風の千雨   作:掃き捨て芥

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 ほぼ原作通りです。スミマセン。


第15話 タイムマシンのタイムリミット

「神楽坂明日菜 以下9名……そこにいるのはわかっています。大人しく出てきて私達に同行して下さい! 危害を加えるつもりもあなた方の不利益になるようなことをするつもりもありません。ただ 今回の事件の重要な参考人として事情を聞かせて欲しいだけです」

 

 ログハウスの前に現れた二人の内片方の女性……葛葉 刀子はそう言った。

 

「……って言ってるぜ? ああやって平和的に言ってきてんだ。出ていった方が

いいんじゃねぇか」

 

「いや……待て、今 少し思いついた事がある。やはりここは力ずくで切り抜け、兄貴の救出に向かおう」

 

 オコジョはあくまでネギ先生の救出を宣言する。

 

「世界を巻き込む事件だ。今 連れて行かれたら何時間何日 拘束されるかわからねぇぞ?

さらに万が一そのまま参考人としてまほーの国に連れて行かれでもしたらどうする?

開ける道も開けなくなるぜ」

 

「開ける道……?」

 

「何か策があるでござるなカモ殿」

 

「ちさめっちネットで調べて欲しいモンがある」

 

「ここじゃ無理だ。駅前の無線LAN接続エリアにでも行ければ……」

 

 私にはパソコンの知識とかそこまでないのだ。せいぜい学校の授業で習った程度だ。

 

「OKだそれでいい。よし……準備はいいか? 行くぜ嬢ちゃん達!!」

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 ログハウスの前に特大の雷が落ちた。恐らく神鳴流の雷鳴剣だろう。だがこっちがわざわざ敵の戦闘に突き合ってやる必要はない。私達はログハウス内に早乙女のアーティファクトで作った簡易ゴーレムを待機させ、時間を稼いだ。二人の魔法先生達は長瀬と桜咲に任せた。しかし、アーティファクトよりこいつのペン速の方がよっぽど異常だぜ。2分で三体かよ。

 

「おいっオコジョ!! 見ろ!! こんな林道に電話BOX!!」

 

「おおおっ!? ラッキー♪ そいつでネットに繋げるのか!?」

 

「ちと時間はかかるかもしれんがやってみる」

 

「OK 早速調べてくれ!! コトは一刻を争うかもしれねぇ。麻帆良大の『世界樹をこよなく

愛する会』のHP(ホームページ)だ」

 

 私は電話回線からネットを繋いでみようとする。

 

「む……来るアル!」

 

「お待ちなさい!!」

 

 現れたのは3人の少女とその使い魔……だろうか。黒い装束に仮面を被った人(?)が十数人だ。どこの魔界軍団だよ。

 

「てゆーか あんたウルスラの脱げ女!!!」

 

「脱げっ……!? ま まあいいでしょう……。大人しく同行してもらえるならよし。

あくまで抵抗するという事でしたら、この正義の味方高音・D・グッドマンが成敗させて

頂きます!!」

 

 何で泣いてんだ? まあいい、この程度なら私の風で蹴散らせる……けど、戦っていいのか? 私が、麻帆良の魔法生徒と?

 

「くーふぇ」

 

「うむ?」

 

 私が迷っている間に神楽坂は覚悟を決めたようだ。一気に接近してアーティファクトのハリセンを振るう。高音さんの纏っていた黒い衣(魔法で作ったものだろう)を紙切れのように破りさってしまった。そこに(クー)の拳が襲いかかる。

 

(神楽坂は魔法を無効化できるんだよな? なら戦闘はあいつに任せて私はネットの検索を優先させるか)

 

 相手の魔法生徒達が唱えた呪文で、水や炎が生まれてこちらを捕らえようとしてくる。だが前に出た神楽坂のハリセンで両方とも掻き消された。神楽坂はそのまま高音さんの影も全て吹き飛ばした。

 

「くっ。佐倉 愛衣(メイ)アーティファクト『オソウジダイスキ』」

 

 佐倉が自身のアーティファクトを顕現させ、こちらに振るう。彼女のアーティファクトは一定

範囲への即時武装解除だ。それを食らった早乙女達の服が脱げて下着姿になった。

 

「あ……ややたっ♡ やりました! お姉様―……え!?」

 

「ゴメン愛衣ちゃん。そーゆーの 私効かないみたい」

 

 そう言って神楽坂が前に出る。今気づいたがアーティファクトがハリセンから剣になっていた。

 その後、神楽坂の魔法無効化と古菲の接近戦(腹パン)を食らった彼女達は倒れた。

 

