ちなみに現在は某任〇堂が最近発売したSRPGにハマっています。
内容は四人の主人公を個別に導いていくというもので、現在はウソノワール様と同じ声帯を持つおもしれー男のルートで遊んでいます。
とても逸楽で楽しいですよ…!
ある休日の昼下がり。あんなとみくる、ポチタンと一緒に昼食を食べ終えた悠は台所で皿洗いをしていた。
この日は特に依頼もなく、各々で自由に過ごしていた。ジェットは毎度の様に研究室に籠り、あんなとみくるは一緒にテレビ番組を観ていた。
「悠さん!大変です!!」
皿洗いをしている最中の悠の元に、どこか慌てた様子のみくるがやってきた。
「どうしたみくる?そんなに慌てて…」
「大事件が起きたんです!とにかく来てください!」
「あっ、ちょっと…!」
みくるに無理矢理引っ張られた悠はリビングに連れてこられてしまう。この場にはあんなとポチタンの姿もあり、テレビではニュース速報が報じられていた。
『昨日、宝生美術館オーナー、宝生ちなみ氏に怪盗団ファントムを名乗る人物からの予告状が届いたとの事です。予告状には明日の夜8時、『星明かりのプリンセス』を頂くと書かれており…』
「ファントムからの予告状…?」
「ほら、これって大事件ですよね!?」
「まぁ、そうだな…」
「悠さん、どうしたの?」
テレビに映るニュース映像を観ながら何やら考え込んでいる悠。そんな彼が気になったのか、あんなが悠に話しかけてきた。
「…ファントムの奴らが予告状を出すの、初めてじゃないか?」
「言われてみたら…」
「確かにそうかも!」
あんなとみくるも悠が感じている違和感に賛同している。
これまで戦っていた怪盗団ファントムのメンバーの中でニジー、アゲセーヌは変装してマコトジュエルが宿っている物を持つ者に近づき、隙を見てマコトジュエルを盗む。もう一人のゴウエモンは小細工をせず、直接持ち主から強奪するというやり方で動いていた。
それが続いていた中での予告状。流石に悠もそれに違和感を感じているようだ。
「とにかく!今は予告状が届いた宝生美術館に行ってみましょう!」
「そうだね!行こ、悠さん」
「…そうだな」
ひとまず悠は二人と一緒に件の美術館に行くことにした。
「まぁ!なんて可愛いポーチなの!?」
「ポチっ!?」
「あら、ポチ?」
宝生美術館にやってきた悠達はオーナーである宝生ちなみに会えたのだが、どうやら宝生はポーチのフリをしているポチタンを気に入ったようだ。突然近づいてきた宝生に驚いたポチタンはうっかり声を出してしまった。当然悠達も内心ドキッとしてしまっていた。
「…ポチ~」
そんな中、悠が以前学校でやったようにポチタンの声真似でごまかそうと試みていた。
「あら、今のはあーたが?」
「ポチ」
「なんだか、アタクシが聞いた声より少し低い気がするけれど…まぁいいわ。それよりこのポーチ、譲ってくださらない!?」
「だ、ダメです!大切な友達なので!」
「星明かりのプリンセスの警護はあーた達に任せるから!それでどうかしら?」
「ポチタンは譲れませんけど…星明かりのプリンセスは任せてください!」
「…ま、いいわ!気が変わったらまた言ってちょうだい」
「目立った仕掛けは特にない…か」
悠は現在、一人で館内を歩き回りながら盗難時に使われる可能性がある仕掛けがないか調査していた。それはあんなとみくるも同様で、各々で分かれて逃走経路や脱出口になりそうな場所を探していた。
あれから悠達は星明かりのプリンセスが展示されている場所まで案内され、ファントムが狙っている星明かりのプリンセスについて教えてもらった。宝生によると星明かりのプリンセスは歴史的に価値のある首飾りらしく、20億は下らないようだ。宝生曰く、優秀な警備員を多数配備し、更に星明かりのプリンセスを収納しているケースは宝生の顔を認証することで開く仕掛けになっているらしく、警備も万全との事だ。
「進展はあった?」
「いや、まだ何とも言えないな…え?」
あんなとみくる以外から話しかけられていたことに気づいた悠は自身に話しかけてきた人物の方を向く。
「るるか…?」
悠の目の前にいたのは、彼がこの1999年に飛ばされた日に出会い、キュアット探偵事務所の存在を教えてくれた森亜るるかだった。
「チュチュ以外で会うのはあの日以来ね」
「そうだな」
