第1回の出演者は以下の通りですね。
MC:浪川大輔さん(悠の中の人)
ゲストその1:千賀光莉さん(あんなの中の人)
ゲストその2:スーツを着た関智一さん
ちなみに千賀さんは途中でお帰りになる模様です。
しばらくして悠の意識が戻り、一同はインテリア専門店の前に訪れていた。
「菜々子…立派に成長するんだな…お兄ちゃんは嬉しいぞ…!」
「まだ言ってるのかよ…」
「ほら悠さん!お店に入りますよ?シャキッとしてください!」
「あ、ああ!」
みくるに発破をかけられ、悠はいつもの姿勢に戻る事が出来た。一同は早速店内へと入っていった。
「わぁ~…はなまる素敵!」
「可愛いで溢れてる!」
店に入るとあんなとみくるは目を輝かせ、それぞれがそう口にした。
「ポチ~…!」
売場を歩いているとポチタンが何かを見て目を輝かせていた。
「これ可愛い!」
「亀の置物みたいだな」
ポチタンが見ていたのは亀の置物だった。どうやらガラス細工で出来ているようだ。
「ジェット先輩!これ欲しい!」
「えぇ…置物なんて無くても良いだろ?」
「いや、置物も案外馬鹿には出来ないぞ」
「ごめんなさい。それは売り物じゃないんです」
そこへ女性店員が話しかけてきた。
「これは、この店のシンボルなんです」
「シンボル?」
女性店員は亀の置物を手に取り、ある事を語り始めた。
「はい…亀みたいに歩みは遅くても、一歩ずつ前に進んでいこう。そしていつか、もっと広くて素敵なお店にしよう…そんな想いを込めているんです。だからこの亀の置物を見る度に、頑張ろうって思えるんです!」
「とても良い目標ですね。頑張ってください」
「ありがとうございます!これはお売りできませんけど、他の物ならご案内出来ますよ?」
「それじゃあ、お願いします」
「ちほさん、置物は僕が戻しておきますよ」
そこへ男性店員がやって来た。ちほと言うのはこの女性店員の事だろう。
「ありがとう卓也君」
ちほは男性店員、卓也に亀の置物を渡した。
「…あれ?」
ちほに案内されようとした悠が亀の置物を見ると、どういう訳か卓也が亀の置物を逆さに置いていた。
「悠さん、どうしたの?」
「いや、どうして逆さに置いたんだろうなって…」
「あ、ホントだ…」
「悠さ~ん!あんな~!置いていきますよ~!」
「ああ」
「今行くよ!」
それから悠達はちほの案内で家具売り場へ訪れていた。
「「可愛いソファー!」」
「ハイカラなデザインだ」
「口を開けば可愛いとかハイカラだな…大体ソファーなら事務所にあるだろ?」
「それでしたら、クッションをソファーに合わせてみるのは如何でしょう?」
「まぁ、クッションなら…」
「わかりました!今お持ちしますね」
ちほはクッションを取りにこの場を離れていった。
「フッ、どうだ?」
一方、悠は店にあったブラインドを指で下げていた。簡単に説明すると刑事モノでよく見るアレだ。
「悠さん、はなまるカッコイイ!」
「うん!様になってます、悠さん!」
「楽しそうだな、お前ら…」
そんな悠達をジェットが呆れた様子で見ていた。
「ポ、ポチ~!?」
「ポチタン?」
するとポチタンが騒ぎ始めてしまう。
「もしかして、またどこかで事件が!?」
「ああぁぁぁーーーーーっ!!」
向こうからちほの叫び声が聞こえ、悠達は急いでその場へと駆けつけた。
「どうしたんですか?」
「な、ないんです…置物が!」
「えぇっ!?」
どうやら先程見た亀の置物が失くなっていたようだ。
「たちゅけて…」
「やっぱり、これが事件だよね?」
「それもポチタンが反応したって事は、あの置物にマコトジュエルが宿っている可能性が高いな」
「確かに、有り得る話だな…」
悠の考えにジェットも同意しているようだ。
「あんな、みくる」
「うん!」
「私達に任せてください!」
そう言ってあんなとみくるは手のひらサイズの本とペンを取り出した。
「「オープン!プリキットブック!」」
すると本とペンのサイズが大きくなった。もちろん本はジェットから貰ったプリキットブックだ。
「「私達、キュアット探偵事務所の探偵です!」」
「た、探偵…?」
「俺はその探偵の助手、鳴上悠です」
悠はポケットから名刺を取り出し、それをちほと卓也に渡した。
「必ず私達が、事件を解決してみせます!」
「よ、よろしくお願いします!」
早速調査を始めた三人は、まずちほに他に出入り口がないかを訊いていた。表の出入り口以外で他にあるのは家具の搬入口だけのようだ。
「犯人はここから入って、置物を持って出ていったのかな?」
「かもしれないけど、決めつけるにはまだ早いよ」
