仮面ライダーフィクス   作:旅人0605

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ワ「憑从影に憎悪を抱いている月影ワタル、彼はフィクスという戦士となり、憑从影を殲滅していた」
マ「そんな時、マキがnacitaに訪れ、ワタルの過去を知ることになります」
ワ「そう言えば、マキは確か動物系の異能力者なんだろ?」
マ「はい、そうですけど」
ワ「他には何があるんだ?」
マ「合計で7つですね、呪いが強い回復以外はオールラウンダーの”怨霊系”」
ワ「該当の異能力者は確かマキの親父さんと姉貴さんなんだっけ?」
マ「はい。そして次は”地縛系”ですね、特徴は近距離が得意で、遠距離は苦手らしいです。該当異能力者はコウくんです」
ワ「で、次が”憑依系”か」
マ「はい、憑依系は憑依させる霊によって強さが変わります。該当異能力者はハカちゃんと三途川博士です」
ワ「俺、あの人苦手なんだよな〜、かなりスパルタだし」
マ「まあまあ、博士はそれでも国防戦力にも指定されている異能力者ですから」
ワ「次は”浮遊系”」
マ「はい、これは地縛系とは逆で遠距離が得意で近距離が苦手という感じで相性が悪いです」
ワ「要するに互いが互いの戦場に居る場合は物凄く特攻になる訳か」
マ「そういうことです、次は”守護系”です。守護系は攻撃は苦手ですが、回復と防御が得意です」
ワ「後方支援が向いてるってことか?」
マ「ま、そういう感じですね」
ワ「それで最後は”悪霊系”」
マ「はい、悪霊系は未だに分かっていない事が多くてですね、理由はその人達が異能力を発現させる前に死んでしまうというのが多いからですね」
ワ「該当異能力者はユウマさん、あの人何だかんだ生命力強いな」
マ「お兄ちゃんですから!!」
ワ「それじゃ第3話、どうぞ」



第3話閃光のデュエルバトル

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『そうだ!ワタル、マキちゃんと連絡先交換したらどうだ?』

 

 

マキがnacitaにやって来た帰りに、マスターはそう言って、二人に提案した。

 

『マキとしてはまた別日にここに来る予定なので良いですよ』

『はぁ!?嫌だねマスター、こんなチビと連絡先交換したら面倒な事に巻き込まれる未来しかないね!!』

 

その後、嫌々だが結局連絡先を交換することになった。

 

 

 

 

 

 

 

「あれからあのチビからは連絡は無いな」

「警戒しすぎだっての、元々あの子はあの修理品を取りに来ただけだろ?」

「マスターは無警戒すぎるんだよ、あのチビ殲滅部隊とか言ってたけど出来れば関わりたくないんだよ」

 

ワタルはそう言いながら、試作で作ったハンバーグをマスターに渡す。

 

 

「はい、自分特性デミグラスソースハンバーグ」

「おおー、美味そうじゃないの!」

「朝からデミグラスソース仕込んでおけば、いつでも作れるしな」

「そうだ、この間バイト先の子から美味しいパンをもらってよ、ちょっと取ってくるわ」

「了解です」

 

マスターはそう言うと、店の奥へと歩いて行った。そして、ワタルは自分用のデミグラスハンバーグを作ろうと冷蔵庫から肉種を取ろうとすると、不意に入り口の扉を開く音が聞こえた。

 

「いらっしゃい、ようこそnacita⋯⋯へ?」

 

開けられた扉には人の影は無かったが、カランカランと何かが転がってきた。

 

「これってもしかして⋯⋯閃光だ───」

 

その瞬間、ワタルの視界は強烈な光に埋め尽くされ、そのままワタルの意識は暗闇へと堕ちていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ワタル、パン持って来たぞ〜⋯⋯あれ?アイツ何処行った?」

 

_______________________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気絶してしまったワタルはそれからどれくらい経ったのか分からなかったが、目を覚まして静かに言った。

 

「それで、何で自分は拘束されてるんだ?」

 

「おい黒神、お前が連れてきた奴凄い形相だけど」

「いや、私もここまで怒るとは…」

 

目の前に居たのは、数日前に来たマキと憑从影の殺害をした際にマキが比嘉と呼んでいた男性だった。

ワタルは青筋を立てながら、苛ついたように言った。

 

「取り敢えずで良いんで、拘束解いて貰えます?」

「おう、何かうちの隊員が悪いな」

 

そう言うと、比嘉はワタルの拘束を解いて自由にした。

 

「っつうか、ここ何処だ?俺は確か、nacitaで朝飯を食べようとして⋯⋯閃光弾!」

「悪い、黒神がそれぐらいしないとお前はついて来ないって言ってよ」

「お前のせいかチビ!!」

 

そしてワタルはマキに近づき、叫び始めた。

 

 