実は、悠は今日までに何度かバイト先であるパティスリーチュチュでるるかに会っていたようなのだ。パティシエとして働くくれあによると、悠がバイトとして入る前からの常連らしいのだ。とはいえ、その時の悠はあくまで店員として接していた為、そこまで深く話をすることはなかった。
「るるかも星明かりのプリンセスを見に来たのか?」
「それもあるけど、もう一つの理由は…あなたと話がしたかったから」
「俺と?」
「あなた、今はあの探偵事務所で助手をしているでしょ?どうして?」
「知ってたのか…まぁ、割と有名になってきたからな…理由はあそこの名探偵は俺じゃなく、あんなとみくるだからだ」
「そういう意味で訊いてるんじゃない。どうして
「…と、言うと?」
「…ハッキリ言って、今のあの子たちの推理力はお世辞にも高いとは言えない。推理力、観察眼、洞察力、その全てがあなたの足元にも及ばないわ。なのに、あなたはいつもヒントを出すだけで、率先して事件を解決しようとしない…あなただってその事に気づいている筈。どうしてなの?」
「…まるで、この目で見てきたような言い方だな。これまで起きた事件でお前を見かけた覚えはないんだけどな」
「さぁ、どうかしらね?」
「…確かに、全部お前の言う通りだ。だけど、それが俺の役割なんだ」
見定めるかの様なるるかの視線に臆することなく、悠はハッキリとそう告げた。
「役割…?」
「二人を導き、強くする事だ。一度決めた事を放棄してまで、俺は名探偵になりたいとは思わないな」
「…それが、あなたの答え?」
るるかの問いかけに悠は無言で頷く。
「…それなら、これ以上は何も言わない」
「悠さーん!」
すると後ろからあんなの声が聞こえてきた。
「頑張って、名探偵の助手さん」
そんな声が聞こえ、後ろを振り向いた悠だったが、その場にいた筈のるるかがこの場からいなくなっていた。
「悠さん?」
「…何でもない。それより、調査の方はどうだ?」
「特になかったよ…ん?」
するとどういう訳か、あんなが悠がいる場所を鼻で嗅ぎ始めた。
「あ、あんな…?」
「…悠さんから知らない女の人の匂いがする」
「え?」
「どういう事か教えてよ。私、はなまる気になっちゃうな~?」
そう問いかけてくるあんなの目から光が消えていた。流石の悠も恐怖を感じたのか、思わず後退りをしてしまった。
「お、落ち着けあんな!なんか顔が怖いぞ?」
「どうして?全然怖くないよ?」
(せ、説得力がない…!)
「あ、いた!悠さーん!あんなー!」
「み、みくる!良いところに来た!お前からもあんなを説得してくれ!」
「な、なにを言って…悠さん、何だか知らない女の匂いがするんですけど…?」
「…そっとしておいてくれ」
それから悠は目に光が灯っていない二人を何とか説得したのであった。
「マシュマシュマシュマシュ…マシューーーー!!」
あれからしばらく経った美術館の屋上。既に空は暗く、その上には月が浮かんでいた。
「視えたわ!るるか、あなたの前にお邪魔虫が現れるそうよ!」
「そう…マシュタンの占いはよく当たるものね…でも、私に失敗はない」
「それなら安心ね…それにしても、さっきのるるかはとても珍しかったわね」
「どういう意味?」
「あの助手さんの事よ。彼が助手の立場に甘んじている事に随分ムキになってたじゃない」
「別に、ムキになってない…」
「そうかしら?るるかがそこまで他人に熱心になるなんて、あの子以来」
「マシュタン」
「ご、ごめんなさい…」
るるかが一言呼んだだけでマシュタンは黙ってしまう。るるかの目には「余計なことを言うな」と言っているような感情が宿っているように見えた。
「オープン、プリキットグロス」
そんな中、るるかは懐から何かを取り出し、それを唇に塗った。それは悠、あんな、みくるも持っている『プリキットグロス』だった。光に包まれたるるかの姿は女性の警備員の姿に変化した。
「行きましょう、マシュタン」
「えぇ」
るるかはマシュタンを連れて屋上を後にした。
ー9月ニンダイ視聴時の作者ー
作者「今日は何が発表されるかな~?まぁP4RのSwitch2版は前回発表されなかったからないだろうな~…」
ニンダイ「あ、三ヶ月遅れになるけどSwitch2でもP4R出すわ」
作者「ファッ!?」
ニンダイ「あっ、あとSwitch2でもP6出す事になったから、楽しみにしといてや」
作者「ファファッ!?」