仮面ライダーフィクス   作:旅人0605

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ワ「喫茶店のホール兼、修理屋である月影ワタルは!憑从影の通報を聞き、工業地帯に向かうと出会ったのは!」
マ「殲滅部隊の第4支部の黒神マキです!」
ワ「厨二病が抜けてるぞ、チビ」
マ「だからマキはチビじゃないです!!」
ワ「俺の身長を抜いてから言おうな?チビ」
マ「あー!もう許しません!異能力『朧火』!」
ワ「ワー、タイヘンダナー!どうなる第2話!!」
マ「話を聞いてください!!」



第2話ミスマッチな2人

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『spanner in fix all clear!』

 

緑色のミストが晴れて、ワタルには鎧が形成されて頭部に緑色のスパナが取り付けられていた。

 

 

「最後の忠告だ憑从影モドキ、そこを退け」

「貴方は一体何者ですか!?」

 

ワタルは頭部に取り付けられているスパナを指でなぞる様にして言った。

 

 

「リ・フィクス、俺は今の姿をそう呼んでるよ。まあ呼びにくいならフィクスで良い」

「フィクス、さんでいいですよね?貴方の目的は何ですか?」

「憑从影を全員ぶっ潰す、それだけだ。楽しませてくれよ?憑从影モドキ」

「さっきから憑从影モドキって何ですか!?マキは憑影です!」

 

ワタルはマキの言葉を無視するように銃の引き金を引いた。それをマキは勢い良く後ろに避けた。

 

 

「いきなり何するんですか!?」

「悪いが、俺にとっちゃ邪魔するなら憑从影だろうが、憑影だろうが排除の対象だよ」

「ッ!異能力『朧火』!」

 

マキがそう叫ぶと、ワタルは腰から赤色の小瓶を取り出す。

 

 

「この先には行かせません!!比嘉先輩が頑張ってくれてるんです!火焔時雨!!」

「炎か…」

 

マキはワタルのいる方向に手を翳すと、炎の矢が放たれる。

 

 

「私の異能力は⋯寒さ、冷たさへの耐性を失う代わりに3種の炎を扱う事が出来る」

「成る程な、ならこっちも!!」

 

ワタルは赤色の小瓶を仕舞い、水色の小瓶を取り出し、それを銃に装填した。

 

『フルボトル!』

「やっぱり防御だと役に立つね、ダイヤモンドは」

『スマッシュアタック!ダイヤモンド!

 

ワタルは炎の矢に向けて撃つとダイヤモンドのような盾が形成され、炎の矢を全て防ぎきる。

 

 

「何ですかそれは!?」

「こいつはスマッシュスチームガン、俺も詳しくは知らねえが。例えばこんな事も出来る」

 

ワタルは再度、赤い小瓶を取り出すとスマッシュスチームガンに装填する。

 

『フルボトル!』

「流石に真夏だから、涼しいぐらいだろうが」

「ッ!?黒焔幻葬!!」

「遅えッ!!!!」

『スマッシュアタック!消防車!

 

ワタルが引き金を引くと、勢い良く銃口から大量の水が噴射される。

 

「きゃぁぁぁ!!!」

 

そのままマキの黒炎のバリアは水によって消え、水圧でマキは後方へと吹き飛ばされる。

 

 

「良し、後は」

 

ワタルはジャンプをして上にある貯水タンクのような物に登ると、スマッシュスチームガンに剣のような物を分解して、取り付けた。

 

『スチームブレード!ライフルモード!』

「流石にここからなら」

 

ワタルはスコープを覗くと、先程マキが言っていた比嘉という憑影とそれと戦闘している憑从影を捉える。

 

 

「憑影には用は無い、俺が用があるのは憑从影だけだ」

『フルボトル!』

 

ワタルは兎が描かれている赤い小瓶をスマッシュスチームガンに装填すると、スコープの中央に憑从影の頭部へと向けた。

 

「ぶっ潰れろ」

『スマッシュショット!ラビット!

