技術試験隊斯ク戦ヘリ 作:ザクスキー2世
訂正として、前話で61式戦車の主砲口径を150mmとしていましたが、それは初期型A2のもので暁の蜂起とかの時代の古い時の物ですので、セモベンテ隊はA5型と最新で155mm口径の戦車を使用している、とご教授頂き早速該当箇所を修正致しました。ご報告ありがとうございます!!
以降登場の61式は155mm口径のA5型になります。
宇宙世紀0079年4月23日
背後で急激に膨れ上がった殺気に、私は機体を無理矢理捻りながら横滑りさせた。
振り向いて確認している暇などない。右脚側の噴射を強め、胴体を傾けて推力の向きを変える。機体の正面が回っても、それまでの進行方向へ流れ続ける巨体に、さらに横から力を加えて強引に射線の外へ押し出した。
シートの横に身体を押し付けられ、ミアが短く息を詰める。その直後、一瞬前まで胴体があったところを2発の有線式大型誘導弾が通り抜けていった。
片方はそのまま前方へ抜けたが、もう片方は白煙を引きながら機首をこちらへ曲げてくる。まだ誘導を続けているのだ。私は背部を晒さないよう機体を回し込み、スロットルを押してさらに距離を取った。追い切れなかった弾頭が斜面に突き刺さり、背後で砂と砕けた岩が噴き上がる。
思わず背筋に冷たいものが走った。
幾らザクより頑丈な合金で作られているグフの胴体とはいえ、あんなモノが背部に当たればひとたまりもない。装甲を抜かれなくても、推進器を潰されて足を止めれば、その後は集中砲火を受けるだけだ。
飛来した方向へカメラを向けると、何もないと思っていた砂地の一角が僅かに動いた。拡大された映像の中で、砂を被せた偽装網の下から人間の腕が伸び、空になった発射筒を引き込んでいる。
連中は地面を掘り、機材も身体も埋めるようにして待ち構えていたらしい。MSや戦車へこちらの意識が向いたところで、背後から撃つつもりだったのだろう。土嚢すら周囲の地面に馴染ませてあり、発射煙が残っていなければ見分けられなかったかもしれない。
狭い陣地の中では、外したことに歯噛みしながら次の弾を抱える者と、こちらを見上げて何事か叫ぶ者がいた。私の機体が向きを変えたことに気付いたのだ。
「これが対MS特技兵か…!」
ここでバズーカを使うのは弾が勿体ない。右腕で抱えた砲身を上へ逃がし、左手で腰のハードポイントからザクマシンガンを抜く。銃口を地面へ落とし込んだ時には、照準の中の兵が発射筒*1をこちらへ向け直そうとしていた。
引き金を絞ると、120mm弾が砂地にめり込んで陣地の縁を崩した。そのまま銃口を僅かに振り、発射位置を横に薙ぐ。土嚢も偽装網もまとめて引き裂かれ、立ち上がりかけていた連邦兵の姿が土砂と血煙の中へ消えた。
予備兵装として持ってきていて良かった。そう思ったところへ、声とも思念ともつかない憎悪が頭の内側に叩き付けられる。
――ジオンのクソ共が!!
ミアが小さな悲鳴を上げて眼を塞いだ。モニターの中では、崩れた陣地から飛び出した布切れのようなものが砂の上へ落ちていた。何だったのかを確かめる必要はない。
残酷だが、私とてここでやられるわけにはいかない。それに、この子も乗せているのだ。相手が生身だからと躊躇って撃たれれば、この子まで道連れにしてしまう。
奥歯を噛み締め、伝わってきた怨念を振り払う。喉の奥に残った不快感を飲み下して、私は再び機体を走らせた。
歩兵を追って足を止めている場合ではない。まずはヒルドルブからの射線を通さなくてはならなかった。
「ミア、ヒルドルブに繋いで下さい」
「は、はい…!」
ミアは顔から手を離すと、端末へ視線を落とした。指を一度滑らせたものの、すぐに操作し直して回線を開いてくれる。まだ私の肩越しのモニターを見ようとはしなかったが、仕事はしてくれている。それで十分だ。
「ソンネン少佐!周囲に対MS特技兵が隠れています!」
『なに…?!噂で聞いた連中か!』
MSに対して、ほぼ決死隊のような運用をされている連邦軍歩兵たち。それでもかなりの訓練を受けているのか、撃つ寸前まで気配が薄い。
先ほどの陣地へ意識を向けて初めて、その周囲にも同じような存在が潜んでいることに気付いた。カメラ上では砂や岩陰に紛れて全く分からない。機体が通り過ぎるのを待っている者もいれば、こちらの移動に合わせて狙いを追っている者もいるようだった。
砂漠の何もない地面を安全だと思ってはいけないらしい。これでは、戦車やMSの姿だけを頼りに戦っているパイロットは、どこから撃たれたのか分からないまま死んでしまうだろう。
「こちらに集中していそうですから、そちらには配置されていないと思いますが陣地転換の際は気をつけて下さい!」
『了解だ!』
私は足元にも気を配りながら、殺気の漏れた場所へザクマシンガンを撃った。砂地の窪みに弾着が並び、埋められていた発射筒が土砂と共に転がり出る。
それを見届ける前に加速し、今度は右へ流す。照準を合わせようとする相手の意識が強くなったところで速度を落とすと、前方を誘導弾が横切っていった。小まめに加減速を繰り返しているだけでも、地面に伏せた人間にはこちらの動きを追いづらいはずだ。
