シャーレの先生の秘書兼お手伝いさん   作:泰二哀

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『多元宇宙』
多元宇宙(マルチバース)の主なシナリオ科学者たちはいくつかの理論から多元宇宙の可能性を提唱している。インフレーション理論(泡宇宙): 宇宙の誕生直後に急激な膨張(インフレーション)が起き、その過程で次々と新しい「泡」のような宇宙が生まれ、それぞれが独立して膨張しているという説。量子力学の多世界解釈: コイントスの裏表のように、ある事象で「複数の結果」が起きる際、宇宙がその選択の数だけ枝分かれして並行して存在しているという説。そして世界にはメインユニバースという基盤となる世界がある。そこから離れた世界はその基盤の世界とは違った世界になっていく。人、性格、人格、話し方、交流、細かなところから少しづつ違いが生まれてくる。そしてアイは今、触れ合うはずの無い存在と交流を交わすのだった、、、


ゲーム開発部での異変〜後編〜

、、、どうしてこうなった、、、

 

僕はゲーム開発部にお邪魔していたら『マ○カのハンドルパーツが取り付けられたWiiリモコンっぽいもの』を拾った。良く分かんないし危なそうだからそっとしておこうとしたら才羽姉が考え無しにボタンを押しちゃって、急に光り始めて咄嗟に目を閉じた。少しして目を開けたらそこは、、、

 

「、、、どこ此処?」

 

そこは真っ暗な空間。前後ろの感覚さえつかないような場所だった。

 

「、、、お!君が495界線の僕かな?」

 

「え?あ、、、え?」

 

声がした方を見るとそこに立っていたのは、、、

 

「、、、僕?」

 

「初めましてだね。僕」

 

アイと瓜二つ、、、いや、同一の見た目をしたアイが歩み寄ってくる

 

「まあ色々と聞きたいこともあるだろうけどまずこれだけは言っておこうか。僕は君とは違う世界戦から来た。多分シロコさんから話は聞いているんじゃないかな?」

 

「シロコさん?、、、、、、あ」

 

彼が言うシロコ、、、おそらくそれは今こちらにいる『砂狼』を示しているのだろう

 

「もしかして『砂狼さん』のことですか?」

 

「、、、やはり君も別世界から来たシロコのことは名字呼びしてるんだね、、、。そうだよ、今君の世界にいるシロコは僕のもといた世界のシロコだ。」

 

砂狼さん曰くこのアイは先生を守り抜き、見るも無惨な亡骸になっていたとか、、、。では彼は死んでいるはずだ

 

「、、、失礼なことを聞きますがそちらの僕は死んだと聞いているのですが、、、」

 

「ん?あぁ、確かに死んだよ。それもグチャグチャにされた。」

 

グチャグチャ、、、この言葉が表す意味をアイは理解し、背筋が凍った

 

「そんな顔すんなよ。僕は君がそんな運命にならないようにここに来たんだからさ」

 

「、、、そういえばここはどこなんですか?」

 

「ここはあの世とこの世の境目。まあつまり死者との面会所みたいなものだよ。そしてそれを可能とするのがそのリモコン」

 

「、、、これですか?」

 

アイの手にはWIIリモコンっぽい物が握りしめられていた。

 

「それは僕らのオリジナル、、、メインユニバースの僕らが作った機械だよ。」

 

「オリジナル、、、メインユニバース、、、」

 

アイがいまだに状況を飲み込めずにいると、急に空間が歪み始める

 

「まじか、制限時間が短くなってる、、、少し無駄話が過ぎたようだな、、、今から大事なことをいくつか言うから絶対に覚えてろよ?」

 

「え?は、はい」

 

「まず君は今後三つの壁が待ち受けている。」

 

「三つの壁、、、」

 

「一つ目はデカグラマトンに続く大型任務。二つ目は生徒達による異変。最後の一つ、、、ゲマトリアと同等の敵対勢力との対峙だ。」

 

「、、、それってどういう、、、」

 

