは丁重だけれど、なかなか強かで芯の強さを感じるから油断はできないね。生きていれば出来るだけ努力しようと思うけど……まあでも、聖騎士と名乗った以上、十中八九、今晩僕は人狼達に襲われてしまうんだろうけどね。短い人生だったけれど、決闘でも勝利できたし、聖騎士として最低限の仕事は果たせたんじゃないかな?」

 

 

◆◆◆二日目の夜、見習い騎士の会話◆◆◆

 

【白理】

「ソニドリさん、すごいです! 素晴らしいです……! あんな軽やかに人狼であるジェラルドさんをばしっと仕留めるなんて……聖騎士様はさすが格が違いますね……! 見習い騎士の私なんて、共有者爆弾のお話が無ければ、今日もどこを護衛しようかきっと最後まで悩んでたに違いないです……うう。でも今日は信頼できそうな占い師のユーガさんに人間判定をもらえたし、人狼も一匹退治できたし、村の滑り出しとしてはとても良かったのかも! 占い師はどうしてもユーガさんに人間判定していただいたのもあって、真占い師に見えちゃうんですけど……でもラーヒーさんが本物だったりするのかな? 占い結果が割れてくれたら、また占い真贋はもう少し踏み込んで考えられそうだから、それまでは暫定でユーガさんだと思って動いておきます……!」

 

【あやみ(GM)】

「白理ちゃん、護衛先は決まった?」

 

【白理】

「き、きまりました! 共有者のルアさんでお願いします!」

 

【あやみ(GM)】

「りょーかい」

 

【白理】

「見習い騎士だから、明日も吊られちゃ駄目……ですよね? 吊り回避するためには、どこか怪しい人を探しておかないと……! でも、ルアルさんしか思いつかないんですよね……しかもルアルさんが人外っぽいっていうのも、なんとなく話してた内容の雰囲気というか、そんな感じであれ以上上手く説明なんてできそうもないですし……。ど、どうしよう。こんなポンコツが見習い騎士なんて……はわっ……す、すみません……私、これでも一生懸命考えてはいるんです~~!」

 

 

◆◆◆二日目の夜、郵便屋の会話◆◆◆

 

【ホタルビ】

「二日目の夜が終わろうとしておりますよ、イサリビ様。ホタルビは今日もなんとか無事、生きたまま夜を迎える事ができました。明日も生きていれば、朝一で村の皆さんに新聞を配りに行かなくてはいけません。もし夜の間に見習い騎士様がGJを出して下されば……その時はこのホタルビ、騎士様の華麗な雄姿をしかとこのカメラに収め、朝刊に一筆したためようと存じます。それが村にスクープを届ける、郵便屋の使命ですから。そしてどうかホタルビが狼に襲撃される事もなく無事朝を迎えられるように、イサビリ様も家で祈っていてもらえると嬉しいです。ホタルビは明日も全力で人狼を探し、そして恋人達を駆逐いたします! かしこ。……と、イサビリ様に向けたお手紙のようになってしまいましたが、今日は人狼を一匹退治する事が出来て、村人のホタルビとしましては大変嬉しいです! 偶然庇う形になったソニドリ様が聖騎士だったのは驚きましたが、ホタルビの冒険者としての勘は、まだまだ衰えていないようですね。えっへん。今日は怪しんでいたジェラルド様が人狼だという事もわかりましたし、そこから必然的にジオリード様も偽占い師確定、という事実が増えて推理がしやすくなりました。ホタルビとしては俄然ルアル様が疑わしく、明日ユーガ様がルアル様に人狼判定を出せば無条件で信じてしまいそうです。しかしジェラルド様の昨日の弁明、随分とホタルビのことばかり話しておりましたね……これがラインだと思われて、明日村人の方たちから変な追及をされなければいいのですが。こう考えるとジェラルド様は、吊られ際まで大変上手く立ち回っておりました。敵ながら天晴とはまさにこのことです! 明日のホタルビは、ジェラルド様の残していったこの偽ラインを、どうにか断ち切っていきたいところです!」

 

 

◆◆◆二日目の夜、パン屋の会話◆◆◆

 

【クロム】

「敵対陣営だとばかり思っていたソニドリが、まさか仲間でありしかも聖騎士だったとは……俺は一体、奴の何を見ていたというのだ……!? 男ならばその発言に責任を持て! ……と説教までかましてしまった相手が村人で、しかも今日一番の功労者であったという事実に、俺は穴を掘って埋まってしまいたい所なのを寸での所で堪えている……! 嗚呼、なんと愚かな男なのだクロム……ッ! これではまるで、ポンコツなのは俺の方ではないかッ!」