だが、毎回同じように避けていては、そのうち先回りされる。私は次の窪みを大きく迂回し、機体の正面を敵の主力がいる方へ戻した。
ザクマシンガンを腰へ戻してバズーカを両手で構え、緩い斜面を上がって稜線を越える。向こう側に出た途端、隠れていた敵の意識が一斉にこちらへ向いた。
61式戦車の砲塔が回り、ザクが手にしたマシンガンを持ち上げる。私の08Bの姿を認めた敵は、射撃を加えながら前進してきた。
ここで一気に逃げれば、相手も無理に追う必要はない。少し下がったところで速度を緩め、向こうに射撃の機会を与える。機体を仕留められると思わせつつ、ヒルドルブの射界へもう少し出てきてもらわなくてはならなかった。
ミアが送ってきた地形図を見ると、敵の足元とヒルドルブの間には、まだ稜線の張り出しが残っている。私はそれを横から回り込ませるように後退する方向を変えた。
砲口の閃光が見える。ほぼ同時に機体を左へ流すと、61式の砲弾が右側の地面を抉った。続けてザクの射撃が追いかけてくるので、今度は噴射角を変え、滑っていた機体を反対へ押し戻す。散った土砂が脚部の装甲にぶつかり、細かな振動となって伝わってきた。
「甘い弾など!」
ホバーの特性を使い、バック走行のまま左右へ機体を振って敵弾を避ける。膝を曲げて姿勢を低くし、先頭のザクにバズーカの照準を合わせた。
相手もこちらの砲口を見ている。撃たれる前から逃げる方向を決め、足を踏み出そうとしているのが分かった。
ならば、その通りに避けてもらおう。
初弾は相手の正面へ放った。ザクが斜めに跳んで射線を外す。その着地へ合わせるように、私は砲口をずらして2発目を撃ち出した。
1発目の爆煙を背に着地したザクは、すぐにマシンガンをこちらへ向けようとした。避けたという安堵が伝わってくる。しかし、その頃には次の弾頭がもう胴体の前まで来ていた。
当たりどころが良ければサラミス級すら撃沈できる弾が、無防備な胸部へ突き刺さる。上半身が爆炎に包まれ、片腕が砲身ごと上へ跳ね上がった。煙が流れた後には、踏ん張った形の下半身だけが残っていた。
乗っていた連邦兵は、何が起きたのか分からないまま死んだだろう。
隣のザクが反射的に足を止めた。私はその隙に後退距離を稼いだが、すぐに横から戦車砲が飛んでくる。ザクを見ているこちらの脇へ、61式が回り込もうとしていた。
仲間をやられた怒りがあっても、撃ち方まで乱れているわけではないらしい。正面のザクが弾幕を張り、その間に戦車が別の角度を取る。私はそちらにも正面を向けながら下がり、両方から同時に射線が通る場所を避けた。
ここから見える敵のザクは、残り10機ほど。61式戦車は確認できただけで10両ほどだが、稜線の向こうにもこちらを狙う気配がある。
とんでもない大部隊である。これに先ほどの歩兵まで付いているのだから、物資集積所の警備部隊だけで食い止めろという方が無理だろう。
今までルッグンの航空偵察や、アリゾナ州の至る所に散らばる集積所の警戒線を、どうやって見つからずに潜り抜けていたのか。鹵獲したザクで味方のふりをしていたとしても、これだけの戦車を伴っていれば誰かが不審に思いそうなものだが…
考えている間にも、敵は前へ出てくる。61式が停止して砲撃し、その脇をザクが追い越した。私は左側から迫る弾を避けるために機体を右へ流し、地図の上で射界を塞いでいた張り出しから、先頭のザクが抜けるのを待った。
『射線が通った!手頃な奴から殺る。手前のザクを第一、隣を第二目標とする。APFSDSを装填、次弾も同じ!』
ソンネン少佐の声に合わせ、ミアがヒルドルブの射線を地図上へ表示した。敵の前進方向を斜めに横切るその線を確かめ、私は進路を僅かに外へ寄せる。
稜線から砲身だけを覗かせているのか、ザクたちはまだ私の方を向いていた。途中で後方を気にした機体もあったが、正面の08Bから砲口を外すところまでは至らなかったらしい。
背後から『撃つ』という思念が伝わった。
甲高い音が機体の脇を一瞬で横切り、一番近かったザクの胴体が弾けた。上半身が斜めに持ち上がり、遅れて膝が折れる。爆発で吹き飛ばされたというより、巨体を横から殴り抜かれたような壊れ方だった。
引き千切られた動力パイプを引きずって胸部が転がり、腰から下は数歩よろめいて地面へ倒れ込んだところで機体が爆発する。
「す、すごい威力です…!」
ミアが驚嘆の声を上げた。
隣のザクがようやく砲撃の来た方へ顔を向ける。シールドを立てながら後ろへ下がったところに次弾が飛来したが、今度は胴体を外れ、左腕を付け根から吹き飛ばすだけに終わった。
片腕を失ったザクが大きく傾く。立て直すために開いた脚と、肩を庇うように捻った胸部が見えた。私はその胴体に照準を重ね、ダメ押しのバズーカを撃ち込んだ。
姿勢を崩していた相手に避ける余地はなかった。爆炎に呑まれる直前、ザクの右腕がこちらへマシンガンを向けかけたが、弾が出るより早く機体そのものが砕け散った。
――クソォ!クソォォォ!!