「いえ スミマセン。あの ホントにスミマセンー……えと あのー……佐倉愛衣さん。ネギ先生の居場所はー……」

 

 宮崎がアーティファクトを利用してネギ先生の居場所を聞きだしている。反則だよな、

あのアーティファクト。相手の心が読めるんだから。それはそうとネットの検索だ。

 

「なるほど確かにこの数値は……でもよ小動物」

 

「本当にこれで行けるのですか?」

 

 私の言葉を綾瀬が引き継ぐ。

 

「……と 信じたい。しかし 思ったより時間がねぇ……もう何時間もないかもだな。急いで兄貴を助けよう!」

 

 私達は宮崎のおかげで判明したネギ先生の居場所に急行するのだった。

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 見張りをしていたガンドルフィーニ先生と瀬流彦先生を眠らせて(神楽坂と古の連携はマジ

パネェ)地下への通路を探る。

 

「ハァッハァッ。お おいっほ……本屋! ホントにこっちでいいのか?」

 

 私達は今長い螺旋階段を降りていた。ホントは風術で全員飛ばせればいいのだが、人数が人数だ。万が一操作を誤ったらと思うと、躊躇せざるをえなかった。

 

「ハ ハイー魔法な警備システムをかい潜るにはこの古い階段を降りるのが一番と……」

 

「もう40分はこの螺旋階段を降りてるぞ!? 階段が違うんじゃねーか?」

 

 文句を言いつつ階段を降りる。幻術でないのは魔法無効化を持つ神楽坂と私で確認してある。私も魔法行使の大元である精霊を操るので、幻術の類いは効きにくいのだが……。

 

「着いた。地下30階よ!!」

 

「姐さん時間がねぇ。急ぐぜ!!」

 

 その時、風の探査で私達以外の人間を察知した。

 

「ま……待って下さいアスナさん。何かイヤな予感が……」

 

「え? 何ゆえちゃん」

 

 綾瀬が神楽坂を呼び止めようとした時、それは起こった。神楽坂がもの凄いスピードで背後に吹き飛んだのだ。

 

「アスナさん!?」

 

 いや、だがこれは……私が風で感知している範囲では、神楽坂は吹き飛んでなどいない(・・・・・・・・・・・・・・)。つまり、これは……。私は先程、風で察知した人間(肉眼ではいない、見えない)に風の打撃を食らわせた。

 

「ぎゃっ」

 

 体が小さいので小学生とかその辺りだと思い、軽めの打撃にしておいたが、大丈夫だっただろうか? 風の打撃が当たった瞬間、私達を惑わしていた幻覚は全て消え去った。そこに残ったのは

矮躯をブルブルと震わせて立っている小学生くらいの女子だった。

 

「す……すいまひぇん……。パ……パパがオコジョになっちゃうから……どうしても何かお手伝いしっ……したくて……」

 

「殴るアルカ?」

 

「えーと……」

 

 古と神楽坂が会話しているが、私は既に「殴った後」なんだよな。罪悪感がすげー。

 

「しかし よく気づけたな、ちさめっち」

 

「私の操る精霊術は精霊の動きに敏感なんだよ。とくに風の精霊術はな。だから魔法の

幻術とかは簡単に察知できるんだ」

 

 肉眼で見てるものと、風で「観てる」もの、それが違うんだから簡単に分かるという

ものだ。

 そうしてトンネルのようになっている場所を走って進む。するとその先に居たのは。

 

「あっ。た……高畑先生!」

 

「……フ……行きなさいアスナ君。立場上 協力はできないでけど……10分ほど居眠りをしちゃう……なんてことは僕でもあるかもな。寝てないし」

 

「あ……ありがとうございますっ」

 

 高畑先生はどうやら私達の味方らしい。いや、私達というよりネギ先生の……かな。今はどうでもいい。ネットで調べた情報を元に動くだけだ。

 私達は更に先へと進んだ。

 

「見てあれ!」

 

「あーっ」

 

「ネギ!!」

 

「アスナさん!! みんな!!」

 

 私達はようやく、ネギ先生と合流できたのであった。

 

 

 

「あーー コラてめぇら」

 

「楽しい雰囲気の所 悪ぃが時間がねぇ。タカミチさんもしばらく目をつぶるって言ってくれた

だけだ」

 

 合流した皆とネギ先生が騒いでいる中、オコジョは冷静だな。あと綾瀬もか。

 

「そ そうだカモ君!! 急いで地上に戻って一週間前に戻らないと!!」

 

「いや 兄貴、残念だが地上じゃ今カシオペアは使えねえ。唯一の策がある。ここまで

降りて来てるのは好都合だ。このまま世界樹の深部へと潜る。準備はいいかみんな?」

 

