Switch2版は出ないのかな??(任天堂ユーザーの疑問)
悠達は現在ティアラを盗んでいった犯人であるニジーを追いかけていた。
「速い…これじゃ追いつけないよ…!」
「でも悠さん、もうあいつに追いついてる…!」
みくるの言う通り、悠は既にニジーに追いつこうとしていた。
「こいつは驚いた…まさか僕を相手にここまで追いつくとはね。褒めてあげるよ」
「そいつはどうも」
「「わぁぁーーーーっ!!」」
「ん?」
突然あんなとみくるの声が聞こえ、何事かと思い後ろを振り向くと、あんなとあんなにしがみついていたみくるがあんなが持っていたポーチに引っ張られていた。
「あれは…妖精?」
悠はポーチを見てそう呟いた。ポーチの形がジェットの本当の姿と似ているように感じたからだ。
ポーチに引っ張られていた二人は大ジャンプをし、悠とニジーを追い越していった。
「フフッ、中々困ったベイビー達だ」
(考えるのは後だな…)
「ティアラを返して!」
「そいつは出来ない相談だ。このティアラには、マコトジュエルが宿っているからね」
「マコトジュエル…?」
するとニジーはティアラに手を掲げ、そこから取り出したかのようにダイヤの様な物がニジーの手に握られていた。
「花嫁のティアラを想う気持ちがこのマコトジュエルを引き寄せた…このジュエルを頂く事が、僕達の目的なのさ!…そうだ、三人も観客がいるんだ。これから素敵なショーを開くとしよう!」
そう言いながらニジーはどこからか取り出したバラをティアラに突き刺した。
「嘘よ覆え!いでよ、ハンニンダー!」
「ハンニンダァーーーーーー!!」
ティアラは怪物に姿を変え、雄たけびを上げた。
「なんだ…?」
「ファントムが新たに開発したハンニンダーさ。さぁ、ショータイムだよ!」
「ハンニン…ダァー!!」
「っ…伏せろ!」
ハンニンダーと呼ばれた怪物はマントから斬撃のような物を出し、それで周辺の木々を切り倒した。あんなとみくるは悠に押し倒された事でなんとか事なきを得た。
「二人とも、大丈夫か!?」
「は、はい…あの怪物を、なんとかしなきゃ…!」
「な、なんとかって…!」
冷や汗をかきながらもあんなはハンニンダーを睨むが、今のハンニンダーの攻撃を見たみくるは恐怖で震えてしまっていた。
「さて、探偵ごっこはもう終わりだ」
そう口にするニジーの目線の中には怯えるみくるが入っていた。
「君の怯える瞳が全てを物語っている。君は探偵じゃない…探偵気取りの真っ赤な偽物さ」
「っ…私は…」
「惑わされるな!みくる!」
ニジーに否定され、沈んだ表情をしていたみくるだったが、悠の一言でハッとなる。
「悠…さん…」
「…お前は名探偵になる為に、ここまで頑張って来たんじゃないのか?名探偵になって、困っている人達を助ける為に…少なくとも、みくるは困っている人の支えになっていた。今回のティアラ探しも、迷子の猫探しの時もだ」
そう言いながら悠はニジーを睨む。
「ニジーだったな?人の大切な物を奪うお前に、みくるを否定する権利はない!」
「鳴上さんの言う通りだよ!」
次に声を発したのはあんなだった。
「名探偵気取りなんかじゃない…本物だよ!だって、みくるちゃんにはまりさんを助けたいって気持ちがあったもん!みくるちゃんは絶対に、名探偵になれる!」
「あんなさん…」
「名探偵…流石に有り得ないよ。そこにいる彼はともかく、君も本当は怖いんだろう?」
「っ…怖いよ…怖いけど、ティアラを取り返したい!困ってるまりさんを助けたい!みくるちゃんと一緒に!」
そう言いながらあんなはみくるに手を差し伸べた。みくるはその手をがっしりと掴んだ。
「一歩の勇気が…」
「答えになる!」
「「私達で、取り返す!!」」
すると光が放たれ、あんなが持っていたペンダントが懐中時計のような物に変化した。どうやらみくるも同じ物を持っているようだ。
「これは…!」
やがて光が収まると、あんなとみくるが居た場所には二人の少女の姿があった。二人の少女は迫って来ていたハンニンダーを殴り飛ばした。
「何者だ!?」
「どんな謎でもはなまる解決!名探偵キュアアンサー!」
「重ねた推理で笑顔にジャンプ!名探偵キュアミスティック!」
「「名探偵プリキュア!!」」
「私の答え、見せてあげる!」
「…まさか、明智とみくるか?」
「…あれ!?服が変わってる!?髪の色も!」
「…これだ」
「みくるちゃん?」
「これが私のなりたかった、名探偵プリキュア!」
「これが!?」
「やりたしたよ悠さん!私、名探偵プリキュアになれました!」
「ああ、ハイカラな衣装だ!」
「そこですか!?」
三人が盛り上がっている一方で、ニジーはプリキュアとなった二人を見ているみたいだった。
「プリキュアだって?