敵パイロットの思いが身体を通り抜け、私は思わず舌打ちを漏らした。
騙し討ちをしてきたくせに、身勝手な思いばかりを押し付けてくる。こちらだって、殺されるつもりで追いかけてきたわけではないのだ。
そう悪態をついてみても、胸の内側に引っ掛かった感情はすぐには消えなかった。自分のものではない焦りや恐怖が混ざり、次の標的に照準を移す指へ余計な力が入る。
私は一度だけ指を緩め、呼吸を整えた。これもララァの言っていたニュータイプの力の側面だというのなら、利点と欠点の両方を扱えるようになるしかない。今それに気を取られて、敵弾を貰うわけにはいかなかった。
『初弾命中!ザク一機を撃破!次弾は左に逸れやがった。すまない、暖まった砲身に制御が追い付いてない』
「いえ、試作兵器には良くあることです」
『ヘッ、そうかい』
この状況で妙な親近感を覚えてしまうのもどうかと思うが、予定通りに動かない試作機の面倒を見る苦労には覚えがあり過ぎた。撃っただけで止まらず、次弾を装填してくれるなら、まだ対処のしようはある。
『今のデータを解析すれば、射撃プログラムを修正出来ます』
通信を共に聞いているマイ中尉が口を挟んできた。ヒルドルブから送られている射撃データを、コムサイの中で解析しているらしい。
私は敵の前へ回り込むのをやめ、脚部の噴射を強めて地表の砂を巻き上げた。機体の後ろへ広がる土煙が、ヒルドルブとの間に帯のように残る。敵の砲手から両機の動きが見えなくなれば、こちらも少しは楽になるだろう。
煙の薄いところを狙って砲弾が飛んできたが、既に私はそこを離れていた。敵が最後に見た場所を射撃している間に、横へ滑って別の斜面の陰へ入る。
『で?今日撃つ分はどうすんだよ』
ソンネン少佐も陣地転換を始めたようだった。地図上のヒルドルブの位置が、先ほどの射撃地点から少しずつずれていく。
砲身の温度によってどの程度弾道が変わるのか、今の1発だけで答えが出るものではない。撃つ間隔も違えば冷え方も違うだろうし、条件を変えて確かめるだけで一昼夜くらいは潰れるのではないだろうか。今からそれを待ってくれるほど、向こうも親切ではない。
「ミアならすぐに出来ますか?」
「いえ、私でもそんな早くは無理です……すみません」
「謝る必要はありませんよ」
ミアが申し訳なさげに背中を丸めた。端末には射撃時の数値が並んでいたが、彼女はそれを閉じ、敵の配置を表示し直す。今できることへ戻ってくれたのだろう。
その間にも、敵はヒルドルブの射界から退き始めていた。戦車が先に後退し、ザクがこちらを撃ちながら追随する。慌てて背中を向ける機体はなく、1機が動けば隣の機体が射撃を続けていた。
こちらが隠れた隙に追撃するのではなく、まず砲撃から身を守ることを選んだらしい。新型と思われるMSと、それを支援する大型砲がいると分かった途端に、この切り替えである。敵の指揮官はかなり優秀だ。
『少佐の経験で…修正して下さい』
私は思わず通信機を見遣った。
マイ中尉もなかなか無理難題を言うものだ。こちらの主任技師たちも大概だが、結局のところ最後は乗っている人間が何とかしろ、というのはどこの試験機も同じなのだろうか。
『ヘッ、勘で合わせろってか?…俺の勘で、ねぇ』
返ってきた声を聞く限り、ソンネン少佐はもうそのつもりでいたようだった。ヒルドルブは先ほどとは別の窪みに入り、車体を止めている。
私はミアの端末へ先ほどの着弾映像を回した。こちらからは目標と着弾位置の両方が見えていたのだから、砲手の位置から見るより分かることもあるはずだ。
「こちらからも着弾データを送れます。参考になれば良いですが」
『充分だ。望遠で見るよりよっぽど役に立つぜ』
ミアが頷き、射撃前後の映像を送信する。これで少しでも次弾が当たりやすくなればよい。私は再び敵の隠れた稜線へ顔を向けたが、その直後、向こう側からいくつもの攻撃の気配が持ち上がった。
「…っ、その前に向こうのミサイルが来ます!」
相手はザクJ型を使っていた。先ほど姿を見せていた機体の大半が、脚部に3連装ミサイルポッドを取り付けている。それを使って稜線の裏から撃ってきたらしい。
稜線の上へ幾筋もの白い尾が伸びた。目標を直接見通せないまま、こちらのいた場所へまとめて放ってきたのだろう。高く上がったミサイルが弧を描き、08Bとヒルドルブのいる一帯へ落ち始める。
『来たな…戦争を教えてやる』
至近弾で足回りを破損させられるのは面倒だ。私はスロットルを押し込み、土煙を引きずりながら前進する。上からこちらを捉えようとするミサイルに対しては、地表へ低く広がる煙だけでは足りないかもしれない。砂の厚く積もった斜面をかすめ、脚部の排気でさらに巻き上げた。