 

引き金を引くと、赤い弾丸が空を駆けていき、憑从影の頭部を撃ち抜いた。

そして憑从影は倒れる。戦闘をしていた比嘉は困惑したような姿で憑从影に近づいていった。ワタルは仕事は終わった言うように変身を解除してその場から離れ始める。

 

 

「待って…ください!」

「何だよ、気絶して無かったのか」

 

ワタルを呼び止めたのはマキだった。怪我はある様だが、ワタルの水による攻撃は全て乾いていた。恐らく、朧火を用いて乾かしたのだろう。

 

 

「もう憑从影は殺した。俺がここに居る理由は無い」

「貴方は、異能力者何ですか?」

「俺をお前等と一緒にすんな、死んでも死にきれない人でなしだよ、ただの」

 

そう言うと、ワタルはスマッシュスチームガンの引き金を引き、銃口から煙が出始める。そしてワタルが煙と共に消えてしまった。

 

 

_______________________

数日後、nacitaにて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、結局そのマキって言ったっけか?その子と戦ったのか?」

「まあ、今回勝ちましたし、次戦っても勝ちます」

 

自信満々に言い、ワタルはコーヒーを淹れていた。

 

 

「なあ、俺にも淹れさせてくれよワタル」

「いや、マスターが淹れたらブラックホールみたいな色になるじゃん、これから常連さん来てくれるんだから、マスターは料理を頼みまーす」

「トホホ、言ってくれるじゃねえか!よし何時かお前が美味いって言うコーヒー淹れてやるからな!!」

「はいはい、そろそろモーニングの時間だし、お客さん来るんじゃないの?」

「いや、今日は」

 

そう言うと、石動惣一は店の奥からこの前直したアクリルスタンドを持ってきた。

 

 

「これの依頼者が今日取りにくるらしいぞ」

「え、朝だよ?」

「まあ、向こうも忙しいらしくてな」

 

「すみませーん!頼んでいた物を受け取りにきました!」

 

店の外から声が聞こえた。まあ恐らくこの扉にまだcloseの看板がついているからだ。

 

(あれ?何かこの声聞き覚えが)

「ほいよ〜!入ってきていいぜ!!」

 

そして扉が開くと、中学生の少女が入ってくる。そしてワタルはその顔を見てギョッとした。

 

「すみません、数日前に頼んだアクリルスタンドってどう・・・あッ!!」

「げっ」

「貴方はこの前の⋯何で此処に!?」

「何でチビが此処に」

「誰がチビですか!牛乳だって飲んでるんですよ!?成人したら貴方ぐらい簡単に抜かせるんですよ!!」

「だったら、チビにお呪いをかけてあげよう!君は成人になっても背は伸びない!」

「辞めてください!?私は14歳です!これから伸びるんですよ!!ってそうじゃなくて、何でこの喫茶店に貴方が!」

 

「ストップ!ストップ!少し熱くなりすぎだぜ?2人共」

 

関係ない話になり、ヒートアップした2人を止めたのは何時の間にコーヒーを淹れて持ってきた石動惣一だった。

 

 

「こういう時はコーヒーが一番だぜ?サービスだからお代は頂かねえぜ」

 

「あ、ありがとうございます」

「・・・・・」

 

ワタルは反応しないが、マキは感謝を言い、渡されたコーヒーに口をつける。

 

「んぐっ!⋯⋯⋯美味しいです」

 

「お!マジ!?やっぱワタル、分かる人には分かるんだよ。さ、ワタルも飲んでみ?」

「マスター、毒見をお願いします」

「ひっでぇ!美味く出来たんならそれで⋯⋯⋯うわっ!不っ味ぃ!」

 

マスターのコーヒーは案の定だった。

ワタルはそれを聞くとポケットから缶コーヒーを取り出し飲み始める。

 

「あのマスター⋯さんですか?」

 

「お、自己紹介がまだだったな、俺はこの喫茶店nacitaのマスター、石動惣一だ、まあ気軽にマスターって呼んでくれよ、それでコイツは」

「月影ワタル、一応このnacitaのメニュー開発と修理屋をやってる」

 

そう言うと、ワタルは自身が直したアクリルスタンドをマキに渡す。

 

「これって!沖田くんの割れちゃったアクリルスタンド!?直してくれたんですか!?」

「おい、グワングワンするな〜、身体を揺らすな〜」

 

興奮したマキはワタルの肩を揺らして目を回させていた。

ワタルは無理矢理マキを引き離すとnacitaのエプロンの皺を直す。

 

「マスター、ちょっと店開けてきます」

「了解、朝飯は作っといてやるから行ってこい」

「ほーい」

 

ワタルは店の外へと出て行った。それをマキは見るとマスターに話し掛けた。

 

 

 