「ハンニンダァーーーッ!!」
「「ヤァーーーッ!!」」
ハンニンダーはアンサーとミスティックに向かってくるが、二人はハンニンダーの攻撃を受け止め、あっさりと押し返した。
「くっ…中々やるみたいだね。こうなったら僕も…」
自身も戦いに赴こうとしていたニジーだったが、悠が人差し指でニジーの肩をちょんちょんと触ってきた。
「なんだいいぃっ!?」
振り向いたニジーに降りかかってきたのは悠が握っている刀だった。ニジーは真剣白刃取りで刀を止めてみせた。
「ちょ!君だけ殺意高すぎないかい!?」
「安心しろ、模造刀だ。死にはしないが、その気になればお前に重傷を負わせる事が出来る」
「安心出来る要素がないじゃないか!」
「ハンニンダァーーー!?」
するとハンニンダーの悲鳴が聞こえてきた。アンサーとミスティックがハンニンダーを殴り飛ばしたのだ。
「しまった!?」
すると二人はあの懐中時計を持ち、その長針を動かした。
「「これが私達の、アンサーだぁーーー!!」」
アンサーとミスティックは同時にハンニンダーへ向かっていき、そこから強烈なパンチでハンニンダーを貫いた。
「「キュアっと解決!」」
「ハ…ン…ニン…ダー…」
二人の攻撃を受けた事でハンニンダーは浄化され、元のティアラへと戻った。そしてティアラに宿っていたというマコトジュエルと共にアンサーの元へ戻ってきた。
「くっ…今日は幕を下ろすとしよう!」
そう言ってニジーは煙幕を出し、この場から消えていった。
「やったな、二人とも」
「はい!鳴上さんが足止めをしてくれたおかげです!」
「そうですね!…じゃなくて、どうして刀なんて持ってるんですか!?普通に銃刀法違反ですよ!?」
「一年前にこいつが必要な時があってな、その時から持ったままなんだ…それと安心しろ、こいつは模造刀だ」
「いやいや!模造刀でも下手したら警察のお世話になりますからね!?」
「実は一回お世話になった」
「ダメじゃないですか!」
ちなみのその時は刑事をやっている叔父のおかげで補導歴まではつかなかったらしい。
「まぁまぁミスティック、鳴上さんのおかげで安心して怪物を倒せたんだから、許してあげよ?」
「…まぁ、アンサーが言うなら…でも気を付けてくださいね!もし警察に捕まっても助けてあげませんから!」
「ぜ、善処する…」
ミスティックの勢いに押された悠は少し動揺しながらそう答えた。
あれからまりにティアラを返し終えた三人は屋根の上から結婚式を見届けていた。ちなみにアンサーとミスティックは変身したままだ。
「あっ!私そろそろ帰らないと!誕生日会に間に合わない!」
「明智は今日が誕生日なのか?」
「はい。1月24日…私にとってはなまる特別な日なんです!」
「何言ってるんですか?今日は4月2日ですよ?」
「い、いやいや!ミスティックってば、また訳の分からない事を…」
(…これで決まりだな)
混乱するアンサーをよそに、悠はこれまで抱いていた疑惑を確信へと変えた。
「明智、今は西暦何年だ?」
「えっと…2027年ですよね?」
「いやいや!今は1999年ですよ!?」
「えっ…!?」
「…落ち着いて聞いてくれ。ここは君のいた世界から、約28年前の世界なんだ」
「…それじゃあ、私…」
「タイムスリップしちゃったぁーーーーー!?」
「…そっとしておこう」
「いや、ダメですからね!?」
感想で「ペルソナの登場楽しみ~!」と言っていた皆さま…誠に申し訳ありませんが、ペルソナはまだ登場しません…
ですが、あくまでも〝まだ〟なので、もうしばらくお待ちください!