モニターの下半分が薄茶色に染まる。自分で上げた砂の中を進むのだから、こちらも地形を見失わないようにしなくてはならない。ミアの示す地図で進路を確かめ、窪みを越えたところで機体を横へ滑らせる。
頭上を仰ぐカメラに、煙の中へ突っ込んでくる弾頭が映った。最後にこちらを追おうとする動きが見えたものの、姿を捉えきれなかったらしい。そのまま直前まで走っていた場所へ落ち、砂を高々と吹き上げた。
爆風に押されて機体が僅かに流れる。私はペダルを踏み直し、次の弾着から離れた。立て続けに地面が抉られ、排気の土煙に爆発の黒煙が混じっていく。
ミアがシートにしがみつく気配がした。機体が横へ押された時に、私の肘にも彼女の腕が触れる。すぐに体勢を戻したようなので声は掛けず、そのまま加速した。
こちらに向けられたミサイル群は、大半が見当違いの場所へ落ちた。だが、もう一方の弾着は確認できない。ヒルドルブの方角にも煙が上がっているのが見えたきりで、機体そのものは稜線に隠されていた。
ソンネン少佐なら、弾を避けながら上手いことやってくれるだろう。少なくとも先ほどまでの動きを見て、陣地に居座ったまま頭からミサイルを被るような人だとは思えなかった。
私は敵の正面へ進路を取り直した。歩兵が残っている場所を何度も通るのは避けたい。ザクと戦車が稜線に隠れている間に、動くたびに足元から誘導弾を撃ってくる連中を片付けておく必要があった。
バズーカを右腕で保持し、左手でザクマシンガンを抜く。砂煙の切れ目からこちらを狙う気配に合わせ、銃口を下げて短く撃った。
地面に並んだ弾着の一つが、隠蔽陣地の縁を吹き飛ばした。偽装網の下から人影が転がり出る。その脇で別の兵が発射筒を構えたので、さらに一連射して沈黙させる。
自分たちの位置がばれていると悟った陣地からは、先を争うように有線式大型誘導弾が飛んできた。だが、先ほどとは距離が違う。飛び出してきた弾を見てから機体を横へ流しても間に合うほどであり、砲口をこちらへ向けたままの射手は、その間にマシンガンで狙えた。
それでも、1か所を撃てば別の場所から狙われる。敵の射撃を避けた先に、また別の陣地が口を開けているようだった。
「キリがない!」
「アスカさん!9時方向に!」
「分かっています!」
機体の向きをそちらへ変える時間も惜しかった。私は左腕だけを横へ伸ばし、殺気を感じた場所へ銃口を向ける。最初の数発が陣地の手前を掘り返したので、肘を少し上げて射撃を続けた。
土砂の中から長い発射筒が跳ね上がり、こちらへ向いていた意識が途切れる。遅れて響いた怨嗟の声を、私は撃破の確認に使った。
こんなものを頼りに死んだかどうか確かめるようになるとは、少し前まで考えもしなかった。だが、煙の向こうを拡大して死体を探すより早い。使えるものは何でも使うしかなかった。
「見つけたら、そのまま教えて下さい。足元まで全部は見ていられませんから」
「はい…!今のところは、もう動いていません!」
ミアは今度は目を逸らさず、カメラの映像を切り替えていた。声にはまだ震えが残っている。それでも、私が正面を見ている間に脇の陣地を探してくれるだけで助かった。
歩兵が次々にやられるのを見かねたのか、敵のザクが稜線から上半身を覗かせた。胴体の下側を地形に隠し、頭と肩を出してマシンガンを撃ってくる。狙いは荒いが、歩兵へ銃口を向けたままでは当たる位置を掃射してきた。
こちらが機体を振って避けると、隣のザクが顔を出す。先に撃った機体はその間に沈み込み、代わりに低い位置から61式の砲口が現れた。
私を歩兵の陣地から遠ざけ、その間に生き残りを逃がすつもりなのだろう。砂の窪みを這う人影が何人か見えたが、それを追っている余裕はなくなった。
やはり一筋縄にはいかない相手だった。こちらのマシンガンで陣地を潰されると分かれば、今度はそれをさせない撃ち方へ変えてくる。私は地表を掠める戦車砲弾を避けながら下がり、バズーカの残弾表示へ一瞬だけ視線を落とした。
弾倉には、あと1発。
稜線から出たり引っ込んだりしている頭を狙うには惜しい。もう少し確実に当てられるところまで引きずり出したかったが、向こうもそう簡単には乗ってこないようだ。
そう考えた時、遠方から重い発射音が聞こえた。
大口径砲弾が頭上を高く越え、敵の隠れている稜線の向こうへ大落角で落ちていく。次の瞬間、稜線の縁を越えるほどの土砂が噴き上がり、顔を出していたザクが慌てて身を屈めた。
ヒルドルブだ。直接狙えなくなった敵を、今度は曲射榴弾で炙り出しにかかったらしい。
