「特異物対策室」   作:大2000

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封鎖された研究所の外で

 車の中での会話

「俺は、あの研究所は封鎖を完了と聞いているが?」

「実は、最近警備員の報告書がおかしいと対策室宛に相談されまして」

 

 

「政府からじゃなくてかい?」

「内容として、内部告発に近いです」

「これは、私の一存ですので拒否しても…」

「資料は観た。表裏どちらも」

 

 

研究所周辺住民は早急な一時避難を強いられた。

後に、政府主導の合同チームが設立

研究所への厳重な封鎖は、順調に行われた。

政府は、研究所の地上階に複合カメラで監視網を構築して第一次安全宣言と事件詳細を発表

この件はガス兵器を製造での事故として公表された。

その時の発表は、非認可研究所で研究中のガスが漏れ

新人警備員が命からがら脱出から発覚

マスコミは、若者の英断と正義の告発として群がった。  

表向きの情報は、直ぐに忘れられた。

 

手のタブレットには、もう一つの報告書が存在していた。

同時に、地下ブロックに特異物が存在する可能性が報告される。

地下ブロックの監視網と存安全システムを再起動

地下への扉の溶接を実行

重要容疑者の救出作戦を立案

Bプランで殲滅作戦を実行中

「遅いなこれじゃ一時しのぎにもならん」

白衣の男が汚れも気にしないで走る

燃え滾る闘争本能で笑みを浮かべながら

大破した車を後にする男

車体を見ると巨大な手形が車を破壊していた。

走る男を見張る影が複数それを見守っていた。

 

同時刻中央監視所での会話

「先輩、予定の救出作戦は来月ですか?」

「実は、今朝に地下ブロックの実態が不明点が大きいと報告を受けた」

「え?じゃ救出作戦延長ですか?」

先輩は、難しい顔して話す

「どうもな~上連中が強行しようとしているらしい」

その反応に疑問を私は、持った為に質問した。

「でも地下のカメラもセンサー類も全部グリーン基準だったじゃないですか?」

彼は、私の疑問に対して震えて顔をこわばらせて言う。

「此処もだが、本当に安全に封鎖は完了したのか?」

「我慢できずに謎の影ついて、問い合わせしたんだ」

「上の連中は、全くの沈黙を貫いている」

「なぁ変じゃないか?」 その言葉の意味が私には、意味が解らなかった。

「先輩!!何を言ってるんですか!」

「影なんて」

「私は、気にしていません」

「これは、只のノイズです!!」

 

思わず叫んだ 同時に同僚も悲鳴のような声で

「俺たちが観ている地下室の映像の影みたいなヤツは、今もコッチを見つめ返してきてるんだぞ!」

 

同僚の事は、ストレスから来るものだと思った。

だからズバリ言わなければいけない

「そもそも地下の監視カメラは、元々研究所稼働時の物です!」

「地下ブロックはメンテナンスをしていません!ノイズ可能性が強いじゃないですか!!」

 

突如して、監視室ドアがノックされる。

「今日って訪問者の予定っていましたっけ?」

「無いはずだ。査察も明日の朝からだ」

 

二人に恐怖と緊張が走る。

そして、ドアが開かれる。

 

ジャージに白衣の男性が立っていた。

「突然すいません」

「特異物対策室の者です」

 

その言葉に同僚は、驚く声を上げる。

「あの視察は、明日のはずでは?」

 

「明日?」

「予定通り今日ですよ」

その言葉で二人の思考は止まりかけた。

 

彼は、あっ声を上げると監視モニター前まで近くに歩く

止めるのが規則だが、謎の緊張感で身体が動かない

 

彼は、モニターに写る何かに好戦的な笑みで宣戦布告をする。

「あまり人間を甘く見てると狩るぞ」

 

次の瞬間、地下ブロックの十台のカメラが機能停止する。

突如、次々と予備も含めてカメラが百台全て勝手に起動する。

さっきと違い身体が完全に動かない

胸が苦しい、目で先輩の様子を見ると同じようだ。

1つのモニターを複製したように巨大に写る。

モニターが写すのは、人影に変わる。

 

それは、観たくなくても私にも見えてしまった。

私には、それが無邪気に笑いこちらを見つめるように感じた。

 

ヤツも、研究所の地下深くで鏡に映る監視所の中を見ていた。

 

 

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