 そうだ。私達は世界樹の深部へと行かなければならないのだ。私達は一斉に走り出した。

 

「みんながんばれ。もう少しだ」

 

「カ……カモ君! 聞いていい? 何で世界樹の根っこの中心部に向かってるの!?」

 

 私はノートパソコンを開くとネギ先生に見せた。

 

「これを見て下さいネギ先生。麻帆大『世界樹をこよなく愛する会』による学祭期間前後の世界樹発光量観察記録です。御苦労な事にこの60年以上の観察記録がHPにまとめてあります。これを見ると……」

 

 私の言葉をオコジョが引き継いだ。

 

「例年は学園祭が終わると世界樹の発光は終わっちまうが、記録に残っている‘82年 ‘60年 ’38年の大発光の年を見ると学園祭後7~8日間はわずかだが発光が続いている。今年も同様だ」

 

「……ということはつまり……」

 

「ああ!! 一週間後の今なら まだ魔力が残っている可能性がある。一番可能性が高いのが世界樹最深部だ! ただし グラフを見て分かる通りほぼ消えかけだ。まだ魔力が残ってるかは五分

五分……残ってるのに賭けて急ぐしかねぇって訳だ。」

 

「カ……カモさん!! 見て下さい!! 世界樹の根がぼんやりと……」

 

 おお。世界樹が光っている。まだ可能性はあるってこったな。

 

「当たりだぜ世界樹の魔力だ!! 兄貴!! カシオペアを!!」

 

「うん!! 動いてる!! 使えるよ!!」

 

 ネギ先生の持つ懐中時計――タイムマシン――はその針をチクタクと動かしていた。

良かった。これで望みが繋がった。

 

「……? カモ君オカシイよ。……! 時計が動いてない!!」

 

「ち ちょっと見て!! 世界樹の光が……消えてく……!」

 

 マズイ、魔力が消えてってるんだ。あの光を追わないと!

 

「オイッ。何固まってんだ!? 急いで……」

 

 ズシャッ!

 

 ズシン……と大きな音を響かせて登場したのは……巨大な竜、ドラゴンだった。なんでこんな所にこんな奴がいるんだよ!!

 

「み……みんな逃げて下さいーーっ」

 

 私達は一斉に逃げ出した。早乙女と宮崎はネギ先生の杖で一緒に飛んでいる。近衛は古が、綾瀬は神楽坂がかついでいる。

 

「さすがにこれは手に負えないネ」

 

「何でもいいから逃げろ 逃げろーーーーっ」

 

「って お!? ラッキー!! あのトカゲデカ過ぎてつっかえてやがるぜ!」

 

 そのオコジョの言葉通り、ドラゴンはその巨体が邪魔して通路を通る事が出来ないでいた。しかし……。

 

「げ」

 

「まずい」

 

 ドラゴンは口から火を漏れ出したかと思うと、大きく口を開けてブレスを吐いてきた。私とネギ先生は風を使って結界を張り、防御する。よし、これでドラゴンはもう怖くない。ネギ先生は仮契約(パクティオ―)カードで桜咲と交信している。そして桜咲が召喚された。後は長瀬が追いついてくるのを待つだけだ。

 

「出口!? 光に追いついたです」

 

「よぉし!!」

 

「みんなっあそこだ! あの中心部! 世界樹の魔力の最後の残り!」

 

「走れ走れ! あれが正真正銘ゴールだ」

 

 何とか走って中心部まで辿り着いた。一応身体強化などが出来ない宮崎らの背中を風で押してやっているが……みんな体力の限界だ。

 

「兄貴!! カシオペアは!?」

 

「イケるよ」

 

「よ よしっ もーいい。やれっ! いけっ! やっちまえ!!」

 

「楓さんがまだですっ」

 

 ネギ先生がそう言った時だ。長瀬が何とか追いついた。

 

「拙者ならここに」

 

 全員揃った。これで良し! …………ん? ネギ先生? どうした?