ありがたい援護である。私はザクの射撃が途切れた隙に横へ走り、先ほどより近い窪みへ飛び込んだ。機体を低くすれば、ここからは敵の稜線に頭を隠せる。
だが、先ほどまで聞こえていたソンネン少佐の射撃通告がない。着弾を伝えたものの、ヒルドルブからの返事はなかった。
「コムサイ!ヒルドルブと通信が取れません!」
『こちらもです。先ほどのミサイル攻撃で通信アンテナを破損したと思われます。送られていた映像と機体データも途絶えています』
撃てているのだから、ソンネン少佐は無事なのだろう。だが、こちらの声が届いているかも分からない以上、今まで通りに援護を頼めるとは限らない。
歩兵の陣地を避けながらザクと戦車を相手にして、その上ヒルドルブの動きまで見ていられるだろうか。敵が散り始めている今、目の前の相手に気を取られて迂回を許すのは避けたかった。
「こちらの映像と位置情報を送ります。ヒルドルブの援護をどこまで期待できるか分かりませんので、そちらからも支援をお願いします。手一杯になれば、周囲まで見ていられなくなるかもしれません」
『分かりました。敵の動きはこちらでも追います』
「ミア、お願いします」
「はい。どのカメラを送りますか?」
「まずは正面を。私が敵を追っている間は、側面や後方も見てもらって下さい」
ミアが端末を操作する。送信する映像を選び、機体の現在位置と共にコムサイへ回してくれた。
『受信しました。その位置でしたら、右手の土手を越えずに進めば敵の正面からは隠れられます。ただ、先の窪みは左にも続いています。戦車が回り込んでくるとすれば、そちらでしょう』
ミアが表示した地形図を見る。確かに、正面の稜線だけを見て進めば、左側へ回った敵に側面を晒すことになる。
「では、ここで一度止まります。左から何か出てきたら教えて下さい」
『了解しました』
機体を低くして土手の陰へ寄せ、私はミアに敵の監視を頼んだ。その間に、ヒルドルブのいる方角へ意識を向けてみる。
敵の殺気を拾うのとは少し違う。先ほど射撃する直前に感じた集中と声の響きを思い出し、周囲から伝わってくる感情の中にソンネン少佐を探した。
焦りはある。だが、少佐はまだ敵を追っていた。先ほどまで砲撃していた辺りから、別の場所へ狙いを移そうとしているようだった。
『先ほどの着弾地点から、敵が離れ始めています。土煙で機数までは確認できません』
「こちらからも姿は見えません。次の砲撃が入ったら少し前へ出ます。今の位置から、右の土手沿いに進むつもりです」
ソンネン少佐の注意が、一瞬こちらへ向いた。
私のいる辺りを確かめるように留まり、それから土手の先へと移っていく。今の言葉に反応したのだ。
聞こえている。
ヒルドルブから送信できなくなっただけで、こちらの交信はまだ受信できているのだ。
私は知らず知らず詰めていた息を吐いた。これなら、マイ中尉へこちらの動きを伝えておけば、少佐にも通じる。敵をどこへ誘うかまで分かれば、あの人なら撃てるところを見つけてくれるだろう。
ただし、どうして聞こえていると分かったのかを説明するのは面倒だった。ひとまず、そのことは黙っておく。
再び砲声が響いた。
頭上を越えた榴弾が稜線の向こうへ落ち、先ほどとは少し離れた場所で土砂が噴き上がる。その下で、敵の気配が左右へ分かれ始めた。
『敵が散開しています。左側は稜線沿いに窪地が続いていますから、そこを通れば機体を隠したまま迂回できます』
ミアの地図に、マイ中尉から送られてきた経路が重なった。左へ動いている気配も、ほぼその線に沿っている。
「では、左へ回ります。稜線の低いところから向こうへ出られますか?」
『少し先に鞍部があります。ただ、そこを越えると敵からも姿が見えます』
「承知しています。そこから側面を叩いて、すぐにこちら側へ戻ります」
ザクマシンガンを腰へ戻し、バズーカを両手で構える。私は機体を起こして右手の土手沿いに進み、その先の鞍部へ向けて左に進路を取った。頭上を次の砲弾が越えていく。向こう側で爆発が起き、移動していた敵の注意が一瞬そちらへ逸れた。
向こうは稜線に機体を丸々隠している。ヒルドルブの直射を避けるためだろうが、その地形は私の接近も隠してくれた。
機体の噴射音が斜面に反響する。私は腰を落として稜線の低いところを目指し、直前で脚を伸ばした。補助スラスターを噴かし、滑走の勢いを乗せたまま斜面の肩へ躍り出る。
視界が開けた。
稜線沿いに移動していたザクが並び、その最後尾がちょうど隣の機体を追いかけて足を踏み出していた。こちらから見える側面には盾がない。モノアイも進行方向を向いたままだ。
相手が気付くのを待ってやる必要はなかった。私は肩に担いだバズーカを向け、弾倉内の最後の1発を撃ち込んだ。