【レイ】

「(今さら気づいたのかよこいつ)」

【クロム】

「男クロム、このままではおれん。過ちを犯したのは俺だ。誠心誠意、明日はソニドリに詫びを入れよう。そうと決まればパン作りだ!」

【レイ】

「(なんでそうなる!?)」

【クロム】

「ソニドリが喜びそうなパンを作れば、もしかしたら奴もゲームが終わった後にログを読んで許してくれるかもしれないからな……」

【レイ】

「(あぁ~そういう……)」

【クロム】

「せっかくだから明日からは、アヤミにどんなパンが焼きあがったか村に共有してもらいたいものだな。頼んでみるか。アヤミよ、頼みがある!」

【あやみ(GM)】

「はいはーい。どうしたの?」

【クロム】

「我がままである事を承知の上での頼みなのだが……明日の朝から、どんなパンが焼きあがったのか一言アナウンスを入れてやってほしい!」

【あやみ(GM)】

「おぉ~いいわね! 夜の間に伝えてくれたら、朝一で村に共有するわよ!」

【クロム】

「かたじけない……」

【あやみ(GM)】

「楽しそうでいいじゃない! で? 今日はどんなパンを焼くの?」

【クロム】

「うむ……昆虫パン、を焼こうと思う……!」

【レイ】

「(な、なにィ~~!?)」

【クロム】

「今日の功労者であるソニドリが喜びそうなものを焼きたくてな……! 奴のイメージカラーから、緑の虫にするか……そうだなカメムシと、芋虫型のパンを焼こう!」

【あやみ(GM)】

「あ、あはははは……斬新な形のパンで、い、いいんじゃないかしら……」

【クロム】

「ではそういう事で、よろしく頼む。くれぐれも忘れないでくれ」

【あやみ(GM)】

「り、了解……カメムシと芋虫パン、ね」

【レイ】

「(完全にアヤミもドン引ぃてんな……無理もねぇか。というかついにクロム、人狼や恋人の予想を全く考えもせず夜時間終わらせたな。まじで人狼ゲームだってわかってんのか? こいつ)」

 

 

◆◆◆二日目の夜、超村人の会話◆◆◆

 

【かえる】

「いぇーい! 画面の向こうのみんな、見てるぅ~!? 今日はソニドリくんが狼を一匹倒してくれちゃったよーん。ジオリードさんも偽占い師なのが分かって、完全に村人有利で進んでるねぇ。これで夜の襲撃を私にしてくれたら完璧なんだけどなぁ。人狼さんたち、今夜は私を襲わないか? お肉もほどよくあっておいしいよ~? なんてね。襲撃先は私でなくとも、見習い騎士が守ってくれてる所に行ってくれればGJが出て最高なんだけどねぇ。まあそこまでうまく行きすぎたら、反対に狼陣営が泣いちゃうかな? しかし恋人達は誰だろうねぇ……。みんなはラーヒーさんをキューピットくさいって言ってたけど、ラーヒーさんはあれきっと真でしょ? 襲撃避けで最初だけあんな感じでふるまってるだけで、後半めちゃくちゃ神推理で思考を伸ばしてくる真占い師だって私は知ってるよ。そうなるとキューピットはジオリードさんかユーガくんって事になる訳だけど、この二人だとしたらジオリードさんのほうがキューピット臭い気がするねぇ。ユーガ君は真目取りに来た狼に私は一票入れるよ。おそらく潜伏して嘘をつくのが向いていないから、占い騙りに出されたんだろうねぇ、可哀そうに。でも現にユーガくんを真で見てる人も結構いるし、狼側の作戦としてはまぁまぁいい線行ってるんじゃなーい? という訳で残ったジオリードさんがキューピットになる訳だけど、この人が恋人二人を選ぶとしたら一体誰になるんだろうねぇ……。ネタばっかり仕込んで喋るけど、頭の回転は良さそうだからそこそこ強い人たちを恋人に選んだのかな? 唯一繋がってそうなのはジェラルドくん以外だと櫂くんかな。櫂くんと組ませるなら、相手を女の子にしてあげたほうが一生懸命やるだろうから、おそらく白理ちゃんとかそこらへんになるんじゃないかとかえるは予想しておくよ。真占い師ラーヒーさん! ユーガ君狼! キューピットがジオリードさんで、恋人が櫂くん&白理ちゃん! どぉ? 当たってる?」

 

 

◆◆◆二日目の夜、墓下の会話◆◆◆

 

【ジェラルド】

「ソニドリの奴、聖騎士だったのかよーーーっ! 決戦で絶対勝ったと思ったのに……最後の最後にやってくれるぜ!」

 

【美咲】

「ジェラルドさ~ん、こんばんは~……」

 

【ジェラルド】

「美咲ちゃん! 美咲ちゃんもこっちに来たのかよ!」

 

【美咲】

「そうなんですよ~、なんか前回も初回に襲撃されたような気がするんですけど、そんなに狼さんたちから私、不興を買うような事してましたか……!?」

 

【ジェラルド】

「どうなんだろうなぁ……オレも夜の会議に混ざる事なくこっちに来ちまったから、どんな理由で美咲ちゃんが襲撃されたのかまではわかんねぇや」

 

【美咲】

「あ、そうか。確かにそうですね……! というかジェラルドさん今回は狼だったんですね?」

 

【ジェラルド】

「おう、そういう美咲ちゃんは?」

 

【美咲】

「私は霊媒師でした……」

 

【ジェラルド】

「えっ、じゃあ村側有利かと思ってたけど、意外と村人もやばいじゃん!」

 

【美咲】

「そうなんですよね、ジェラルドさんが賢狼じゃない限りは、私の役職筒抜けのはずなので」

 

【ジェラルド】

「明日は乗っ取りが起きそうだな。初日に死んじまってどうしようかと思ってたけど、もしかしたら意外とまだ狼達も戦えるかもな! 安心したぜ……!」

 

【美咲】

「って事はジェラルドさん賢狼じゃないんですね!? わ~、これって結構村側やばいかも……!」

 

【ジェラルド】

「まだ村の対決は始まったばかりだからな! オレは今回は墓下から全力で応援するぜー!」

 

【美咲】

「私は今回も、墓下で応援頑張ります!」

 

【ジェラルド】

「一緒に次に落ちてくる奴を楽しみに待とうぜ!」

 

【美咲】

「楽しみにしちゃっていいのかわからないですけど……そうですね。ゲームは始まったばかり! 一緒に最後まで楽しみましょう……!」




【システムメッセージ】

もうすぐ夜が明けます。

おいしいパンが焼きあがりました。

郵便物が村に届きました。
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