_______________________

マキside

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マキが修理屋について知ったのは数日前、マキは朝に寝ぼけて幕ラブの沖田くんのアクリルスタンドを割ってしまいました。

捨てるのも惜しくて、悩んでいたら夏休み前にクラスメイトの内で流行っていた噂を思い出したのです。

その名も【修理屋】と言う噂です。

依頼されればどんな壊れたものでも直してしまうらしいです。

その修理屋は喫茶店の店員がやっているといのもありましたけどまさか本当だったとは…

 

 

「マスターに聞きたいことがあるんですが良いですか?」

「ん、何だ?もしかしてコーヒーの淹れ方か?それなら──」

「いえ違います」

「うわ凄い食い気味に言うな」

「あっ!?すみません!」

「まあ良いよ、それで聞きたいことってのはワタルの事か?」

「はい」

 

彼は数日前に殲滅部隊の任務で比嘉先輩と駆り出された時に出会った。

不思議な銃を使用して憑从影を倒した不思議な人です。

 

 

「マスターは知ってるんですか?その⋯」

「知ってるよ、フィクスの事だろ?まあアイツにもそれなりの理由があるからな」

「理由、ですか?」

「そう、アイツはな昔、憑从影に両親を殺されたんだよ」

「じゃあ、彼が戦ってる理由って」

「まあ、復讐だろうな自分の両親を殺した憑从影を探してぶっ殺してるんだ〜とか言ってたよこの前」

「じゃああの銃はマスターが?」

「いや、あのスマッシュスチームガンは2年前にアイツの誕生日に届いてよ、それからアイツはそれを使って憑从影を倒して回ってる」

「・・・・・」

 

驚きました。先程、マキと言い争っていた彼が背負っているとは思えない過去でした。彼はそれなりの物を背負っているということに、

 

 

「そう言えば、気になったんだが憑影って何なんだ?憑从影とは違うんだろ?」

「本来、人間には3つ種類があるんです、1つは異能力も霊力も持たない普通の人間、もう1つは肉体と魂を持った人間と死者の魂が融合した種、そしてその中の異端が私達憑影なんです」

 

マキはマスターの質問に答えると、マスターは笑って言った。

 

 

「ワタルは普段はああだけど、志は恐らくマキちゃん達と同じだと思うぜ?」

「え?」

「アイツ、何だかんだで目の前で人が危険な目に遭ってたら迷わず飛び出す程だからな」

「そう言えば、ワタルの持ってた銃でマスターは戦わなかったんですか?」

「ん?」

「あ、責めてるわけじゃないんですよ!?でもワタルだけが戦ってるのは不思議だなと思いまして」

「ああ、そう言うことか」

 

マスターは少し険しい顔になってマキに言いました。

 

 

「本当は俺が戦いたかったんだけどよォ、でも流石に俺、今年で42なんだよ。流石にこの歳でワタルみたいに動くのは無理があってよ、でも俺の願いをワタルに託したんだ、俺は虫けらみたいに人を殺す憑从影が許せない、それが俺がワタルに戦ってもらってる理由だよ」

「マスター…」

「ワタルの奴はな、孤独なんだよ。両親殺されて、いつだって死にたいって思ってる、でもアイツは懸命に生きてる。⋯⋯マキちゃん、良ければで良いんだがワタルの友達になってやってくれないか?」

「でも、彼は…」

「ま、ゆっくりでいい」

 

そう言うと、マスターはキッチンに向かいました。

 

 

「そうだ!マキちゃん朝飯食った?」

「いや、食べてないですけど」

「良かったら、家の料理食べてってくれよ、今回はサービスするからよ」

「じゃ、じゃあお言葉に甘えて」

 

「マスター、店開き終わったよ」

「お、丁度いいじゃねえか…マキちゃんに飯作ってやってくれよ」

「⋯⋯⋯まあ、依頼してくれたしいいか、ご注文は?」

 

先程とは思えないくらい優しいです。

やはり仕事のスイッチが入ると性格が変わる人なんですかね。

 

「おい、変な事考えてるだろ」

「か、考えてませんよ!じゃあこの、〈おまかせモーニングセット〉ください!!」

「話を逸らしやがって、へいへい了解しましたお客様」

 

そう言うと、彼、ワタルもマスターの居るキッチンへと歩いて行きました。

 

 

 

 

 

 

 

マキside―終了―

 




思ったより早く次話を投稿出来た
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