後ろから迫る弾頭に気付いたのか、ザクが顔をこちらへ回しかける。それより早くロケット弾が脇腹へ突き刺さり、機体の反対側からも火が噴き出した。
爆発したザクの破片が隣の機体へ降りかかる。そのザクが肩を庇って身を捻ったところへ、私は飛び込んだ。
撃ち尽くしたバズーカを斜面へ落とし、空いた右手でヒートサーベルを抜き放つ。刀身の赤熱を横目に確かめる間にも、相手との距離は詰まっていた。
ザクが足を開き、マシンガンをこちらへ向け直そうとする。しかし、爆風で傾いた姿勢から持ち直すには遅かった。私はスラスターを全開にし、胸部の中央へ切っ先を向けたまま突っ込む。
相手は反射的に左手を差し出した。盾のない側から迫る刃を、それで止めるつもりだったのだろう。開かれた掌が刀身へ触れ、指が握り込まれようとする。
その掌ごと焼き貫いた。
腕に掛かる抵抗が一段強まり、続けて胸部装甲を抜いた感触が返ってくる。私は肘を押し込み、機体の勢いが止まる前にコックピットの奥までサーベルを通した。
ザクの右腕が、私の脇でマシンガンを振り上げかけて止まる。眼前のモノアイはまだこちらを向いていたが、その向こうにあった意識はもう途切れていた。
残った敵から、こちらを狙う気配が鋭く刺さった。
1機は倒れかけた味方を避けて横へ出ようとしている。もう1機は、その頭越しに砲口をこちらへ向けた。ここで抜き取りに手間取れば、まとめて撃たれる。
私は左手を相手の胸に当て、押し離すように後退した。サーベルが抜けると同時にザクの膝が崩れ、その肩越しからマシンガンの弾が飛んできた。
斜めに機体を流す。頭の脇を抜けた弾が背後の土手を削った。私は腰を落として倒れるザクの陰へ入り、後退の勢いを保ったままサーベルを背へ戻す。
足元で敵機の胸部から火が噴いた。距離を取った直後に爆発が起き、その土煙が追撃の射線を一瞬だけ遮ってくれる。
落としたバズーカは、まだ稜線のこちら側の斜面にあった。ミアがカメラで位置を示してくれたので、通り過ぎながら右手を伸ばして掴み上げる。腕に掛かった重さで胴体が回りかけたが、逆側の噴射を加えて持ち直した。
余計な荷物だとは思う。だが、残っている予備弾倉を使わずに発射機を捨てるわけにはいかなかった。
機体をさらに下げると、稜線が胸の高さまでせり上がり、ようやく敵の姿が見えなくなった。今度は頭上を弾が抜け、向こう側で撃っている音だけが響く。
私は左手で空の弾倉を外し、最後の予備を押し込んだ。接続部の表示が切り替わり、残弾が戻る。これでバズーカの予備弾倉はカンバン*2だ。この弾倉を撃ち尽くせば、あとはザクマシンガンとヒートサーベルしかない。
ザクマシンガンでもザクは倒せるが、それなりに弾を使う。予備弾倉はスカート前面に2つだけで、戦車と対MS特技兵まで相手にし続けることを考えると心許なかった。
「今のうちに、マシンガンも替えておきます」
バズーカを腰へ固定し、ザクマシンガンを両手で持ち直した。外した円形弾倉にはまだ少し残っていたので、空いた予備弾倉の位置へ戻しておく。あとで数発欲しくなってから、捨てたものを拾いに戻るのは御免だ。
新しい弾倉の装着を確かめたところで、稜線裏から強い怒りが近づいてきた。残った3機のうち、1機がこちらを追って斜面を上がってくる。
「1機、追ってきます。このまま下がれますか?」
『後方は開けています。ただ、その先は左側が深く抉れています。下がるなら右へ寄って下さい』
地図を確かめると、右へ寄ればヒルドルブから敵へ通る射線も空けられる。私は後退しながら機体を反転させ、正面から迎える姿勢を取った。
「では右へ。追ってくる機体は、今から稜線を越えます」
背後で、ソンネン少佐の意識がこちらへ絞られた。私は後退を続けながら銃口を据え、ザクが姿を現すのを待った。
「さあ来なさい!」
最初にザクの丸い頭が現れ、次に肩とマシンガンが見えた。ザクがこちらを捉えて砲口を下げようとしたところへ、私は一連射を浴びせた。
距離が開いているため、弾は胸部を貫徹するまでには至らなかった。それでも、立て続けの被弾を受けた上半身が仰け反る。盾を持ち上げかけた相手は、斜面の上で足を踏み直した。
そこへAPFSDSが飛び込んだ。
上げかけた盾の下から胴体を貫き、ザクを一瞬で引き裂く。片脚が稜線のこちら側へ転がり、上半身は向こう側へ落ちていった。遅れて見えない場所から爆炎が上がり、破片が斜面を滑り落ちてくる。
先ほどのような左への逸れはなかった。
私は機体を下げながら、砕けたザクが転がった場所をカメラで追った。あの射撃の修正に、私たちの送った着弾データが役立ったのか。それとも、長年の経験で補ってしまったのか。どちらにせよ、欲しいところへ撃ってくれたのは確かだった。