「私はチビじゃありません!それにこうでもしないとついてきてくれないじゃないですか!?」

「当たり前だろ!?誰が閃光弾で気絶させて誘拐するような連中について行くと思うんだ!?馬鹿じゃねえのか!!?」

「っていうか、マスターはどうしたんですか?一緒に居ると思ったんですけど」

「朝飯食うタイミングだったんでな!!付け合わせを店の裏に取りに行ってたんだよ!っつか話を逸らすな!!」

 

「おう、思ったより仲良さそうで何よりだよ」

「「何処が!?」」

 

そういえばとワタルは比嘉の方を向いて言った。

 

 

「あの、此処って何処なんだ?結局、何かの収容部屋みたいな物か?」

「ああ、此処は対憑从影専用殲滅部隊の本拠地だよ」

「はい?」

 

ワタルはゆっくりとマキを見ると、舌を出して”テヘペロ!”と効果音が聞こえそうな表情をしていた。

それを見ると、ワタルは懐を探しスマッシュスチームガンを取り出そうとした、が

 

「何、スマッシュスチームガン探してるんですか!?私のこと撃つ気ですか!?」

「撃つよそんなもん!っていうかスマッシュスチームガン何処にやった!?」

「そうすると思ったんでこちらで預からせてもらってます」

「チッ⋯⋯で?自分が此処に呼ばれた理由は?」

 

そう言うと、ワタルはすぐ近くにあった椅子へと座る。それを見ると比嘉は言った。

 

 

「取り敢えず自己紹介からだな、俺は比嘉俊彦、黒神の先輩みたいなもんだよ」

「⋯⋯月影ワタル。とある喫茶店の店員、修理屋」

「今回、俺らがお前に来てもらったのは言っちまえば勧誘だよ」

「勧誘?」

「ああ、憑影以外の憑从影に対抗できる戦力って事でな、殲滅部隊に入らないか?」

「⋯⋯結構です。自分は1人で戦えてるので」

「因みに推薦は黒神だ」

 

それを聞き、ワタルは物凄い形相でマキを睨んだ。マキを目を逸らしている。

 

 

「取り敢えず、スマッシュスチームガン返してもらっていいですか?」

「それは良いんだが、もう一つ質問いいか?」

「⋯⋯まあ良いですけど」

「その、スマッシュスチームガンだったか?あれは何処で手に入れたんだ?」

「⋯⋯⋯言っておきますけど量産は無理ですよ?現代科学でも説明出来ないらしいので」

「そうか、じゃあ何時あれを手に入れたんだ?」

「これは自分が4年前の誕生日に郵送で届きました、差出人は確か”ブラッドスターク”とか書かれてましたけど」

「なる程な」

 

それを後ろで聞いていたマキはワタルの言葉を記録しており、ワタルは席を立つ。

 

「自分、もう帰っていいっすか?朝飯も食ってないし、マスター持たせてるんで帰りたいんすけど」

「ん〜、黒神何かこいつにしてもらいたいことねえか?」

「は!?何でこんなチビの言う事何て聞かなくちゃいけないんだよ!」

「悪ぃけど、こっちとしてはお前に関しては探り探りなんだよ。殲滅部隊としては憑从影以外の第三勢力として捉えられてもおかしくねーの、つまり」

「自分の行動次第でアンタらは敵にも味方にもなるってことか?」

「ま、そういうことだ。でどうする?」

 

ワタルは少し考えた仕草をすると、椅子に座り直して言った。

 

「仕方ねえ、一度だけだチビの言う事聞いてやらァ」

「だから私はチビじゃ、なら月影さんは私と決闘してください!!」

「は?」

 

マキはそう言うと、ワタルにスマッシュスチームガンを投げ渡した。

 

「本気で言ってんのか?前の時とは違って容赦なんてしてやらねえぞ?」

「上等です!今度は負けません!!」

 

それを聞いた比嘉は2人を戦闘訓練のシュミレーションルームへと案内した。

 

 

_______________________

 

 

 

 

 

 

 

 

その間、回収されたフルボトルも全てを返してもらった。

 

 

「ルールは何でもアリ!私が異能力の解除、月影さんは変身解除の時点で負け、それじゃあ始めましょう!」

「そう言えば、何でお前一人称が変わってんだ?確か昨日は自分のこと『マ──」

「それじゃ!始めです!!」

「話を逸らしやがって…」

 

それを聞くとマキの周りには炎が、ワタルはスマッシュスチームガンにフィクススパナボトルを装填する。

 

『fix spanner!』

 

「異能力『朧火』!」

「再生」

 

『spanner in fix all clear!』

 

フィクスに変身するワタルと、異能力を発動し黒炎を纏うマキ。

 

「さあ、殺り合おうじゃねえか!チビマキ!!」

「何であだ名がレベルアップしてるんですか!?黒焔幻葬!!」

 

ワタルはマキが出した黒炎に包まれる。そしてワタルは不思議な景色が見えた。

 

「これは…」

「朧火には3種の炎があります。その内の1つが幻影、触れた人は私がイメージした幻影を見るのです、今まで私に酷いことを言った罰なのです!!」

「はぁ、仕方ない」

 

ワタルはスマッシュスチームガンについている摘み手を捻る。

 

『buff mode』

『フルボトル!』

 

ラビットフルボトルをそのままスチームガンに装填すると、銃口を上へと向けた。

 

「言っておくが、俺はお前に手の内を全て見せたつもりはねえぞ」

 

『スマッシュバフ!ラビット!