「ここにまだ犯人がいる可能性も、視野に入れるべきだろうな」
「…結婚式場の時のティアラと同じかも!」
「結婚式の時は、ブーケの中に隠していたな…置物はガラス製だから、下手に隠せば割れてしまう可能性がある…となると、隠し場所に最適なのは…」
「「クッションが積まれてる場所!」」
「だろうな…ちほさん。この店のクッション売り場はどこにありますか?」
「案内します!」
悠達はちほに案内されてクッション売り場にやって来た。悠達が隠し場所になりそうな場所だと判断したのはぬいぐるみが積まれているワゴンだった。ぬいぐるみを取り出していくと、その中から亀の置物が見つかった。
「「あった!」」
あんなとみくるが喜んでいる一方、悠はどこか浮かない表情をしていた。
「何か気になる事でもあるのか?」
そんな悠の心情を察したのか、ジェットが悠に話しかけていた。
「ちょっとな…」
「…まぁ、お前が気になるって事は結構重要な事なんだろうな」
「ちほさん、卓也さん、これですよね?」
「ありがとうございます!」
「1…2…良かった、6枚揃ってる!どこも壊れてない!」
「…!」
卓也が亀の置物を見て何かを数えていると、悠が表情を変えた。
(なるほど、これが違和感の正体だったのか…)
「悠さん、どうしたの?」
「もしかして、何かわかったんですか?」
悠が表情を変えて心配になったのか、あんなとみくるが悠に話しかけてきた。
「…何でもない。それより、
『…え?』
悠の一言を聞き、あんな達は驚いてしまっていた。
「何を言ってるの?悠さん」
「あれは
「…そうでしたっけ?ちほさん」
「は、はい。そうお伝えした筈ですけど…」
「…確かにそうだったな。うっかりしてたよ」
「もう!しっかりしてくださいよ!」
みくるが頬を膨らませながら悠に迫って来ていた。
「悪い悪い…ところで、さっきから様子が変ですけど…どうしたんですか?卓也さん」
悠の言う通り、先程から卓也の様子が一変していた。冷や汗をかき、身体も少し震えていた。
「き、気のせいじゃないですか…?」
「そんなに震えてたら落としますよ?」
「あっ!」
悠は亀の置物を卓也から奪う。すると卓也は即座に手を伸ばしてきた。
「「…見えた!これが答えだ!」」
どうやら謎が解けたらしく、あんなとみくるは笑顔になった。
「「亀の置物を盗んだ犯人、怪盗団ファントムはあなたです!」」
あんなとみくるは卓也を指差し、この事件の犯人だと告げてきた。
「そんな、卓也君が!?」
「…それで、どうして犯人がこいつだってわかったんだ?」
「簡単な話だ…あんな、みくる。教えてやれ」
「うん!…さっき悠さんがこれを花の置物だと言った時、卓也さんだけが驚いていなかった」
「私達がこれを亀の置物だと訂正した時、明らかに卓也さんの様子が変わりました」
「そ、そんなの言い掛かりですよ!」
「言い掛かり…はたしてそうかな?」
「え?」
「ちほさん、この置物を元の置き場所に戻してくれませんか?いつも通りで良いので」
「は、はい…」
悠から亀の置物に返してもらい、ちほは元々置物を置いていた場所に戻した。置き方は最初に見た時と同じだった
「置きましたよ」
「そう、元々亀の置物はこう置かれていた…だけど私と悠さんは見たんです。卓也さんが亀の置物を逆さにして置いていたのを…こんな感じに」
あんなは亀の置物を逆さにし、その場に戻した。
「ちほさん、この置物を逆さにすると何かに見えませんか?」
「えっと…お花ですかね?…あっ!」
どうやらちほもわかったようだ。悠が置物を花だと言った理由が。
「そう、卓也さんはこれを花の形をした置物だと思っていた…さっき亀の顔や手を枚数で数えていたのは、それを花びらだと思っていたからです!」
「現に隠してあった置物も逆さになっていた。店の人間である筈の卓也さんがそんな間違いをする事は考えられない!」
「…何か弁明はあるか?卓也さん…いや、怪盗団ファントム」
「…あーもう!マジチョベリバ!」
すると卓也の姿をしていた何者かはメイクブラシを取り出して変装を解き始めた。変装が解けると、そこにいたのは派手なメイクをした女性だった。
「お前は誰だ?」
「アタシは怪盗団ファントムのアゲセーヌ!」
アゲセーヌが自己紹介をすると、亀の置物を持って店を出ていった。
「置物が!」
「追いかけるぞ!」
「はい!」
悠達もアゲセーヌを追って店を出たのであった。
今日配信されたリバイバルTVはしっかり観させていただきました!
ちょこっとだけ堂島さんの声を聞けたけど、声優さんは誰なんでしょうね?