「命中、撃破です」
『こちらでも確認しました。ヒルドルブから射線が通っていたようですね』
「ええ、助かりました」
ミアも小さく息を吐いた。途絶した回線の向こうから声は戻ってこないが、先ほどまでよりずっと近くで戦っているように感じた。
しかし、まだ左翼側の稜線裏にはザクが2機残っている。これを放置して右翼へ向かうには、少々懸念があった。
敵も同じことを考えているらしい。追撃してきた1機が撃たれた後は、残りの2機が姿を見せなくなった。こちらが動けば稜線の向こうでも移動し、距離を詰めようとすれば頭と砲口だけを覗かせて牽制してくる。
急いで追ってはこない。私がその場を離れられなければよいのだろう。
試しに右翼側へ少し進路を向けると、片方のザクが稜線の低いところからマシンガンを撃ってきた。こちらが向き直った途端に身を隠し、代わりにもう片方が場所を変える。
そのまま進めば、あの2機を背後へ置くことになる。ヒルドルブの方へ向かおうとしたところを撃たれるのも面倒だが、追ってくるならまだよい。少佐の退路へ回られれば、こちらからは見えなくなってしまう。
「左の2機、付いてきています。少しずつですけど…」
「分かっています。こちらを行かせたくないのでしょう」
ミアへ返しながら、私は稜線の切れ目を探した。先ほどのように飛び越えれば奇襲にはなるが、今度は向こうも待っている。機体が地形から出る位置を予測されれば、至近距離から撃ち込まれることになるだろう。
今度こそ残りのバズーカを使うべきか。2機を同時に相手にして、どちらにも逃げる時間を与えずに倒せるか。考えながら少しずつ距離を測っていたところで、右翼側の空気が変わった。
稜線の向こうから煙が広がり始めた。白っぽい煙が何か所からも立ち上がり、地形に沿って厚く重なっていく。先ほどまで見えていたザクの頭も戦車の砲口も、その中へ消えた。
煙幕である。
『右翼で煙幕が上がっています。そちらから敵の動きは見えますか?』
「いえ、こちらからも見えません」
だが、煙の中に留まる気配ではなかった。複数の意識が一つの方向を向き、そのうちの一つが急に高く持ち上がる。
私はモノアイをそちらへ振った。
濃い煙の膜を突き破り、ザクが飛び出してきた。
バックパックと脚部から長い噴炎を引き、スラスター全開で大きく跳躍している。向かう先は私ではない。ヒルドルブが隠れている稜線だった。
地上から直接射線を通せないなら、上から覗き込めばよい。私が左翼に足止めされている間に、右翼のザクがヒルドルブへ迫っていた。
「1機、跳びました!ヒルドルブへ向かっています!」
『こちらでも見えました!あの高さなら、稜線の裏へ射線が通ってしまいます!』
空中のザクが両脚を前へ出し、胴体を起こしてマシンガンを構えた。直後、その銃口から弾が連なり、ヒルドルブのいる窪みへ向けて撃ち下ろされる。
稜線の縁に弾着が走った。上からなら、トレンチのような窪みに隠していた車体も見えるのだろう。遠目にヒルドルブの装甲へ火花が散ったのが分かり、私は知らずペダルを踏み込んでいた。
この距離なら、すぐに車体の厚い装甲を抜かれることはないかもしれない。だが、履帯やセンサーを壊されれば十分に厄介だ。動けなくなったところへ残りの敵が回り込めば、いくらあの主砲でも全方向を相手にはできない。
ヒルドルブから煙幕が噴き出した。車体の両側を覆うように煙が広がり、その中へ巨体が沈んでいく。敵機が近くへ着地する前に陣地を捨て、移動するつもりらしい。
空中のザクは最後に煙の中を横へ掃き、稜線の向こうへ降りていった。着地の砂煙だけが高く上がり、機体の姿は見えなくなる。
ソンネン少佐の意識は動いていた。こちらの警告も届いている。だからといって、それに甘えて好きなだけ敵を近づけさせるわけにはいかない。
私は左翼の2機へ向き直った。
こちらが右翼へ目を向けていた間にも、連中は稜線沿いに位置を変えていた。放置していけば背後を取れる場所を保ち、こちらが追えば時間を稼ぐ。撃ち合って勝つ必要はないのだから、相手にとっては随分と楽な仕事だろう。
だが、それを許しているのは私だった。
ザクマシンガンの残弾を確かめ、腰のバズーカの位置を見遣る。弾を惜しんで間に合わなくなれば何の意味もない。ここを片付け、ソンネン少佐の側へ戻らなくてはならなかった。
「ミア、揺れます。しっかり掴まっていて下さい」
「はい!」
私は後退をやめ、機体を低く沈めた。脚部の噴射を切り替え、流れていた巨体を押し返す。敵のいる稜線が、それまでとは逆にモニターの中で大きくなり始めた。