 

引き金を引くと赤色の弾丸が上空に昇っていき爆ぜた。それが赤色の粒子に変わり、ワタルに振り注いだ。

 

「何で黒炎が効いてないんですか!?」

「俺の装甲には精神干渉に対する強い耐性を持ってるんだよ。まあ、余りにも強い精神干渉には勝てないけどな、そしてこうするッ!!」

 

そう言い、ワタルは黒炎の範囲外である上空へと飛び上がる。

 

 

「何ですかそれ!?」

「この銃な俺が指定した人物、物にバフを掛けられるんだよ、デバフは無理だけどな、例えばこんな風に」

 

『フルボトル!スマッシュバフ!タカ!

 

銃を撃つと、オレンジ色の粒子がワタルを纏い始める。そして粒子はワタルの背中に集まり、鷹の翼へと変化した。

 

 

「今度は翼!?」

「さあ、今度はこっちの番だ」

 

『battle mode』

 

「っ!青焔蒼天!!」

 

マキも負けじと、青炎の翼を出現させるとワタル方へと飛んでいく。

 

『フルボトル!』

 

「そう言えば、nacitaでやってくれたことへの仕返しがまだだったな?」

「まさかッ!!」

 

『スマッシュアタック!ライト!

 

その音声と共にマキの目は閃光弾と同等な光に埋め尽くされる。

 

「あがっ…」

「これでゲームセットだ」

 

そう言い、ワタルはマキの頭にチョップをすると、そのまま倒れていった。

 

 

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ワタルside

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで、黒神マキは?」

「おう、黒神は医務室で寝てるよ」

 

自分は決闘が終わった後、比嘉俊彦と面談を行っていた。

 

 

「これでも手加減してくれたんだろ?黒神に」

「⋯⋯まあ、黒神マキを止める方法は幾らでもありましたけど、やったら怪我じゃ済まないなと思ったのでやりませんでしたけど」

 

自分は冷蔵庫のフルボトルを手に持ち、見つめながら言った。黒神マキは自分の炎が扱えるのは冷気へと耐性を失っていると言っていた。ならこのボトルを使えば、直ぐ様動きを止める事ができる。

 

「そういえばその銃については聞いてたけど、その小瓶は何なんだ?」

「これっすか?俺も詳しくは知らないっすけど、フルボトルって言うらしいです」

「フルボトル?見せてもらってもいいか?」

「ええ、良いですけど」

 

自分はラビットフルボトルを取り出し、比嘉俊彦へと渡す。

 

 

「これが、フルボトルか?描かれてるのは兎か?」

「ええ、他にも先刻使った鷹、電球、忍者、消防車とか、色々あります」

「他にもあるのか?」

「はい、大体は俺が持ってるのは16本です」

「っていうか、急に協力的になったな?」

「自分は別に黒神マキが苦手なだけです、ただそれだけ」

「の割には手加減したのか?おかしな奴だよ、そうだ何て呼べば良い?」

「好きに呼べば良いんじゃないんですか?」

「じゃ、ツキって呼ばせてもらうよ。なあツキ、お前本当に殲滅部隊に入らねえのか?待遇はいいぞ?」

「⋯⋯すみません。俺は探してる奴がいる、せめてそいつを見つけ出すまではアンタ達とは協力できない」

「そうか…」

「でも、依頼という形なら協力できる…それならどうですか?」

 

比嘉俊彦はワタルにラビットフルボトルを返すと、言った。

 

「わかった、うちの隊長に話してみるよ」

「連絡先交換はした方がいいのか?」

「おう」

 

ワタルは比嘉俊彦と連絡先を交換すると、受け取ったフルボトルを懐にしまって言った。

 

「そう言えば、今って何時っすか?そろそろ帰ろうと思うんすけど」

「今はお昼だけど、うちの食堂で食べてくか?」

「いや、帰らせてもらいます。家でマスターも待ってるんで」

「了解、アンタの家まで送るよ」

「お願いします」

 

 

 

 

 

 

そして、ワタルは比嘉俊彦にnacitaへと送ってもらい、帰ることが出来たのだった。

 

ワタルside─終了─

_______________________

 

 

 

 

 

 

 

 

「ようやく、帰ってこれた」

 

ワタルはnacitaの入り口の扉に手を掛ける。そして扉を開ける、

 

 

「ただいま、マスター」

「お!やっと帰ってきた。遅かったじゃねえの?まあいいや、おかえり」

「本当に色々あってな、疲れたから飯作ってくれマスター」

「よし、美味いコーヒーも淹れてやろうじゃねえの!」

「それは辞めて」

 

そのまま、ワタルはnacitaのカウンターでマスターの料理が出来るまでと眠ってしまうのだった。

 

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