 

「兄貴っ!! 何ぐずぐずしてんだ!? 早く押せっ!!」

 

「……! みんな摑まって下さい!! いきます!!」

 

 ネギ先生が、時計のボタンを押した。

 

「みんな手え離すなよっ」

 

「わ あああ あ」

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

「ぷあッ。ど……どうなった!? 成功したのか!?」

 

「ぐ……」

 

「ネギ君大丈夫!?」

 

「げっ……」

 

「んな!?」

 

「ちょっ……バッ……」

 

「うわあああっ」

 

 私達は、空へ、投げ出されていた。

 

「な なな 何で空の上なのーーっ」

 

「知るかーっ」

 

「桜咲ッ、ネギ先生。大丈夫だ私に任せろ!」

 

 私は風を操ると全員を地面に軟着陸させた。全員を風で操るのは辛かったが何とか出来た。

 

「たッ……助かったー……」

 

「見ろッ。パレードだ」

 

「……ってことは、戻ったーーっ!!」

 

 私は持っていたノートパソコンをネットに繋ぐと、すぐに日時を確認した。

 

「間違いない最終日だ。時間は午前8時」

 

「一気に7日以上の時間跳躍ですか……」

 

「でも 何で空の上だったのよ!? 死ぬかと思ったわよ!!」

 

 長時間の跳躍をしたせいで空間座標がわずかにズレたのかもな。まあとくかく成功

だった訳だし今は良しとしよう。

 

「まあとにかくこれでようやく超りんに反撃ができるってもん……」

 

 その時ネギ先生が急に倒れた。

 

「ネギ先生!?」

 

「ちょっとネギ!?」

 

「ネギせんせー」

 

 

 

「ここなら学園祭中 誰も入ってこないと思いますー。図書関係のイベントは総て図書館島ですし、どのサークルも ここは使ってないですからー。あのー……ネギ先生は……」

 

 宮崎の説明を聞きながら、神楽坂がネギ先生をソファに寝かしつける。

 

「長距離(?)の時間跳躍で魔力を使い果たしちまったんだ。大丈夫半日も寝てれば回復するさ」

 

 ネギ先生はスミマセンとか謝っているが、ここまで時間跳躍させてくれただけでも大助かりなんだ。ゆっくり休んでくれ。

 

「まぁ とにかく最終日に戻ってこれたんだ。夕方まで時間もある。(チャオ) 鈴音(リンシェン)の計画を阻止する作戦を考えようぜ!! いいな!? みんな!!」

 

「おおっ!!」

 

「……って言っても……具体的にはどうすんのよ」

 

 そこでオコジョが情報を整理してくれた。超は今日の午後7時頃までに約2500体のロボと6体の巨大な生体兵器(?)で6箇所の「魔力溜まり」を占拠。直径3キロの巨大魔法陣を作り、全世界に対する「強制認識魔法」を発動させる。

 

「に……2500体……?」

 

「お……多いですね」

 

 ロボ軍団はかなりの強さだという事で、厄介だ。しかし、この情報から一つの防衛策が浮かび上がる。

 

「『拠点防衛』だ。この6箇所のうち一つでも守っていれば奴はこの大魔法を発動できない」

 

 但し、それはあくまで守りの作戦。戦力差を考えればいつまでも守っていられない。

攻めの作戦が必要だ。

 

「ゆえっち」

 

「ハイ。この全世界規模という巨大な強制認識魔法ですが、魔法陣を用いた儀式魔法である以上、発動には数十分の複雑な儀式と術者の呪文詠唱が必要です。少なくとも呪文詠唱だけは機械等では代用不可能。しかも巨大魔法である制約上術者は天井等の遮蔽物のないある程度開けた場所で儀式を行わなければならない。術者……恐らく超さんですが、術者は発動の少なくとも数十分前から

直径3キロの魔法陣上のどこかの屋外に姿を現すという事です」

 

 直径3キロのどこか……か、それなら私の風で位置を探査できるな。呪文を詠唱するには集中も必要だろうし……それを私の風で乱してやれば、上手くいく……か?

 

「つまりまとめると作戦はこうなる。俺達がどこか一箇所の魔力溜まりを死守している間は大魔法は発動しない。その隙に別働隊が何としても超 鈴音を探し出しこれを捕らえる。それで俺達の

勝ちだ。どうでい!?」

 

 オコジョの言葉に桜咲が答える。

 

「悪くない……というかそれしかないでしょうね」

 

「直径3キロの範囲から超を探し出すのは私の仕事だな。私の風なら直径10キロの球形をカバー出来る」

 

「まあ さすがの超も俺達が一週間後から戻ってきているとは思わねぇだろ。多分。その油断を

突くしか……」

 

「そうですね。じゃあ みんなよろしくお願いします。この作戦に世界の未来がかかってますから」

 

 ネギ先生のその言葉で、作戦会議は締めくくられた。

 

 




 ネギ先生の大胆な作戦がほぼカットです。何故ならチームメンバーに千雨がいるから。千雨は
3キロの範囲を完璧に網羅出来ます。なので千雨が一週間後に消えてしまった世界では防げなくても、千雨がいるこの世界では超の作戦は大元から瓦解しているのです。

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