早く向こうへ行かなくてはならない。
煙に隠れたヒルドルブの姿が、何度も頭の隅に浮かぶ。目の前の2機へ集中しようとするたびに、別の方角へ気が逸れそうになるのを抑え、私は操縦桿を握り直した。
右翼を映した補助モニターへ、また目が行きかけた。
ご高覧ありがとうございます。
第24話へのご感想ありがとうございます。
この問題は根深く、重力に魂を引かれているかいないかで、かなり解釈が異なってくると思います。作者はジオン側の話を書いている通りジオニストなので、どうしてもジオン側にバイアスが掛かります。そのため折角頂いたご感想へのお返事を一件一件返した場合、片方を立てればどうしても片方が立たないので、そのご感想を読まれる他の方を含めてご不快な思いをしてしまうかと思い、勝手ながら24話への全てのお返事を控えさせて頂きました。
事後ながらご了承頂ければと思います。
ちなみに、ジオニストの私がマイルドに考えを表明するとしたら、お互いに交渉して取り決めた条約があるなら、お互いがきちんと守ろうよとは思いますね。無秩序で無差別な残虐ファイトによる絶滅戦争を回避するための南極条約なんだし、とも。ぶっちゃけ、南極条約はジオン側のメリット薄いんですよね…(無くは無いが、欲しかった勝利の代わりになると程ではない)
条約の効力を無効化して勝ちにこだわるのであれば、既に制宙権はあるので、まずはルナツーにソロモンなりアバオアクーになる前の小惑星をブースターで大加速させてから連続でぶつけて(外は無事でも中は無事では済まない)無力化した後に、その奥のサイド7やらちょうど良い大きさに破壊されたソロモンの残骸なりを地球にドカドカ突入させれば決着付くわけですからね。核ミサイルでの本国攻撃?その頃には宇宙戦力無いのにどうやってサイド3まで持ってくるんだよって話です。既にコロニー落としてしまっている現状で、今更お代わりを躊躇う理由など無いわけですから。
MSが無くビンソン計画で必死こいて艦隊揃えている状況で、南極条約を違反していることがバレた時のデメリット(あ、連邦がやって欲しくないことを沢山了承したのに、そっちから破るんだね。分かりました。にならないとも言えない)が大きいのに『今』それをする意味あるのかというのもありますよね。
先にコロニー落としたから、と言われてもジオリジンでは連邦も平気でデモに対して殺害という形で報いて79年間圧政を敷いてきたわけですから、巡り巡って積年のものが自分たちに帰ってきたとも言えなくは無いですし、殺した殺されたというのであれば先にやったのは連邦側である、と言う見方もないわけでは無いですよね。
とまぁこんな感じで、今までガンダムに関する論議では避けては通れない話題ですし、沢山の人が山のような論議を重ねて堂々巡りで答えが出ないわけで、勿論私のこれに対しての反論も絶対に有るわけですから、必ず水掛け論みたいになるので一件一件にお返事しなかったと言うわけであります。(結論が長い!)
連邦が好きな方達と喧嘩したくてこの小説書いているわけではないですからね。(これじゃ、ただのお気持ち表明だよ…)
さて、戦闘になると注釈が減ると定評のある私ですが、久しぶりのまともな戦闘回なので張り切って書いた結果、まさか14000字近く書いて書き終わらず、長過ぎて分割すると言うことになってしまいました…(長えよ)
もうお分かりかと思いますが、セモベンテ隊はかなり部隊数が強化されました。ネタバレになるので完全な編成数は書きませんが、物資集積所程度ではなく中から小規模の基地くらいなら攻略出来るかもと言った感じです。
MSに戦車隊にMS対抗兵器を持った歩兵隊ですから、地球連邦も本気ですね!
予告としましては、明日はフェデリコ側でも書いてますので、楽しんで頂けたらと思います。
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登場させるとしても大分先になりますが、ジークアクスのキャラを出すのはアリかナシか。(出るならニャアン)
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アリ
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ナシ
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どっちでも良い
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早く書け