「すまない、あまり話しすぎると僕が消される可能性があるんだ。だから少しだけ濁して話すのが限界だ」

 

空間は段々と捻れ狭くなってくる

 

「くそ、これ以上は無理か、、、次に話せるのは第一の壁の時だ!それまでに絶対に死ぬんじゃないぞ!あとそのリモコン!絶対に大事に持っておけ!」

 

目の前にいるアイは段々と影が薄くなりそして闇の中に消えてしまった

 

「え?!ちょ!これどうやって戻ればいいんですか?!」

 

だんだんと空間が圧迫されていく中、アイはリモコンのボタンを押していく。そしてホームボタンを押した瞬間、

 

「わあ?!また光だした?!」

 

リモコンが光だし咄嗟に目を瞑る、、、そして目を開けるとそこは先ほどまでいたゲーム開発部の部室の中。

 

「、、、お兄、、、ちゃん?、、、お兄ちゃん!!」

 

涙でくしゃくしゃの顔でアリスがアイに抱きついてくる

 

「、、、アイ!!よかった。本当によかった、、、」

 

「アイ先輩大丈夫でしたか?!どこも悪く無いですか?!」

 

「あっ、、、よかった、、、」

 

モモイは膝から崩れ地面に座り込み、ミドリは涙目でアイに駆け寄り安否を確認してくる。ユヅはほっとしたようにロッカーから出てきてアイの姿を確認していた。

 

「心配を掛けてしまってすみません」

 

「謝らないでよ!!私が何も考えずにボタンを押しちゃったのが悪いんだもん!!ごめんねアイ、、、」

 

モモイが珍しくししおらしい態度だった。そんなモモイにアイは優しく微笑みかける

 

「、、、気にしてませんよ。それに僕も無事でしたし皆さんも何事もなかったんですから大丈夫ですよ」

 

「で、でも、、、」

 

「でもその代わりに、次の粉塵係は才羽姉さんですからね」

 

「、、、はは、何それ、、、わかった。次は私が粉塵係ね」

 

モモイの表情は泣き面から嬉しそうな微笑みへと変わる。

 

「お兄ちゃん、アリスも参加していいですか?」

 

「もちろん!みんなでやった方が楽しいからね」

 

「あ、あの、、、これなんて、、、どうですか、、、?」

 

ユヅがス○ブラのパッケージで顔を隠しながらアイの近くに歩み寄る

 

「お!いいですね!僕がカービィを使えば右に出る人なんていないんですよ?」

 

「ふふん!いい度胸だね!!私のガノンが火を吹くよ!!」

 

「モモイはしゃぎすぎ、、、でも私もヨッシーを使えば誰よりも強い」

 

「いいですね!!勇者アリスも参戦します!!」

 

「じゃ、じゃあ私はロボで、、、」

 

こうしてゲーム開発部で起きた謎の異変は幕を下ろした、、、しかしこれで終わりではない。むしろ始まりだった。ギヴォトスで唯一の男子高校生であるアイは立ち向かわなくてはならない。その三つの壁に、、、




『494界線のアイ』
口調はタメ口と敬語が混じっている。彼は大体の人を名前でさん付けで呼んでおり親密な関係の人にだけ呼び捨てしている。好みは495界線のアイとは多少は異なるもののほぼ同じ物が好きである。第3の壁で判断を見誤り死んでしまった。495という数字はメインユニバースから数えられた数字である。

*キャラクターは基本原作のままです


『筆者からのメッセージ』
『ゲーム開発部での異変〜後編〜』を呼んでくださりありがとうございます!お気に入りが増えてました!とても嬉しいです!『Viper777様』誤字報告ありとうございます!今回は少しSFっぽく仕上げてみました。初めての試みだったので不自然な場所もあるかもしれませんが温かい目で見守ってください。次回から『本編第一章』へ突入します。なるべくモチベーションを保ちつつ書いていきますので期間も開くかもしれませんがどうかご了承ください!
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