ダンまち世界に闇の福音に転生して人類を導くのは間違っているだろうか   作:魔法少女(偽)

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黒竜討伐中止

 

ワタシがこの世界に転生したのが四千年前

そして神が地上に降臨してからはや千年

大精霊という種族に転生し神と同じでほぼ寿命がないので時代が移りゆくのは早かった

 

長い年月の中で多くの親しくなった人や同じファミリアの眷属達、敵対した者達を見送ってきた

 

これまでヘスティアが千年前から降臨したこともあって未来(原作)におけるヘスティア・ファミリアの零細で後ろ盾のない状態を無くすためにヘスティアが下界に降りてきてきてファミリア創設時からメンバー集めをするために孤児や訳ありの子達を引き取ったりもした。

ワタシがいることによって本来はいないはずの人物たちを直接スカウトしたりもした。

眷属になった子達をすぐに死なせないように前世で学んだ武術や体の使い方や武器の扱いにモンスターとの戦い方など様々な事を教えてからしか迷宮探索には行かせなかった

戦えない眷属には農業に鍛冶、屋台などの道を示したりもした

 

そうしてオラリオにおいて最大派閥とも呼ばれるようになっているし後ろ盾が必要にならないほど立場も確立できた

 

なのに_________

 

「……おい、もう一度言ってみろロイマン」

 

「で、ですから此度のゼウス・ファミリアとヘラ・ファミリアの【黒竜討伐】にヘスティア・ファミリアの第一級冒険者も参加していただき「断わる」た…な、何故ですか!」

 

「両ファミリアの実力では黒竜を倒すことは出来ん。そんな負け戦にワタシの弟子たちを行かせる訳には行かん」

 

「三大クエストのリヴァイアサンとベヒーモスを倒した二大派閥でも無理だと?それに神ウラノスからの要請で眷属を招集しているのに断るのですか?」

 

「くどいぞ。リヴァイアサンもベヒーモスもどちらも辛勝だろう?決定打もないのにどうやって勝つと言うんだ?答えてみろ、ロイマン」

 

「ゼウス・ファミリアには【英傑】、ヘラ・ファミリアには【女帝】がいる!他にも高レベルの第一級冒険者達がいるのにどこに負ける要素があるというんだ!」

 

「……貴様は本当に愚かだな。ヘラ・ファミリアのリヴァイアサン討伐の決めては【静寂】の超長文詠唱の魔法でそれまでに決めてはなかった。ゼウス・ファミリアのベヒーモス討伐も【暴食】のスキルの効果によってトドメを刺せた。こちらも決め手に欠いていただろ?そして両名とも持病と猛毒によって黒竜討伐には不参加だ。決め手になる手段を欠いているのに勝てると思っているなら愚の骨頂。これ以上話すことはない」

 

「ぬぐっ…言わせておk『もうよいロイマン』神ウラノス!?」

 

『雪姫、いや雪と闇の大精霊セッカ・アタナシアよ。此度の黒竜討伐の勝率はどのくらいだ?』

 

「ウラノスか…その言い方をすると言うことはヘスティア・ファミリア団長ではなく大精霊としてのワタシの意見として受けとるぞ」

 

『そうだ』

 

「ならば断言してやる。仮にヘスティア・ファミリアの高レベル冒険者を連れて行っても勝率は0だ。運が良くてかすり傷程度だろうな」

 

「馬鹿な!?神々が降臨してから続く最強ファミリアの双璧を持ってしても勝率が0だと!?」

 

『……やはり、無理なのか』

 

「あぁ、無理だな。この件に関してはワタシは手出しをしない。人類が解決する事にワタシは手助けはするが介入はしない」

 

『ロイマン、ゼウス、ヘラの両ファミリアに通達をしろ。此度の討伐遠征を中止とすると』

 

「な、中止ですと!?両ファミリアに他のファミリア、市民にはどう説明するおつもりですか!」

 

「市民はギルド(お前達)で何とかしろ。他のファミリア共はワタシが対応してやる」

 

『あまり手荒な真似はするなよ。闇派閥が活発になる』

 

「何、奴らの言い方をするなら“英雄の作法”を教えてやる」

 

━━━━━━━━━━━━━━

 

「という訳でゼウスとヘラの所ともしかしたらロキやフレイアの所も来るかもしれんから来たらワタシを呼んでくれ」

 

ウラノスとロイマンとの話を終えてホームに戻り事の次第をヘスティアに報告したら

 

「ど──────ゆわけだい雪姫くん!ギルドに呼ばれて行ったと思ったらゼウスとヘラのファミリアの黒竜討伐の中止にしてくるなんて一体何があったんだ!」

 

ヘスティアがキレた

 

「なに、少し現実を教えてやっただけだ。それにワタシからしたらヒヨっ子の相手なんて片手間で出来るからな」

 

「そりゃ四千年も生きてるキミと他の子達を比べたらヒヨっ子同然だけど些か大人気ないんじゃないかい?」

 

「黒竜はそれだけ他の2体より強大な相手だ。奴らは少し焦り過ぎだ。三大クエストの二つを達成したから黒竜もいけると踏んだんだろうが甘すぎる」

 

「僕は下界のことを殆ど見てなかったから分からないけどそんなにヤバいのかい黒竜は?」

 

「そうだな、ヘスティアに分かりやすく言えば下級神が最高神に挑むようなものだな」

 

「うわぁ、それは無理だね。にしても雪姫くんなら何とかできるんじゃないのかい?」

 

「出来るぞ」

 

「そうだよね...って出来るの!?じゃあ何でやらないんだい?」

 

「ワタシは精霊だ。手助けはするが直接戦うことはしない。これは人類の問題だからな」

 

「人類の問題か……それで納得『出来るか!』誰だい!?」

 

「何だ、意外と早かったなゼウス・ファミリア共。ヘラ・ファミリアの女帝共は一緒じゃないのか」

 

「いない。それよりどう言うつもりだ?」

 

「ヘラ・ファミリアの連中も来たら教えてやる」

 

そう、英雄の作法をな

 

 

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